JP7152699B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、被設置面に取り付けられる照明装置に関する。
従来、天井等の被設置面に取り付けられる直付形の照明装置では、光源部、電源部および端子台等が一体的に配置された器具本体が被設置面に取り付けられ、この器具本体をカバーで覆う構成がある。天井から照明装置に引き込まれる電線は、端子台に接続されるが、例えばFケーブル等の場合には曲がりにくいため、照明装置の内部スペースを引き回すようにして端子台に接続されている。
このような照明装置では小形化の要求がある。しかし、照明装置を小形化すると、内部スペースが小さくなって電線の引き回しが難しくなり、施工性しにくくなるため、小形化への対応が難しい。
特開2018-32483号公報
本発明は、施工性がよく、小形化に対応できる照明装置を提供することである。
実施形態の照明装置は、取付部材、本体部、光源部、電源部および端子台を備える。取付部材は、取付板部、取付板部の中心軸上に設けられる配線孔、および取付板部の中心軸から所定の取付ピッチの位置に設けられる取付孔を有し、被設置面に取り付けられる。本体部は、取付部材に取り付けられる。光源部は、本体部に配置される。電源部は、被設置面に沿った横長の直方体状であり、少なくとも一部が中心軸上に位置するように本体部に配置され、光源部に電源を供給する。端子台は、取付部材の配線孔から本体部に引き込まれる電線が挿入される複数の電線挿入孔を有する接続面が設けられた端子台本体を備え、接続面の中央が取付部材の取付ピッチの位置よりも外側に位置するように電源部の長手方向の一端側で、かつ取付部材と電源部との間に位置するように電源部に取り付けられる。
実施形態の照明装置によれば、施工性がよく、小形化に対応することが期待できる。
一実施形態を示す照明装置の断面図である。 同上照明装置の斜視図である。 同上照明装置の本体部の側面図である。 同上照明装置の取付部材および本体部の斜視図である。 同上照明装置の取付部材および本体部の斜視図である。 同上照明装置の本体部の斜視図である。
以下、一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1および図2に示すように、照明装置10は、例えば天井面等の被設置面11に取り付けられる直付形照明装置である。さらに、照明装置10は、外部に設置される予備電源装置に電線12によって接続され、例えば停電時等に予備電源装置から外部電源(予備電源または非常電源)の供給を受けて点灯する非常用照明装置である。予備電源装置は、バッテリや自家発電装置等であり、複数の非常用照明装置に外部電源を供給可能とする。
そして、照明装置10は、被設置面11に取り付けられる取付部材15、この取付部材15に取り付けられる本体部16、およびこの本体部16を覆って取付部材15に取り付けられるカバー17等を備えている。照明装置10は仮想の中心軸18を有し、照明装置10の外観が中心軸18を中心とする円筒状に構成されている。なお、本実施形態では、中心軸18の一端側である被設置面11の方向を照明装置10の上側、中心軸18の他端側である被設置面11に対して反対側を照明装置10の下側として説明する。
図1ないし図5に示すように、取付部材15は、金属板によって一体に形成されている。取付部材15は、被設置面11に取り付けるための取付板部21、本体部16を取り付けるための本体取付部22、およびカバー17を取り付けるためのカバー取付部23を備えている。
取付板部21は、長手方向およびこの長手方向に交差する短手方向を有する略長方形に形成されている。取付板部21の中央には中心軸18の位置に電線12が挿通される配線孔24が設けられ、取付板部21の長手方向の両端側で中心軸18から所定の取付ピッチL1の位置に取付孔25,26が設けられている。配線孔24には、電線12を保護する環状の配線ブッシュ27が取り付けられている。一方の取付孔25は取付板部21の長手方向に長いだるま孔状に設けられ、他方の取付孔26は取付板部21の短手方向に長い長孔状に設けられている。
本体取付部22は、取付板部21の短手方向の両側中央位置から下方に折曲形成されている。本体取付部22の中央には、下端側に開口するとともに上下方向に沿って長い溝部28が設けられている。すなわち、溝部28は、取付部材15に取り付けられる本体部16の取付方向aに対向して開口形成されている。本体取付部22には、本体取付部22の外面側に突出する引掛り部29が設けられている。引掛り部29は、本体取付部22の溝部28の片側で本体取付部22の下端部から、本体取付部22の外面側でかつ上方に向けて略V字形に折曲されている。したがって、引掛り部29は、本体取付部22の外面側で、取付方向aへ向けて傾斜状に突設されている。また、両側の本体取付部22の溝部28は取付板部21の長手方向に対して同一位置に設けられ、一側の引掛り部29と他側の引掛り部29とは取付板部21の長手方向に対して溝部28を挟んで反対側となる位置に設けられている。すなわち、一側の引掛り部29は溝部28よりも取付板部21の長手方向の一端側に設けられ、他側の引掛り部29は溝部28よりも取付板部21の長手方向の他端側に設けられている。したがって、引掛り部29は、一対の本体取付部22の溝部28の片側でかつ溝部28を介して対称位置に設けられている。なお、引掛り部29は、一対の本体取付部22の溝部28の片側でかつ溝部28を介して少なくとも対称位置に設けられていればよく、一対の本体取付部22の溝部28の両側に設けられていてもよい。
カバー取付部23は、取付板部21の長手方向の両端中央位置から下方に折曲されている。カバー取付部23には、ねじ孔である取付孔23aが設けられている。
次に、図1ないし図6に示すように、本体部16は、本体部材である放熱板32、この放熱板32に取り付けられる光源ユニット33、この光源ユニット33に電源を供給する電源部34、および電線12を接続する端子台35等を備えている。
放熱板32は、金属板によって一体に形成されている。放熱板32は、光源取付部38、この光源取付部38の両側から上方へ向けて折曲された第1のアーム部39および第2のアーム部40を有している。したがって、放熱板32は、光源取付部38と第1のアーム部39と第2のアーム部40とによって断面略コ字形に形成されている。放熱板32の両側のアーム部39,40の先端側である上端側は、取付部材15の両側の本体取付部22の内側に配置される。これら各アーム部39,40の上端側には、互いに対向する同一位置にねじ孔である取付孔41がそれぞれ形成されている。各取付孔41には、本体部16(放熱板32)を取付部材15に固定するための固定部材としてのねじ42がそれぞれ各アーム部39,40の外側から螺着されている。ねじ42は、頭部42a、およびねじ山が螺旋状に形成されたねじ部42bを有している。ねじ部42bは各アーム部39,40の溝部28を挿通可能としている。本実施形態のねじ42は、指で回して締め付けたり緩める操作が可能な化粧ねじが用いられている。一方の第1のアーム部39の上端側の一側縁には側方に突出する突出部43が延設されている。突出部43には、上方に開口する挿通溝43aとこの挿通溝43aの両側の位置決め孔43bとが設けられている。
また、光源ユニット33は、光源部44である発光モジュール45、この発光モジュール45を電気接続状態で保持するソケット46、発光モジュール45に対向配置されるレンズ47、および本体部16の下面側を覆う化粧枠48等を有している。
発光モジュール45は、例えば、基板に実装された半導体発光素子(LED)を蛍光体層で封止したCOB(Chip on Board)モジュールによって構成されている。蛍光体層の表面が発光部45aとなる。なお、発光モジュール45には、表面実装形LEDを用いたり、有機EL等を用いてもよい。
ソケット46は、絶縁性を有する材料で環状に形成されたソケット本体49、およびこのソケット本体49内に配置された一対の端子等を有している。ソケット本体49の上面側に発光モジュール45が嵌め込まれ、ソケット本体49の中央開口に発光モジュール45の発光部45aが臨んでいる。そして、ソケット46は、放熱板32の光源取付部38の下面に対して、発光モジュール45を介在し、複数のねじ50で締め付け固定されている。したがって、ソケット46によって発光モジュール45が放熱板32に押し付けられて熱的に接続されている。ソケット46の端子は、発光モジュール45に接触して電気的に接続されるとともに、電源部34からの内部配線が挿入されて電気的に接続される。
レンズ47は、透明なガラスや樹脂等によって形成されている。レンズ47は、発光モジュール45の発光部45aに対向配置され、発光部45aから入射する光を所定の配光となるように制御する。
化粧枠48は、レンズ47を保持するレンズ保持枠として構成されている。化粧枠48は、円板状に形成され、中央にはレンズ47が突出する窓孔51が形成されている。化粧枠48の上面には、窓孔51の周辺にレンズ47を嵌め込んで保持するレンズ保持部52が設けられている。そして、化粧枠48は、放熱板32の光源取付部38の下面側に配置され、光源取付部38の上面側から挿通する複数のねじが螺着され、放熱板32に締め付け固定されている。この化粧枠48の取付状態で、レンズ47は化粧枠48とソケット46の間に挟み込まれて保持される。
また、電源部34は、電源回路53、およびこの電源回路53を収納する電源ケース54等を有している。電源部34は、横長の直方体状に形成されており、長手方向の中間部が放熱板32の両側のアーム部39,40間に配置されて固定されている。電源部34の長手方向の両端部は、放熱板32の少なくとも第2のアーム部40の両側縁よりも外側に突出されている。
電源回路53は、回路基板、およびこの回路基板に実装された複数の電子部品を有している。電源回路53は、予備電源装置から入力される例えば直流電源または交流電源等の外部電源を、発光モジュール45を点灯させるのに必要な所定の点灯電源に変換し、この点灯電源を発光モジュール45に供給する。電源部34と、発光モジュール45が電気的に接続されたソケット46とは、内部配線によって電気的に接続される。
電源ケース54は、電源回路53を収納する上面側を開口した箱状の電源ケース本体55、およびこの電源ケース本体55の上面を覆って取り付けられた電源カバー56を有している。電源カバー56の短手方向の両側縁には、放熱板32の両側のアーム部39,40の内側に沿って配置される取付片部57,58が上方に折曲されている。これら取付片部57,58がアーム部39,40に対してねじ59で固定されている。一側の取付片部57には、第1のアーム部39の突出部43の内側に沿って配置され、端子台35を取り付ける端子台取付部60が延設されている。端子台取付部60には、端子台35を固定するねじ61が挿通する挿通孔60a、およびこの挿通孔60aの両側で端子台35を位置決めする位置決め孔60bが設けられている。電源カバー56の挿通孔60aおよび位置決め孔60bと放熱板32の挿通溝43aおよび位置決め孔43bとが同軸上に対向するように配置されている。
また、端子台35は、端子台本体63、およびこの端子台本体63内に収納された端子を有している。
端子台本体63は、例えば樹脂等の絶縁材料によって四角形箱状に形成されている。端子台本体63の一面が電線12を接続する接続面64、反対の他面が電源部34に取り付けられる取付面65として構成されている。端子台本体63の接続面64には、電線12が挿入される複数の電線挿入孔66が設けられている。電線挿入孔66には、電源入力用に2つ、送り配線用に2つの合計4つが含まれる。電線挿入孔66は、接続面64の中央部(中心部)sを通る中心線s1を中心として対称位置に配置され、例えば上側の2つが電源入力用、下側の2つが送り配線用として構成されている。また、端子台本体63の取付面65には、電源カバー56の一対の位置決め孔60bおよび放熱板32の一対の位置決め孔43bに挿入されて位置決めする位置決め突起が突設されているとともに、電源カバー56の挿通孔60aを挿通したねじ61が螺着される取付孔が設けられている。端子台35は、電源カバー56の端子台取付部60に取り付けられ、電源部34の上面側で短手方向の一側に配置されている。なお、ねじ61の頭部は放熱板32の挿通溝43aに配置される。そして、電源部34の上面側で短手方向の一側に配置される端子台35の電線挿入孔66は、電源部34の短手方向の他側に向けられる。したがって、端子台35の電線挿入孔66に対する電線12の挿入方向は、中心軸18に交差する方向であって、電源部34の短手方向の他側から一側へ向けた方向である。
端子台本体63内に収納される端子は、各電線挿入孔66の内側に配置され、各電線挿入孔66に挿入される電線12に電気的に接続される。そして、端子台35の端子は、内部配線によって電源部34の電源回路53に電気的に接続されている。
そして、予備電源装置と照明装置10とを接続する電線12は、例えば2mmの単線の導線を耐火性のある被覆材で被覆した耐火ケーブルが用いられている。この耐火ケーブルは、硬く、小半径に曲がりにくい特性を有している。
このような電線12を、照明装置10の内部スペースを引き回して端子台35に接続可能とするために、照明装置10内での端子台35の位置が設定されている。すなわち、端子台35は、図1に示すように、端子台本体63の接続面64の中央部(中心部)sであって電線挿入孔66の軸方向前方(接続面64の前方)から見て中央部(中心部)sを通る中心線s1が、中心軸18からの取付孔26の取付ピッチL1の位置よりも外側となる距離L2に位置するように、本体部16(電源部34)に配置されている。さらに、端子台35は、端子台本体63の一部が取付部材15の取付ピッチL1の位置よりも内側に位置するように本体部16に配置されている。さらに、取付部材15の取付板部21とこの取付板部21に対向する端子台35の面との対向方向の離間距離L3が、その対向方向に沿った端子台35の長さL4よりも小さい関係にある。離間距離L3は、14mm以下が好ましい。さらに、取付部材15の取付板部21とこの取付板部21に対向する端子台35の面に対して反対側の面との間の距離L5は、中心軸18と端子台35の接続面64の中央部sとの間の距離L2よりも小さい関係にある。そして、この端子台35の位置では、端子台35の電線挿入孔66の軸方向前方には、放熱板32(第2のアーム部40)および本体取付部22が配置されず、開放されている。
次に、図1および図2に示すように、カバー17は、上面側が開口された有底の円筒状に形成されている。カバー17の下面中央には、レンズ47が突出する窓孔69が形成されている。カバー17の周面上部側には、周方向の対称位置に一対の挿通孔70が設けられているとともに、一方の挿通孔70の側部にカバー17の内方に突出する位置決め突部71が突設されている。位置決め突部71が取付部材15のカバー取付部23の側縁に当接した状態で挿通孔70がカバー取付部23の取付孔23aと同軸に配置されるように位置決めされる。そして、挿通孔70を挿通してカバー取付部23の取付孔23aに螺着されるねじ72により、カバー17が取付部材15に取り付けられる。カバー17の取付状態では、カバー17の上端部は、取付部材15の取付板部21よりも下方に位置し、被設置面11との間に通気用の隙間73が設けられる。
次に、照明装置10の設置について説明する。
被設置面11から引き出されている電線12を取付部材15の配線孔24に通し、取付部材15の取付孔25,26を通じてねじで取り付ける。このとき、取付部材15は本体部16と分離されており、取付部材15のみを容易に設置できる。
電線12の先端の被覆材を除去して導線を露出させ、この電線12の先端を本体部16の端子台35の電線挿入孔66に挿入して接続する。このとき、本体部16は、取付部材15と分離されているため、端子台35の接続面64の前方域が大きく開放されており、電線挿入孔66に対する電線12の挿入接続操作を容易に行うことができる。
続いて、本体部16を取付部材15に取り付ける。このとき、本体部16の放熱板32の各アーム部39,40にそれぞれ螺着されているねじ42は、ねじ42の頭部42aが各アーム部39,40の外面から離れ、ねじ42の頭部42aと各アーム部39,40の外面との間にねじ部42bが露出するように、各アーム部39,40に対して所定の螺着位置よりも緩めた状態とする。
本体部16を取付部材15に取り付けるには、まず、各アーム部39,40の上端を取付部材15の各本体取付部22の内側間に嵌め込み、各ねじ42のねじ部42bを各本体取付部22の溝部28に進入させる。このとき、所定の螺着位置よりも緩められているねじ42の頭部42aは、引掛り部29の外側を通過して上方に移動する。なお、ねじ42の緩め方が足りなかった場合、ねじ42の頭部42aが引掛り部29に当接するが、引掛り部29は取付方向aへ向けて傾斜状に設けられているため、ねじ42の頭部42aが引掛り部29を乗り越えて上方に移動しやすい。
なお、ねじ42の所定の螺着位置とは、一対のねじ42の頭部42a間の間隔が一対の本体取付部22の引掛り部29の間隔と同じとなる位置である。そのため、ねじ42が所定の螺着位置よりも緩められた状態とは、一対のねじ42の頭部42a間の間隔が一対の本体取付部22の引掛り部29の間隔よりも広い状態である。また、ねじ42が所定の螺着位置よりも締め付けられた状態とは、一対のねじ42の頭部42a間の間隔が一対の本体取付部22の引掛り部29の間隔よりも狭い状態である。ねじ42が所定の螺着位置よりも締め付けられた状態には、ねじ42が強く締め付けられ、ねじ42の頭部42aとアーム部39,40との間で取付部材15の本体取付部22を挟み込んで保持している状態、およびねじ42が少し緩められている状態が含まれる。
本体部16を取付部材15に取り付ける際、被設置面11から引き出されている電線12の余分な長さ分を取付部材15の配線孔24を通じて被設置面11の内側に戻しながら、配線孔24と端子台35との間の電線12を取付部材15と本体部16との間のスペースに収まるように引き回しながら配置する。
このとき、端子台35は、接続面64の中央が取付部材15の取付ピッチL1の位置よりも外側に位置するように本体部16に配置され、すなわち、電線12が挿通される取付部材15の配線孔24から端子台35をできるだけ離していることにより、端子台35に接続された電線12が取付部材15と本体部16との間に収まるように容易に引き回すことができ、施工性がよい。
そして、例えば各ねじ42のねじ部42bが取付部材15の各本体取付部22の溝部28の上縁に当たるまで本体部16を取付部材15に対して押し上げた状態で、各ねじ42を締め付け操作し、各ねじ42の頭部42aと各アーム部39,40との間で取付部材15の各本体取付部22を挟み込んで保持し、本体部16を取付部材15に固定する。
このように、本体部16の取り付けは、各ねじ42を各アーム部39,40に螺着した状態で本体部16を取付部材15に組み付け、各ねじ42を締め付ければよいため、施工性がよい。
また、施工中において、ねじ42の締め付けが弱かったり、締め付けたねじ42に手などが当たってねじ42が緩むなどした場合、本体部16が自重や電線12の弾性で取付部材15に対して下降するおそれがある。仮に、本体部16が取付部材15に対して下降したとしても、ねじ42の頭部42aが取付部材15の引掛り部29に引っ掛かり、本体部16の脱落が防止される。なお、施工後においても、本体部16の脱落が防止される。
したがって、取付部材15の引掛り部29は、溝部28にねじ部42bが進入したねじ42の頭部42aが当接可能でかつ当接により取付方向aに対して反対方向に移動するのを規制する。すなわち、取付部材15の引掛り部29は、ねじ42が本体部16に対して所定の螺着位置よりも緩められた状態で頭部42aが取付方向aに通過可能とするとともに、ねじ42が所定の螺着位置よりも締め付けられた状態で頭部42aの取付方向aに対して反対側が当接可能とする。
また、本体部16を取付部材15に取り付けた状態において、端子台35の電線挿入孔66の軸方向前方には、放熱板32および本体取付部22が配置されず、開放されている。そのため、本体部16を取付部材15に取り付けた後に端子台35に接続された電線12の配置の微調整などがやりやすい。
続いて、本体部16を覆うようにカバー17を下方から被せ、ねじ72でカバー17を取付部材15のカバー取付部23に取り付ける。これにより、照明装置10の設置が完了する。
そして、予備電源装置からの外部電源が電線12を通じて照明装置10の電源部34に供給されると、電源部34が外部電源を所定の点灯電源に変換して発光モジュール45に供給する。点灯電源が供給された発光モジュール45が点灯し、その光がレンズ47を通じて照明空間に照射される。
点灯時に発光モジュール45が発生する熱は、放熱板32に伝達され、さらに、放熱板32から取付部材15およびカバー17に伝達され、これらから空気中に放熱される。また、被設置面11とカバー17との間の隙間73が設けられているため、カバー17の内外での通気が効率的に可能となっており、放熱板32で暖められたカバー17内の空気が効率よく排気され、放熱性能を確保することができる。
以上のように、本実施形態の照明装置10では、施工時において、ねじ42を本体部16に設けた状態で本体部16を取付部材15に組み付けることが可能で、施工性を向上でき、しかも、取付部材15の引掛り部29は、溝部28に進入したねじ42が取付方向aに対して反対方向に移動するのを規制することにより、本体部16が取付部材15から脱落するのを防止できる。
すなわち、本実施形態の照明装置10では、施工時において、ねじ42を本体部16に螺着した状態で本体部16を取付部材15に組み付けることが可能で、施工性を向上でき、しかも、取付部材15の引掛り部29は、溝部28にねじ部42bが進入したねじ42の頭部42aが当接可能でかつ当接により取付方向aに対して反対方向に移動するのを規制することにより、本体部16が取付部材15から脱落するのを防止できる。
さらに、引掛り部29は、ねじ42が本体部16に対して所定の螺着位置よりも緩められた状態で頭部42aが取付方向aに通過可能とするとともに、ねじ42が所定の螺着位置よりも締め付けられた状態で頭部42aの取付方向aに対して反対側が当接可能とするため、溝部28にねじ部42bが進入したねじ42の頭部42aが当接可能でかつ当接により取付方向aに対して反対方向に移動するのを規制することができる。
さらに、引掛り部29は、一対の本体取付部22の溝部28の片側でかつ溝部28を介して対称位置に設けられているため、一対のねじ42のどちらかが引掛り部29に引っ掛かり、本体部16が取付部材15から脱落するのを確実に防止でき、しかも、溝部28の両側に設ける場合に比べて部品コストを低減できる。
また、引掛り部29は、取付部材15に一体に形成されているため、構造が簡単で部品点数を少なくできる。
なお、引掛り部29は、本体取付部22に対して略L字状に折曲して突出させたり、本体取付部22からダボ状に突出させてもよい。あるいは、引掛り部29は、例えば板ばねなどの別部品で構成してもよい。
また、本実施形態の照明装置10では、接続面64の中央が取付部材15の取付ピッチL1の位置よりも外側に位置するように、端子台35が本体部16に配置されることにより、照明装置10の小形化によって取付部材15と本体部16との間のスペースが小さくても、取付部材15の配線孔24から本体部16に引き込まれた電線12が端子台35の接続面64の電線挿入孔66に挿入されるように、取付部材15と本体部16との間での電線12の引き回しが容易に行え、施工性がよく、小形化に対応できる。
さらに、端子台35は、端子台本体63の一部が取付部材15の取付ピッチL1の位置よりも内側に位置するように本体部16に配置されていることにより、電線12の引き回しを容易としながら、照明装置10を小形化できる。
さらに、取付部材15の取付板部21とこの取付板部21に対向する端子台35の面との対向方向の離間距離L3が、その対向方向に沿った端子台35の長さL4よりも小さい関係にあることにより、取付部材15と本体部16との間での電線12の引き回しが可能な範囲内で、取付板部21と本体部16とを近付け、照明装置10を小形化(薄形化)できる。しかも、離間距離L3は14mm以下であることにより、照明装置10を小形化(薄形化)できる。
さらに、取付部材15の取付板部21とこの取付板部21に対向する端子台35の面に対して反対側の面との間の距離L5は、中心軸18と端子台35の接続面64の中央部sとの間の距離L2よりも小さい関係にあることにより、取付部材15と本体部16との間での電線12の引き回しが可能な範囲内で、取付板部21と本体部16とを近付け、照明装置10を小形化(薄形化)できる。
なお、本実施形態のように電線12に曲がりにくい耐火ケーブルを用いる構成では、取付部材15と本体部16との間での電線12の引き回しを考慮すると、取付部材15の配線孔24および取付孔25,26が設けられる面である取付板部21の下面とこの面に対向する端子台35の面である上面との間の距離は14mm程度が好ましい。
また、端子台35の電線挿入孔66の軸方向前方が取付部材15の配線孔24の方向に対向するように、電源部34の端部に配置してもよい。この場合にも、端子台35の接続面64の中央が取付部材15の取付ピッチの位置よりも外側に位置すればよい。
なお、固定部材としては、ねじ42に限らず、径大な頭部を有するピンや、板ばねなどを用いてもよく、これらの場合にもねじ42と同様の作用効果を得られる。
なお、本実施形態の照明装置10の構成は、非常用照明装置に限らず、一般照明用の照明装置にも適用できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 照明装置
11 被設置面
12 電線
15 取付部材
16 本体部
18 中心軸
21 取付板部
24 配線孔
25,26 取付孔
34 電源部
35 端子台
44 光源部
63 端子台本体
64 接続面
66 電線挿入孔

Claims (4)

  1. 取付板部、この取付板部の中心軸上に設けられる配線孔、および前記取付板部の前記中心軸から所定の取付ピッチの位置に設けられる取付孔を有し、被設置面に取り付けられる取付部材と;
    前記取付部材に取り付けられる本体部と;
    前記本体部に配置される光源部と;
    前記被設置面に沿った横長の直方体状であり、少なくとも一部が前記中心軸上に位置するように 前記本体部に配置され、前記光源部に電源を供給する電源部と;
    前記取付部材の前記配線孔から前記本体部に引き込まれる電線が挿入される複数の電線挿入孔を有する接続面が設けられた端子台本体を備え、前記接続面の中央が前記取付部材の前記取付ピッチの位置よりも外側に位置するように前記電源部の長手方向の一端側で、かつ前記取付部材と前記電源部との間に位置するように前記電源部に取り付けられる端子台と;
    を具備することを特徴とする照明装置。
  2. 前記端子台は、前記端子台本体の一部が前記取付部材の前記取付ピッチの位置よりも内側に位置するように前記本体部に配置されることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記取付部材の前記取付板部と前記取付板部に対向する前記端子台の面との対向方向の離間距離が、前記対向方向に沿った前記端子台の長さよりも小さいことを特徴とする請求項1または2記載の照明装置
  4. 前記取付部材の前記取付板部と前記取付板部に対向する前記端子台の面に対して反対側の面との間の距離は、前記中心軸と前記端子台の前記接続面の中央との間の距離よりも小さいことを特徴とする請求項1ないしいずれか一記載の照明装置。
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