JPH044815A - シイタケ栽培方法 - Google Patents

シイタケ栽培方法

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JPH044815A
JPH044815A JP2114440A JP11444090A JPH044815A JP H044815 A JPH044815 A JP H044815A JP 2114440 A JP2114440 A JP 2114440A JP 11444090 A JP11444090 A JP 11444090A JP H044815 A JPH044815 A JP H044815A
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JP
Japan
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shiitake
artificial medium
waterproof film
medium
synthetic resin
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Pending
Application number
JP2114440A
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English (en)
Inventor
Daisuke Higuchi
大介 樋口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はシイタケの人工栽培方法に関するもので、更に
詳しくはおが屑等の人工培地を、その表面に防水皮膜を
施した紙または布によって包装することで、培地の乾燥
やカビ、外歯を防ぎ、形状の良好なシイタケを発芽させ
る栽培方法に関するものである。
〈従来の技術〉 現在、シイタケおが屑人工栽培は、おが屑、添加剤およ
び栄養材等を攪拌混合し、ビン詰あるいは袋詰を行い、
殺菌(発酵)、冷却した後に、前記ビン又は袋から取り
出す。この場合取出された人工培地の表面を外気にさら
させながら発芽させる方法がある。
あるいは、人工培地を培養、熟成した後に、ビン又は袋
から取り出し、その表面を合成樹脂材によって被覆する
ことにより、人工の殻層を形成し、前記合成樹脂材内の
子実体が、この合成樹脂材より成る殻層を破り発芽させ
る方法がある。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし乍ら前記人工培地表面を外気にさらさせながら発
生させる方法は発生中に培地又はその表面上に形成され
た原基を乾燥させることによって死滅させることと成り
、そのために発芽率が低下する等の問題があり、又前記
人工培地の表面を外気にさらしている為カビ等の外歯に
よる汚染から培地を守る為の設備又は作業が非常に大変
である。
又人工培地表面を合成樹脂材によって被包する方法では
、その人工培地内の水分を保持することは可能ではある
が、時間の経過による熟成の進行によって、人工培地が
収縮するが合成樹脂材は収縮しないので、合成樹脂材と
の間に空間が形成され、子実体の発芽および生育に際し
、形状及び品質に支障を起たし易い等の問題がある。
更に培地の乾燥が激しいと、同じ培地での使用が困難と
なる。
そこで本発明では前記諸問題を解消するために、培養し
た人工培地を、その表面に防水皮膜を施した植物繊維質
の紙、又は布によって被包することで均一した発芽、生
育が行えるシイタケの栽培方法を提供することを目的と
するものである。
く課題を解決するための手段〉 本発明の前記目的は、次のような手段によって達成でき
る。
即ち、その要旨は、おが屑、栄養材等を攪拌しシイタケ
菌を接種した人工培地を一定期間培養した後に、その表
面に合成樹脂材より成る防水皮膜が形成される植物繊維
質の紙によって上記人工培地を被包せしめ、更に所要個
所に通気孔を設けたことを特徴とするシイタケ栽培方法
並びに、おが屑、栄養材等を攪拌し、シイタケ菌を接種
した人工培地を一定期間培養した後に、その表面に合成
樹脂材より成る防水皮膜が形成される植物繊維質の布に
よって上記人工培地を被包せしめたことを特徴とするシ
イタケ栽培方法である。
なお上記したその表面に合成樹脂材より成る防水皮膜が
形成される植物繊維質の紙、又は布とは、日常生活等に
使用される防水性包装紙、又は強耐性を持たせた防水性
布のように、紙、又は布表面にポリエチレンフィルムを
覆着した紙、又は布で充分に行えるものである。更に菌
糸との親和性を高めるために、上記防水皮膜を紙、又は
布で挟むようにしてもよい。
又上記紙、又は布に合成樹脂素材より成る防水皮膜を含
浸させたものとは、例えば粒状、或は繊維状にした合成
樹脂素材と植物繊維とを、混合した状態で抄き、更にそ
の表面に防水加工を施した紙、又は布も含むものである
〈実施例並びに作用〉 以下本発明方法に係わるシイタケ栽培方法を、その実施
例を示す図面を参酌し乍ら詳述する。
−11」L− まずおが屑、添加剤、水及び栄養材等を、培養に適した
温度及び湿度等を自在に調整できるタンク(図示せず)
内にて攪拌混合し、熱殺菌を行い、更に放冷−冷却した
後にシイタケ菌の接種を行う。
そこでシイタケ菌の接種を行った人工培地をタンク内に
て一定期間かけて培養を行う。この期間中にシイタケ菌
糸は、上記人工培地内で伸長、蔓延することとなる。そ
して上記培養された人工培地を、タンク内より取り出し
、第1図に示すように、表面にポリエチレン等の合成樹
脂材より成る防水皮膜(1)が形成される紙容器+21
内に投入し、人工培地(3)を被包するものである。
この場合上記紙容器(2)の所要個所に、通気孔G4+
、(41・・・を穿孔するものであるが、第2図に示す
ように、紙容器(2)の開口端を折曲し止め金具等によ
って閉じることで、その開口端の空隙より充分に通気が
行えるものである。
そこで本発明方法と、人工培地表面を外気にさらした場
合の従来例との含水率比較試験の結果を下記第1表に示
す。
第1表 上記試験結果から、本発明方法によれば8日間で113
gの水分損失に対し、従来方法では357gであり、本
発明方法と比較して著しく水分損失が生起することが判
明した。即ち従来方法では、良いシイタケを発芽生育さ
せる為には水分の補給をする必要が生じ、本発明方法で
は、シイタケの発芽生育する過程に水分の補給をする必
要がなく、本発明方法では発芽の過程においては水分確
保が充分に為されるものである。従って紙容器(21内
の人工培地(3)内のシイタケ菌糸が伸長し、原基に形
成されるのに必要な水分が維持できることによって、上
記原基が子実体と成り、同子実体が上記紙容器(2)外
表面を押し破り発芽するものである。この場合には人工
培地(3)の熟成と共に、紙を構成する繊維質が人工培
地(3)と同化し、第3図に示すように紙容器(2)表
面に被覆される防水皮膜(1)は、繊維質が人工培地と
同化することによって、人工培地(3)の収縮による凹
凸状面に沿って形成されることとなり、子実体は上記防
水皮膜(1)を破り発芽することとなる。
*mJ2一 実施例1にて詳述したように、シイタケ菌の接種を行っ
た人工培地をタンク内にて所定の期間かけて培養を行う
。この期間中にシイタケ菌糸は、上記人工培地内で伸長
、蔓延することと成る。そして上記培養された人工培地
を、再度攪拌し粒状の小片に砕いた後に、タンク内より
取り出し第4図に示すように、表面にポリエチレン等の
合成樹脂材より成る防水皮膜(1)が形成される布容器
(5)内に投入し、人工培地(3)を被包するものであ
る。この際、上記粒状の小片に砕かれた培地は、無菌状
態又はそれに近い状態で合成樹脂材より成る防水皮膜が
形成された植物繊維質の紙又は、布で覆うか、予め作成
した袋に入れられる。上記粒状に砕かれた培地は、その
後の培養に必要な酸素を充分に取り込んでおり、従って
、前記被包のままで当分の間はよく、水および空気の補
給は不要であり、そのため雑菌に侵されることなく菌糸
の蔓延を図ることができる。
又通気が必要な場合、即ち培養のための酸素が不足して
いるような場合には、上記粒状に砕かれた後の菌糸は切
れており、上述の通り雑菌が入り込み易いので、菌糸が
活発に蔓延したf& (約1週間)に、上記布容器(5
)の所用箇所に、通気孔(2)。
(4)・・・を穿孔すればよい 又、第5図に示すよう
に、布容器(5)の開口端を折曲し、止め金具等によっ
て閉じることでも、その開口端の空隙により充分に通気
が行えるものである。
そこで紙、又は布容器に粒状の小片に砕かれた培地を収
納した本発明実施例2の場合と、人工培地表面を外気に
さらした場合の従来例との含水率を比較した結果、実施
例1の第1表に示す数値と略同じであり、発芽の過程に
おいて水分確保が充分になされていることが判明した。
次に上記発芽の過程において、子実体が防水皮膜を突き
破る際に、防水皮膜と紙、又は布からの剥離を防ぐ方法
として、第6図(イ)、(υ〉でそれぞれ示すように、
紙(6)、又は布(7)内に、防水皮膜(1)を介在さ
せる状態を形成するものである。この場合容器内側の紙
(6)、又は布(7)を、外側の紙(6)、又は布(′
71厚さより大とする。それによって水分の確保効率が
高まると共に、第7図(イ>、 (+17)でそれぞれ
示すように、内側の紙(6)、又は布(7)が人2培地
(3)と同化して、子実体Aが上記防水皮膜(1)を突
き破る際に、外側の紙(6)、又は布(7)が防水皮膜
(1)を押さえる状態となり、防水皮膜(1)の剥離が
防げるものである。
又第8図(イ)、 (+7)でそれぞれ示すように、紙
(6)、又は布(2)に、防水皮膜(1)の一部を含浸
させた状態を形成することで、子実体が上記防水皮膜(
1)を突き破る際に、防水皮膜(1)の剥離を防げるも
のである。
なお上記防水皮! +1)の一部を紙(6)、又は布■
に含浸させる場合には、上記第6図(イ>、 (tl)
でそれぞれ示すように、紙(6)、又は布(7)間に防
水皮膜(1)を介在させる場合でも適用される。
上記それぞれに詳述した本発明方法によって、子実体は
外に出ることにより乾燥され酸素および光を供給される
が、培地は薄い樹脂の皮膜で防水処理された繊維質の紙
、又は布により覆われているので、充分な湿を保たれて
いる。
その結果、シイタケの形状、および品質の均一化が可能
となり、更に紙、又は布を構成する繊維質が人工培地と
同化することによって、殻層の均一化および強化が行え
るものである。
更に、紙容器、又は布容器を筒形状とする場合には、必
要数の補強材を入れることが望ましく、又再度使用する
場合の水の補給として、人工培地内に水孔が設けられた
管を挿入し、水圧によって水を噴出させることや紙(2
)又は布容器(5)の開口端を開口し受木部分とし水の
補給をすることも考えられる。
〈発明の効果〉 以上述べてきたように、本発明方法によれば、原木のほ
だ木の樹皮以上の物を人工的に形成することができ、か
つ任意に培地形状を変えることができるために、栽培施
設を非常に簡単にすることができると共に生産量が向上
する。又紙又は、布の表面に合成樹脂材より成る防水皮
膜を施することによって培地の乾燥やカビ等の性菌を防
ぎ、更に培地内の水分量をあまり変化させないために、
培地の緩みがなく、培地の再使用が可能となる。
又紙自体が人工培地と同化することによって、人工培地
と防水皮膜との間に空隙を生じることが無く、しかも無
菌の状態から被包してしまうので、性菌からの汚染が無
いために5形状および品質に優れ、均一化したシイタケ
を栽培することが可能となる等、種々の効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、それぞれ本発明方法実施例1を示
す説明図、第3図は本発明方法実施例1による発芽過程
における紙容器の要部断面説明図、第4図及び第5図は
、それぞれ本発明方法実施例2を示す説明図、第6図(
イ〉、(υ)及び第7図(イ)、 (17)はそれぞれ
本発明方法実施例3を示す要部拡大説明図、第8図(イ
)、 (11?)はそれぞれ本発明方法実施例3の他の
例を示す要部拡大説明図である。 図中   (1):  防水皮膜 (z : 紙容器 (3)二  人工培地 (2)、(4J・・・二 通気孔 (至) 布容器 二級 布

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、おが屑、栄養材等を攪拌しシイタケ菌を接種した人
    工培地を一定期間培養した後に、その表面に合成樹脂材
    より成る防水皮膜が形成される植物繊維質の紙によって
    上記人工培地を被包せしめ、更に所要個所に通気孔を設
    けたことを特徴とするシイタケ栽培方法。 2、おが屑、栄養材等を攪拌し、シイタケ菌を接種した
    人工培地を一定期間培養した後に、その表面に合成樹脂
    材より成る防水皮膜が形成される植物繊維質の布によっ
    て上記人工培地を被包せしめたことを特徴とするシイタ
    ケ栽培方法。 3、前記合成樹脂材より成る防水皮膜を、植物繊維質の
    紙の間に介在形成したことを特徴とする請求項1記載の
    シイタケ栽培方法。 4、前記合成樹脂材より成る防水皮膜を、植物繊維質の
    布の間に介在形成したことを特徴とする請求項2記載の
    シイタケ栽培方法。 5、前記合成樹脂材より成る防水皮膜の一部を植物繊維
    質の紙に含浸させたことを特徴とする請求項1、又は3
    記載のシイタケ栽培方法。 6、前記合成樹脂材より成る防水皮膜の一部を植物繊維
    質の布に含浸させたことを特徴とする請求項2、又は4
    記載のシイタケ栽培方法。 7、前記おが屑、栄養材等を攪拌し、シイタケ菌を接種
    した人工培地を一定期間培養した後に、粒状に砕いたこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、又は6記載
    のシイタケ栽培方法。 8、前記植物繊維質の布によつて人工培地を被包せしめ
    、その後所用箇所に通気孔を設けたことを特徴とする請
    求項2、4、6、又は7記載のシイタケ栽培方法。
JP2114440A 1989-05-08 1990-04-27 シイタケ栽培方法 Pending JPH044815A (ja)

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JP11566289 1989-05-08
JP1-115662 1989-05-08

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JPH044815A true JPH044815A (ja) 1992-01-09

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Cited By (1)

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CN104429582A (zh) * 2013-09-13 2015-03-25 孙君莲 使用保湿套网进行黑木耳代料栽培的方法及保湿套网

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JPS59159716A (ja) * 1983-03-03 1984-09-10 有限会社 コンペックス 人工ホダ木ならびに茸栽培法

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