JP2004180572A - 植物栽培用培地、植物栽培方法及び植物栽培装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】栽培容器と培地の間に隙間が発生するのを防止すとともに、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間に前記植物が必要とする水分を含有し、かつ維持する。
【解決手段】栽培室8には、底部に天然パルプを水によってゲル状にした培地10が配置され、この培地10の上に植物の芽物野菜としての貝割れ大根11の種子を蒔くことによって貝割れ大根11を栽培する。培地10は、表面が平らな水平面になるように配置される。培地10は、前記貝割れ大根11の種蒔きから前記貝割れ大根11の栽培が終了するまでの間、例えば1週間、前記貝割れ大根11が必要とする水分を含有し、かつ維持する。さらに好ましくは、培地10としては、前記貝割れ大根11の種蒔きから前記貝割れ大根11が商品として販売され消費されるまでの間、水分を維持するものを用いている。
【選択図】 図1
【解決手段】栽培室8には、底部に天然パルプを水によってゲル状にした培地10が配置され、この培地10の上に植物の芽物野菜としての貝割れ大根11の種子を蒔くことによって貝割れ大根11を栽培する。培地10は、表面が平らな水平面になるように配置される。培地10は、前記貝割れ大根11の種蒔きから前記貝割れ大根11の栽培が終了するまでの間、例えば1週間、前記貝割れ大根11が必要とする水分を含有し、かつ維持する。さらに好ましくは、培地10としては、前記貝割れ大根11の種蒔きから前記貝割れ大根11が商品として販売され消費されるまでの間、水分を維持するものを用いている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、植物を栽培する植物栽培用培地、植物栽培方法及び植物栽培装置に係り、特に芽物野菜の栽培に好適な植物栽培用培地、植物栽培方法及び植物栽培装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、貝割れ大根、三ツ葉、そば芽や小大豆もやしなどの芽物野菜の栽培容器は、多数の栽培室が区画に別れて一体に形成されていて、これらの各区画の底部に発泡ウレタンマット、不織布等からなる培地を敷き込み、この培地に種子を蒔いて発芽、育成させるようになっていた(例えば、実用新案文献1参照)。
【0003】
例えば、貝割れ大根は、生育するに従って前記培地に根が絡むために、出荷時には生育した貝割れ大根の茎部分を単に束掴みして引き抜くだけで、栽培室内の貝割れ大根が一纏まりとなって取り出され、この纏まりを最小単位として出荷および販売が行われていた。
【0004】
【実用新案文献1】
実公平2−46683号公報(第2−4頁、第1図−第12図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の栽培容器に培地を敷き込む植物栽培方法では、培地が種々の有効な機能を有するが、培地としては、ウレタンや不織布など固形の素材を一定の大きさに切って使用するので、栽培容器と培地の間に隙間が出来てしまい、この隙間に播種した種子が入り、根腐れを起こしたり、製品の見栄えを悪くしていた。また、培地は、固形の素材に水分を含ませているため、水分の流出や蒸発が多く、植物の栽培中に随時給水しなければならず、水の供給が多く管理が複雑で栽培コストを増大させていた。
【0006】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、栽培容器と植物栽培用培地の間に隙間が発生するのを防止するとともに、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間、又は、さらに前記栽培終了後消費されるまでの間に前記植物が必要とする水分を含有し、かつ維持し、或いは、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間の給水量を減少することができる植物栽培用培地、植物栽培方法及び植物栽培装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に記載の植物栽培用培地は、植物の種子を蒔き、該植物を栽培育成する植物栽培用培地であって、少なくとも繊維を水分によってゲル状に形成し、前記ゲル状の繊維は、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間、又は、さらに前記栽培終了後消費されるまでの間に前記植物が必要とする水分を含有し、かつ維持し、或いは、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間の給水量を減少することを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の植物栽培用培地は、植物の種子を蒔き、該植物を栽培育成する植物栽培用培地であって、パルプを水によってゲル状に形成し、前記ゲル状のパルプは、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間、又は、さらに前記栽培終了後消費されるまでの間に前記植物が必要とする水分を含有し、かつ維持し、或いは、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間の給水量を減少することを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の植物栽培用培地は、前記パルプは、請求項2に記載の植物栽培用培地であって、天然パルプ、合成パルプ、再生紙のいずれか一つ、または、これらの混合物であることを特徴する。
【0010】
請求項4に記載の植物栽培用培地は、請求項1に記載の植物栽培用培地であって、前記繊維は、天然パルプ、合成パルプ、再生紙のいずれか一つ、または、これらの混合物であり、前記水分は養液であることを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の植物栽培用培地は、植物の種子を蒔き、該植物を栽培育成する植物栽培用培地であって、合成繊維を水又は養液によってゲル状に形成し、前記ゲル状の合成繊維は、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間、又は、さらに前記栽培終了後消費されるまでの間に前記植物が必要とする水分を含有し、かつ維持し、或いは、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間の給水量を減少することを特徴とする植物栽培用培地。
【0012】
請求項6に記載の植物栽培方法は、栽培容器の底部に請求項1ないし5のいずれか1つに記載の植物栽培用培地を配置し、この植物栽培用培地の上に前記植物の種子を蒔くことによって前記植物を栽培することを特徴とする。
【0013】
請求項7に記載の植物栽培装置は、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の植物栽培用培地と、この植物栽培用培地を底部に配置する栽培容器と、を具備したことを特徴とする。
【0014】
すなわち、請求項1ないし9に記載の植物栽培用培地、植物栽培方法及び植物栽培装置では、植物栽培用培地に少なくとも繊維を水分によってゲル状に形成したものを用いたことで、少なくとも前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間、前記植物栽培用培地が前記植物が必要とする水分を含有し、かつ維持し、或いは、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間の給水量を減少することができ、さらに、栽培容器の底部にゲル状の植物栽培用培地を配置し、このゲル状の植物栽培用培地の上に植物の種子を蒔くことにより、栽培容器と植物栽培用培地の間に隙間が発生するのを防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施の形態を説明する。
図1ないし図3は本発明に係る実施の形態を示し、図1は貝割れ大根を栽培中の栽培箱の斜視図、図2は栽培箱のみの斜視図、図3は貝割れ大根の出荷方法を示す説明図である。
【0016】
図1及び図2に示すように、栽培箱1は、例えば矩形をなす底面部2から全体の縁となる側壁部3,4,5,6を一体に周設してなり、その内側には区画をなす隔壁7が設けられている。隔壁7に囲まれた部分が栽培室8である。
【0017】
栽培室8の内側の底面部2には、水抜き孔9が形成されている。
栽培室8には、底部に天然パルプを水によってゲル状にした植物栽培用培地10(以下、培地10と省略する)が配置され、この培地10の上に植物の芽物野菜としての貝割れ大根11の種子12を蒔くことによって貝割れ大根11を栽培する。栽培中の貝割れ大根11は、種子12から根13及び芽14が伸びる。
【0018】
培地10は、天然パルプを水とともにミキサー内で撹拌して混合し、ゲル状にしたゲル材を栽培室8に充填し、かつ表面が平らな水平面になるように配置される。培地10は、前記貝割れ大根11の種蒔きから前記貝割れ大根11の栽培が終了するまでの間、例えば1週間、前記貝割れ大根11が必要とする水分を含有し、かつ維持する。また、天然パルプとしては、木材から生成したものを用いている。
【0019】
さらに好ましくは、培地10として、前記貝割れ大根11の種蒔きから栽培終了後前記貝割れ大根11が商品として販売され消費されるまでの間、水分を含有し、かつ維持できればよい。
【0020】
本実施の形態では、栽培容器としての栽培箱1と培地10が、貝割れ大根11を栽培する植物栽培装置となっている。前記栽培箱1は、係合凸部15と係合凹部16が形成されている。
【0021】
次に、植物の栽培方法を説明する。
まず、殺菌を行った栽培箱1を用意する。
これと平行して、天然パルプを水とともにミキサー内で撹拌し、ゲル状にすることでゲル材を用意する。天然パルプは非常に細かい繊維なので、ゲル状の天然パルプの中には、本実施の形態で必要な水分量を必要な期間維持できるようになっている。そして、このゲル材をパイプなどに吸引し、栽培箱1の各栽培室8の底部に、一定量のゲル材を充填して培地10を配置する。この操作は、全て自動で行う。
【0022】
さらに平行して、かいわれ大根の種子12を洗浄する。この洗浄の処理においては、種子12に付着している不要なタンパク質やアミノ酸あるいはゴミなどを取り除くとともに、該種子12に付着している可能性のある雑菌並びに病原菌を取り除くようにする。
【0023】
次に、洗浄が済んだ種子12を水や栽培液に浸けることにより膨潤する。
上述で膨潤処理を行ったために、その後、種子12が発根する。種子12が発根したら、栽培箱1の各栽培室8に配置された培地10の上に貝割れ大根11の種子12を直蒔する。
【0024】
次に、栽培棚に栽培箱1を収納する。これにより、ゲル材による培地10の中に貝割れ大根11の根13が延びるとともに、貝割れ大根11の芽14が成長する。そして芽14が所定の高さになった後、栽培棚に設けた放電灯を点灯して貝割れ大根11に光合成を行わせ芽14の葉を緑化させる。
【0025】
この状態を数日間つづけ、貝割れ大根11の芽14が適当な高さまで成長すると、栽培箱1を栽培棚から取り出し、貝割れ大根11を根13に保持された培地10ごと栽培室8から取り出して、図3に示す出荷用の包装容器17に収納して出荷する。
【0026】
ここで、天然パルプの主成分はセルロースであり、その基本構造はグルコース重合体から成っている。一般に植物固有の非病原性細菌は、動物由来の細菌と異なり、澱粉やセルロースを分解する酵素を生成する。培地10では、この酵素によってセルロースをグルコースまで分解する。このグルコースは、貝割れ大根11の養分となるので、培地10に別の養分を含んだ養液を加える必要がないか、または該養液を減らすことができ、貝割れ大根11を効率よく育成でき、栽培にかかるコストを従来に比べて低減できる。
【0027】
このような実施の形態では、栽培容器としての栽培箱1の底部にゲル材を充填することで培地10を形成し、この培地10の上に貝割れ大根11の種子12を蒔くので、栽培容器としての栽培箱1と培地10の間に隙間が発生するのを防止でき、種子12は全て成長に適切な位置に蒔かれることになるので、根腐れを防止するとともに、全ての種子12から伸びる芽14を綺麗かつ均一に成長させ、製品の見栄えを良くすることができる。
【0028】
また、本実施の形態では、培地10に天然パルプと水をゲル状にして配置したものを用いたことで、少なくとも前記貝割れ大根11の種蒔きから前記貝割れ大根11の栽培が終了するまでの間、又は、さらに前記栽培終了後消費されるまでの間に前記貝割れ大根11が必要とする水分を含有し、かつ維持でき、栽培期間中、または栽培終了後消費されるまでの間に、水または養液による給水を行わないで、生育させ品質を保持することができる。
【0029】
さらに、本実施の形態では、出荷後も、培地10は、適量の水分を含有し、かつ維持できる含んでいるため、品質の保持期間を延長できる。
【0030】
さらに、本実施の形態では、培地10に用いた天然パルプは水によりグルコースに分解して貝割れ大根11の養分となるので、別の養液を加える必要がなく、栽培にかかるコストを従来に比べて低減できるという効果もある。尚、培地10に養分を添加する場合にも、セルロースから分解するグルコースがあるので、添加する養分は少なくてすむ。
【0031】
さらに、本実施の形態では、培地10は貝割れ大根11が消費された後に廃棄物となるが、培地10に用いた天然パルプは容易に自然分解するとともに燃焼により水と二酸化炭素に分解することができるので、環境に優しいという効果が得られる。
【0032】
さらに、本実施の形態では、栽培室8の底面部2に水抜き孔9を形成したことにより、培地10の余分な水分を排水できる。
【0033】
さらに、本実施の形態では、ゲル材の培地10は固体の培地よりも取り扱いが容易なので、栽培にかかるコストを従来に比べてさらに低減できるという効果もある。
【0034】
図1に示した実施の形態では、培地10は、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間、又は、さらに前記栽培終了後消費されるまでの間に前記植物が必要とする水分を含有し、かつ維持するように構成したが、他の実施の形態として、培地10は、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間の給水量を減少するように構成してもよい。このような構成は、培地10における天然パルプの繊維の大きさや水分量を調整することで実現できる。
【0035】
このような他の実施の形態では、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間に給水を行うことになるが、この場合に給水量は従来に比べて少なくてよいので、栽培にかかるコストを従来に比べて低減できる。
【0036】
尚、これら図1乃至図3に示した本実施の形態及び他の実施の形態における培地としては、パルプを水によってゲル状にしたものとして、天然パルプを水によってゲル状にしたものを用いたが、培地としては、合成パルプを水によってゲル状にしたもの、再生紙を水によってゲル状にしたものも適用可能である。さらに、培地としては、合成繊維を植物を育成するための養分を含んだ養液によってゲル状にしたもの、天然パルプを養液によってゲル状にしたもの、再生紙を養液によってゲル状にしたものも適用可能である。さらに、培地としては、養液に、天然パルプ、合成パルプ、再生紙の少なくとも一つを混ぜることにより生成することも可能である。このようなパルプに混ぜる養液としては、窒素化合物、リン酸等の他の養分を水に混ぜたものが適用可能である。
【0037】
また、本発明で適用できる植物としては、芽物野菜として貝割れ大根以外に、三ツ葉、そば芽、小大豆もやしや緑豆ブラックもやし等にも適用可能である。
【0038】
また、栽培箱1の水抜き孔9は、栽培する植物の種類に応じて形成しなくてもよい。
【0039】
尚又、合成繊維によるゲル材の生成として、溶液ではなく水を用い、後に必要とする肥料を加え、または散布してもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上述べた様に本発明によれば、栽培容器と培地の間に隙間が発生するのを防止できるので、種子を成長に適切な位置に蒔くことができ、根腐れを防止するとともに、植物に成長を均一化して、製品の見栄えを良くすることができる。また、培地に少なくとも繊維を水分によってゲル状に形成したものを用いたことで、少なくとも前記ゲル状の繊維は、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間、又は、さらに前記栽培終了後消費されるまでの間に前記植物が必要とする水分を含有し、かつ維持し、或いは、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間の給水量を減少することができるできるので、栽培期間中、水または養液による給水を行わなか、または給水量を減少して、生育させることができる。さらに、出荷後も、培地が適量の水分を含んでいるため、給水を行わなか、または給水量を減少した場合にも品質の保持期間を従来に比べて延長できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る貝割れ大根を栽培中の栽培箱の斜視図。
【図2】本発明の実施の形態に係る栽培箱のみの斜視図。
【図3】本発明の実施の形態に係る貝割れ大根の出荷方法を示す説明図。
【符号の説明】
2 …培地
3 …貝割れ大根植物
【発明の属する技術分野】
本発明は、植物を栽培する植物栽培用培地、植物栽培方法及び植物栽培装置に係り、特に芽物野菜の栽培に好適な植物栽培用培地、植物栽培方法及び植物栽培装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、貝割れ大根、三ツ葉、そば芽や小大豆もやしなどの芽物野菜の栽培容器は、多数の栽培室が区画に別れて一体に形成されていて、これらの各区画の底部に発泡ウレタンマット、不織布等からなる培地を敷き込み、この培地に種子を蒔いて発芽、育成させるようになっていた(例えば、実用新案文献1参照)。
【0003】
例えば、貝割れ大根は、生育するに従って前記培地に根が絡むために、出荷時には生育した貝割れ大根の茎部分を単に束掴みして引き抜くだけで、栽培室内の貝割れ大根が一纏まりとなって取り出され、この纏まりを最小単位として出荷および販売が行われていた。
【0004】
【実用新案文献1】
実公平2−46683号公報(第2−4頁、第1図−第12図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の栽培容器に培地を敷き込む植物栽培方法では、培地が種々の有効な機能を有するが、培地としては、ウレタンや不織布など固形の素材を一定の大きさに切って使用するので、栽培容器と培地の間に隙間が出来てしまい、この隙間に播種した種子が入り、根腐れを起こしたり、製品の見栄えを悪くしていた。また、培地は、固形の素材に水分を含ませているため、水分の流出や蒸発が多く、植物の栽培中に随時給水しなければならず、水の供給が多く管理が複雑で栽培コストを増大させていた。
【0006】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、栽培容器と植物栽培用培地の間に隙間が発生するのを防止するとともに、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間、又は、さらに前記栽培終了後消費されるまでの間に前記植物が必要とする水分を含有し、かつ維持し、或いは、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間の給水量を減少することができる植物栽培用培地、植物栽培方法及び植物栽培装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に記載の植物栽培用培地は、植物の種子を蒔き、該植物を栽培育成する植物栽培用培地であって、少なくとも繊維を水分によってゲル状に形成し、前記ゲル状の繊維は、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間、又は、さらに前記栽培終了後消費されるまでの間に前記植物が必要とする水分を含有し、かつ維持し、或いは、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間の給水量を減少することを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の植物栽培用培地は、植物の種子を蒔き、該植物を栽培育成する植物栽培用培地であって、パルプを水によってゲル状に形成し、前記ゲル状のパルプは、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間、又は、さらに前記栽培終了後消費されるまでの間に前記植物が必要とする水分を含有し、かつ維持し、或いは、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間の給水量を減少することを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の植物栽培用培地は、前記パルプは、請求項2に記載の植物栽培用培地であって、天然パルプ、合成パルプ、再生紙のいずれか一つ、または、これらの混合物であることを特徴する。
【0010】
請求項4に記載の植物栽培用培地は、請求項1に記載の植物栽培用培地であって、前記繊維は、天然パルプ、合成パルプ、再生紙のいずれか一つ、または、これらの混合物であり、前記水分は養液であることを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の植物栽培用培地は、植物の種子を蒔き、該植物を栽培育成する植物栽培用培地であって、合成繊維を水又は養液によってゲル状に形成し、前記ゲル状の合成繊維は、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間、又は、さらに前記栽培終了後消費されるまでの間に前記植物が必要とする水分を含有し、かつ維持し、或いは、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間の給水量を減少することを特徴とする植物栽培用培地。
【0012】
請求項6に記載の植物栽培方法は、栽培容器の底部に請求項1ないし5のいずれか1つに記載の植物栽培用培地を配置し、この植物栽培用培地の上に前記植物の種子を蒔くことによって前記植物を栽培することを特徴とする。
【0013】
請求項7に記載の植物栽培装置は、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の植物栽培用培地と、この植物栽培用培地を底部に配置する栽培容器と、を具備したことを特徴とする。
【0014】
すなわち、請求項1ないし9に記載の植物栽培用培地、植物栽培方法及び植物栽培装置では、植物栽培用培地に少なくとも繊維を水分によってゲル状に形成したものを用いたことで、少なくとも前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間、前記植物栽培用培地が前記植物が必要とする水分を含有し、かつ維持し、或いは、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間の給水量を減少することができ、さらに、栽培容器の底部にゲル状の植物栽培用培地を配置し、このゲル状の植物栽培用培地の上に植物の種子を蒔くことにより、栽培容器と植物栽培用培地の間に隙間が発生するのを防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施の形態を説明する。
図1ないし図3は本発明に係る実施の形態を示し、図1は貝割れ大根を栽培中の栽培箱の斜視図、図2は栽培箱のみの斜視図、図3は貝割れ大根の出荷方法を示す説明図である。
【0016】
図1及び図2に示すように、栽培箱1は、例えば矩形をなす底面部2から全体の縁となる側壁部3,4,5,6を一体に周設してなり、その内側には区画をなす隔壁7が設けられている。隔壁7に囲まれた部分が栽培室8である。
【0017】
栽培室8の内側の底面部2には、水抜き孔9が形成されている。
栽培室8には、底部に天然パルプを水によってゲル状にした植物栽培用培地10(以下、培地10と省略する)が配置され、この培地10の上に植物の芽物野菜としての貝割れ大根11の種子12を蒔くことによって貝割れ大根11を栽培する。栽培中の貝割れ大根11は、種子12から根13及び芽14が伸びる。
【0018】
培地10は、天然パルプを水とともにミキサー内で撹拌して混合し、ゲル状にしたゲル材を栽培室8に充填し、かつ表面が平らな水平面になるように配置される。培地10は、前記貝割れ大根11の種蒔きから前記貝割れ大根11の栽培が終了するまでの間、例えば1週間、前記貝割れ大根11が必要とする水分を含有し、かつ維持する。また、天然パルプとしては、木材から生成したものを用いている。
【0019】
さらに好ましくは、培地10として、前記貝割れ大根11の種蒔きから栽培終了後前記貝割れ大根11が商品として販売され消費されるまでの間、水分を含有し、かつ維持できればよい。
【0020】
本実施の形態では、栽培容器としての栽培箱1と培地10が、貝割れ大根11を栽培する植物栽培装置となっている。前記栽培箱1は、係合凸部15と係合凹部16が形成されている。
【0021】
次に、植物の栽培方法を説明する。
まず、殺菌を行った栽培箱1を用意する。
これと平行して、天然パルプを水とともにミキサー内で撹拌し、ゲル状にすることでゲル材を用意する。天然パルプは非常に細かい繊維なので、ゲル状の天然パルプの中には、本実施の形態で必要な水分量を必要な期間維持できるようになっている。そして、このゲル材をパイプなどに吸引し、栽培箱1の各栽培室8の底部に、一定量のゲル材を充填して培地10を配置する。この操作は、全て自動で行う。
【0022】
さらに平行して、かいわれ大根の種子12を洗浄する。この洗浄の処理においては、種子12に付着している不要なタンパク質やアミノ酸あるいはゴミなどを取り除くとともに、該種子12に付着している可能性のある雑菌並びに病原菌を取り除くようにする。
【0023】
次に、洗浄が済んだ種子12を水や栽培液に浸けることにより膨潤する。
上述で膨潤処理を行ったために、その後、種子12が発根する。種子12が発根したら、栽培箱1の各栽培室8に配置された培地10の上に貝割れ大根11の種子12を直蒔する。
【0024】
次に、栽培棚に栽培箱1を収納する。これにより、ゲル材による培地10の中に貝割れ大根11の根13が延びるとともに、貝割れ大根11の芽14が成長する。そして芽14が所定の高さになった後、栽培棚に設けた放電灯を点灯して貝割れ大根11に光合成を行わせ芽14の葉を緑化させる。
【0025】
この状態を数日間つづけ、貝割れ大根11の芽14が適当な高さまで成長すると、栽培箱1を栽培棚から取り出し、貝割れ大根11を根13に保持された培地10ごと栽培室8から取り出して、図3に示す出荷用の包装容器17に収納して出荷する。
【0026】
ここで、天然パルプの主成分はセルロースであり、その基本構造はグルコース重合体から成っている。一般に植物固有の非病原性細菌は、動物由来の細菌と異なり、澱粉やセルロースを分解する酵素を生成する。培地10では、この酵素によってセルロースをグルコースまで分解する。このグルコースは、貝割れ大根11の養分となるので、培地10に別の養分を含んだ養液を加える必要がないか、または該養液を減らすことができ、貝割れ大根11を効率よく育成でき、栽培にかかるコストを従来に比べて低減できる。
【0027】
このような実施の形態では、栽培容器としての栽培箱1の底部にゲル材を充填することで培地10を形成し、この培地10の上に貝割れ大根11の種子12を蒔くので、栽培容器としての栽培箱1と培地10の間に隙間が発生するのを防止でき、種子12は全て成長に適切な位置に蒔かれることになるので、根腐れを防止するとともに、全ての種子12から伸びる芽14を綺麗かつ均一に成長させ、製品の見栄えを良くすることができる。
【0028】
また、本実施の形態では、培地10に天然パルプと水をゲル状にして配置したものを用いたことで、少なくとも前記貝割れ大根11の種蒔きから前記貝割れ大根11の栽培が終了するまでの間、又は、さらに前記栽培終了後消費されるまでの間に前記貝割れ大根11が必要とする水分を含有し、かつ維持でき、栽培期間中、または栽培終了後消費されるまでの間に、水または養液による給水を行わないで、生育させ品質を保持することができる。
【0029】
さらに、本実施の形態では、出荷後も、培地10は、適量の水分を含有し、かつ維持できる含んでいるため、品質の保持期間を延長できる。
【0030】
さらに、本実施の形態では、培地10に用いた天然パルプは水によりグルコースに分解して貝割れ大根11の養分となるので、別の養液を加える必要がなく、栽培にかかるコストを従来に比べて低減できるという効果もある。尚、培地10に養分を添加する場合にも、セルロースから分解するグルコースがあるので、添加する養分は少なくてすむ。
【0031】
さらに、本実施の形態では、培地10は貝割れ大根11が消費された後に廃棄物となるが、培地10に用いた天然パルプは容易に自然分解するとともに燃焼により水と二酸化炭素に分解することができるので、環境に優しいという効果が得られる。
【0032】
さらに、本実施の形態では、栽培室8の底面部2に水抜き孔9を形成したことにより、培地10の余分な水分を排水できる。
【0033】
さらに、本実施の形態では、ゲル材の培地10は固体の培地よりも取り扱いが容易なので、栽培にかかるコストを従来に比べてさらに低減できるという効果もある。
【0034】
図1に示した実施の形態では、培地10は、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間、又は、さらに前記栽培終了後消費されるまでの間に前記植物が必要とする水分を含有し、かつ維持するように構成したが、他の実施の形態として、培地10は、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間の給水量を減少するように構成してもよい。このような構成は、培地10における天然パルプの繊維の大きさや水分量を調整することで実現できる。
【0035】
このような他の実施の形態では、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間に給水を行うことになるが、この場合に給水量は従来に比べて少なくてよいので、栽培にかかるコストを従来に比べて低減できる。
【0036】
尚、これら図1乃至図3に示した本実施の形態及び他の実施の形態における培地としては、パルプを水によってゲル状にしたものとして、天然パルプを水によってゲル状にしたものを用いたが、培地としては、合成パルプを水によってゲル状にしたもの、再生紙を水によってゲル状にしたものも適用可能である。さらに、培地としては、合成繊維を植物を育成するための養分を含んだ養液によってゲル状にしたもの、天然パルプを養液によってゲル状にしたもの、再生紙を養液によってゲル状にしたものも適用可能である。さらに、培地としては、養液に、天然パルプ、合成パルプ、再生紙の少なくとも一つを混ぜることにより生成することも可能である。このようなパルプに混ぜる養液としては、窒素化合物、リン酸等の他の養分を水に混ぜたものが適用可能である。
【0037】
また、本発明で適用できる植物としては、芽物野菜として貝割れ大根以外に、三ツ葉、そば芽、小大豆もやしや緑豆ブラックもやし等にも適用可能である。
【0038】
また、栽培箱1の水抜き孔9は、栽培する植物の種類に応じて形成しなくてもよい。
【0039】
尚又、合成繊維によるゲル材の生成として、溶液ではなく水を用い、後に必要とする肥料を加え、または散布してもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上述べた様に本発明によれば、栽培容器と培地の間に隙間が発生するのを防止できるので、種子を成長に適切な位置に蒔くことができ、根腐れを防止するとともに、植物に成長を均一化して、製品の見栄えを良くすることができる。また、培地に少なくとも繊維を水分によってゲル状に形成したものを用いたことで、少なくとも前記ゲル状の繊維は、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間、又は、さらに前記栽培終了後消費されるまでの間に前記植物が必要とする水分を含有し、かつ維持し、或いは、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間の給水量を減少することができるできるので、栽培期間中、水または養液による給水を行わなか、または給水量を減少して、生育させることができる。さらに、出荷後も、培地が適量の水分を含んでいるため、給水を行わなか、または給水量を減少した場合にも品質の保持期間を従来に比べて延長できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る貝割れ大根を栽培中の栽培箱の斜視図。
【図2】本発明の実施の形態に係る栽培箱のみの斜視図。
【図3】本発明の実施の形態に係る貝割れ大根の出荷方法を示す説明図。
【符号の説明】
2 …培地
3 …貝割れ大根植物
Claims (7)
- 植物の種子を蒔き、該植物を栽培育成する植物栽培用培地であって、
少なくとも繊維を水分によってゲル状に形成し、前記ゲル状の繊維は、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間、又は、さらに前記栽培終了後消費されるまでの間に前記植物が必要とする水分を含有し、かつ維持し、或いは、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間の給水量を減少することを特徴とする植物栽培用培地。 - 植物の種子を蒔き、該植物を栽培育成する植物栽培用培地であって、
パルプを水によってゲル状に形成し、前記ゲル状のパルプは、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間、又は、さらに前記栽培終了後消費されるまでの間に前記植物が必要とする水分を含有し、かつ維持し、或いは、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間の給水量を減少することを特徴とする植物栽培用培地。 - 前記パルプは、天然パルプ、合成パルプ、再生紙のいずれか一つ、または、これらの混合物であることを特徴する請求項2に記載の植物栽培用培地。
- 前記繊維は、天然パルプ、合成パルプ、再生紙のいずれか一つ、または、これらの混合物であり、前記水分は養液であることを特徴とする請求項1に記載の植物栽培用培地。
- 植物の種子を蒔き、該植物を栽培育成する植物栽培用培地であって、
合成繊維を水又は養液によってゲル状に形成し、前記ゲル状の合成繊維は、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間、又は、さらに前記栽培終了後消費されるまでの間に前記植物が必要とする水分を含有し、かつ維持し、或いは、前記植物の種蒔きから前記植物の栽培が終了するまでの間の給水量を減少することを特徴とする植物栽培用培地。 - 栽培容器の底部に請求項1ないし5のいずれか1つに記載の植物栽培用培地を配置し、この植物栽培用培地の上に前記植物の種子を蒔くことによって前記植物を栽培することを特徴とする植物栽培方法。
- 請求項1ないし5のいずれか1つに記載の植物栽培用培地と、
この植物栽培用培地を底部に配置する栽培容器と、
を具備したことを特徴とする植物栽培装置。
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JP2002350893A JP2004180572A (ja) | 2002-12-03 | 2002-12-03 | 植物栽培用培地、植物栽培方法及び植物栽培装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105027949A (zh) * | 2015-08-26 | 2015-11-11 | 滕钜海 | 一种黑豆的种植方法 |
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CN112400682A (zh) * | 2020-11-17 | 2021-02-26 | 福建省中科生物股份有限公司 | 一种应用凝胶栽培介质的栽培盘及其栽培方法 |
-
2002
- 2002-12-03 JP JP2002350893A patent/JP2004180572A/ja active Pending
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