JPH0447504Y2 - - Google Patents

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JPH0447504Y2
JPH0447504Y2 JP1988126568U JP12656888U JPH0447504Y2 JP H0447504 Y2 JPH0447504 Y2 JP H0447504Y2 JP 1988126568 U JP1988126568 U JP 1988126568U JP 12656888 U JP12656888 U JP 12656888U JP H0447504 Y2 JPH0447504 Y2 JP H0447504Y2
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fluid
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JP1988126568U
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JPH0247487U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は逆流防止等に用いられるVパツキンに
関する。 (従来の技術) 従来のVパツキンについて第4図と共に説明す
る。 100はVパツキンであり、流路102内に配
されている。Vパツキン100は可撓性を有する
ゴム等の材料で形成され、矢印X……に示す解放
方向に流体が流れると、流体圧力は外周縁104
に作用し外周縁104を内側へ撓ませる。すると
流路102内壁と外周縁104との間に間隙が生
じ流体はその間隙を通過可能となる。一方、流体
が矢印Y……に示す規制方向へ流れると、流体圧
力は外周縁104を外へ広げるように作用するた
め、外周縁104は流路102内壁へ押接され、
流体の外周を縁104と流路102内壁との間の
通過は阻止される。その際、Vパツキン100の
剛性が低い場合、規制方向の流体の圧力が抗しき
れず外周縁104が規制方向へまくれ上つてしま
い、流体がまくれ上つた外周縁104と流路10
2内壁との間を通過してしまい逆流を許してしま
うことになる。そのため、プラスチツク等、剛性
を有する材料で形成されたキヤツプ106をVパ
ツキン100に被せて補強し、外周縁104のま
くれ上りを防止している。 その他、Vパツキン100を成形する際に、金
属性のリングをインサート成形してVパツキン1
00内に埋設して補助する手段も用いられてい
る。 (考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記の従来のVパツキンには次
のような課題がある。 キヤツプを用いてVパツキンの剛性を補助する
手段では、キヤツプを取り付ける分だけ流路の断
面積が小さくなり、解放方向へ流体を流す際にV
パツキンの外周縁に作用して外周縁を撓ませる圧
力が小さくなつてしまい解放方向の流体を流す場
合の効率が悪くなる。また、キヤツプを設ける
分、部品点数が多くなり、組み立て工数が増えて
その分コストが高くなるという課題が有る。 一方、金属リングをインサート成形する手段で
はやはり金属リングの分だけコストがアツプして
しまうという課題が有る。 従つて、本考案は解放方向の流体圧が効果的に
作用し得ると共に、安価なVパツキンを提供する
ことを目的とする。 (課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案は次の構成を
備える。 すなわち、先細のコーン形状に形成され、流路
内に軸線が該流路の方向と一致するよう配され、
流路内を流体が規制方向へ流れた際には前記流体
の圧力を受けて外周縁が流路内壁へ圧接され、流
体の外周縁と流路内壁との間の通過を阻止し、流
体が前記規制方向と逆方向である解放方向へ流れ
た際には流体の圧力を受けて外周縁が撓み、流体
の外周縁と流路内壁との間の通過を可能にするV
パツキンにおいて、前記外周縁が前記規制方向へ
流れる流体の圧力を受け、まくれ上るのを防止す
るべく複数の補強用リブが一体に設けられている
ことを特徴とする。 (作用) 作用について説明する。 補強用リブによりVパツキンの外周縁のまくれ
上りが防止されるので、従来のキヤツプが不要と
なるので流路断面積を大きくして解放方向の流体
の圧力を十分に外周縁へ作用させることが可能と
なる。また、リブが一体に設けられているのでキ
ヤツプや金属リング等の補強手段は不要となる。 (実施例) 以下、本考案の好適な実施例について添付図面
と共に詳述する。 まず、構成について説明する。 第1図は本実施例のVパツキンの斜視図であ
り、第2図はその部分破断図である。 第1図及び第2図において、10はVパツキン
を示す。Vパツキン10は可撓性を有するニトリ
ルゴムで形成されている。その形状は上端部より
下端部の外周縁12が広がつた先細のコーン形状
をなしている。中心には貫通孔14が穿設されて
おり、適宜な部材へ外嵌可能になつている。軸線
方向の断面形状は第2図によく示されるように逆
V字状をなし、外周縁12が圧力を受けた際に撓
むことが可能になつている。 16……は一体に設けられている補強用のリブ
であり、先細側の上端面18から外周面20の中
途部に亘つてラジアル方向へ4個設けられてい
る。このリブ16……の数は作用する流体圧力に
応じて適宜な数設ければよい。 次に、このように構成されたVパツキン10の
動作について第3図と共に説明する 第3図には本実施例のVパツキン10を用いた
スピードコントローラを例示する。スピードコン
トローラ22は、流路24内を矢印Aの規制方向
へ流体を流す場合、スピードコントローラ22の
下端部に固定された制御体26に設けた制御孔2
8のみ流体を通過させて所定の流量を得る。そし
て、規制方向と逆方向の解放方向(矢印B……の
方向)へ流体を流す時は、前記制御孔28に加え
てVパツキン10の外周縁12と流路24内壁と
の間を通過させる。 なお、Vパツキン10は流路24内で軸線を流
路24の方向と一致するようにして制御体26へ
外嵌固定されている。 まず、規制方向(矢印A)へ流体を流すと、流
体の圧力はF……に示すようにVパツキン10の
外周縁12を外方へ押し広げるように作用する。
すると外周縁12は流路24内壁へ押接され、外
周縁12と流路24内壁との間を閉塞する。その
際、Vパツキン10に設けられている補強用のリ
ブ16……によつてVパツキン10の剛性が確保
されるので外周縁12が上方へまくれ上るのを阻
止することが可能になる。このようにVパツキン
10の外周縁12が流路24内壁と当接すると流
体は制御体26の制御孔28のみを通つてスピー
ドコントローラ22を通過し、チユーブ30を通
つて目的地へ達する。 一方、流体が解放方向(矢印B……)へ流れる
場合、流体の圧力は上方からVパツキン10の外
周縁12へ作用するため、外周縁12を内側へ撓
ませようとする。従つて、外周縁12は流路24
内壁と離反し、外周縁12と流路24内壁との間
を流体は通過する。その際、制御孔28も流体は
通過する。 解放方向へ流体が流れる際に、Vパツキン10
には従来のようなキヤツプを設けてないので流路
24断面積も大きくすることができ、Vパツキン
10の外周縁12を内側へ撓ませる圧力も大きく
することができ、流量も従来より大きくすること
ができる。その実験データを表1に示す。
【表】 この実験は外周縁の径が6.4mmと8.6mmのVパツ
キンを用いて行われ、キヤツプ付の従来例と本実
施例のVパツキンの解放方向における流量を比較
した。その結果、流量比に示すように本実施例の
場合、従来の物と比べ2倍以上の流量を確保し得
ることが理解されよう。 以上、本考案の好適な実施例について種々述べ
て来たが、本考案は上述の実施例に限定されるの
ではなく、考案の精神を逸脱しない範囲で多くの
改変を施し得るのはもちろんである。 (考案の効果) 本考案に係るVパツキンを用いると、従来のよ
うにVパツキン補強用のキヤツプを設ける必要が
ないので、流路断面積を大きくとることができ
る。従つて、解放方向へ流体を流す際に流量を大
きくすることが可能となる。 また、補強用のキヤツプを用意したり、そのキ
ヤツプをVパツキンへ被せる必要がない。また成
形に際して補強用リングを埋め込む必要がないの
で安価なVパツキンを提供可能となる等の著効を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るVパツキンの実施例を示
した斜視図、第2図はその部分破断図、第3図は
そのVパツキンを用いたスピードコントローラを
示した断面図、第4図は従来のVパツキンを示し
た斜視図。 10……Vパツキン、12……外周縁、16…
…リブ、18……上端面、20……外周面、24
……流路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 先細のコーン形状に形成され、流路内に軸
    線が該流路の方向と一致するよう配され、流路
    内を流体が規制方向へ流れた際には前記流体の
    圧力を受けて外周縁が流路内壁へ圧接され、流
    体の外周縁と流路内壁との間の通過を阻止し、
    流体が前記規制方向と逆方向である解放方向へ
    流れた際には流体の圧力を受けて外周縁が撓
    み、流体の外周縁と流路内壁との間の通過を可
    能にするVパツキンにおいて、 前記外周縁が前記規制方向へ流れる流体の圧
    力を受け、まくれ上るのを防止すべく複数の補
    強用リブが一体に設けられていることを特徴と
    するVパツキン。 2 前記リブは先細に形成された側の端面と、外
    周面の中途部との間に亘つてラジアル方向に設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の
    Vパツキン。
JP1988126568U 1988-09-28 1988-09-28 Expired JPH0447504Y2 (ja)

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JPH0247487U JPH0247487U (ja) 1990-03-30
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JPH0247487U (ja) 1990-03-30

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