JP5351534B2 - 弁部材 - Google Patents

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本発明は、弁部材に関する。
この種、弁部材としては、たとえば、油圧緩衝器におけるインナーチューブとアウターチューブとの間の環状隙間に装着される円環状の本体と、本体を軸方向に貫く複数のオリフィスとを備えたものがある(たとえば、特許文献1参照)。
この弁部材は、リザーバ内に設けられており、油面の乱れを抑制して、油圧緩衝器が発生する減衰力を安定させる目的使用されている。
特開平9−42347号公報
この弁部材は、具体的には、インナーチューブの中間部外周に圧入されて装着されるようになっており、弁部材の装着には手間がかかるとともに、また、弁部材を母材から打ちぬく場合、母材の肉厚が厚い場合、型の関係から、弁部材の内外周の打抜きと、オリフィスの内抜きをと分けなくてはならず、一度に型抜きすることができず、製造コストが嵩んでしまう虞がある。
そこで、本発明は、上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、装着性が良く、製造コストを低減できる弁部材を提供することである。
上記した目的を解決するために、本発明の課題解決手段の一つは、軸の外周に装着される円環状の本体と、本体を軸方向に貫くオリフィスとを備えた弁部材において、
本体が皿状の円環或いは断面山型の円環であって、筒状の挟持部材に挟持されて軸方向に圧縮されると、内径が縮径するとともに外径が拡径し、平らな円環形状になった状態で縮径された内周が軸の外周に密着してシールするとともに、内周に設けた切欠でオリフィスを形成することを特徴とする。
そして、他の一つは、円筒の内周に装着される円環状の本体と、本体を軸方向に貫くオリフィスとを備えた弁部材において、
本体が皿状の円環或いは断面山型の円環であって、筒状の挟持部材で本体を表裏両側から挟持して本体を軸方向に圧縮すると、内径が縮径するとともに外径が拡径し、平らな円環形状になった状態で拡径された外周が円筒の内周に密着してシールするとともに、外周に設けた切欠でオリフィスを形成することを特徴とする。
本発明の弁部材によれば、本体の切欠以外の部位が軸や円筒に密着して流体の通過を阻止するので、弁部材は、切欠のみで精度の良いオリフィスを形成することができる。
さらに、母材から弁部材を型抜きする場合、円環状の本体を打ち抜く型で切欠を形成するようにしておけば、一度の型抜きで弁部材を製造することができ、後加工にてオリフィスとして機能する小孔を設ける必要が無く、製造コストが低減されることになる。
さらに、弁部材の軸や円筒への装着にあたっては、非圧縮状態では、圧縮状態に比較して内径が大きくなっているとともに、外径が小さくなっているので、軸や円筒への装着も円滑に行うことができる。
また、弁部材は、本体が軸や円筒に噛みこんで固定されるので、別途、弁部材を軸や円筒に固定するための部品を設ける必要が無い。
本発明の一実施の形態における弁部材の斜視図である。 (A)は、本発明の一実施の形態における弁部材内に軸を挿入した状態における断面図である。(B)は、本発明の一実施の形態における弁部材で軸周りをシールした状態における断面図である。 (A)は、本発明の一実施の形態における弁部材内に軸を挿入しつつ、弁部材を円筒に挿入した状態における断面図である。(B)は、本発明の一実施の形態における弁部材を軸と円筒に装着した状態における断面図である。 本発明の一実施の形態の一変形例における弁部材の斜視図である。
図1は、本発明の一実施の形態における弁部材の斜視図である。弁部材1は、図1から図3に示すように、円環皿状の本体2と、本体2の内周から開口する四つの切欠3を円周方向に等間隔を持って備えている。
より詳細には、弁部材1における本体2は、図1および図2に示すように、円錐台の側面形状とされており、軸方向に圧縮されると、皿状の形状から平らな円環形状に変形し、内径が縮径されるとともに外径が拡径されるようになっている。切欠3の形状は、任意であるが、縮径時に閉じてしまうことが無いようになっている。なお、本体2は、円弧を回転してできる皿状の形状とされてもよく、断面が円弧状であっても、上述のように、押しつぶすと内径が縮径されるとともに外径が拡径される。
そして、弁部材1は、本体2が軸方向に圧縮されると内径が縮径するので、図2に示すように、軸4の外周に装着する場合、本体2内に挿通された軸4の外周に縮径された内周を密着させることで、切欠3以外の本体2の内周で軸4の外周をシールすることができる。すなわち、弁部材1を軸4の外周に装着すると、切欠3がオリフィスを形成するようになっており、本体2の内周側においては当該切欠3のみを介して流体の行き来が許容されるようになっている。
具体的には、たとえば、図2(A)に示すように、弁部材1内に軸4を挿入し、図2(B)に示すように、弁部材1の外周側の左右を筒状の挟持部材5,6で挟持する様にしておけば、弁部材1がこれら挟持部材5,6に挟み込まれることによって圧縮されて、軸4の外周に装着される。弁部材1の本体2内に軸4を装着する際には、本体2は圧縮されておらず、本体2の非圧縮時の内径が軸4の外径より大径に設定されて、本体2の内周と軸4の外周との間には隙間が生じており、軸4の本体2への挿入はスムーズに行われる。このように、弁部材1の軸4への装着にあたっては、非圧縮状態では、圧縮状態に比較して内径が大きくなっているので、軸4への装着も円滑に行うことができる。
そして、挟持部材5,6で本体2の外周を挟持すると、本体2が圧縮されて内径が縮径して軸4の外周を本体2が噛み込むように密着して、弁部材1が軸4に固定されるとともに、弁部材1の軸方向の前後に弁部材1で仕切られる空間R1,R2を設けることができ、空間R1,R2間はオリフィスとして機能する切欠3を介して連通されることになる。したがって、空間R1から空間R2へ、あるいは、空間R2から空間R1へ流体を移動させる場合には、切欠3を介して移動することになる。
このように、本体2の内周であって切欠3以外の部位は、軸4の外周に密着して流体の通過を阻止するので、弁部材1は、切欠3のみで精度の良いオリフィスを形成することができる。
さらに、母材から弁部材1を型抜きする場合、円環状の本体2を打ち抜く型で切欠3を形成するようにしておけば、一度の型抜きで弁部材1を製造することができ、後加工にてオリフィスとして機能する小孔を設ける必要が無く、製造コストが低減されることになる。
また、弁部材1は、本体2の内周が軸4の外周に噛みこんで固定されるので、別途、弁部材1を軸4に固定するための部品を設ける必要が無い。
戻って、上述したように、弁部材1は軸方向に圧縮されると、外径が拡径する。したがって、図3に示すように弁部材1を円筒7の内周に固定することもできる。この場合、弁部材1が挿入される円筒7の内周に拡径された外周を密着させることで、弁部材1を円筒7の内周に固定できるとともに、本体2の外周に切欠3を設けておくことで、本体2の外周にオリフィスを設けることができる。
さらに、図3に示すように、本体2の内周に軸4を挿入し、筒状の挟持部材8,9で本体2を図3中左右である表裏両側から挟持して本体2を軸方向に圧縮するようにすれば、本体2の外周が円筒7の内周に密着するだけでなく、本体2の内周が軸4の外周に密着して、軸4と円筒7とで形成される環状隙間を弁部材1で仕切ることができる。
なお、非圧縮時における弁部材1の本体2の内径は軸4の外径より大径に設定されるとともに、非圧縮時における弁部材1の本体2の外径については円筒7の内径より小径に設定されており、軸4と円筒7で形成される環状隙間への挿入が容易に行えるようになっている。
また、弁部材1の挟持部材8,9による圧縮後は、本体2が切欠3を除いて軸4の外周と円筒7の内周をシールするので、環状隙間に弁部材1を設置するような場合にあっても、精度のよいオリフィスを形成することができる。
なお、図3にあっては、切欠3を本体2の外周に設けているが、本体2の内周に切欠3を設けてもよく、また、切欠3が挟持部材8,9で閉塞されなければ、本体2の内周と外周の両方に切欠3を設けることも可能であり、いずれにしても切欠3が設けられるのは、本体2の内周と外周の両方かいずれか一方であり、母材から一度の打ち抜きによって弁部材1を製造することができ製造コストを低減することができる。
さらに、挟持部材8,9の形状は、弁部材1を軸方向に圧縮することができる限りにおいて任意であり、たとえば、先端が円周全部ではなく部分的に弁部材1に接触するような形状であってもよい。
また、図4に示しように、弁部材10の本体11を断面山型の円環状とすることも可能であり、この弁部材10の本体11にも、内周側に切欠12を設けてある。このように、弁部材10の本体11を断面山型に設定する場合、本体11の環状の頂部11aに荷重をかけて圧縮すると、内径が縮径し外径が拡径するので、図1に示した弁部材1と同様に、内周と外周を軸や円筒に密着させてシールするとともに切欠12でオリフィスを形成することができ、また、装着性も良好で、一度の打ち抜きによって製造可能であるので、上記弁部材1と同様の作用効果を奏することができる。また、この弁部材10にあっては本体11が断面山型の円環状とされているため、本体11の環状の頂部11aより内周側に荷重をかけて圧縮すると、内径が縮径するので本体11の内周側を軸や円筒の外周に密着させてシールすることができ、反対に、本体11の環状の頂部11aより外周側に荷重をかけて圧縮すると、外径が拡径するので本体11の外周側を円筒の内周に密着させてシールすることができる。なお、図示したところでは、本体11の断面は頂部が尖った三角形状とされているが、円弧状としてもよい。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
本発明は、緩衝器などの弁として使用することができる。
1,10 弁部材
2,11 本体
3,12 切欠
4 軸
5,6,8,9 挟持部材
7 円筒

Claims (2)

  1. 軸の外周に装着される円環状の本体と、本体を軸方向に貫くオリフィスとを備えた弁部材において、
    本体が皿状の円環或いは断面山型の円環であって、筒状の挟持部材に挟持されて軸方向に圧縮されると、内径が縮径するとともに外径が拡径し、平らな円環形状になった状態で縮径された内周が軸の外周に密着してシールするとともに、内周に設けた切欠でオリフィスを形成することを特徴とする弁部材。
  2. 円筒の内周に装着される円環状の本体と、本体を軸方向に貫くオリフィスとを備えた弁部材において、
    本体が皿状の円環或いは断面山型の円環であって、筒状の挟持部材で本体を表裏両側から挟持して本体を軸方向に圧縮すると、内径が縮径するとともに外径が拡径し、平らな円環形状になった状態で拡径された外周が円筒の内周に密着してシールするとともに、外周に設けた切欠でオリフィスを形成することを特徴とする弁部材。
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