JPS594595B2 - 管片とこれを囲むチユ−ブとの結合装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、本質的に円筒形の管片と、これを囲むチュ
ーブとの間の結合装置で、チューブを囲む回転対称の、
両端部が円錐形に細く、変形可能で容積一定の同一材料
から成る、半径方向に細くすることができる。

前記チューブの材料よシ硬い材料でできた締付体と、軸
方向で締付体の両側で他のスリーブ炉対して軸方向に締
付可能で、中空シリング状の軸方向に相互に重なり合う
部分と円錐形押圧面を有するスリーブとを有する結合装
置に関する。

この種のいくつかの公知の結合装置では、締付体が少く
ても一つの円錐形側部をもち、この円錐形側部がスリー
ブの対応する内側面と共に作用し、締付体は、その壁部
の肉厚全体に亘って延長しているスリットによって変形
が可能になっている。

このような変形用スリットははソらせん形状か或いはは
ソ軸方向に延長した形になっており、締付体の一端面壁
部からはソ軸方向の中心の方へ延長しているか或いは、
スリットが一つしかない場合には、締付体の軸方向の全
延長に亘って延長している。

この態様は製作費が高く、スリーブを緊締する場合にチ
ューブ材料がスリットの中に浸入し及び（或いは）、二
つのスリットの間にある、締付体の一端面壁部の部分が
鉤爪のようにチューブ材料に合体して、チューブを傷つ
けることがあるので不利である。

その上、締付体の中心孔の壁部とチューブの間に中断し
ない接触帯域ができないので、チューブは管片の外面全
体には接触せず、チューブと管片との間の支障のない密
封を妨げることがある。

同じように、結合装置をこのように密封するだめに円錐
形に角を切り落した端部を有する滑らかな円筒状環の形
の締付体を使用することが知られている。

その場合には此の締付体がしつかり押さえ且つ密封すべ
きチューブを一様の直径の円筒状のジャケット面の上に
ではなく、形状剛性の管の、対応して変形したくぼみの
中に押し込む。

それは、先づチューブの密封を可能にするくぼみである
。

此の構造も、特にその据付の難しさのために満斤できな
い。

この発明は、その欠点を克服することにある。

此の目的のために、管片と、初めに記載した種でのチュ
ーブの間の結合装置を次のように構成する即ち締付体が
ほぼ軸に平行な外溝のあるジャケット面を有し且つこの
締付体は緊張状態では外溝の部分に内側へ突出するウェ
ブを形成するように構成する・のである。

締付体はスリーブの緊締時軸方向に圧縮され、材料が全
く或いは極く僅かしか圧縮可能ではないので、圧縮され
た材料は軸方向に伸びようとする材料が軸方向に見て外
側へ伸びることはできないから、というのはスリーブの
中空の軸方向の部分は締付体を囲む空間を半径方向に見
て外側へ向って限定しているので、材料は半径方向での
み内１１１に向ってチューブの方へ伸長することができ
る。

此のようにして締付体はチューブにしつかり且つｔｔ
’ｙ一様に、そしてチューブは管片に押しつけられる。

こうしてチューブと管片の間の確実な結合が可能になる
。

以上のようにして、チューブ上に押しつけられる部分が
チューブを損傷しないで、チューブと管片との確実な結
合が得られ、同時にチューブと管片との間に中断しない
接触帯域ができ上る。

更に締付体を変形可能の材料で作った方がスリットを切
り込んだ金属性の締付体より遥かに廉価なのも利点であ
る。

また、前記の方法では、締付体の材料が可塑性であるか
或いは弾力的に変形可能であるかは重要ではない。

実験によれば、ナイロンが特に良好な結果を生じること
が判った。

従って特殊の実施態様では、可塑的に変形可能の材料、
特にナイロンを使用する。

通常は、締付体を、チューブの材料より硬い材料で作る
のが有利であるか或いはそうしなければならない。

こうして、締付体の材料はスリーブの緊締時その軸方向
の端部でチューブとスリーブを囲むスリーブの端部の間
を貫流する。

従って特殊の実施態様によれば、締付体の材料はチュー
ブの材料より硬いものが使われる。

以上から、多くの場合表面が緩んでいる状態で中断しな
いで滑らかである締付体即ち表面にスリット、溝或いは
刻み目のない締付体で充分であることが判る。

そしてこのような締付体は製作費が特に廉価である。

従って特殊の実施態様によれば締付体は中断しない滑ら
かな表面をもつ。

従って、この発明にとっては、締付体が中断しない清ら
かな表面をもつか或いはそうでないかは決定的なことで
はない。

特に締付体の内面にスリット或いは刻み溝がある限り、
その縁辺部は締付体の材料の変形性の結果非常に慎重に
チューブ材料中に合体し、縁辺部とそれに隣接する締付
体材料の帯域も容易に変形され、このようにしてチュー
ブと管片の間の一貫した載置帯域が大ていの場合はソそ
れと判るように残る。

実験の結果、締付体のジャケット表面に、はソジャケッ
ト線の方向に延長する溝を設けるのが特に有利であるこ
とが判った。

これらの溝は締付体の変形性を非常に太きくシ、同時に
、締付体の内面に沿って締付体の周縁部区分の対応する
箇所にスリーブの緊締時半径方向に内側に向うウェブを
形成する現象が生じる。

前記ウェブは角を落してあり、材料を損傷しないでチュ
ーブ材料に合体する。

従って、特殊の実施態様の本質は、締付体の半径方向の
外面がほぼジャケット線の方向に延長する溝をもつこと
にある。

締付体の形がどんなであるかも、この発明にとっては重
要なことではない。

実験の結果は、中心の孔は別として、中空円錐台形状の
締付体が特に良好な成績を収めることを示した。

実験は更に、中心の孔は別として、中心に軸方向に延長
する円筒状の部分と、この円筒状部分の両側にある円錐
台形状の部分をもち、この円錐形状の部分は両端が相互
に向い合っているような締付体が特に有利であることを
示した。

管片を滑らかに形成することも容易に可能である。

何となれば、チューブと管片との間に生じる軸方向の力
を収容可能にするだめには、管片に対するチューブの半
径方向圧力で一般に充分であるからである。

従って多くの場合、管片上のチューブの附着を次のよう
にして改善するのも有利である。

即ち管片の外面にチューブの軸方向の領域に丸或いは鋸
歯形状の断面をもつ周縁溝或いは単一の隆起或いは溝を
設ける。

従って特別の実施態様によれば管片がチューブの軸方向
の領域にある外面に、軸方向に見て、周縁部の少くても
一部分に亘る肉厚部或いは狭化部をもつ。

スリーブが充分に緊締している場合には、半も方向にお
いて、管片の軸の方へ向けられた締付伺の力が多くの場
合、チューブと管片の間に生じＺ軸方向の力を収容する
のに充分である。

しかし多くの場合、スリーブの一つを管片に対して軸方
Ｍにし７つかり構成するのが好都合である。

事実上、管片の開口部から離れているスリーブを管片と
甲に一体或いは管片に巻きつけるようにすることに全く
有利である。

このようにして、チューブと管片の間に生じる軸方向の
力を前記部分の附着によるのみでなく、挾持体を介して
もスリーブの−こによって吸収される。

一実施例を示した図をもとに、この発明について更に詳
しく説明する。

第１図において、符号１で管片を、そして符月２でこの
管片を囲むチューブを示す。

チューブ２は回転対称の締付体３によって囲まれておす
、イのだめにこの締付体３には中心に孔４がある。

組付体３の両側に軸方向にスリーブ５．６があり、これ
らのスリーブは符号７の所で相互にら合しており、この
ようにして相互に軸方向に緊締可能てあり、中空シリン
ター状の軸方向の断片は相互に直接隣接している。

締付体３は変形可能で且つ同時に本質的に圧絹可能でな
い材料、即ちナイロンでできており、スリーブ５，６に
よって軸方向及び半径方向に外側１１に向って、且つチ
ューブ２によって半径方向に内側に向って限定された環
状空間８は締付体３によってそれ及びチューブ２の対応
する状態で本質的に充たされる。

締付体３は、中心孔４を別として、中心に軸方向にシリ
ング−状の部分９と、この部分９の両側に円錐台形の部
分１０をもち、この部分の幅の広い端部１１は相互に向
い合っている。

軸方向の部分１０．９．１０の上に延長する締付体３の
半径方向の外面１２は、ジャケット線の方向に全部で八
つの溝１３をもつ。

第２図の上半分はスリーブ５，６の緊締前の締付体を、
そして下半分は緊締後の締付体を示す。

この下半分が示すものは、緊締時締付体の内面に沿って
周縁分割の適当の位置に下方に向けられたウェブが形成
されたことで、このウェブは緊締解除後もとにもどらな
い。

これらのウェブ１４は角がとれた縁辺部をもち、従って
決してチューブの材料を傷つけない。

溝１３は事実上は閉じている。締付体にはスリットのな
い貫走する内面があるので、チューブは緊締時スリット
の中に入って押しつぶされることがない。

従ってチューブは部分１０のために半径方向の力によっ
て、ゴムがスリットの中へ転位しないで、直径を外側に
向って延ばそうとする。

それと反射して通常の、スリットのある締付ブシュの場
合のゴムはブシュのスリットに入ることがある。

このことは、このスリットの直径の縮小と、従って半径
方向におけるチューブ抑圧を非常に問題にする。

その上結合装置を強く引き寄せた場合、締付スリーブの
狭化スリットの、内側で大きくなる締付効果によってス
リーブ外面が損傷する。

これらの諸欠点がこの発明によって回避される。

管片１の口１５から離れているスリーブ５は管片にら合
しており、従って管片に対して軸方向にしつかりついて
いる。

管片１はチューブ１の軸方向の領域に周縁溝１６をもつ
。

第１図及び第３図に示した締付体３並びに第１図に示し
たチューブ２は対応する状態で示されている。

スリーブ５，６は相互に締付けられると、締付体３の軸
方向の寸法が縮まり、溝１６はチューブ２に設けられて
おり、溝１３がしまる。

しかし締付体は合成硬質ゴム、天然ゴム、プラスチック
及びプレス材料、鉛或いは合金でも作ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はチューブと管片の結合装置の軸方向断面図、第
２図は第１図に示しだ装置の一部分の横断面図、第３図
は第２図のＩ−１線に沿う断面を示す図である。 図中符号、１・・・管片、２・・・チューブ、３・・・
締付体、５，６・・・スリーブ、１２・・・ジャケット
の面、１３・・・外側溝。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 本質的に円筒形の管片と、これを囲むチューブとの
   間の結合装置で、チューブを囲む回転対称の、両端部が
   円錐形に細く、変形可能で容積一定の同一材料から成る
   、半径方向に細くすることができる、前記チューブの材
   料より硬い材料でできた締付体と、軸方向で締付体の両
   側で他のスリーブに対して軸方向に締付可能で、中空シ
   リング状の軸方向に相互に重なり合う部分と円錐形抑圧
   面を有するスリーブとを有する結合装置において、締付
   体３が、はソ軸に平行な外溝１３のあるジャケット面１
   ２を有すること、締付体３が緊張した状態では溝１３の
   領域に、内側に向って突出するウェブ１４を形成するよ
   うに構成した結合装置。