JPS58180789A - 絞り出し式ポンプのポンピングチユ−ブ固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、絞り出し式ポンプにおいて、ポンピングチュ
ーブの端部なポンプケースの開口部に固定するためのポ
ンピングチューブ固定装置に関するものである。

絞り出し式ポンプは、密閉円筒状のポンプケース内に、
その内周面に沿って、ゴム、合成樹脂材等の弾性材料よ
りなるポンピングチューブをＵ字状に屈曲して収容し、
このポンピングチューブを押圧するロータを設けて、そ
のロータを回転させることにより−ボンピングチューブ
内の流体を絞り出すようにしたものである。そして、ポ
ンピングチューブの自己の弾性による復元力をより強力
にし、そのチューブ内への流体の吸入をより効率的に行
うようにするために、ポンプケース内は真空ポンプによ
り減圧される。

このような絞り出し式ポンプにおいては、ポンピングチ
ューブはロータによって押圧されているので、そのロー
タの回転に伴ってその回転方向に引きずられる。そのた
めに、ポンピングチューブの両端部をポンプケースの二
つの開口部に確実に固定し、ポンピングチューブがロー
タの回転によって移動しないようにしておかなければな
らない。

また、ポンプケース内の減圧を効率的に行うために、ポ
ンプケースの開口部とポンピングチューブとの間は気密
にシールしておかなければならない。

ところで、このような絞り出し式ポンプは、ポンピング
チューブが破損しやすいので、その交換は比較的頻繁に
行われる。したがって、ポンピングチューブの固定とポ
ンプケース開口部のシールとは、できるだけ簡単な作業
で行えるようにすることが望ましい。しかしながら、従
来の絞り出し式ポンプにおいては、このようなチューブ
の固定とケース開口部のシールとは、それぞれ別個に行
うようになっていたので、ポンピングチューブの交換の
作業性が悪いという問題があった。

本発明は、上述のような要請に鑑みてなされたものであ
って、ポンピングチューブの端部をポンプケースの開口
部に固定するとともに、それらの間のシールをも同時に
行えるようにした絞り出し式ポンプのポンピングチュー
ブ固定装置を得ることを主な目的とするものである。

以下、図面により本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明によるポンピングチューブ固定装置を設
けた絞り出し式ポンプを示すもので、ポンプケース１は
密閉円筒状に形成されており、その上下には円形断面の
開口部２，２′が設けられている。ポンプケース１内に
は、その内周面に沿ってゴム、合成樹脂材等の弾性材料
からなるポンピングチューブ３がＵ字状に屈曲して収容
されており、このチューブ３の開口両端部４，４′が、
ポンプケース１の開口部２，２′から外方にわずかに突
出するようにされている。

ポンプケース１の中心部には、適宜の原動機（図示せず
）に接続される駆動軸５が回転自在に設けられている。

この駆動軸５には、ポンプケース１の内部において、ロ
ータを構成する直状のアーム６の中心部が固着されてい
る。アーム６の両端にはローラＴ、７′が回転自在に軸
支されていて、このローラ７．７１の外周面がポンプケ
ース１の内周面とわずかな間隙を存して対向し、ポンピ
ングチューブ３を押圧するようになっている。したがっ
て、アーム６が回転すると、ロー′う７，７′はポンピ
ングチューブ３を絞りながら、そのポンピングチューブ
３上を転動する。

ポンピングチューブ３０両端部４，４１には、生コンク
リートを投入収容し得るホッパの排出口及び生コンクリ
ートの移送管（いずれも図示せず）等がそれぞれ接続さ
れる接続用口金８，８′が嵌合され、この口金８，８Ｉ
は係止部材９，９′によりポンプケース１の開口部２，
２′に固定されるようになっている。これらの口金８　
、８’、係止部材９゜９′等は、上下の開口部２，２′
についていずれも同様の構成であるので、その一方につ
いて説明すると、第２，３図に示すように、接続用口金
８の一端部には、外周面が鋸歯状に形成された嵌合部１
０が設けられ、この嵌合部１０がポンピングチューブ３
の端部４の内面に嵌合されるようになっている。口金８
の外周にはフランジ状の突起１１が形成されており、こ
の突起１１に係止部材９の係合部１２が係合するように
なっている。係止部材９はほぼ環状で、内面には円錐面
１３が形成されている。

ポンプケース１の開口部２端面にはフランジ１４が固定
されており、この７ランジ１４にはボルト１５が揺動自
在に取り付けられている。係止部材９にはこのボルト１
５が係合する切欠部１６が形成されており、ボルト１５
を係止部材９に係合させてナツト１７を締め付けると、
係止部材９がポンプケース１の開口部２側へ移動される
ようになっている。

係止部材９とポンピングチューブ３の端部４との間には
、環状の押圧部材１８が設けられている。

この抑圧部材１８は、周方向に見ると第４図に示すよう
に細いメタル部１９，１９・・・と広いゴム部２０．２
０・・・とが交互に配列されており、外周から押圧され
たときそのゴム部２０，２０・・・の弾力により径が縮
小するようになっている。メタル部１９．１９・・・の
外周面は、係止部材９の内面の円錐面１３に対応する円
錐面となるように形成され、また、内周面は円筒面とな
るようにされている。

ゴム部２０の外周面はメタル部１９の外周面よりやや小
径に、また、内周面はメタル部１９の内周面よりやや大
径にされている。抑圧部材１８のフランジ１４側の端面
には環状のシール材２１が接着され、抑圧部材１８がフ
ランジ１４に押圧されたときこれらの間を完全にシール
するようになっている。

このような構成において、ポンプケース１の開口部２に
ボンピングチューブ３を固定するには、まず、ボンピン
グチューブ３の端部４の外側に環状の抑圧部材１８を嵌
め、次いで内側に接続用口金８の嵌合部１０を嵌合させ
る。そして、係止部材９を口金８の外側から通して、そ
の係合部１２を口金８の突起１１に係合させる。次に、
ボルト１５と係止部材９の切欠部１６との位置を合わせ
、ボルト１５を揺動させて、ボルト１５を係止部材９に
係合させる。この状態でナツト１７を締め付けると、係
止部材９はポンプケース１の開口部２端面の７ランジ１
４側へと移動される。それによって口金８も７ランジ１
４側へと引き寄せられ、その突起１１により押圧部材１
８を７ランジ１４に押圧する。それと同時に、係止部材
９の内面の円錐面１３が押圧部材１８のメタル部１９の
外周面に当接し、これを中心側に向って押圧する。した
がって、ゴム部２０が圧縮され、押圧部材１８の径は小
さくなる。

その結果、押圧部材１８のメタル部１９の内面がボンピ
ングチューブ３の端部４の外面に（い込み、かつその端
部４の内面を口金８の鋸歯状の嵌合部１０に押圧するの
で、ポンピングチューブ３は確実に固定される。また、
押圧部材１８の端面に接着されたシール材２１が７ラン
ジ１４に押圧され、押圧部材１８のゴム部２０の内面が
チューブ３の端部４外面と接合するので、ポンプケース
１の開口部２におけるシールも確実に行われる。

したがって、ナツト１７を締め付けるだけで、ポンピン
グチューブ３の固定とポンプケース１の開口部２のシー
ルとを行うことができる。

第６及び７図は本発明の他の実施例を示すものであるが
、上述の実施例とは抑圧部材の構成が異なっているにす
ぎないので、その相違点を特に詳しく説明すると、抑圧
部材２２は、周方向に見てメタル部２３，２３・・・と
ゴム部２４，２４・・・とが交互に配列された環状のも
のであるが、前記実施例に比しメタル部２３が太き（ゴ
ム部２４が小さくなっている。また、第７図に示すよ、
うに、抑圧部材２２０両端面にはそれぞれシール材２５
．２６が接合されており、メタル部２３の内面には鋸歯
状の（い込み部２Ｔが形成されている。

この実施例のものにおいて、係止部材９をフランジ１４
側へ移動させると、口金８もフランジ側へ引き寄せられ
て、フランジ１４と抑圧部材２２との間でシール材２５
が押圧され、抑圧部材２２と口金８との間でシール材２
６が押圧されるので、ポンプケース１の開口部２（第１
図）におけるシールが確実に行われる。また、同時に抑
圧部材２２のメタル部２３が中心側に押圧され、ゴム部
２４が圧縮されてその径が小さくなるので、メタル部２
３の内面の（い込み部２７がポンピングチューブ３の端
部４外面にくい込み、ポンピングチューブ３が確実に固
定される。

なお、上記実施例においては、いずれも抑圧部材１８あ
るいは２２をメタル部１９　、２３及びゴム部２０．２
４からなるものとして説明したが、これを全体がゴム部
で形成されたものとすること＼ もできる。また、各メタル部１９．１９・・・あるいは
２３　、２３・・・とゴム部２０．２０・・・あるいは
２４゜２４・・・とを互いに接着して一体的なものとし
ても、あるいはこれらを周方向に適宜分割したものとし
て形成してもよい。要するに、係止部材９をポンプケー
ス１の７ランジ１４側に移動させたとき、外周から押圧
されてその径が縮小するような構成のものであればよい
。

以上のように、本発明によれば、絞り出し式ポンプにお
いて、そのポンピングチューブの端部の内面に嵌合され
る接続用口金を、ポンプケースの開口部側に移動させる
係止部材を設け、この係止部材の内面を円錐面として形
成し、この係止部材とポンピングチューブの端部この間
に外面が円錐面状の抑圧部材を設け、更にこの押圧部材
とポンプケースの開口部との間にシール材を設け、抑圧
部材が外周から押圧されたときその径が縮小するように
しているので、係止部材なポンプケースの開口部側に移
動させる操作だけで、シール材が押圧されるとともに抑
圧部材が外周から押圧されてその径が縮小し、ポンピン
グチューブの端部が押圧部材と口金との間で確実に固定
される。それによって、例えば第１図に示すようなアー
ム６とローラ７．７１とからなるロータを駆動軸５によ
り回転させ、ローラＴ、７′によりポンピングチューブ
３を絞っていっても、ポンピングチューブ３が引きずら
れて移動するようなことはな（、確実な絞り出し作用が
行われる。また、ポンプケース１内は気密に保たれるの
で、その内部の減圧は効率よく行うことができ、それに
よってポンピングチューブ３内への生コンクＵ−ト等の
流体の吸入も十分に行われる。こうして、押圧部材をポ
ンプケースの開口部側に移動させるという簡単な操作の
みでポンピングチューブの固定とポンプケースの開口部
のシールとが行えるので、ポンピングチューブの交換作
業は極めて容易となる。

４４、図面の簡単な説明 第１図は本発明によるポンピングチューブ固定装置を用
いた絞り出し式ポンプを示す縦断側面図、第２図はＭ１
図の■−■線による要部の正面図、第３図は第・２図の
■−■線による断面図、第４図は同装置の要部の横断面
図、第５図は第４図のＶ−ｖＨによる拡大断面図、第６
図ヲキ本発明装置の他の実施例を示す要部の横断面図、
第７図は同装置の要部の拡大縦断面図である。

１・・・ポンプケース、２，２’・・・開口部、３・・
・ポンピングチューブ、４，４′・・・端部、８　、８
’・・・接続用゛口金、９，９′・・・係止部材、１０
・・・嵌合部、１３・・・円錐面、１４・・・フランジ
、１Ｂ・・・抑圧部材、２１・・・シール材、２２・・
・抑圧部材、２５．２６・・・シール材 特許出願人　極東開発工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 二つの開口部を有する密閉状のポンプケース（１）と；
   このポンプケース（１）内に収容され、端部が前記ポン
   プケース（１）の開口部（２，２つに固定されるポンピ
   ングチューブ（３）とを有する絞り出し式ポンプにおい
   て；前記ポンピングチューブ（３）の端部内面に嵌合さ
   れる接続用口金（８゜８つと：この接続用口金（８，８
   つを前記ポンプケース（１）の開口部（２，２つ側に移
   動させるようにこの接続用口金（８，８りに係合され、
   内面に円錐面（１３）が形成された係止部材（９゜９り
   と；この係止部材（９，９つと前記接続用口金（８，８
   りが嵌合されたポンピングチューブ（３）端部との間に
   設けられ、前記係止部材（９ｅ　９Ｑの移動によって前
   記円錐面（１３）と係合する円錐面を外面に有し、これ
   らの円錐面の係合によって外周から押圧されて径が縮小
   する押圧部材（１８；２２）と；少な（ともこの抑圧部
   材（１８；２２）と前記ポンプケース（１）の開口部（
   ２，２つとの間に設けられたシール材（２１；２５，２
   ６）と；を備えてなる絞り出し式ポンプのボンピングチ
   ューブ固定装置。