JPH0446660A - アルミシリンダ鋳物の低圧鋳造装置 - Google Patents

アルミシリンダ鋳物の低圧鋳造装置

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JPH0446660A
JPH0446660A JP2153490A JP15349090A JPH0446660A JP H0446660 A JPH0446660 A JP H0446660A JP 2153490 A JP2153490 A JP 2153490A JP 15349090 A JP15349090 A JP 15349090A JP H0446660 A JPH0446660 A JP H0446660A
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molten metal
casting
sprue
mold
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Hiroshi Tanihata
谷畑 宏
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シリンダを有するアルミ鋳物の低圧鋳造方法
に関するものである。
〔従来技術] 従来より、シリンダを有するアルミ鋳物としては、エン
ジンのシリンダブロックあるいはシリンダヘッド等が有
るが、以下の説明については、上記シリンダブロックの
低圧鋳造方法を例に説明する。
このシリンダブロックの一般的な低圧鋳造方法としては
、密閉された鋳造機械の上部に金型を固定し、鋳造機械
内の溶湯面に圧力(1,3気圧程度)を加えることによ
り、溶湯をストーク(とりべから溶湯を金型の湯口に導
くパイプ状の耐火物)から湯口、湯道を介して金型内の
空隙部に押し上げて鋳造する方式が広く知られている。
また、上記方式以外に、予めシリンダブロック内にシリ
ンダライナを配設し、上述した方法と同じように鋳造機
械内の溶湯面に圧力を加えることにより、シリンダライ
ナの外面を含む金型内の空隙部に溶湯を押し上げて、シ
リンダライナとシリンダブロックを一体的に鋳造するよ
うな鋳包み方式もある。
これらいずれの方式であっても、得られた鋳物に機械加
工を施した後、リークテストで漏れを調べて製品となる
ものである。
なお、湯口が1箇所の例として先行技術特公昭56−2
6497号がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記−船釣な鋳造方法は、シリンダ1気筒当たり11M
所の湯口から溶湯が供給されるものであり、湯口から最
も離間した箇所、すなわち、湯口の反対側上部付近では
溶湯の温度低下が著しく、供給後すぐに溶湯の流動性が
悪化し、溶湯が凝固・収縮し、新しい溶湯が随時補給さ
れない状態となつたり、また、この溶湯の流動性の悪化
に伴い溶湯の補給がされない箇所に鋳巣を生じることが
ある。特にアルミ鋳物は溶湯の温度が低く(約680°
C〜740@C程度)、微小な温度低下であっても流動
性が悪化し鋳巣を生じることがある。このような鋳物は
、この鋳巣が原因となり、上述したリークテスト時に漏
れが生じることがある。なお、この漏れを生しる量は、
鋳物全体量の約5%程度である。
また、上記鋳包み方式の低圧鋳造方法でも、シリンダ1
気筒当たり1箇所の湯口から溶湯が供給されるものであ
り、シリンダライナを予め予熱したものを金型内に配設
して溶湯を流し込むが、シリンダライナの温度と溶湯の
温度差が大きいのでシリンダライナにより溶湯が急激に
冷やされてしまい、湯口の反対側のシリンダライナとシ
リンダブロック接合面付近及び湯口の反対側上部付近で
は溶湯の流動性が悪化し、これに伴って鋳巣が生じるこ
とがある。このシリンダブロックとシリンダライナの接
合面に鋳巣を生じた場合には、リークテスト時にこの鋳
巣に沿って漏れが生じることがある。
このシリンダライナを鋳包みした方式の鋳造方法の場合
には、シリンダライナと溶湯の温度差により鋳巣を生じ
易いので、リークテスト時に漏れを生じる量が鋳物全体
量の約50%程度もあり、上述した一般的な低圧鋳造方
法に比べて漏れの発生がより多くあられれている。
そして、これらの鋳物に上述したリークテストを行った
結果、漏れが発見された鋳物は有機剤の含浸処理を必要
とするので多くの無駄な時間と費用を生しることとなる
。また、含浸処理を施しても製品として使用できないも
のは廃棄処分をすることとなり、生産性の悪化も招いて
いる。
そこで、本発明の目的は、金型内空陰部の湯口から離間
した箇所にも温度低下が極めて少ない溶湯を供給するこ
とにより鋳巣を生しないようにし、そのことにより漏れ
を生じないようにしたアルミ鋳物の低圧鋳造方法を提供
する。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明における第1の発明
は、シリンダを有するアルミ鋳物の低圧鋳造方法におい
て、上記シリンダ1気筒当たり少なくとも2箇所以上に
湯口を設けたことを特徴とするアルミ鋳物の低圧鋳造方
法である。
また、第2の発明は、上記方法において、上記2箇所以
上の湯口に各々ストークを設けたことを特徴とするアル
ミ鋳物の低圧鋳造方法である 〔作用〕 上記第1の発明は、シリンダ1気筒当たり少なくとも2
m所以上の湯口から溶湯が金型内に押し上げられるので
、湯口から離間した箇所まで温度低下の極めて少ない溶
湯が押し上げられる。
また、第2の発明は、上記方法において、2箇所以上の
湯口に各々設けられたストークから溶湯が供給されるの
で、溶湯は温度低下することなく湯口から金型内に押し
上げられ、湯口から離間した箇所まで温度低下の極めて
少ない溶湯が押し上げられる。
上記いずれの発明も、温度低下の極めて少ない溶湯が全
型内全体に押し上げられるので、鋳巣を生しることがな
く、そのことにより漏れを生じることもない。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例は、2気筒エンジンのシリンダプロックを鋳
造する例を示している。
第1図は本発明の方法による低圧鋳造装置の概略を示す
側断面図で、第2図は同装置の金型とストークの配置関
係をあられした平面図であり、図示するように、低圧鋳
造装置1は鋳造機械2と該鋳造機械2の上部に固定され
た金型5からなる。
上記鋳造機械2には、ストーク3が平面視において、シ
リンダ1気筒に対して対向する位置に2本設けられ、2
気筒で合計4本設けられている。このストーク3は、上
端に形成された鍔部3aが鋳造機械2の上面から突出し
た状態で受は金具4により保持されている。
また金型5は、上金型5a及び中金型5b、下金型5c
の3ブロツクから構成され、下金型5Cの下部には湯口
スリーブ6が設けられている。この湯口スリーブ6は、
下端に円形の湯口6aが形成され、該湯口6aから上方
へ偏平しながら縮径した湯道6bが形成さている。そし
て、この湯道6bが湯口スリーブ6の支持金具7に形成
さた湯道7a@介して、金型5内のシリンダブロック空
隙部8 (第2図では二点鎖線で示す部分)に連通され
ている。
上記金型5を、第1図に示すように、湯口6aがストー
ク3の上端に接合した状態で図示しない固定金具で鋳造
機械2の上面に固定することにより、ストーク3及び湯
口スリーブ6を介して図示しない鋳造機械2内のとリペ
と金型5内の空隙部8が連通されている。
上記構成による低圧鋳造装置1によれば、鋳造機械2内
のとりべの溶湯面に圧力を加えることにより、とりぺか
らシリンダ1気筒当たり2本のストーク3及び湯口6a
、湯道5b、7aを介してシリンダブロック空隙部8に
溶湯が押し上げられる。
このように、シリンダブロック空隙部8のシリンダの中
心に対して対向する位置にストーク3、すなわち湯口6
aを設は為ことによりシリンダ周囲に温度低下の極めて
少ない溶湯を供給することができ、また、溶湯の凝縮に
伴い随時必要量の溶湯が補給されるので鋳巣を生じるこ
とがない。
一方、上述した鋳包み方式の低圧鋳造方法に本発明を適
用した場合には、予めシリンダブロック空隙部8内にシ
リンダライナを配設し、上記方法と同しように溶湯面に
圧力を加えることにより、1気筒当たり2箇所の湯口6
aからシリンダライナ周囲を含む空隙部8に高温の溶湯
が供給され、また、凝縮時にも必要量の溶湯が随時補給
されるので鋳巣を生じることがない。また、シリンダブ
ロックとシリンダライナの密着性も向上するので、放熱
効果が向上し出力の増加にもなる。
なお、上記実施例では、エンジンのシリンダブロックを
例にして説明したが、シリンダヘッドその他シリンダを
有するものであればよく、特に限定されるものではない
また、上記実施例では、2気筒のシリンダブロックを例
に説明したが単気筒あるいは複数気筒のものであっても
よい。
〔発明の効果〕
本発明の低圧鋳造方法により、シリンダ1気筒当たり少
なくとも2箇所以上の湯口から全型内全体に温度低下の
穫めて少ない溶湯が押し上げられるので、−船釣な低圧
鋳造方法であっても鋳包み方式の低圧鋳造方法であって
も鋳物内に鋳巣を生しなくすることができるのでリーク
テスト時に漏れを生しることもなく、そのことにより、
有機側の含浸処理に要する時間と費用を削減できる。
また、上記方法において、2箇所以上の湯口に各々スト
ークを設けることにより、溶湯は温度低下することな(
ストークから湯口へ押し上げられ、湯口から金型内空陰
部全体に温度低下の極めて少ない溶湯を押し上げること
ができるので、鋳巣を生じることもなく、リークテスト
時に漏れを生しることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法による低圧鋳造装置の概略を示す
側断面図であり、第2図は同装置の金型とストークの配
置関係をあられした平面図である。 1・・・低圧鋳造装置、2・・・鋳造機械、3・・・ス
トーク、4・・・受は金具、5・・・金型、6・・・湯
口スリーブ、6a・・・湯口、6b・・・湯道、7・・
・支持金具、7a・・・湯道、8・・・空隙部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリンダを有するアルミ鋳物の低圧鋳造方法にお
    いて、 上記シリンダ1気筒当たり少なくとも2箇所以上に湯口
    を設けたことを特徴とするアルミ鋳物の低圧鋳造方法。
  2. (2)請求項(1)記載の方法において、 上記2箇所以上の湯口に各々ストークを設けたことを特
    徴とするアルミ鋳物の低圧鋳造方法。
JP2153490A 1990-06-11 1990-06-11 アルミシリンダ鋳物の低圧鋳造装置 Expired - Fee Related JPH07115150B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100820450B1 (ko) * 2006-08-11 2008-04-10 현대자동차주식회사 멀티 합금 주입이 가능한 저압 주조 장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4996924A (ja) * 1972-12-15 1974-09-13
JPS50143726A (ja) * 1974-05-09 1975-11-19

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