JPH032363Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH032363Y2
JPH032363Y2 JP12497985U JP12497985U JPH032363Y2 JP H032363 Y2 JPH032363 Y2 JP H032363Y2 JP 12497985 U JP12497985 U JP 12497985U JP 12497985 U JP12497985 U JP 12497985U JP H032363 Y2 JPH032363 Y2 JP H032363Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sprue
cooling
tip
die
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12497985U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6234959U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12497985U priority Critical patent/JPH032363Y2/ja
Publication of JPS6234959U publication Critical patent/JPS6234959U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH032363Y2 publication Critical patent/JPH032363Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ダイカスト金型用スプル・ブツシユ
冷却構造に関し、特に、湯口先端の冷却を可能に
するとともに、金型合せ面への水洩れを防止出来
るように構成してなるダイカスト金型用スプル・
ブツシユ冷却構造に関する。
(従来の技術) ダイカスト金型用スプル・ブツシユは高速、高
圧射出における耐摩耗性と、ハイサイクルのため
の高い冷却効率とが要求されるものであり、その
ために、従来より、ダイカスト金型用スプル・ブ
ツシユとして第3図に示されるようなものが用い
られている。
これは、外筒3に内筒2を挿入し、両方の筒の
合せ面に冷却ジヤケツト部1を形成し、このジヤ
ケツト部1に冷却パイプ6から冷却水を供給し、
その冷却の動作を行い得るように構成していて、
その先端部に設けたランナー部15を介して溶融
されたアルミ等を押し出し、製品5を鋳造するよ
うにしている。
しかしながら、従来より用いられている装置に
おいては、ランナー部、ビスケツト部の凝固が完
了しないときに金型を開いたりすると、溶融した
ままのアルミが破裂したりすることがあり、飛散
したアルミが金型に残つたりすると、金型を壊す
等の不都合な事態が発生しやすいものであつた。
それに対応して金型の先端部を、冷却水によつ
て冷却することが考えられているものの、スプ
ル・ブツシユ本体の位置決め長さ、焼バメ用シー
ル長さをそれぞれ20〜30mm必要としているため
に、湯口先端に冷却水を通すことが出来ず、ま
た、位置決め長さと焼バメ用シール長さとを共用
化して冷却水を先端まで入れると、焼バメ部より
水洩れが発生し、製品に悪影響を及ぼす等の多く
の欠点を持つていたのであつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、上記したような従来より用いられて
いる装置の欠点を解消するもので、ビスケツト部
(押湯部)の冷却効率を向上させるとともに、金
型合せ面への水洩れを防止し、鋳造サイクルの短
縮を図り得る装置を提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕 本考案のダイカスト金型用スプル・ブツシユ
は、スプル・ブツシユ本体の位置決め部と、二重
構造による焼バメシール部を共用化し、冷却ジヤ
ケツトを湯口先端側まで延長し、その先端部の冷
却効果を向上させるようにしている。
また、本考案のダイカスト金型用スプル・ブツ
シユは、焼バメシール部からの水洩れによる製品
への影響を防止するために、焼バメシール部の中
間に溝を設けるとともに、排水用のドレン回路を
設け、金型合せ面への水洩れを防止出来るように
構成している。
本考案のダイカスト金型用スプル・ブツシユ
は、上記したように構成しているために、製品の
冷却効率を向上させ得ることになり、製品の内径
寸法等の熱変化の軽減を可能にし、鋳造スピード
の高速化を可能にすることが出来る。
(考案の実施例) 図にしたがつて、本考案のダイカスト金型用ス
プル・ブツシユの構成を説明すると、第1図に示
されるように、本考案の鋳型の中央部に形成して
孔に外筒3を設け、その内側に内筒2を収容し、
両方の筒の間に冷却ジヤケツト1を形成し、この
ジヤケツト1に冷却パイプ6から供給される冷却
水を循環させるように構成する。
また、内筒2の中央部に設けた孔には、チツプ
7が移動可能に設けてあり、スリーブ12から供
給される溶融アルミを、ビスケツト(押湯部)4
からランナー部15を介して金型の先端に送るよ
うにしている。
本考案の外筒3は、金型に対して位置決め部1
3により固定され、内筒2は、金型に対して位置
決め部14によつて固定されており、その先端が
身切り面11を構成する。
また、本考案の内筒2の先端部には細い溝16
を設け、この溝16を冷却ジヤケツト1とは接続
しない状態にするが、内筒2の先端にまで冷却水
を送り込み、先端部の冷却を確実に行い得るよう
に構成している。
この部分の構成は、第2図に示されるように、
内筒2と外筒3の焼バメ部10の中間に溝16を
設け、その溝16にドレン孔9を形成し、隙間8
を通つて身切り面11に接続される水の通路を構
成する。そして、この構成によつて、冷却ジヤケ
ツト1の先端部から洩れた冷却水は、溝16から
ドレン孔9を通り、隙間8から金型の外へ排出さ
れることになるために、焼バメ部10から先に侵
出し、製品に影響を及ぼすことはない。
一般に、タイカスト鋳造は、スリーブ12に流
し込まれた溶融アルミ等の溶湯を、チツプ7によ
り高速、高圧で製品5に押し込むので、スプル・
ブツシユの構成は、内筒2および外筒3により形
成され、内筒2は高速、高圧で動くチツプ7に対
して充分な強度を有するように、耐摩耗性と、強
度を必要としているが、外筒3はビスケツト部4
の冷却を行うための冷却ジヤケツト部1を構成す
るようになつている。
本考案のダイカスト金型用スプル・ブツシユに
おいては、スリーブ12とスプル・ブツシユ2,
3の同心度を確保するための身切り部11側の位
置決め部13を、従来とは逆に外筒3で構成し、
それによつて冷却ジヤケツト1を極力身切り面1
1に近付けることを可能にし、それによつて、従
来は不可能であつたランナー部15の冷却を可能
にするとともに、鋳造サイクルの短縮を可能にす
るのである。
また、上記した本考案の構成によつて、新たな
欠点として生じた先端部の水洩れに対しては、内
筒2の先端に溝を設け、溝から水を排出するよう
にしているために、焼バメ面から水が滲出して、
製品に影響を及ぼすことが防止出来ることにな
る。
(考案の効果) 本考案のダイカスト金型用スプル・ブツシユ
は、上記したような構成を有するものであるか
ら、鋳造に際してのダイタイム(チルタイム)を
5〜10秒短縮することが可能になり、全体のサイ
クルもそれに対応して5〜10秒間の短縮がなさ
れ、したがつて、高速サイクルを可能にしてい
る。
また、従来の装置のように、金型を開いたとき
に固まつていないアルミが破裂し、飛散したアル
ミが金型に残り、金型を壊すことがあつたが、本
考案によつてこのような不都合は完全に解消され
ることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のダイカスト金型用スプル・ブ
ツシユの構成を示す断面図、第2図は本考案の先
端部の拡大面図であり、第3図は従来の装置の構
成を示す断面図である。 図中の符号、1……冷却ジヤケツト、2……内
筒、3……外筒、4……ビスケツト部、5……製
品、6……冷却パイプ、7……チツプ、8……隙
間、9……ドレン孔、10……焼バメ部、11…
…身切り面、12……スリーブ、13,14……
位置決め部、15……ランナー部、16……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内筒と外筒とがその端部において焼ばめ結合さ
    れ、該内外筒の中間に冷却ジヤツケツトが形成さ
    れている二重構造であつて、その先端部に位置決
    め部を有するダイカスト金型用スプル・ブツシユ
    の冷却構造において、前記スプル・ブツシユの位
    置決め部と二重構造による焼ばめシール部を共用
    化させることにより冷却ジヤケツトを湯口先端ま
    で延長するとともに、前記焼ばめシール部の中間
    に溝を設け、かつ該溝に排水用のドレン回路を設
    けたことを特徴とするダイカスト金型用スプル・
    ブツシユの冷却構造。
JP12497985U 1985-08-14 1985-08-14 Expired JPH032363Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12497985U JPH032363Y2 (ja) 1985-08-14 1985-08-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12497985U JPH032363Y2 (ja) 1985-08-14 1985-08-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6234959U JPS6234959U (ja) 1987-03-02
JPH032363Y2 true JPH032363Y2 (ja) 1991-01-23

Family

ID=31017475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12497985U Expired JPH032363Y2 (ja) 1985-08-14 1985-08-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH032363Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6234959U (ja) 1987-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5462108A (en) Process for casting a cylinder block
JPH0929416A (ja) 金型用溶湯冷却方法及びその装置並びに金型用溶湯冷却ピン
JPH032363Y2 (ja)
JPH0561026B2 (ja)
JP6351319B2 (ja) 金型冷却構造及びその製造方法
JPH02192870A (ja) シリンダブロックの製造方法
CN206839061U (zh) 一种加速铝液凝固的砂芯冷铁成型模具
JP2798604B2 (ja) 鋳造方法及び鋳造装置
JP2789150B2 (ja) シリンダブロック半製品、シリンダブロックの製造方法及びシリンダブロック半製品の成形型
JPH0243556Y2 (ja)
JPH0338942B2 (ja)
JP2599668B2 (ja) シリンダブロック半製品、シリンダブロックの製造方法及びシリンダブロック半製品の成形型
JPH11291017A (ja) アルミニウム鋳造品及びその製造方法
JPH06265B2 (ja) シリンダブロツクの鋳造法
JPH03204163A (ja) 湯口部の急冷による鋳造方法及び装置
JPH0195858A (ja) プランジャーチップ構造
JP2980915B2 (ja) 鋳造装置
KR100292166B1 (ko) 실린더블럭제조형 금형
CN211191881U (zh) 铸造用的保温冒口
JPH0421633Y2 (ja)
JPH05256192A (ja) 内燃機関用ピストンの製造方法
JPH0711951Y2 (ja) 射出成形用金型
JPH07164100A (ja) シリンダヘッド鋳造用冷却装置
JP3535384B2 (ja) 鋳造金型
JPH03169454A (ja) 軽合金製シリンダブロックの鋳造方法