JPH0445878B2 - - Google Patents

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JPH0445878B2
JPH0445878B2 JP5399983A JP5399983A JPH0445878B2 JP H0445878 B2 JPH0445878 B2 JP H0445878B2 JP 5399983 A JP5399983 A JP 5399983A JP 5399983 A JP5399983 A JP 5399983A JP H0445878 B2 JPH0445878 B2 JP H0445878B2
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JP
Japan
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card
banknote
control step
transaction
customer
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Hajime Nakamura
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は現金自動支払機の制御を含む現金自動
取引装置の支払取引の制御方法に関する。
〔発明の背景〕
従来の現金自動取引装置にあつては、当該装置
を利用して取引をしていた顧客が受取るべき媒体
(磁気カード、紙幣)を受取口に放出した後は、
顧客がそれを受取るのを待つだけであつたため、
顧客が媒体の受取りを忘れて装置から離れた場
合、受取口に放出された媒体が他人によつて持ち
去られる恐れがないとは言えなかつた。
このような盗難事故の対策として、例えば、実
公昭45−28327号に記載の「クレジツトカードの
失念防止装置」を現金自動取引装置に応用するこ
とが考えられる。この技術は、顧客がカードを装
置から抜取らずにその場を立去つた場合は、警報
装置が作動して顧客にカード失念の警告を発する
ようにしているが、現金自動取引装置において
は、媒体の取忘れに際し警告を発しても周囲の騒
音に紛れて当該顧客が気付かずに立ち去つてしま
う可能性があり媒体は盗難される恐れがある。
別の対策として、顧客が受取るべき媒体を受取
口に放出した後、規定の待時間内にその媒体が受
取られない場合は、回収機構によりその媒体を装
置内に取込み回収することも考えられている。こ
こで、盗難防止のためには受取り待時間は短い方
がよいが、単純に受取り待時間を短縮した場合、
顧客が財布等を取出すのに手間取り、媒体を受取
るのが遅れるとタイムアウトになり、媒体が回収
されてしまう不都合が起こるので、顧客サービス
上からは30秒〜60秒程度の待時間が必要である。
したがつて、この待時間に顧客が立去つた場合
は、タイムアウトになるまで媒体が受取口に放出
され、他人が持ち去ることができるという点に問
題が残されていた。
そこで、特開昭58−18767号公報に開示されて
いるものは、顧客が媒体を取残したとき、顧客が
装置の前面にいないことを検知すると、媒体を装
置内に取込み、装置の取扱を停止すると共に、顧
客への注意喚起と係員への報知のためにアラーム
が発せられ、顧客を呼止めると同時に、係員によ
り装置内に取込まれた紙幣を顧客に渡すようにな
されている。しかしながら、取残された媒体はい
ち早く装置内に取込まれるから、取忘れのたびご
とに装置は取扱停止となるため復旧には係員の処
理が必要であり、次の利用客に対する待ち時間が
長くなり、また装置の稼動率の低下とユーザ側の
保守に要する手間の点で問題があつた。
また、同公報にも記載されているように、従来
から支払取引の最後に払出されるのが紙幣であ
り、その紙幣の取忘れが多いことが問題視されて
いる。しかしながら、従来は取忘れがあつた場
合、紙幣について特に防犯性を高めた構成とはな
つていない。
〔発明の目的〕
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなさ
れたもので、当該装置を利用して取引をしていた
顧客が受取るべき媒体を取り忘れて立去つた場
合、 (1) 放置された媒体の重要さに応じて回収手続き
に違いをもたせると共に、 (2) 取忘れ媒体の回収後は、自動的に装置を初期
状態に復帰させることにより、次の利用者の利
便性の向上を図ると共に、銀行などユーザ側の
保守に要する手間を低減するに好適な制御方法
を提供することを目的としている。
〔発明の構成〕
第1図は本発明に係る現金自動取引装置の構成
を示すブロツク図であつて、顧客が受取るべき媒
体が受取口に放出されたか否か、および放出され
た媒体が受取口から抜取られたか否かを検知する
媒体放出抜取り検知器aと、顧客が装置前方の所
定操作位置にいるか否かを検知する人体検知器b
を備え、放出された媒体を受取口に放置した状態
で顧客が立去つた場合は、これに対応する両検知
手段a,bの出力状態信号により回収必要判定手
段cが媒体回収指令を発し、この回収指令を受け
て媒体回収手段dが放出された媒体を装置内に取
込み、所定の回収箱eに収納するように構成され
ている。
上記の目的を達成するために、本発明の自動取
引装置の制御は、取引媒体のうちカードを放出
(1001)し、 前記カードがカード挿入受取口に所定時間放置
されているか(1005)、若しくは利用者が前
記現金自動取引装置から退去したか(1006)
の少なくとも何れか一方を検知したとき前記カー
ドをカード回収箱に回収する(1007)よう指
令し、 前記カードが回収されたとき(1008)、前
記現金自動取引装置を客交代のため取引の初期状
態に復帰させる復旧処理を実行(1021)し、 前記カードの抜取り検知後、利用者の存在を確
認(1009)し、利用者の存在が確認されたと
き紙幣を放出(1010)し、 前記紙幣が紙幣受取口に所定時間放置されてい
るか(1014)、若しくは利用者が前記現金自
動取引装置から退去したか(1015)の少なく
とも何れか一方を検知したとき、前記現金自動取
引装置内に取込む(1016)のよう指令し、 前記紙幣を現金自動取引装置内に取込んだ状態
で前記紙幣の取込みが、連続して発生したとき
「係員呼出し要」としそれ以外は「係員呼出し不
要」とし(1017)、 上記「係員呼出し要」に基づいて係員を呼出し
(1018)、上記「係員呼出し不要」に基づいて
前記紙幣を紙幣回収箱内に回収(1019)し、 紙幣が回収されたとき(1020)、前記現金
自動取引装置を客交代のため取引の初期状態に復
帰させる復旧処理を実行する(1021)ように
構成されている。
なお、媒体が受取口に放出される前に顧客が立
去つた場合は、これを人体検知器bで検知して媒
体の放出を停止し、媒体回収手段dにより所定の
媒体回収箱eに当該媒体を収納させればよいこと
はいうまでもない。
〔作用〕
上記の制御構成により、媒体のうち放出された
カードについては、所定時間が経過したとき、ま
たは利用者が不在のとき、前記カードは回収さ
れ、一方、紙幣は、カードの抜取りを検知した
後、利用者の存在を確認したとき放出され、放出
された紙幣は、所定時間が経過したとき、または
利用者が不在のときは装置内に取込まれる。
放出された紙幣の取込みが前の取引に連続して
発生する場合には機械故障による誤動作を想定し
て係員の呼び出しが指令される。係員呼び出しは
上記のみに限定され、それ以外は係員呼出し不要
として、前記紙幣は回収される。
係員呼出し時以外では、現金自動取引装置は停
止することなく客交代のため取引の初期状態に自
動復帰する。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の最適な実施例を第2図〜第6図
に従つて説明する。
本実施例は本発明を現金自動支払機(以下、
CDと略称する)に適用した例である。
第3図に示すようにCD1は、大別して操作機
構10、伝票・カード処理機構20、紙幣支払機
構30、電源部60、制御部(端末コンピユー
タ)70、インタフエース部80から構成されて
いる。操作機構10のうち、顧客を対象とする操
作パネル11と操作誘導表示部12は第2図に示
すようにカード挿入受取口24、紙幣受取口33
とともにCD1の前面に設けられている。内部操
作パネル13は係員によるマニユアル操作および
状態表示用として設けられたもので、後述する媒
体(本例では磁気カードおよび紙幣)の回収を行
つた場合もここに表示される。伝票・カード処理
機構20にはカード部21、取引明細票・ジヤー
ナル印字部22およびカード回収箱23があり、
紙幣支払機構30には万円紙幣、千円紙幣等の種
類別の紙幣収納箱31と紙幣回収箱32がある。
制御部70はインタフエース部80を介して中央
処理システム100と結ばれ、設定されたシステ
ムプログラムに従つて上記各機構10,20,3
0と中央処理システム100との間の情報の授受
および各機構の制御を行なう。図中、90は媒体
回収の要否を判定するための人体検知器の一例と
して示した公知の感圧マツトで、その検知部91
はCD1の前方の所定操作位置に顧客が居るか否
かの情報を制御部70へ送出する。
第4図には媒体の回収に必要な機構およびそれ
に関連する機構を示してある。第5図には第4図
中のスタツカ38とその周辺の機構をさらに詳し
く示してある。
個人認証情報を磁気記録した磁気カード2を所
持する顧客がこのCD1を利用して支払取引を行
なう場合には、感圧マツト90の上に立ち、操作
誘導表示部12の指示に従つて磁気カードの挿
入、およびキー操作による取引種類、暗証番号、
取引金額の入力といつた所定の操作を行なえばよ
い。
カード挿入受取口24に挿入された磁気カード
2はカード部21のカード搬送ベルト25,26
によつて機内に取込まれ、それが図の左方に移動
する間にカードリーダ27によつて個人認証情報
の読取りが行なわれる。磁気カード2が搬送路の
左端に達したことをカード回収検知器29で光学
的に検知すると、カード搬送ベルト25,26は
停止する。
磁気カード2から読取られた情報は操作パネル
11の入力情報とともに制御部70を介して中央
処理システム100へ送られ、中央処理システム
100は当該取引情報により中央処理システム1
00内に保持する顧客情報を照合、更新し、処理
結果を制御部70へ送信する。制御部70は、当
該取引が支払取引であれば、紙幣支払機構30に
当該取引金額の紙幣の計数を指令する。紙幣収納
箱(第4図にはその一つだけを示す)31に収納
された紙幣3aは吸着子34の揺動運動により1
枚づつ分離され、かみ込みローラ35の回転によ
り搬送路36へ送り込まれる。搬送路36を通過
した紙幣は羽根車37に入り、羽根車37の回転
によりスタツカ38の上に堆積される。
一方、取引の結果は取引明細票・ジヤーナル印
字部22により記憶される。取引明細票4は伝
票・カード処理機構20の伝票搬送ベルト(図示
せず)により羽根車37に送り込まれ、羽根車3
7に回転によりスタツカ38上に堆積した紙幣の
上に積み重ねられる。
支払準備が完了すると、磁気カード2を顧客に
返却するため、操作誘導表示部12に“カード受
取り”を表示して、取込まれていた磁気カード2
をカード搬送ベルト25,26によりカード挿入
受取口24へ放出する。カード挿入受取口24の
後方に設置したカード放出抜取り検知器28によ
り磁気カード2の放出および顧客によるカード抜
取りを光学的に検知し、顧客が磁気カード2を抜
取ると、操作誘導表示部12に“紙幣受取り”を
表示する。
続いて、第5図中の駆動モーター48が始動
し、ギヤ49a,49bを介して駆動軸50を回
転させる。駆動軸50に取付けられたタイミング
プーリ39aの回転によりタイミングベルト39
が駆動され、タイミングベルト39上に取付けら
れたフオーク40がスタツカ38の切欠溝38a
内を通過して前進し、スタツカ38上に堆積した
紙幣3bと取引明細票4はフオーク40により紙
幣受取口33に向つて押し出される。それと同時
に、駆動軸50上のカム53によつてリンク5
4,55が押され、リンク54,55とピン57
を介して結合されたシヤツタ43はシヤツタ支点
軸56を回転中心として上方に移動し、紙幣受取
口33を開く。フオーク40によつて紙幣3bと
取引明細票4が紙幣受取口33へ放出されると、
カム53がリンク54からはずれるため、リンク
55に連結されたシヤツタ復帰バネ58の作用に
よりシヤツタ43が下がり、シヤツタ43に取付
けられた押えローラ41とその下方に設置された
駆動ローラ42との間で紙幣3bと取引明細票4
を挾む。その挾む力はバネ59によつて押えロー
ラ41に与えられる。紙幣3bと取引明細票4の
放出および顧客による紙幣抜取りをシヤツタ43
の後方に設置した紙幣放出抜取り検知器44によ
り光学的に検知し、顧客が紙幣3bと取引明細票
4を抜取ると、駆動モータ48を放出時とは逆方
向に回転させ、フオーク40を後退させるととも
に、シヤツタ43により紙幣受取口33を閉じ、
顧客交代の復旧処理を実行する。
以上はCDによる支払取引の通常のフローとし
て知られているところである。
次に、本発明による媒体回収動作フローを第6
図によつて説明する。
第6図は制御部70で実行される支払取引プロ
グラムのうち媒体抜取り待状態からの媒体回収動
作のフローチヤートである。
ステツプ1001により前述の“カード受取
り”の表示を行ない、磁気カード2を放出する。
続いてステツプ1002を実行し、カード放出抜
取り検知器28の出力状態信号により磁気カード
2がカード挿入受取口24に放出されたと判定し
た場合は1003で示すカード抜取り待の状態と
なる。
続いて、ステツプ1004が実行されると、カ
ード放出抜取り検知器28の出力状態信号から顧
客が磁気カード2を抜取つたか否かの判定が行な
われ、カード抜取りが検知されるとステツプ10
09へ、検知されない場合はステツプ1005へ
進む。
ステツプ1005により規定の抜取り待時間
(30〜60秒)が経過したか否かの判定が行なわれ、
抜取り待時間内と判定された場合はステツプ10
06へ進む。
ステツプ1006が実行されると、感圧マツト
90の検知部91の出力状態信号により顧客が
CD1から立去つたか否かの判定が行なわれ、顧
客が所定操作位置に居ると判定された場合はカー
ド抜取り待の状態1003にもどる。
1003−1004−1005−1006−1
003のループが繰返し実行され、抜取りタイム
アウトと判定された場合はステツプ1005から
ステツプ1007へ進む。また、抜取り待時間内
でも、顧客がCD1から立去つたことを検知すれ
ば、直ちにステツプ1006からステツプ100
7へ進む。
ステツプ1007が実行されると、カード回収
手段(本例ではカード搬送ベルト25,26)が
作動して、放出された磁気カード2を機内に取込
み、カード搬送ベルト26の後方に設置されたカ
ード回収箱23へ収納する。
続いて、ステツプ1008へ進み、カード搬送
ベルト26の後端部に設置されたカード回収検知
器29の出力状態信号から磁気カード5が回収さ
れたことを検知すると、この取引は終了となり、
ステツプ1021へ進み、次の利用待ちの顧客の
ために客交代復旧処理が実行される。
一方、顧客のカード抜取りを検知した場合は、
続いてステツプ1009が実行され、感圧マツト
90の検知部91の出力状態信号により顧客が
CD1から立去つたか否かの判定が行なわれ、顧
客の存在を検知するとステツプ1010へ進む。
ステツプ1010により、前述の“紙幣受取
り”の表示を行ない、紙幣3bと取引明細票4を
紙幣受取口33へ放出する。続いてステツプ10
11を実行し、紙幣放出抜取り検知器44の出力
状態信号により紙幣の放出を検知すると1012
で示す紙幣抜取り待の状態となる。
続いて、ステツプ1013が実行されると、紙
幣放出抜取り検知器44の出力状態信号から顧客
が紙幣3bと取引明細票4の抜取りを行なつたか
否かの判定が行なわれ、紙幣抜取りが検知される
とステツプ1021へ、検知されない場合はステ
ツプ1014へ進む。
ステツプ1015により規定の抜取り待時間
(30〜60秒)が経過したか否かの判定が行なわれ、
抜取り待時間内と判定された場合はステツプ10
15へ進む。
ステツプ1015が実行されると、感圧マツト
90の検知部91の出力状態信号により顧客が
CD1から立去つたか否かの判定が行なわれ、顧
客が所定操作位置に居ると判定された場合は、紙
幣抜取り待状態1012へもどる。
1012−1013−1014−1015−1
012のループが繰返し実行され、抜取りタイム
アウトと判定された場合はステツプ1014から
ステツプ1016へ進む。また、抜取り待時間内
でも、顧客がCD1から立去つたことを検知すれ
ば、直ちにステツプ1015からステツプ101
6へ進む。
ステツプ1016が実行されると、紙幣回収手
段が作動し紙幣の取込みを行なう。すなわち、第
5図中の駆動モータ48を放出時とは逆方向に回
転させてフオーク40を後退させるとともに、図
示しない駆動モータにより駆動ローラ42を反時
計方向に回転させることにより、押えローラ41
と駆動ローラ42とで挾まれた紙幣3bと取引明
細票4を機内に取込み、スタツカ38の上にもど
す。紙幣が取込まれると、シヤツタ43が下り紙
幣受取口33を閉じる。
本実施例では、ステツプ1017により紙幣を
取込んだ状態で、係員の呼出しの要否を判断して
いる。日常、ステツプ1016のような紙幣の取
込み回収を行なうケースはまれであつて、それが
一日に2回以上も続けてある場合、例えば、前の
取引に連続して取込みが発生する場合は、「紙幣
受取り」の表示がなされないなどの機械の誤動
作、若しくは、機械異常による場合も考えられる
ので、このようなときには、ステツプ1018に
より係員を呼出して点検させるのがよい。つま
り、紙幣が放出されているにも拘らず、前記のよ
う「紙幣受取り」の表示がされないのは、明らか
に紙幣の保護対策策上放置出来ない状態であり、
係員の点検を実施すべきであると考えられるから
である。紙幣の取込み発生が、連続して生じたと
き「係員呼出し要」としそれ以外は「係員呼出し
不要」とする。特許請求の範囲に記載された『紙
幣の取込み発生回数が、連続して所定回数以上で
「係員呼出し要」とし』とは、例えば、上記実施
例のように、前の取引に連続して紙幣取込みが発
生した場合に、機械故障を想定して係員呼出し要
とする処置を指すものであり。なお、点検の結果
により係員により復旧処理を行なう際に、取込ま
れた紙幣を取出すには、紙幣回収箱32からより
もスタツカ38からの方が容易である。
ステツプ1017において、前記のような紙幣
の連続取込み以外のときは「係員呼出し不要」と
し、ステツプ1019により放置紙幣は回収され
る。
第5図に示すように、スタツカ38とタイミン
グベルト39が掛け渡された送り出し側のタイミ
ングプーリ39bは一つの架台51に取付けられ
ている。この架台51ひ駆動軸50のまわりに回
転可能であり、架台51に取付けられたギヤ52
aは図示しない駆動モータに連結されたギヤ52
bとかみ合つている。
ステツプ1019が実行されると、上記駆動モ
ータが始動し、ギヤ52a,52bを介して架台
51を駆動軸50のまわりに時計方向に回転させ
るため、スタツカ38、タイミングベルト39、
フオーク40はそれぞれ第4図の二点鎖線で示す
位置38′39′,40′まで傾斜する。同時に駆
動モータ48が始動しフオーク40を前進させる
ので、スタツカ38の上にあつた紙幣3bと取引
明細票4はフオーク40により下方に配設された
紙幣回収ベルト45,46の間に送り込まれ、こ
れら回収ベルト45,46によつて紙幣回収箱3
2へ収納される。紙幣回収ベルト45,46と紙
幣回収箱32との間には紙幣回収検知器47が設
置されており、これにより紙幣が回収されたか否
かを光学的に検知する。
ステツプ1020により紙幣が回収されたこと
を検知するとステツプ1021へ進む。
ステツプ1021により客交代のための復旧処
理が実行され、スタツカ38、タイミングベルト
39、フオーク40を含む各機構は初期状態にも
どる。
また、顧客が磁気カード2の抜取り後、直ちに
CD1から立去つたことを感圧マツト90の検知
部91により検知した時は、ステツプ1009か
らステツプ1017へジヤンプし、係員呼出しの
必要がなければステツプ1019が実行され、ス
タツカ38上に堆積された紙幣3bと取引明細票
4を、受取口33へ押出さずに、スタツカ38を
第4図の二点鎖線で示す位置38′に傾斜させる
ことによつて紙幣回収箱32へ収納する。
本実施例によれば、媒体抜取り待時間中に顧客
がCD1から立去つた場合、抜取りタイムアウト
になるまで媒体が受取口に放置されることがなく
なるので、媒体が他人に持ち去られるのを防止で
きる。
回収された媒体はそれぞれの回収箱に収納され
ているので、当該媒体の受取りを忘れた顧客が後
刻係員に申し出れば、事実を確認の上で当該媒体
を受取ることができ、取引上の問題はない。
上記実施例では本発明をCDに適用した場合に
ついて説明したが、支払取引、預入取引兼用の現
金自動取引装置でも、支払取引については上記と
同様である。
なお、顧客が装置前方の所定操作位置に居るか
否かを検知する人体検知器としては、上記実施例
に示す感圧マツトの代わりに公知の光電式検知器
等を利用してもよい。また上記実施例では、媒体
放出抜取り検知器や媒体回収検知器の例として発
光素子と受光素子からなる光電式検知器を示した
が、同一機能を持つ他の検知器で置き換えること
ができる。
〔発明の効果〕
本発明の実施により、カードまたは紙幣の取り
忘れによる盗難事故を防止し安全性を確保すると
共に、特に、紙幣は、カードの抜取りを検知した
後利用者の存在を確認して放出され、放出された
紙幣の取込みが前の取引に連続して発生する場合
には機械故障による誤動作を想定して係員の呼び
出しが指令されるから、紙幣の保護を重点的に配
慮したサービス性の向上が図られ、また、係員呼
び出しは、放出された紙幣の取込みが複数回連続
して発生したときのみになされ、それ以外は前記
紙幣は回収され、現金自動取引装置は停止するこ
となく客交代のため取引の初期状態に自動復帰す
るから、カード、紙幣とも媒体回収のための装置
の停止に伴う稼動率低下をもたらすことなく、利
用者の利便性の向上に加えて、現行などユーザ側
の保守に要する手間を低減するに好適な制御方法
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す概要図、第2図は
本発明の一実施例である現金自動支払機の外観
図、第3図はその全体構成を示すブロツク図、第
4図はその内部機構を示す側面図、第5図はその
要部斜視図、第6図は第3図中の制御部で実行す
る媒体回収動作のフローチヤートである。 2:媒体である磁気カード、3a,3b:媒体
である紙幣、4:取引明細票、23:カード回収
箱、24:カード挿入受取口、25,26:カー
ド搬送ベルト、28:カード放出抜取り検知器、
29:カード回収検知器、31:紙幣収納箱、3
2:紙幣回収箱、33:紙幣受取口、38:紙幣
を堆積するスタツカ、40:紙幣を押出すフオー
ク、42:紙幣取込み用駆動ローラ、44:紙幣
放出抜取り検知器、45,46:紙幣回収ベル
ト、47:紙幣回収検知器、70:制御部、9
0:人体検知器である感圧マツト、1002〜1
006:カード回収必要判定手段に対応するステ
ツプ、1011〜1015:紙幣回収必要判定手
段に対応するステツプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 取引情報の確認により取引媒体であるカー
    ド・紙幣を放出し、該取引媒体の取り残しが検知
    されたとき、該取引媒体を回収すると共に、係員
    による処理指令を行なう制御を含む現金自動取引
    装置の制御方法において、 以下に示す複数の制御ステツプを含むことを特
    徴とする現金自動取引装置の制御方法。 a 前記取引媒体のうちカードを放出する制御ス
    テツプ b 前記カードがカード挿入受取口に所定時間放
    置されているか、若しくは利用者が前記現金自
    動取引装置から退去したかの少なくとも何れか
    一方を検知したとき前記カードをカード回収箱
    に回収するよう指令する制御ステツプ c 前記カードが回収されたとき、前記現金自動
    取引装置を客交代のため取引の初期状態に復帰
    させる復旧処理を実行する制御ステツプ d 前記カードの抜取り検知後、利用者の存在を
    確認する制御ステツプ e 利用者の存在が確認されたとき紙幣を放出す
    る制御ステツプ f 前記紙幣が紙幣受取口に所定時間放置されて
    いるか、若しくは利用者が前記現金自動取引装
    置から退去したかの少なくとも何れか一方を検
    知したとき、前記現金自動取引装置内に取込む
    よう指令する制御ステツプ g 前記紙幣を現金自動取引装置内に取込んだ状
    態で前記紙幣の取込みが、連続して生じたとき
    「係員呼出し要」としそれ以外は「係員呼出し
    不要」とする制御ステツプ h 上記「係員呼出し要」に基づいて係員を呼出
    す制御ステツプ i 上記「係員呼出し不要」に基づいて前記紙幣
    を紙幣回収箱内に回収する制御ステツプ j 紙幣が回収されたとき、前記現金自動取引装
    置を客交代のため取引の初期状態に復帰させる
    復旧処理を実行する制御ステツプ
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JPS5818767A (ja) * 1981-07-24 1983-02-03 Fujitsu Ltd 現金自動支払機における取忘れ防止方法
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