JPH0444700B2 - - Google Patents

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JPH0444700B2
JPH0444700B2 JP57200691A JP20069182A JPH0444700B2 JP H0444700 B2 JPH0444700 B2 JP H0444700B2 JP 57200691 A JP57200691 A JP 57200691A JP 20069182 A JP20069182 A JP 20069182A JP H0444700 B2 JPH0444700 B2 JP H0444700B2
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JP
Japan
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photoelectric conversion
conversion element
pitch
rotary encoder
element group
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JP57200691A
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JPS5990060A (ja
Inventor
Hiromi Nakase
Kunikazu Ozawa
Yasuhiro Goto
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP20069182A priority Critical patent/JPS5990060A/ja
Publication of JPS5990060A publication Critical patent/JPS5990060A/ja
Publication of JPH0444700B2 publication Critical patent/JPH0444700B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P3/00Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
    • G01P3/42Devices characterised by the use of electric or magnetic means
    • G01P3/44Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed
    • G01P3/48Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed by measuring frequency of generated current or voltage
    • G01P3/481Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed by measuring frequency of generated current or voltage of pulse signals
    • G01P3/486Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed by measuring frequency of generated current or voltage of pulse signals delivered by photo-electric detectors

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Linear Or Angular Velocity Measurement And Their Indicating Devices (AREA)
  • Optical Transform (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はモータ等の回転体の回転に応じた回転
検出信号を高密度に行なう光学式回転検出装置に
関する。
従来例の構成とその問題点 従来モータ等の回転体の回転速度及び回転方向
検出機構として、光学式1点検出型の回転検出装
置が提案されてきた。その一例を第1図に示す。
第1図において、1はn個のスリツト1aを環状
に有するロータリーエンコーダで回転軸2に取り
付けられている。3は固定されたスリツト板で、
異なる4種類のスリツトパターンSa,Sb,Sc,
Sdを有する。ロータリーエンコーダ1及び固定
スリツト板3を挾んで発光素子4a,4b,4
c,4d及び受光素子5a,5b,5c,5dが
それぞれ対になつて固定されている。
第2図にロータリーエンコーダ1及び固定スリ
ツト板3の一部拡大図を示す。ロータリーエンコ
ーダ1の隣り合うスリツト1aのスリツトピツチ
をP0とする。スリツトパターンSa,Sb,Sc,Sd
はそれぞれ複数個のスリツト3a,3b,3c,
3dがスリツトピツチP0で並んで構成されてい
る。スリツト3aとスリツト3bはピツチP1
分離しており、スリツト3bとスリツト3cはピ
ツチP2で分離しており、スリツト3cとスリツ
ト3dはピツチP3で分離している。ピツチP1
2.5P0,ピツチP2は1.25P0,ピツチP3は2.5P0であ
る。よつてロータリーエンコーダ1が回転してい
る時、受光素子5aには発光素子4aから発せら
れスリツト1a及びスリツト3aを通過した光が
照射され、受光素子5bには発光素子4bから発
せられスリツト1a及びスリツト3bを通過した
光が照射され、受光素子5cには発光素子4cか
ら発せられスリツト1a及びスリツト3cを通過
した光が照射され、受光素子5dには発光素子4
dから発せられスリツト1a及びスリツト3dを
通過した光が照射される。第2図に示したように
スリツト3a,3b,3c,3dを配すると、受
光素子5aで得られる回転検出信号と受光素子5
bで得られる回転検出信号は互いに逆相となり、
受光素子5cで得られる回転検出信号と受光素子
5dで得られる回転検出信号は互いに逆相とな
る。また受光素子5bで得られる回転検出信号と
受光素子5cで得られる回転検出信号はそれぞれ
90°位相が異なる。よつて第3図に示したよに、
受光素子5aで得られる回転検出信号と受光素子
5bで得られる回転検出信号を差動増幅回路6a
に入力し、より密度の高い回転検出信号Vaを得
る。また受光素子5cで得られる回転検出信号と
受光素子5dで得られる回転検出信号を差動増幅
回路6bに入力し、より精度の高い回転検出信号
Vbを得る。こうして得られた回転検出信号Va,
vbは90°位相が異なるため、これらの信号によつ
てロータリーエンコーダ1の回転方向を検出する
事ができる。しかし第1図に示した回転検出装置
は、一点検出型であるため、ロータリーエンコー
ダ1の偏心,面振れ,傾きが直接回転検出誤差と
なる。また発光素子,ロータリーエンコーダ,ス
リツト板,受光素子の位置合わせが困難であると
いう欠点を有する。
発明の目的 本発明は上記従来の問題点を解消するもので、
小型で高出力・高S/Nの回転検出信号が得られ
る安価で高密度な全周積分型の光学式回転検出装
置の提供を目的としている。
発明の構成 上記目的を達成するため本発明では、n個(n
は正の整数)の第1のスリツトを第1の円環部に
有し、かつスリツトピツチP1の第2のスリツト
を前記第1の円環部と半径方向に異なる第2の円
環部に有するロータリーエンコーダを回転軸に取
り付け、そのロータリーエンコーダの一方の面に
対向して前記全スリツトに光が照射するような光
源を配するとともに、前記ロータリーエンコーダ
の他方の面に対向して平面光電変換素子を配し、
その平面光電変換素子は同一基板上の前記ロータ
リーエンコーダの第1の円環部に対応する円環を
円周方向に第3の円環部および第4の円環部に分
割し、前記第3の円環部上に、P0のピツチで形
成した第1の光電変換素子小片を電気的に結合し
て成る第1の光電変換素子群及び前記第1の光電
変換素子小片と中心間のピツチがP0/2で分離
されて、P0のピツチで形成した第2の光電変換
素子小片を電気的に結合して成る第2の光電変換
素子群を有し、かつ前記第4の円間部上に、P0
のピツチで形成した第3の光電変換素子小片を電
気的に結合して成る第3の光電変換素子群及び前
記第3の光電変換素子小片と中心間のピツチが
P0/4あるいは3P0/4で分離されて、P0のピツ
チで形成した第4の光電変換素子小片を電気的に
結合して成る第4の光電変換素子群を有し、か
つ、前記ロータリーエンコーダの第2の円環部に
対応する円環部に前記スリツトピツチP1の整数
倍のピツチで形成された第5の光電変換素子小片
を電気的に結合して成る第5の光電変換素子群及
び前記スリツトピツチP1の整数倍のピツチで形
成された第6の光電変換素子小片を電気的に結合
して成る第6の光電変換素子群を有し、前記ロー
タリーエンコーダが回転することにより、前記光
源から発せられた光が前記第1のスリツトを通じ
て前記第1から第4の光電変換素子群に照射さ
れ、前記第1および第2の光電変換素子群から
は、互いに逆相の、前記ロータリーエンコーダの
回転数に比例した周波数を有する交流信号を発生
し、前記第3および第4の光電変換素子群から
は、互いに90°位相が異なり、前記ロータリーエ
ンコーダの回転数に比例した周波数を有する交流
信号を発生するとともに、同様に、前記ロータリ
ーエンコーダが回転することにより、前記光源か
ら発せられた光が前記第2のスリツトを通じて前
記第5の光電変換素子群および第6の光電変換素
子群に照射され、前記第5および第6の光電変換
素子群からは、それぞれ位相の異なるブラシレス
モータのコイル通電切り換え制御用の回転位置検
出信号が出力されるように構成されている。
実施例の説明 第4図に本発明の第1の実施例の光学式回転検
出装置の概略構成図を示す。第4図において、7
は平面光源、8は回転軸、9はn個のスリツト9
aを環状に有し、スリツトピツチがP0のロータ
リーエンコーダで回転軸8に取り付けられてい
る。10は平面光電変換素子である。平面光電変
換素子10上で同一円環を第1の円環部10a及
び第2の円環部10bに分離し、その第1の円環
部10a上に第1の光電変換素子小片を電気的に
結合して成る第1の光電変換素子群11a及び前
記第1の光電変換素子小片と分離して形成された
第2の光電変換素子小片を電気的に結合して成る
第2の光電変換素子群11bを有し、前記第2の
円環部10b上に第3の光電変換素子小片を電気
的に結合して成る第3の光電変換素子群12a及
び前記第3の光電変換素子小片と分離して形成さ
れた第4の光電変換素子小片を電気的に結合して
成る第4の光電変換素子群12bを有している。
第5図a,bは前記第1の光電変換素子群11
a,第2の光電変換素子11b,第3の光電変換
素子群12a,第4の光電変換素子群12bの構
成を示す拡大図である。第5図aにおいて、隣り
合うスリツト9a間のピツチをスリツトピツチ
P0とする。第1の光電変換素子群11aは第1
の円環部10a上にP0のピツチで形成された幅
が略P0/2の第1の光電変換素子小片を電気的
に結合して成る。第2の光電変換素子群11bは
第1の円環部10a上に前記第1の光電変換素子
小片と分離されかつ第1の光電変換素子小片の中
心からP0/2のピツチの位置にP0のピツチで形
成された幅が略P0/2の第2の光電変換素子小
片を電気的に結合して成る。第3の光電変換素子
群12aは第2の円環部10b上に、P0のピツ
チで形成された幅が略P0/4の第3の光電変換
素子小片を電気的に結合して成る。第4の光電変
換素子群12bは第2の円環部10b上に、前記
第3の光電変換素子小片と分離されかつ第3の光
電変換素子小片の中心から3/4P0のピツチの位置
にP0のピツチで形成された幅が略P0/4の第4
の光電変換素子小片を電気的に結合して成る。
第1の光電変換素子群11a及び第2の光電変
換素子群11bの等価回路は第6図に示したよう
になり、平面光源7から発せられた光がn個のス
リツト9aを通過して第1の光電変換素子群11
a及び第2の光電変換素子群11bに照射され、
第1の光電変換素子群11a及び第2の光電変換
素子群11bは光起電流Ia1,Ia2を発生する。
第7図に前記光起電流Ia1,Ia2を回転検出信号
V0に変換する回路を示す。第7図において13
は演算増幅器14及び抵抗R1よりなる電流―電
圧変換回路で、光起電流Ia1を電圧信号Vaに変換
する。また15は演算増幅器16及び抵抗R2
りなる電流一電圧変換回路で、光起電流Ia2を電
圧信号Vbに変換する。17は演算増幅器18及
び抵抗R3,R′3,R4,R′4(R3:R4=R′3:R′4
1:K0)から成る差動増幅回路で、VbとVaの差
をとり高密度な回転検出信号V0を得る。
第8図にロータリーエンコーダ9が回転してい
る際、平面光源7から発せられる光7aが第1の
光電変換素子群11a及び第2の光電変換素子群
11bに照射される様子を示す。第8図aは第1
の光電変換素子群11aに照射される光量が最小
となり、第2の光電変換素子群11bに照射され
る光量が最大となる場合である。第8図bは逆に
第1の光電変換素子群11aに照射される光量が
最大となり、第2の光電変換素子群11bに照射
される光量が最小となる場合である。ロータリー
エンコーダ9が回転すると第8図a,bの状態が
交互に繰り返されるため、第7図中の電流―電圧
変換回路13,14の出力電圧Va,Vbの波形は
第9図a,bに示したようになり、VaとVbは互
いに逆位相で直流値がVa0及びVb0,信号成分の
電圧がVap-p及びVbp-pとなる。この出力電圧
Va,Vbを第7図中の差動増幅回路17に入力
し、回転速度信号V0を得ると、第9図cに示す
電圧波形となる。この回転速度信号V0は直流値
VOO=K0(Vb0−Va0)となり、直流成分が減少
し、一方信号成分の電圧V0p-p=K0(Vap-p
Vbp-p)となり増大し、高精度な回転速度検出信
号が得られる。
第3の光電変換素子群12a及び第4の光電変
換素子群12bの等価回路は第10図に示したよ
うになり、平面光源7から発せられた光がn個の
スリツト9aを通過して第3の光電変換素子群1
2a及び第4の光電変換素子群12bに照射さ
れ、第3の光電変換素子群12a及び第4の光電
変換素子群12bは光起電流Ib1,Ib2を発生す
る。第11図に前記光起電流Ib1,Ib2を回転方向
検出信号18に変換する回路を示す。第11図に
おいて、19は演算増幅器20及び抵抗R5より
なる電流―電圧変換回路で、21はパルス波変換
回路である。また22は演算増幅器23及び抵抗
R6よりなる電流―電圧変換回路で、24はパス
ル波波変換回路である。光起電流Ib1は電流―電
圧変換回路19及びパルス波変換回路21によつ
て回転信号Vcに変換される。同様、光起電流Ib2
は電流―電圧変換回路22及びパルス波変換回路
24によつて回転信号Vdに変換される。前記回
転信号Vc及びVdをD−フリツプフロツプ25
(以下D−FFと略す)のD入力,C入力して、Q
出力より回転方向検出信号18を得る。
第12図にロータリーエンコーダ9が回転して
いる際、平面光源7から発せられる光7aが、第
3の光電変換素子群12a及び第4の光電変換素
子群12bに照射される様子を示す。ロータリー
エンコーダ9が第12図a→b→c→dの方向に
回転している時、D−FF25のD入力,C入力
は第13図aに示したように、パルス波の一周期
を360°とした時にD入力信号VCはC入力信号Vd
よりも90°位相の進んだ信号となり、C入力信号
Vdのパルス波の立下りでD入力信号Vcの信号レ
ベルを入力し、Q出力に出力すると、Q出力の電
圧レベルはローベルとなる。逆にロータリーエン
コーダ9が第12d→c→b→aの方向に回転し
ている時、D−FF25のD入力,C入力は第1
3図bに示したようにD入力信号VcはC入力信
号Vdよりも90°位相の遅れた信号となり、C入力
信号Vdのパルス波の立下りでD入力信号Vcの信
号レベルを入力し、Q出力に出力すると、Q出力
の電圧レベルはハイレベルとなる。このようにし
て電圧レベルによつてロータリーエンコーダ9の
回転方向が検出できる回転方向検出信号18が得
られる。
以上説明したように、本発明の回転送度検出信
号V0は全周積分型の検出であるため、従来例と
比べて高精度であり、本発明の回転検出装置は配
置合わせの微調整を必要としない。また従来必要
であつたスリツト板3を必要としないため、装置
の薄形化・軽量化・低価格化を実現できる。
本発明の第2の実施例として、電子整流子モー
タ、特に直流ブラシレスモータの回転検出装置に
用いる事ができる。直流ブラシレスモータは回転
子として多極着磁されたロータマグネツト用い、
固定子としてステータコイルを用いている。更に
詳しく説明すると直流ブラシレスモータの回転検
出信号として必要なものは、回転速度や回転位相
等の回転情報を検出するための回転速度検出信
号,回転方向を検出すめるための回転方向検出信
号、及びモータが有効にトルクを発生するようロ
ータマグネツトの回転位置に対応してステータコ
イルへの通電を制御する電子的整流作用を成すた
めのロータ位置検出信号等である。本発明の第2
の実施例では、前記回転速度検出,回転方向検出
に加え、ロータマグネツトの回転位置を光学式に
検出する機能を合わせを有する光学式回転検出装
置を提供する。第14図に本発明の第2の実施例
である光学式回転検出装置の概略構成図を示す。
第14図において26は平面光源、27はロータ
マグネツト(図示せず)が取り付けられている回
転軸、28はロータリーエンコーダで回転軸27
に取り付けられている。29は平面光電変換素子
である。ロータリーエンコーダ28は異なる半径
の円環上にスリツト28a及びスリツト28bを
有する。平面光電変換素子29はスリツト28a
に対応する円環を第1の円環部及び第2の円環部
に分割し、第1の円環部には第1の光電変換素子
群30a及び第2の光電変換素子群30bを有
し、第2の円環部には第3の光電変換素子群31
a及び第4の光電変換素子群31bを有してい
る。またスリツト28bに対応する円環上には第
5の光電変換素子32a、第6の光電変換素子3
2b、第7の光電変換素子33a,第8の光電変
換素子33bを有する。
第15図にロータリーエンコーダ28の平面図
を示す。第15図において、28aは回転速度検
出及び回転方向検出用のスリツトで第4図〜第5
図に示した本発明の第1の実施例と同様、n個の
幅P0/2のスリツト28aがロータリーエンコ
ーダ28の半径r3からr4の円環内にスリツトピツ
チP0で配されている。また6極着磁4コイルの
2相ブラシレスモータを例にすると第15図中に
S,Nで示した部分がそれぞれロータマグネツト
に着磁されたS極,N極に対応している。また1
組のS極N極に対応する区間を以後電気角360°
(機械角120°)と称する。28bはロータマグネ
ツト回転位置検出用のスリツトで、ロータリーエ
ンコーダ28の半径r1から半径r2の円環内でロー
タマグネツトがS極に着磁された範囲に対応する
位置に配される。
第16図に平面光電変換素子29の平面図を示
す。平面光電変換素子29上の半径r3から半径r4
の円環内には第1の光電変換素子群30a、第2
の光電変換素子群30b、第3の光電変換素子群
31a、第4の光電変換素子群31bが配されて
いる。また平面光電変換素子上の半径r1から半径
r2の円環内には電気角で270°(機械角90°)のピツ
チで第5の光電変換素子32a、第7の光電変換
素子33a、第6の光電変換素子32b、第8の
光電変換素子33bが配されている。
第14図,第15図,第16において、平面光
源26から発せられ、スリツト28aを通過した
光は第1の光電変換素子群30a・第2の光電変
換素子群30b・第3の光電変換素子31a・第
4の光電変換素子群31bに照射され、回転速度
検出信号及び回転方向検出信号が得られる。該回
転速度検出,回転方向検出については本発明の第
1の実施例で説明した通りなので省略する。
平面光源26から発せられ、スリツト28bを
通過はた光は第5の光電変換素子32a・第6の
光電変換素子32b・第7の光電変換素子33
a・第8の光電変換素子33bに照射されるが、
第15図中の矢印で示した方向にロータリーエン
コーダ28が回転している時、第6の光電変換素
子32bに照射される光は第5の光電変換素子3
2aに照射される光に対し、電気角で180°遅れた
ものとなる。また第8の光電変換素子33bに照
射される光は第7の光電変換素子33aに照射さ
れる光に対し、電気角で180°遅れたものとなる。
また第7の光電変換素子33aに照射される光は
第5の光電変換素子32aに照射される光に対
し、電気角で90°遅れたものとなる。第17図に
ロータ位置検出信号VR1,VR2を得るための回路
を示す。38は演算増幅器34及び抵抗R7より
成る電流―電圧変換回路で、第5の光電変換素子
32aが発生する光起電流を電圧信号Veに変換
する。39は演算増幅器35及び抵抗R′7より成
る電流一電圧変換回路で、第6の光電変換素子3
2bが発生する光起電流を電圧信号Vfに変換す
る。40は演算増幅器36及び抵抗R8より成る
電流―電圧変換回路で、第7の光電変換素子33
aが発生する光起電流を電圧信号Vgに変換する。
41は演算増幅器37及び抵抗R′8より成る電流
―電圧変換回路で、第8の光電変換素子33bが
発生する光起電流を電圧信号Vhに変換する。4
4は演算増幅器42及び抵抗R9,R′9,R10,R′10
より成る差動増幅回路でロータ位置検出信号VR1
を出力する。45は演算増幅器43及び抵抗
R11,R′11,R12,R′12より成る差動増幅回路でロ
ータ位置検出信号VR2を出力する。第15図中の
矢印の方向にロータリーエンコーダ28が回転し
ている時、Ve,Vg,Vh,VR1,VR2の波形は第
18図に示したようになる。このようにして得ら
れたロータ位置検出信号を用いて、6極着磁4コ
イルの2相ブラシレスモータの場合ステータコイ
ルに流す電流トルク発生に有効に寄与するように
通電制御することが可能である。通電制御の説明
は本発明とは直接関係がないので省略する。
本発明において光起電効果を有する薄形平面光
電変換素子を実現する手段として、フオトダイオ
ードと呼ばれる単結晶シリコン光電変換素子、あ
るいはセレン光電変換素子、アモルフアスシリコ
ン光電変換素子(以下a−Si光電変換素子と略
す)等様々な光電変換素子が考えられるが、本発
明に用いる光電変換素子に要求される性質とし
て、 1 大面積の光電変換素子が安価に提供できる
事。
2 微細加工が可能で、同一基板上に複数の独立
した素子を形成でき、又これらの素子の結合お
よび分離が容易に行える事。
3 高感度である事。
4 応答性が速い事。
5 素子のバラツキが小さい事。
等が挙げられる。
まず、前記単結晶シリコン光電変換素子である
が、これは上記2〜5の条件はほぼ満たし得る
が、大面化した場合高価になる。
又、前記セレクト光電変換素子やその他CdS光
電変換素子等は、大面積でも低価格を実現し得る
が、反面フオトエツチング等による微細加工を行
い難く、第5図に示した第1の光電変換素子群1
0a及び第2の光電変換素子群10bは例えば幅
100μm程度で分離帯の幅の狭い部分で10〜数10μ
m程度とすると、これらの光電変換素子では実現
が難しい。又、セレン光電変換素子等は、後述す
るa−Si光電変換素子に比べ、感度も低く、応答
性も1/10程度悪く、かつ素子間のバラツキも非常
に大きいので、本発明の光電変換素子として特殊
な場合を除き適切でない。
一方、a−Si光電変換素子は、大面積の薄形平
面光電変換素子を安価に提供でき、後述する透明
導電膜をフオトエツチング等によつて除去するこ
とにより、独立した光電変換素子を同一基板上に
多数形成する微細加工が可能なため、本発明にお
ける平面光電変換素子を提供し得る。又、感度も
高く、光源が発光ダイオードで構成されるような
微弱光であつても充分な出力信号を得る事が可能
であり、応答性も数10kHz程度まで応答し得るた
め、本発明の要求する応答性を充分満たし得るも
のである。そして同一基板上に形成されるものは
いうまでもなく、異なる基板上に形成されたもの
についても素子間のバラツキは小さく、量産性に
おいても優れている。以上の説明から明らかなよ
うに、本発明の光学式回転検出装置に適用する平
面光電変換素子としてはa−Si光電変換素子が最
適である。
ここでa−Si光電変換素子の構造及び動作を第
5図の平面光電変換素子10及び第19図を用い
て説明する。第19図は、第5図中に示した線分
0−0′で破断した平面光電変換素子10の断面図
を示す。46はステンレス基板等で作られ、基板
を兼ねた電極で、該基板上にPIN接合を有するア
モルフアスシリコン薄膜47(以下a−Si膜と略
す)が形成され、このa−Si膜47上にインジウ
ム・チン・オキサイド(以下ITOと略す)と呼ば
れる透明電極48a,48bを形成している。
前記a−Si膜47は第19図に示す様にステン
レス基板46とITO48a,48bの間にP層4
7c・I層47b・N層47aを形成するが、
ITO48a・48bの付着した部分のみが光電変
換特性を有し光電変換素子として働く。付着して
いない部分は光電変換素子としての作用をなさな
いばかりか、a−Si膜47の有る抵抗率が大であ
りかつ膜の厚さが1000Åと薄く、ITOの付着して
いない部分の幅を数μm〜数10μm以上とした場
合、膜の厚さよりも充分長いため横方向は大きな
抵抗値を有することになり、電気的な絶縁体とし
て働く。よつて第19図に示すようにITO48a
と48bを分離して付着することにより、ステン
レス基板46を共通電極とする独立した光電変換
素子群11a及び11bを形成する事ができる。
ITOを分離してa−Si膜47に付着する方法と
して、例えばa−Si膜47の略全面にITOを塗布
した後、分離帯を形成したい部分の不必要なITO
をフオトエツチングにより除去することによつて
実現可能である。
また一定のピツチで配された光電変換素子小片
を電気的に結合する方法として第5図中の光電変
換素子群11a,11bのように、光電変換素子
小片を結合するようにITOをフオトエツチングせ
ずに残すことによつて、P0のピツチで配された
光電変換素子小片を電気的に結合することが可能
である。また他の方法として、第20図に示すよ
うに、光電変換素子小片49aの片端をアルミニ
ウムあるいはニツケル等の電極50aで結合し、
同様に光電変換素子小片49bの片端をアルミニ
ウムあるいはニツケル等の電極50bで結合する
事によつても実現できる。第5図に示したように
ITOによつて光電変換素子小片を結合した場合、
第20図における電極50a,50bに対応する
本来回転検出信号発生に関係しないITO部分に光
が洩れ込むと。本来の回転検出信号に不必要な信
号が付加されコントラストが悪くなるが、第20
図に示すようにアルミニウムあるいはニツケル等
の電極30a,30bを用いる事によつて、不要
な信号が付加されずコントラストの良い回転検出
信号を得る事ができる。
以上説明したa−Si光電変換素子は通常5700Å
近傍にピーク感度波長を有するため、平面光源も
5700Å近傍の発光波長を有する光源を用いるのが
好ましい。5700Å近傍の発光波長を有する光源と
しては例えばオレンジ色の発光ダイオード(発光
波長;略6300Å)又は緑色の発光ダイオード(発
光波長;略5650Å)等の可視光の発光ダイオード
により実現できる。
発明の効果 本発明の光学式回転検出装置は、同一基板上の
同一円環内に第1の光電変換素子群,第2の光電
変換素子群,第3の光電変換素子群,第4の光電
変換素子群を精度よく配する事が可能で、かつ全
周積分型の回転速度検出を行なつているため、従
来の一点検出型の回転検出装置に比べ、位置調整
が簡単でかつ高精度な回転検出信号が得られ、そ
の実用的価値は大きい。またモータの回転検出装
置として使用する場合においては、モータ自身の
発生する磁束を誘導するなどの欠点も解消され
S/Nの良い回転速度検出信号が得られるととも
に、1つの回転検出素子基板からコイル通電切り
換え制御に用いるための回転位置検出信号も得る
ことができ、装置の小型化,モータ全体の小型
化,低コスト化という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の一点検出型光学式回転検出装置
の概略構成図を示す斜視図、第2図は同装置の要
部斜視図、第3図は同検出装置の電気回路図、第
4図は本発明の第1の実施例である光学式回転検
出装置の概略構成を示す斜視図、第5図は同要部
斜視図、第6図は同装置の第1の光電変換素子群
と第2の光電変換素子群の等価回路図、第7図は
同検出装置の電気回路図、第8図は同装置の動作
説明のための要部側面図、第9図は同装置の動作
波形図、第10は同装置における第3の光電変換
素子群と第4の光電変換素子群の等価回路図、第
11図は同検出装置の電気ブロツク図、第12図
は同装置の動作を説明するための要部側面図、第
13図は同動作波形図、第14図は本発明の第2
の実施例の検出装置の概略構成を示す斜視図、第
15図および第16図は同要部平面図、第17図
は同検出装置の電気回路図、第18図は同装置の
動作波形図、第19図は同装置の要部側面図、第
20図は同要部の斜視図である。 1,9,28……ロータリーエンコーダ、2,
8,27……回転軸、3……固定スリツト板、4
a,4b,4c,4d……発光素子、5a,5
b,5c,5d……受光素子、6a,6b……差
動増幅回路、7,26……平面光源、10,29
……平面光電変換素子、11a,11b,12
a,12b……光電変換素子群、13,15,1
9,22,38,40,41……電流―電圧変換
回路、14,16,18,20,23,34,3
5,36,37,42,43……演算増幅器、1
7,44,45……差動増幅回路、25……D−
フリツプフロツプ、28a,28b……スリツ
ト、32a,32b,33a,33b……光電変
換素子、46……ステンレス基板、47……アモ
ルフアスシリコン膜、48a,48b……ITO、
49a,49b……光電変換素子、50a,50
b……電極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スリツトピツチP0でn個(nは正の整数)
    の第1のスリツトを第1の円環部に有し、かつス
    リツトピツチP1の第2のスリツトを前記第1の
    円環部と半径方向に異なる第2の円環部に有する
    ロータリーエンコーダを回転軸に取り付け、該ロ
    ータリエンコーダの一方の面に対向して前記全ス
    リツトに光が照射するような光源を配するととも
    に、前記ロータリーエンコーダの他方の面に対向
    して平面光電変換素子を配し、該平面光電変換素
    子は基板上の前記ロータリーエンコーダの第1の
    円環部に対応する円環を円周方向に第3の円環部
    および第4の円環部に分割し、前記第3の円環部
    上に、P0のピツチで形成した第1の光電変換素
    子小片を電気的に結合して成る第1の光電変換素
    子群及び前記第1の光電変換素子小片と中心間の
    ピツチがP0/2で分離されて、P0のピツチで形
    成した第2の光電変換素子小片を電気的に結合し
    て成る第2の光電変換素子群を有し、かつ前記第
    4の円環部上に、P0のピツチで形成した第3の
    光電変換素子小片を電気的に結合して成る第3の
    光電変換素子群及び前記第3の光電変換素子小片
    と中心間のピツチがP0/4あるいは3P0/4で分
    離されて、P0のピツチで形成した第4の光電変
    換素子小片を電気的に結合して成る第4の光電変
    換素子群を有し、かつ、前記ロータリーエンコー
    ダの第2の円環部に対応する基板上の円環部に前
    記スリツトピツチP1の整数倍のピツチで形成さ
    れた第5の光電変換素子小片を電気的に結合して
    成る第5の光電変換素子群及び前記スリツトピツ
    チP1の整数倍のピツチで形成された第6の光電
    変換素子小片を電気的に結合して成る第6の光電
    変換素子群を有し、前記ロータリーエンコーダが
    回転することにより、前記光源から発せられた光
    が前記第1のスリツトを通じて前記第1から第4
    の光電変換素子群に照射され、前記第1および第
    2の光電変換素子群からは、互いに逆相の、前記
    ロータリーエンコーダの回転数に比例した周波数
    を有する交流信号を発生し、前記第3および第4
    の光電変換素子群からは、互いに90°位相が異な
    り、前記ロータリーエンコーダの回転数に比例し
    た周波数を有する交流信号を発生するとともに、
    同様に、前記ロータリーエンコーダが回転するこ
    とにより、前記光源から発せられた光が前記第2
    のスリツトを通じて前記第5の光電変換素子群お
    よび第6の光電変換素子群に照射され、前記第5
    および第6の光電変換素子群からは、それぞれ位
    相の異なるブラシレスモータのコイル通電切り換
    え制御用の回転位置検出信号が出力されることを
    特徴とする光学式回転検出装置。 2 平面光電変換素子としてPiN接合を形成する
    アモルフアスシリコン光電変換素子を使用したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の光
    学式回転検出装置。 3 光源に5700Å近傍の発光波長を有する光源を
    使用したことを特徴とする特許請求の範囲第2項
    に記載の光学式回転検出装置。
JP20069182A 1982-11-15 1982-11-15 光学式回転検出装置 Granted JPS5990060A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4919867A (ja) * 1972-03-20 1974-02-21
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