JPH0444634Y2 - - Google Patents

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JPH0444634Y2
JPH0444634Y2 JP1986055382U JP5538286U JPH0444634Y2 JP H0444634 Y2 JPH0444634 Y2 JP H0444634Y2 JP 1986055382 U JP1986055382 U JP 1986055382U JP 5538286 U JP5538286 U JP 5538286U JP H0444634 Y2 JPH0444634 Y2 JP H0444634Y2
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pipe
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は空気噴射式織機の緯糸吸引装置に係
り、特に、筬の前側に形成された緯糸案内溝の反
緯入れ側に設けられて案内されてきた緯糸の糸端
部を吸引する吸引パイプを備えた緯糸吸引装置に
関する。
〔従来の技術〕
このような従来の緯糸吸引装置としては、例え
ば、第4図に示すようなものが知られている(特
開昭57−128237号公報参照)。
図において、1は筬枠2に筬羽3を整列させて
なる筬である。4は緯糸案内溝であつて、筬羽3
の前側に形成した凹所の列により構成されてい
る。緯糸吸引装置5は空気噴射パイプ6とこの空
気噴射パイプ6からの噴射流を受ける吸引パイプ
7とを備え、両パイプ6,7は夫々の噴射口6a
及び吸引口7aが互いに緯糸案内溝4の延長線を
挟んで向き相うようホルダ8,9を介して筬1の
端縁に固定されている。また、10は光電式の第
一の緯糸検知器であり、筬1末端部の筬羽3の間
に配置される。11は同じく光電式の第二の緯糸
検知器であり、吸引パイプ7の途中に組み込まれ
ている。
そして、通常の緯入れ時には、緯糸案内溝4を
案内されてきた緯糸の糸端部が空気噴射パイプ6
からの噴射流によつて吹き送られ、吸引パイプ7
内に吸引される。この場合、第一の緯糸検知器1
0が緯糸ありを検知して緯入が正常であつたとし
て織機の製織運動を継続する。また、緯糸が短か
かつた場合には第一の緯糸検知器10が緯糸なし
を検知する。そしてこの検知信号に基づいて緯入
れミスがあつたとして織機の停止制御等を行う。
更にまた、吹切れ等で緯入れされた緯糸が途中か
ら切れた所謂胴切れの場合には、切れた緯糸が、
第一の緯糸検知器10のみならず、第二の緯糸検
知器11にも到達するので、両者の検知により織
機の停止制御等を行なうようにしている。尚、こ
のように第二の緯糸検知器11を設けているの
は、第一の緯糸検知器10のみであると胴切れと
いう緯入れミスの事態にもかかわらず緯糸ありを
検知してしまい、正常なものとして製織作動が行
なわれてしまうからである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、このような緯糸吸引装置5を設けた
織機にあつては、筬の汎用性に劣るという問題が
あつた。
それは、当該標準筬1をそのまま用いて織巾の
狭い織布を製織しようとする場合に、必然的に緯
糸吸引装置5を織端に近づけなければならない
が、緯糸吸引装置5を織端に近づけようとして
も、緯糸吸引装置5は筬1の端縁に取付ける構造
なので、筬の途中に取付けることができない。そ
のため、機替の際、織巾が多少でも換わる毎に筬
1を換えなければならないことになつて、それだ
け汎用性に劣るものである。
そこで、本考案の技術的課題は、織巾に合せ
て、緯糸吸引装置を筬の適宜の位置に設定できる
ようにする点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
このような課題を解決するための本考案の技術
的手段は、凹部を有する筬羽を所定の間隔で列設
することにより緯糸案内溝を形成し、その緯糸案
内溝の反緯入れ側に設けられて案内されてきた緯
糸の糸端部を吸引する吸引パイプを備えた緯糸吸
引装置において、吸引パイプは緯糸案内溝の方向
に移動可能に装着されていると共に緯糸案内溝側
から筬羽と反対方向に伸びており、その吸引口を
緯糸案内溝内に臨ませうるように先端寸法を定
め、かつ吸引口は少なくとも筬羽側に指向してお
り、前記吸引口の対向する筬羽間に噴射パイプを
配置し、その噴射パイプからの噴射流を前記吸引
口に指向させたものである。
〔作用〕
この手段によれば、標準織巾よりも狭いものに
織替する場合に、吸引パイプを移動させるとその
吸引口が緯糸案内溝内に臨みつつ変位するので、
吸引パイプをどこに移動させても緯糸の吸引作用
が営なまれる。したがつて、吸引口の位置を新た
な織巾に見合うところに配して吸引パイプを装着
し直すことにより、標準筬を用いての製織をおこ
ないうる。
吸引パイプは緯糸案内溝側から筬羽と反対方向
に延びており、かつ吸引口は少なくとも筬羽側指
向しており、吸引口の対向する筬羽間に噴射パイ
プを配置し、その噴射パイプ空の噴射流を前記吸
引口に指向させているので、緯糸の先端は先ず噴
射パイプからの噴射流に晒されて牽引されるから
捨て糸長が短くとも十分な牽引力が得られる。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて本考案の実施例に係
る緯糸吸引装置を説明する。
第1図乃至第3図において、20は筬であり、
筬枠21に筬羽22を密に並べて固定してある。
この筬枠21の下側には筬保持体23の凹部24
に挿入され、くさび状の止め部材25をボルト2
6で締め付けることにより筬保持体23に固定さ
れている。また、筬羽22の前側には凹所27が
形成されており、この凹所の列により緯糸案内溝
30を構成している。31はT溝であり、緯糸案
内溝30の方向であつて筬保持体23の前側に刻
設されている。このT溝31には、補助ノズル3
2のホルダ33がボルト34及びナツトで適宜の
位置に固定される。また、筬保持体23の後側に
も同様のT溝36が形成されている。尚、第1図
において、Yは経糸、Wは緯糸、37は糸端捕捉
糸、38は織前、39は織布である。
実施例に係る緯糸吸引装置Sは、吸引パイプ4
0と噴射パイプ41とを備えている。吸引パイプ
40はその中間部を突出させて折曲形成され、こ
の突出部42において保持体43に保持される。
この保持体43は筬保持体23の前側に配置さ
れ、T溝31においてボルト44及びナツト45
で適宜の位置に固定される。即ち、吸引パイプ4
0は緯糸案内溝30の方向に移動可能に装着され
る。また、吸引パイプ40の吸引口47は緯糸案
内溝30内に臨むようにその先端部寸法が定めら
れている。この実施例においては、吸引パイプ4
0の先端部40aは筬羽22の凹所27に嵌り込
む形状に成形されると共に、その端面は緯糸案内
溝30の方向に対して傾斜している。一方、吸引
パイプ40の終端部40bも緯糸案内溝30に臨
むように、筬羽22の凹所27に嵌り込む形状に
成形されている。また、噴射パイプ41の先端4
1aは筬羽22の間隙を通過できるように扁平に
成形され、吸引パイプ40の吸引口に向いうるよ
う支持体48に支持される。そして、この支持体
48は筬20の後側において、筬保持体23に形
成されたT溝36にボルト49及びナツト50で
固定される。この噴射パイプ41には図示外の空
気供給源から圧力空気が供給される。そして、そ
の噴射のタイミングは緯入れ後期から筬打前まで
の間に設定される。あるいは製織運動中常時噴射
させるようにしても良い。
60及び61は夫々第一及び第二の緯糸検知器
であり、両者共同様の構成になつており、一方の
みについて説明すると、第3図に示すように、投
光器63及び受光器64を埋設してなり、緯糸案
内溝30に臨みうる緯糸Wの検知部65をブラケ
ツト66に一体形成している。このブラケツト6
6はボルト67及びナツト68で筬保持体23の
前側のT溝31に固定される。そしてその検知部
65の設定位置は、第一の緯糸検知器60におい
ては吸引パイプ40の吸引口47の手前且つ糸端
捕捉糸37の手前であり、第二の緯糸検知器61
においては吸引パイプ40の終端40bに並ぶ位
置である。
従つて、緯糸吸引装置Sを組付けるときは、吸
引パイプ40の保持体43をT溝45に沿つて移
動させ適宜の位置でボルト49で固定するととも
に、噴射パイプ41の支持体48も噴射パイプ4
1の先端41aが吸引パイプ40の吸引口47に
対向するように適宜の位置でT溝36に固定す
る。また、第一及び第二の緯糸検知器60,61
を吸引パイプ40の先端40a及び終端40b側
に固定する。このため、例えば、通常の織巾の広
いものから狭いものに機替する際に、吸引パイプ
40は緯糸案内溝30の方向に移動できるので、
吸引口47を緯糸捕捉糸37の近傍に位置させる
ことができ、そのため、筬20を交換することな
く標準筬をそのまま用いて容易に対応できる。ま
た、通常の織巾の場合には、緯糸案内溝30の端
末あるいは緯糸案内溝30の延長上に吸引パイプ
40の吸引口を配置するようにすれば良い。
また、製織行程において、通常の緯入れの際
は、緯糸案内溝30を案内されてきた緯糸の糸端
部が噴射パイプ41からの噴射流によつて吹き送
られて吸引パイプ40内に吸引される。この場
合、第一の緯糸検知器60において、緯糸の有無
を検知し、緯糸ありを検知すると、緯入れが正常
なものとして筬打行程に移行する。
このとき、吸引パイプは緯糸案内溝側から筬羽
と反対方向に延びており、かつ吸引口は少なくと
も筬羽側指向しており、吸引口の対向する筬羽間
に噴射パイプを配置し、その噴射パイプからの噴
射流を前記吸引口に指向させているので、緯糸の
先端は先ず噴射パイプからの噴射流に晒されて牽
引されるから捨て糸長が短くとも十分な牽引力が
得られる。又吸引パイプが緯糸案内溝側から筬羽
と反対側に延びているから、緯糸先端部は吸引パ
イプ内面と必然的に接触することになり、吸引パ
イプ内面との摩擦抵抗により、戻りが阻止される
ため噴射流も少なくともよくなる。
また、緯入れされた緯糸Wが短くて第一の緯糸
検知器が緯糸Wなしを検知したときは、緯入ミス
が生じたものとして、この信号に基づいて、織機
を停止させる等の制御を行う。更にまた、緯入れ
された緯糸Wが所謂胴切れしたような場合には、
胴切れした緯糸が吸引パイプ内から排出される
が、この時、第二の緯糸検知器61に到達するの
で、第一及び第二の緯糸検知器60,61が緯糸
W有りを検知する。この場合にもこの検知信号に
基づいて、緯入れミスとして、織機を停止させる
等の制御を行う。
尚、上記実施例において、緯糸案内溝は筬羽に
形成した凹所の列から構成したものを示したが、
必ずしもこれに限定されるものではなく、別体の
ガイド板を筬の前側に配置しこのガイド板に凹所
を形成して構成したものでも良い。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、本考案の緯糸吸引装
置によれば、織巾が多少換わつても織巾に合せて
吸引パイプを適宜の位置に設定できるので、従来
のように機換毎に筬を交換しなくても良く、それ
だけ、筬の汎用性が向上した。吸引パイプは緯糸
案内溝側から筬羽と反対方向に延びており、かつ
吸引口は少なくとも筬羽側に指向しており、前記
吸引口の対向する筬羽間に噴射パイプを配置し、
その噴射パイプからの噴射流を前記吸引口に指向
させているので、緯糸の先端は先ず噴射パイプか
らの噴射流に晒されて牽引されるから捨て糸長が
短くとも十分な牽引力が得られる他、吸入パイプ
が緯糸案内溝側から筬羽と反対側に延びているか
ら、緯糸先端部は吸引パイプ内面と必然的に接触
することになり、吸引パイプ内面との摩擦抵抗に
より、戻りが阻止されるため噴射流も少なくとも
よくなり経済性が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る緯糸吸引装置を
その取付状態とともに示す一部切欠平面図、第2
図は第1図中−線断面図、第3図は第1図中
−線断面図、第4図は従来の緯糸吸引装置の
一例をその取付状態とともに示す要部斜視図であ
る。 S……緯糸吸引装置、20……筬、30……緯
糸案内溝、40……吸引パイプ、47……吸引
口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 凹部を有する筬羽を所定の間隔で列設すること
    により緯糸案内溝を形成し、その緯糸案内溝の反
    緯入れ側に設けられて案内されてきた緯糸の糸端
    部を吸引する吸引パイプを備えた緯糸吸引装置に
    おいて、 吸引パイプは緯糸案内溝の方向に移動可能に装
    着されていると共に緯糸案内溝側から筬羽と反対
    方向に伸びており、その吸引口を緯糸案内溝内に
    臨ませうるように先端寸法を定め、 かつ吸引口は少なくとも筬羽側に指向してお
    り、 前記吸引口の対向する筬羽間に噴射パイプを配
    置し、その噴射パイプからの噴射流を前記吸引口
    に指向させた ことを特徴とする空気噴射式織機の緯糸吸引装
    置。
JP1986055382U 1986-04-15 1986-04-15 Expired JPH0444634Y2 (ja)

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JPS62170785U JPS62170785U (ja) 1987-10-29
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4410048B2 (ja) * 2004-02-19 2010-02-03 株式会社豊田中央研究所 ジェットルームにおける緯糸張力付与装置
JP5369915B2 (ja) * 2009-06-11 2013-12-18 株式会社豊田自動織機 エアジェット織機における緯糸張力付与装置

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4954671A (ja) * 1972-05-10 1974-05-28

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