JPH0444355Y2 - - Google Patents

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JPH0444355Y2
JPH0444355Y2 JP1986146137U JP14613786U JPH0444355Y2 JP H0444355 Y2 JPH0444355 Y2 JP H0444355Y2 JP 1986146137 U JP1986146137 U JP 1986146137U JP 14613786 U JP14613786 U JP 14613786U JP H0444355 Y2 JPH0444355 Y2 JP H0444355Y2
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JP
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heat
breathable
microporous film
sheet
laminated sheet
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JP1986146137U
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JPS6351721U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
考案の目的
【産業上の利用分野】
本考案は、通気性積層シートの改良に関する。
このシートは、乾燥剤、発熱剤、脱酸素剤、芳香
剤、ガス滅菌などの包装材料に適している。
【従来の技術】
通気性積層シートとして、現在使用されている
ものは、微多孔性フイルムと不織布とを熱ラミネ
ートしたものである。微多孔性フイルムは、多く
の場合、プラスチツクに無機物質の粉末を混練し
てシートにし、延伸することにより製造してい
る。このシートは、熱圧着により、通気性が損な
われ、通気度のコントロールが困難である上に、
微多孔性フイルムと不織布との間の接着力も弱い
という欠点がある。
【考案が解決しようとする問題点】
本考案の目的は、上記した従来品の欠点をなく
し、さらに改善を加えた通気性積層シートを提供
することにある。すなわち、微多孔性フイルムと
通気性基材との貼り合わせに際して、通気性が損
なわれる度合が少なく、通気性のコントロールが
容易であつて、微多孔性フイルムと通気性基材と
の間の接着力が強く、かつシート自体のヒートシ
ール強度が高い通気性積層シートである。 考案の構成
【問題点を解決するための手段】
本考案の通気性積層シートは、第1図および第
2図に示すように、無機物質の粉末を溶融混練し
た線状低密度ポリエチレンをシートに成形し延伸
して得た微多孔性フイルム1と、紙または不織布
からえらんだ耐熱性の通気性基材3とを、二液硬
化型ウレタン接着剤2を格子状に適用して部分的
に貼り合わせてなる。 微多孔性フイルムは、常法に従つて、線状低密
度ポリエチレンに無機物質の粉末を溶融混練し
て、インフレーシヨン法、Tダイ法などの押出し
成形によりシートに成形後、一軸ロール延伸、チ
ユーブラー延伸、同時二軸延伸、逐次二軸延伸な
どにより、延伸して形成する。 耐熱性の通気性基材としては、不織布または紙
を使用する。ワリフも使用することができる。こ
こで要求される耐熱性は、線状低密度ポリエチレ
ンより高い融点を有するということであつて、そ
のような材料に、高密度ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ナイロン、ポリエステル、セルロースな
どがある。 二液硬化型ウレタン接着剤としては、ポリエー
テルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリ
ウレタンポリオールなどの主剤と、イソシアネー
ト基を有する化合物からなる硬化剤とを組み合わ
せて使用する。 この接着剤で部分的な接着を行なう代表的な方
法は、格子状のグラビア版を使用して、微多孔性
フイルムまたは耐熱性の通気性基材のいずれか一
方の面に接着剤混合物をグラビアコートすること
である。
【作用】
本考案の通気性積層シートは、接着剤として二
液硬化型ウレタン接着剤を使用しているので、微
多孔性フイルムと耐熱性の通気性基材との間の接
着力が強く、ヒートシールしたときに両者の間で
剥離することなく、積層シート自体の収縮も生じ
ない。接着剤層が格子状に設けられているので、
積層シートの寸法安定性も高い。 接着剤を適用した部分は実質上通気性が失われ
るが、その面積を適切にえらぶことによつて通気
性を残した部分の面積率を調節できるから、通気
性のコントロールが容易である。 また、この積層シートは、線状低密度ポリエチ
レンの面でヒートシールできるから、比較的低温
のヒートシールで高いヒートシール強度が得られ
る。ベースフイルムに耐熱性の通気性基材を選択
することにより、ヒートシールの際の変形が避け
られる。
【実施例】
線状低密度ポリエチレン(d=0.915,MI=
2.0)50重量部と重質炭酸カルシウム(平均粒径
1.7μ)50重量部とを、二軸混練機で混合後、溶融
混練して造粒し、インフレーシヨン法により厚さ
65μのフイルムを形成した。 このフイルムを一軸延伸機で2.5倍に延伸し、
厚さ50μの微多孔性フイルムを得た。得られた微
多孔性フイルムの平均径は0.25μ、空隙率は22%
であつた。 このフイルムの片面をコロナ放電処理し、その
面に幅1mmでピツチ3mmの版深70μの格子状のグ
ラビア版を用いて、二液硬化型ウレタン接着剤
「タケネートA−540/タケラツクA−50」(武田
薬品工業)を塗布し、坪量30g/m2のポリエステ
ル不織布を貼り合わせた。 得られた通気性積層シートの通気度をガーレー
法で測定して、1000秒/100c.c.の値を得た。透湿
度は、温度40℃、相対湿度90%の条件で、
2500g/m2・24hrであつた。ヒートシール強度
は、温度150℃、一秒間のシール条件で、1.5Kg/
15mmと良好であつた。 考案の効果 本考案の通気性積層シートは、貼り合わせによ
り通気性が損なわれる度合が少なく、かつ通気性
をコントロールすることが容易である。微多孔性
フイルムと耐熱性の通気性基材との間の接着力が
強く、かつ積層シートそれ自体のヒートシール強
度が高い。 従つてこのシートは、乾燥剤、発熱剤、脱酸素
剤、芳香剤、ガス滅菌などの包装材料に好適であ
るほか、多くの用途を見出すことができるであろ
う。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の通気性積層シートの構成の
一例を示す、模式的な平面図である。第2図は、
第1図の−方向の断面図である。 1……微多孔性フイルム、2……二液硬化型ウ
レタン接着剤、3……耐熱性の通気性基材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無機物質の粉末を溶融混練した線状低密度ポリ
    エチレンをシートに成形し延伸して得た微多孔性
    フイルム1と、紙または不織布からえらんだ耐熱
    性の通気性基材3とを、二液硬化型ウレタン接着
    剤2を格子状に適用して部分的に貼り合わせてな
    る通気性積層シート。
JP1986146137U 1986-09-24 1986-09-24 Expired JPH0444355Y2 (ja)

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JPS6351721U JPS6351721U (ja) 1988-04-07
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