JP2939123B2 - 薬物含有粘着シート及びその包装構造 - Google Patents

薬物含有粘着シート及びその包装構造

Info

Publication number
JP2939123B2
JP2939123B2 JP14401794A JP14401794A JP2939123B2 JP 2939123 B2 JP2939123 B2 JP 2939123B2 JP 14401794 A JP14401794 A JP 14401794A JP 14401794 A JP14401794 A JP 14401794A JP 2939123 B2 JP2939123 B2 JP 2939123B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drug
sensitive adhesive
containing pressure
adhesive sheet
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14401794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07126156A (ja
Inventor
仁 明見
隆士 木之下
崇光 村岡
三郎 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=26475568&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2939123(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP14401794A priority Critical patent/JP2939123B2/ja
Publication of JPH07126156A publication Critical patent/JPH07126156A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2939123B2 publication Critical patent/JP2939123B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薬物を経皮投与するため
に用いられる薬物含有粘着シート及びその包装構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、薬物を生体内へ投与する手段とし
て、薬物含有粘着シートを生体に貼付する経皮吸収方法
が採用されている。このような薬物含有粘着シートはポ
リエステルやポリエチレンなどのプラスチック製の支持
体の片面に、経皮吸収用薬物を含有させた粘着剤層を積
層し、露出する粘着剤層面を被覆材にて被覆してなるも
のである。通常、このような薬物含有粘着シートは含有
する薬物の揮散の防止や湿度に対する影響を防ぐため
に、薬物を水分に対して不透過性の包材にて個別包装さ
れている。
【0003】ところで、上記のように包装した場合、薬
物含有粘着シートの端面から粘着剤がはみ出して包材の
内面や支持体の背面に粘着し、使用時に薬物含有粘着シ
ートを取り出し難くなることがある。
【0004】また、粘着剤層中に可塑剤や粘着付与剤、
液状成分などを含有する場合には、これらの物質が粘着
剤層の端面から滲み出して支持体や被覆材の背面更に包
材の内面に付着(回り込み)し、その結果、包材の内面に
薬物含有粘着シートが貼り付いてしまい、やはり薬物含
有粘着シートを取り出し難くなるという問題がある。
【0005】さらに、薬物含有粘着シートや支持体更に
被覆材などのシートの製造工程上、切断したシートを一
時的に集積する必要の有る場合、上記と同様の理由で、
シート間の滑り性が悪いために作業性が大きく低下する
という問題もある。
【0006】これらの問題点を解決するには、例えば
セパレータの大きさを大きくしたり、或いは大きくし
たセパレータの外周縁に突起状部、いわゆる堤防を設け
る、などの方法が挙げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
の方法では粘着剤のはみ出しや、セパレータ背面への可
塑剤などの付着(回り込み)を防止できるが、支持体側へ
の可塑剤などの付着(回り込み)を防止できない。
【0008】又、上記の方法は有効な方法ではある
が、剥離紙が大きいことによる歩留りの低下や、セパレ
ータの外周縁に突起状部を設けるために特殊な装置が必
要となる結果、コスト高の問題がある。
【0009】本発明は、上記技術的課題を解決するため
に完成されたものであって、薬物含有粘着シートや支持
体更に被覆材などのシート間の滑り性が良く、かつ、包
材内面への粘着シートの貼り付きがなく、使用時に薬物
含有粘着シートを至極容易に取り出せる上、歩留りの低
下やコスト高とならない薬物含有粘着シート及びその包
装構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために検討を重ねた結果、支持体における薬
物含有粘着剤層側と反対側面及び/又は被覆材の露出面
に凹凸を形成すると、薬物含有粘着シートと包材の内面
との実質的接触面積が少なくなって薬物含有粘着シート
や支持体更に被覆材などのシートの滑り性が改善される
上、薬物含有粘着シートの貼り付きが効果的に防止され
ることを見い出し、本発明を完成するに至ったものであ
る。
【0011】本発明の薬物含有粘着シートは、支持体、
薬物含有粘着剤層及びこの薬物含有粘着剤層の表面に積
層された被覆材からなる薬物含有粘着シートにおいて、
支持体における薬物含有粘着剤層側と反対側面及び/又
は被覆材の露出面に凹凸が形成されていることを特徴と
する。
【0012】即ち、本発明の特徴は、薬物含有粘着シー
トにおいて、支持体における薬物含有粘着剤層側と反対
側面及び/又は被覆材の露出面に凹凸が形成されている
点にあり、この凹凸の形成方法としては特に限定される
ものではない(但し、エンボス加工による凹凸における
凹部の断面が、V字状のものを除く。)
【0013】又、この支持体としてはシート状或いはフ
ィルム状のもので形成されたものであれば特に限定され
るものではないが、特に、薬物の蒸散や湿気が透過しな
いものが望ましく、この支持体は単層或いは複数層の積
層体で形成されても良いのである。
【0014】更に、上記被覆材としては剥離処理が施さ
れたシート状或いはフィルム状のものが挙げられるので
あり、具体的には、例えば公知のものが挙げられる。
【0015】本発明においては、支持体及び/又は被覆
材の凹凸が押圧によって形成されたものが挙げられる。
具体的には、例えば所望形状に刻印されたロールやプレ
スなどによって、支持体及び/又は被覆材の表面に押圧
処理を施すことにより凹凸が形成されるなどの方法を採
用できるのであり、ロールやプレス板の改造などで既存
の装置を使用できる結果、極めて経済的である。
【0016】又、本発明において、支持体及び/又は被
覆材の凹凸が押圧によって形成される他の方法としては
エンボス加工が挙げられる。この場合、支持体及び/又
は被覆材に凹凸を形成する際に、支持体及び/又は被覆
材形成用のフイルムやシートに孔や傷ができるのを防ぐ
ために湾曲上の、つまり角部のない凹凸を形成するのが
望ましい(但し、エンボス加工による凹凸における凹部
の断面が、V字状のものを除く。)
【0017】又、本発明の薬物含有粘着シートにおいて
は、支持体及び/又は被覆材における凹凸が印刷によっ
て形成されても良いのである。この場合、この支持体及
び/又は被覆材における凹凸が、発泡性樹脂で形成され
たインキを用いて印刷され、且つこの印刷部の発泡によ
って形成されているものが、発泡剤の種類や配合割合を
調節することによって、発泡量、つまり凹凸の高さを任
意に変更できるので有益である。
【0018】更に、本発明の薬物含有粘着シートにおい
ては、支持体及び/又は被覆材における凹凸が、支持体
及び/又は被覆材に有機質又は無機質の粒子ないし粉末
を付着ないし接着することによって形成されたものでも
良いのである。
【0019】上記有機質粒子としては天然或いは合成の
材料で形成された粒子ないし粉末が挙げられるが、これ
らのうち、合成の材料が品質の安定した粒子ないし粉末
が得られるので望ましい。この合成の材料としては熱可
塑性樹脂或いは熱硬化性樹脂で製造された粒子ないし粉
末が挙げられる。
【0020】そして、天然或いは合成の材料を支持体及
び/又は被覆材に有機質又は無機質の粒子ないし粉末を
付着ないし接着するには、例えば熱融着或いはホットメ
ルト樹脂を用いて接着するなどの方法が採用される。
【0021】本発明においては、支持体及び/又は被覆
材に積層した凹凸形成部材によって形成されているもの
も有益である。この凹凸形成部材としては支持体及び/
又は被覆材の表面に凹凸を付与するものであれば特に限
定されるものではないが、特に織布又は不織布が廉価で
あり、しかも熱可塑性樹脂で形成されたものであれば容
易にラミネートできるので望ましい。
【0022】本発明の薬物含有粘着シートにおいては、
支持体及び/又は被覆材における凹凸において、この凸
部が、支持体及び/又は被覆材の表面全体に対してどの
程度の割合にするかは、用いられている粘着剤の種類や
組成によって異なるので特に限定されるものではない
が、特に、この凸部が支持体及び/又は被覆材の表面全
体の5〜90%であるものが望ましく、凸部の面積が、
5%未満になると、凹部と包材の内面が接触し易くなる
結果、薬物含有粘着シートとの接触面積、つまり粘着面
積或いは付着面積が大となって当該薬物含有粘着シート
が使用時に取り出し難くなることがあり、一方、90%
を超えると、凸部と薬物含有粘着シート更に包材の内面
が接触し易くなる結果、薬物含有粘着シートとの接触面
積、つまり粘着面積或いは付着面積が大となって当該薬
物含有粘着シートが使用時に取り出しに難くなることが
あるので好ましくない。
【0023】本発明の薬物含有粘着シートにおいては、
支持体及び/又は被覆材の凹凸において、凸部のピッチ
が0.1〜20mmであり、且つ高さが2μm〜1mmであ
るものが、薬物含有粘着シートの粘着防止或いは付着防
止、ヒートシール部の密閉性の確保又は嵩張り等の観点
から、有益である。
【0024】本発明の薬物含有粘着シートの包装構造に
おいては、上記目的を達成するために、上述の薬物含有
粘着シートが、内面に凹凸が形成された包材に包装され
ているものである。
【0025】包材の内面に凹凸を形成する方法として
は、支持体及び/又は被覆材の表面に凹凸を形成する方
法と同様の方法が採用される。
【0026】この場合、包材における内面の凹凸におい
て、凸部のピッチが0.1〜20mmであり、且つ高さが
2μm〜1mmであるものが、薬物含有粘着シートの粘着
防止或いは付着防止、ヒートシール部の密閉性の確保又
は嵩張り等の観点から、有益であり、特に、凸部の高さ
が、2〜900μmの範囲、更に2〜800μmの範囲
であるものが望ましく、凸部の高さが、2μm未満では
低すぎて、薬物含有粘着シートの粘着防止或いは付着防
止の確保の点から、凸部を設けた意味がない場合があ
り、一方、1mmを超えるとその形成が困難になった
り、ヒートシール部の密閉性の確保又は嵩張り、コスト
等の観点から好ましくない。
【0027】
【作用】本発明の薬物含有粘着シートは、支持体、薬物
含有粘着剤及びこの薬物含有粘着剤層の表面に積層され
た被覆材からなる薬物含有粘着シートにおいて、支持体
における薬物含有粘着剤層と反対側面及び/又は被覆材
の露出面に凹凸(但し、エンボス加工による凹凸におけ
る凹部の断面が、V字状のものを除く。)が形成されて
いるので、薬物含有粘着シートと包材の内面との実質的
接触面積が少なくなり、つまり薬物含有粘着シートと包
材の内面との粘着面積或いは付着面積が少なくなって当
該薬物含有粘着シートが使用時に至極容易に取り出せる
作用を有するのである。
【0028】又、本発明の薬物含有粘着シートの包装構
造においては、上記薬物含有粘着シートが、内面に凹凸
が形成された包材に包装されているので、薬物含有粘着
シートと包材の内面との実質的接触面積が一層少なくな
り、つまり薬物含有粘着シートと包材の内面との粘着面
積或いは付着面積が一層少なくなって当該薬物含有粘着
シートが使用時に至極容易に取り出せる作用を有するの
である。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例図面に基づき詳細に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0030】図1は本発明の一実施例に係る薬物含有粘
着シートを支持体側から示す斜視図であり、図2はその
被覆材側から示す斜視図であり、図3は図1のX−X'
線での断面図である。
【0031】図4ないし図7は本発明の薬物含有粘着シ
ートのそれぞれ他の実施例を示す斜視図である。
【0032】図1〜図3において、本発明の薬物含有粘
着シート1は、各種プラスチックシートや不織布、金属
箔、もしくはこれらの複合シートなどからなる支持体2
と、経皮的に体内へ吸収することができる公知の経皮吸
収用薬物を含有するアクリル系や、ゴム系、シリコーン
系、ビニルエーテル系などの重合体を主体とする粘着剤
層3と、プラスチックシートや紙などの表面に剥離処理
を施した被覆材4との積層構造体からなる。
【0033】この場合、本発明の薬物含有粘着シート1
には、図3に示すように、支持体2及び被覆材4に外面
からの押圧によって、その内面には凹凸5が形成されて
いる。
【0034】即ち、表面が平滑な支持板上に、支持体2
或いは被覆材4を載置し、その外側から、所定形状に刻
印されたロールやプレス板などによって支持体2及び被
覆材4の表面に押圧処理を施すことにより凹凸5が形成
されるなどの方法を採用できるのであり、ロールやプレ
ス板の改造などで既存の装置を使用できるので極めて経
済的である。
【0035】又、上記の方法に代えて、支持体2に粘着
剤層3及び被覆材4を順次積層して薬物含有粘着シート
1を形成した後、両側から所定形状に刻印されたロール
やプレス板などによって支持体2及び被覆材4の表面に
一挙に凹凸5を形成しても良いのである。
【0036】この凹凸の形状は、エンボス加工による凹
凸における凹部の断面が、V字状とならなければ、特に
限定されるものではないが、具体的には、例えば、図1
に示すように、全面にわたる天井に形成したり、或いは
図2及び図7に示すように、会社名や取り扱い方法等、
特定の文字の繰り返し模様の凹凸5を被覆材4の表面に
刻印したり、或いは図4に示すように、凹凸5を格子状
に形成したり、図5に示すように、凹凸を微粒面状に形
成したり、図6に示すように、凹凸5を梨子地柄に形成
したり、図示しないが波線状に形成したり、更に、これ
らの組み合わせの形状とすることができる。
【0037】この凹凸5を形成する方法としては、支持
体2及び/又は被覆材4に有機質又は無機質の粒子ない
し粉末を熱融着或いはホットメルト樹脂を用いて付着な
いし接着するなどの方法が採用される。又、この粒子な
いし粉末の付着には、この他、この粒子ないし粉末を支
持体2及び/又は被覆材4を押圧、固定したり、フィル
ムへのマット化剤の配合やサンドマット加工も含むので
ある。
【0038】本発明の薬物含有粘着シート1の包装構造
においては、上記目的を達成するために、上述の薬物含
有粘着シート1が、内面に凹凸5が形成された包材6に
包装されているものである。
【0039】即ち、図8は本発明の薬物含有粘着シート
1の包装構造の実施例を示す斜視図であり、図9は図8
のY−Y'線での拡大断面図である。
【0040】図8および図9において、本発明の薬物含
有粘着シート1を包装するために用いられる包材6は、
図9に示すように、当該包材6が外面からの押圧によっ
て、その内面に凹凸7が形成されている。
【0041】ところで、本発明の薬物含有粘着シート1
の包装構造においては、上述の薬物含有粘着シート1を
特定の包材6に包装したものであり、従って、薬物含有
粘着シート1についての説明は、重複するのでその説明
を省略する。
【0042】又、上記包材6を製造するための材料とし
てはフィルム状或いはシート状のものであれば特に限定
されるものではないが、ヒートシール性が有るものが好
ましく、この観点から、具体的にはポリエチレンやサー
リン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンビニルア
ルコール共重合体、ハイトロンなどのヒートシール性を
有するプラスチックシートを用いた包装材料を用いるこ
とができる。特に、内包する薬物含有粘着シート1に含
有される経皮吸収用薬物の揮散や分解などを防止するた
めには、ポリエステルフィルムや金属箔などの不透過性
のフィルムを積層することが好ましい。
【0043】なお、揮散や分解をしない薬物であれば紙
や不織布などの透過性のシートを積層してもよいことは
いうまでもない。また、このフィルム状或いはシート状
の材料の厚みは通常、10〜200μm程度のものを用
いる。
【0044】又、この包装構造においては、上記薬物含
有粘着シート1が、内面に凹凸7が形成された包材6に
包装されているので、薬物含有粘着シート1と包材6の
内面との実質的接触面積が一層少なくなり、つまり薬物
含有粘着シート1と包材6の内面との粘着面積或いは付
着面積が一層少なくなって当該薬物含有粘着シート1が
使用時に至極容易に取り出せるのである。
【0045】
【発明の効果】本発明の薬物含有粘着シートは、支持
体、薬物含有粘着剤及びこの薬物含有粘着剤層の表面に
積層された被覆材からなる薬物含有粘着シートにおい
て、支持体における薬物含有粘着剤層と反対側面及び/
又は被覆材の露出面に凹凸(但し、エンボス加工による
凹凸における凹部の断面が、V字状のものを除く。)
形成されているので、薬物含有粘着シートと包材の内面
との実質的接触面積が少なくなり、つまり薬物含有粘着
シートと包材の内面との粘着面積或いは付着面積が少な
くなり、この結果、端面からの糊はみ出しが起こり易い
薬物含有粘着シートや、可塑剤や液状成分が滲み出しや
すい薬物含有粘着シートを包装した場合にも包材の内面
に粘着或いは付着し難くなるので、内包された薬物含有
粘着シートを使用する際に取り出し易いという効果を奏
するのである。
【0046】又、本発明の薬物含有粘着シートの包装構
造においては、上記薬物含有粘着シートが、内面に凹凸
が形成された包材に包装されているので、薬物含有粘着
シートと包材の内面との実質的接触面積が一層少なくな
り、つまり薬物含有粘着シートと包材の内面との粘着面
積或いは付着面積が一層少なくなり、この結果、端面か
らの糊はみ出しが起こり易い薬物含有粘着シートや、可
塑剤や液状成分が滲み出し易い薬物含有粘着シートを包
装した場合にも包材の内面に粘着或いは付着し難くなる
ので、内包された薬物含有粘着シートを使用する際に一
層取り出し易くなるなどの効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る薬物含有粘着シートを
支持体側から示す斜視図である。
【図2】図1の薬物含有粘着シートを被覆材側から示す
斜視図である。
【図3】図1のX−X'線での断面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る薬物含有粘着シート
を支持体側から示す斜視図である。
【図5】図4の薬物含有粘着シートを被覆材側から示す
斜視図である。
【図6】本発明の更に他の実施例に係る薬物含有粘着シ
ートを支持体側から示す斜視図である。
【図7】図6の薬物含有粘着シートを被覆材側から示す
斜視図である。
【図8】本発明の一実施例に係る薬物含有粘着シートの
包装構造を示す斜視図である。
【図9】図8のY−Y'線での断面図である。
【符号の説明】
1 薬物含有粘着シート 2 支持体 3 粘着剤層 4 被覆材 5 凹凸 6 包材 7 凹凸 8 ヒートシール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 三郎 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日 東電工株式会社内 (56)参考文献 実開 昭59−159413(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 9/70

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体、薬物含有粘着剤層及びこの薬物含
    有粘着剤層の表面に積層された被覆材からなる薬物含有
    粘着シートにおいて、支持体における薬物含有粘着剤層
    と反対側面及び/又は被覆材の露出面に凹凸(但し、エ
    ンボス加工による凹凸における凹部の断面が、V字状の
    ものを除く。)が形成されていることを特徴とする薬物
    含有粘着シート。
  2. 【請求項2】支持体及び/又は被覆材の凹凸が押圧によ
    って形成されている請求項1に記載の薬物含有粘着シー
    ト。
  3. 【請求項3】支持体及び/又被覆材の凹凸が印刷によっ
    て形成されている請求項1に記載の薬物含有粘着シー
    ト。
  4. 【請求項4】支持体及び/又は被覆材の凹凸が、発泡性
    樹脂で形成されたインキを用いて印刷され、且つこの印
    刷部の発泡によって形成されている請求項3に記載の薬
    物含有粘着シート。
  5. 【請求項5】支持体及び/又は被覆材の凹凸が、有機質
    又は無機質の粒子ないし粉末を付着ないし接着によって
    形成されている請求項1に記載の薬物含有粘着シート。
  6. 【請求項6】支持体及び/又は被覆材の凹凸が、支持体
    及び/又は被覆材の表面に積層した凹凸形成部材によっ
    て形成されている請求項1に記載の薬物含有粘着シー
    ト。
  7. 【請求項7】凹凸形成部材が、織布又は不織布である請
    求項6に記載の薬物含有粘着シート。
  8. 【請求項8】支持体及び/又は被覆材の凹凸において、
    この凸部が支持体及び/又は被覆材の表面全体の5〜9
    0%である請求項1ないし7のいずれかに記載の薬物含
    有粘着シート。
  9. 【請求項9】支持体及び/又は被覆材の凹凸において、
    凸部のピッチが0.1〜20mmであり、且つ高さが2
    μm〜1mmである請求項1ないし8のいずれかに記載
    の薬物含有粘着シート。
  10. 【請求項10】請求項1ないし9のいずれかに記載の薬
    物含有粘着シートが、内面に凹凸が形成された包材に包
    装されている薬物含有粘着シートの包装構造。
  11. 【請求項11】包材における内面の凹凸において、凸部
    のピッチが0.1〜20mmであり、且つ高さが2μm
    〜1mmである請求項10に記載の薬物含有粘着シート
    の包装構造。
JP14401794A 1993-09-10 1994-06-01 薬物含有粘着シート及びその包装構造 Expired - Lifetime JP2939123B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14401794A JP2939123B2 (ja) 1993-09-10 1994-06-01 薬物含有粘着シート及びその包装構造

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-249772 1993-09-10
JP24977293 1993-09-10
JP14401794A JP2939123B2 (ja) 1993-09-10 1994-06-01 薬物含有粘着シート及びその包装構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07126156A JPH07126156A (ja) 1995-05-16
JP2939123B2 true JP2939123B2 (ja) 1999-08-25

Family

ID=26475568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14401794A Expired - Lifetime JP2939123B2 (ja) 1993-09-10 1994-06-01 薬物含有粘着シート及びその包装構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2939123B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1925300A2 (en) 2006-11-22 2008-05-28 Nitto Denko Corporation Adhesive preparation
KR101268901B1 (ko) 2012-12-24 2013-05-29 유현석 이형성이 좋은 약제패치 및 그 제조방법

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001231812A (ja) * 2000-02-25 2001-08-28 Teikoku Seiyaku Co Ltd 貼付剤用支持体およびそれを用いた外用貼付剤
JP2006104079A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Kobayashi Pharmaceut Co Ltd 薬剤発散用シート
JP2006265105A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Sanshin Rubber Shokai:Kk 金粉末を含有するシート状美容パック
JP5129925B2 (ja) * 2005-12-07 2013-01-30 久光製薬株式会社 貼付剤
JP5290674B2 (ja) * 2007-09-12 2013-09-18 ニプロパッチ株式会社 貼付剤用支持体、貼付剤、及び包装体
JP5289862B2 (ja) * 2008-08-28 2013-09-11 日東電工株式会社 貼付剤
JP2009274768A (ja) * 2009-08-12 2009-11-26 Nitto Denko Corp 薬物含有粘着シートの包装構造
US11491116B2 (en) 2016-03-16 2022-11-08 Lead Chemical Co., Ltd. Adhesive patch

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1925300A2 (en) 2006-11-22 2008-05-28 Nitto Denko Corporation Adhesive preparation
KR101268901B1 (ko) 2012-12-24 2013-05-29 유현석 이형성이 좋은 약제패치 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07126156A (ja) 1995-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5505306A (en) Package structure of drug-containing pressure-sensitive adhesive sheet
KR100348948B1 (ko) 국부드레싱,국부드레싱의제조방법및국부드레싱의용도
US5736470A (en) Pressure sensitive adhesive article and method of making
EP0674913B1 (en) Non-occulusive adhesive patch for applying medication to the skin
KR101030198B1 (ko) 첩부재 포장체
JP3423322B2 (ja) 変形自在の隔離部によって保護された物質を備えた材料及びその製造方法
JP2939123B2 (ja) 薬物含有粘着シート及びその包装構造
EP0571700A1 (en) A hydrogel applicator and methods of making same
JP4555581B2 (ja) シートタイプ化粧品
JPWO2018119398A5 (ja)
JP2814185B2 (ja) 薬物含有粘着シート用包材
JP2009274768A (ja) 薬物含有粘着シートの包装構造
JPH10338629A (ja) 薬物含有粘着シート及び薬物含有粘着シートの包装構造
JPH0830U (ja) 粘着加工シート及び剥離紙
JPH10310108A (ja) 薬物含有粘着シートの包装構造
JPH0136519Y2 (ja)
JPH0748660Y2 (ja) 粘着シート
JP2011148536A (ja) 貼付剤包装構造
JPH07276358A (ja) プリプレグシート
JPH0121958Y2 (ja)
JP2003339762A (ja) 創傷保護用絆創膏
JPS5852252Y2 (ja) パツプ剤
JPH0748659Y2 (ja) 粘着シート材
JPH0410182Y2 (ja)
CA2341643A1 (en) Plaster containing a medicament, with three functional layers

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080611

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110611

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140611

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term