JPH0410182Y2 - - Google Patents

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JPH0410182Y2
JPH0410182Y2 JP1985139772U JP13977285U JPH0410182Y2 JP H0410182 Y2 JPH0410182 Y2 JP H0410182Y2 JP 1985139772 U JP1985139772 U JP 1985139772U JP 13977285 U JP13977285 U JP 13977285U JP H0410182 Y2 JPH0410182 Y2 JP H0410182Y2
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JP
Japan
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drug
adhesive
pack
base
polyurethane
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、持ち運びに便利で、使用する際に簡
単に患部に貼ることが可能で、消炎鎮痛用基剤、
鎮痒用基剤、狭心症用基剤等ゲル状の経皮吸収型
薬剤の成分の揮発を防ぎ、直接肌に貼ることが出
来るパツク入り基剤に関するものである。
従来の技術 従来のこの種の基剤としては、不織布の表面に
経皮吸収型の各種基剤を塗布したものにおいて、
該塗布した基剤の上から剥離紙を被せ、更に該剥
離紙を被せた基剤をアルミ箔の袋に入れ密封した
ものがある。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、かかる従来の方式のものは、ア
ルミ箔等の袋で密封されているために基剤成分が
蒸発しないといつた利点はあるものの、アルミ箔
の袋に多数の基剤を塗布した不織布を入れている
ので、携帯するには容量がかさみ不便であつた。
また一枚一枚アルミ箔の袋に入れ密封することも
考えられるが、アルミ箔をしつかりと密封する必
要性が生じるため、作業能率の面で適当ではなか
つた。
また一般に消炎鎮痛剤の薬剤等は、接着剤を化
学変化させ接着能力を低下させるため、接着剤を
薬剤等の周辺に塗布した貼り付け型のものに適用
するには不向きであつた。
そのため、不織布に塗布したものを直接肌には
る訳にはいかず、他の接着手段を用いていた。
そこで本考案は、かかる従来技術の欠点に鑑み
携帯性に優れ、接着剤と薬剤成分とが化学変化を
起こしにくく、かつ製造が簡単な貼り付け型のパ
ツク入り基剤を提供しようとするものである。
問題点を解決するための手段 すなわち本考案は、表面中央部にゲル状の薬剤
が載置され、該ゲル状薬剤の周辺部に接着剤が塗
布された発泡性ポリウレタンと、該発泡性ポリウ
レタン及びその上の薬剤を覆う中央部に凹み部8
を有するバリア性ベースフイルム2と、発泡性ポ
リウレタンの裏面に接着されたバリア性ベースフ
イルムとからなり、前記発泡性ポリウレタンに多
数の通気孔が穿孔されていることを特徴とするパ
ツク入り基剤により本目的を達成する。
作 用 本考案にかかる、パツク入り基剤は発泡性ポリ
ウレタン表面中央部に薬剤を塗布し、さらにその
上からバリア性ベースフイルムを被せ、また発泡
性ポリウレタンの裏面にバリア性ベースフイルム
を接着してあるので、薬剤の薬成分が揮発しよう
としても、ベースフイルムが外気及び接着剤との
接触を阻止するので薬剤の保存性に優れると共に
接着剤が化学変化を起こして接着力が弱まること
がない。
また、使用する際には、ポリウレタンの表面及
び裏面に被せたバリア性ベースフイルムを剥が
し、表面側を患部に貼る。このとき一般にポリウ
レタンは通気性に欠けるが、本考案のものは、多
数の通気孔を設けているので、むれることがな
い。
実施例 以下に本考案を図面に示された一実施例に従つ
て詳細に説明する。
第1図において、1は本考案にかかるパツク入
り基剤であり、中央部の凹み部8を有するアルミ
箔フイルム2と、中央に消炎鎮痛、鎮痒、皮膚の
角化防止又は狭心症用の薬剤5が塗布され、周辺
部に通気孔6が多数穿孔され接着剤が塗布された
発泡ポリウレタン(商品名:ソフトロン、(株)
セキスイの登録商標)3とを重ね合わせ、さらに
発泡性ポリウレタン3の裏面も接着剤を介してア
ルミ箔フイルム4が接着されている。中央部に凹
み部8を有するアルミ箔フイルム4は、凹み部8
の周囲でポリウレタン側に均等に圧接され、揮発
作用を防ぐように薬剤をシールドしている。
またアルミ箔フイルム2の外周縁部は、剥離し
やすいように剥離紙7が接着され接着剤との接着
面を設けている。
尚、本実施例のパツク剤に使用する接着剤とし
ては、アクリル系またシリコン系を用いる。
以上のように本考案にかかるパツク入り基剤
は、薬剤をアルミ箔フイルム2,4でもつて完全
にシールするように構成しているために、薬剤が
揮発しないで済む。
効 果 本考案にかかるパツク入り基剤は、従来のもの
に比較して簡単な包装ではあるが、薬剤の周囲を
バリア性フイルムで覆い且つ圧接するように構成
したので、発泡性ポリウレタン上の接着剤が化学
変化を起こしにくいと共に薬剤成分の揮発を充分
に防ぐことが出来る。接着剤が化学変化を起こし
にくいので基剤を直接肌に貼ることができる。
さらに不織布の替わりに発泡ポリウレタンを採
用したので、しわになりにくいと共に、柔らかく
て肌ざわりがよい。発泡ポリウレタンに多数の通
気孔をあけたが、発泡ポリウレタンの表面、裏面
をアルミ箔フイルムで覆うようにしたので、通気
孔から基剤が漏れることがない。
また、患部に貼る薬剤を一つ一つパツクするよ
うにしているために、携帯性に優れている。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案にかかるパツク入り基剤の実施
例を示すもので、第1図は斜視図、第2図は各部
を分離した斜視図、第3図は第2図の−断面
図、第4図は発泡ポリウレタンの正面図である。 1……パツク入り基剤、3……発泡性ポリウレ
タン、2,4……バリア性ベースフイルム(アル
ミ箔)、5……薬剤、6……通気孔、7……剥離
紙、8……凹み部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 表面中央部にゲル状の薬剤が載置され、該ゲ
    ル状薬剤の周辺部に接着剤が塗布された発泡性
    ポリウレタンと、該発泡性ポリウレタン及びそ
    の上の薬剤を覆う中央部に凹み部8を有するバ
    リア性ベースフイルム2と、発泡性ポリウレタ
    ンの裏面に接着されたバリア性ベースフイルム
    とからなり、前記発泡性ポリウレタンに多数の
    通気孔が穿孔されていることを特徴とするパツ
    ク入り基剤。 (2) バリア性ベースフイルムがアルミ箔フイルム
    であることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のパツク入り基剤。 (3) 発泡性ポリウレタンの表面を覆うバリア性ベ
    ースフイルムの接着剤との接着面に剥離紙が接
    着されていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項又は第2項記載のパツク入り基
    剤。
JP1985139772U 1985-09-12 1985-09-12 Expired JPH0410182Y2 (ja)

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JPS6251141U JPS6251141U (ja) 1987-03-30
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Citations (1)

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JPS5652912U (ja) * 1979-10-01 1981-05-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58176931U (ja) * 1982-05-19 1983-11-26 タキロン株式会社 消炎鎮痛プラスタ−材
JPS59179026U (ja) * 1983-05-16 1984-11-30 タキロン株式会社 通気性発泡薄膜

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5652912U (ja) * 1979-10-01 1981-05-09

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