JPH0443141A - 袋織エアーバッグ - Google Patents
袋織エアーバッグInfo
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- JPH0443141A JPH0443141A JP14849690A JP14849690A JPH0443141A JP H0443141 A JPH0443141 A JP H0443141A JP 14849690 A JP14849690 A JP 14849690A JP 14849690 A JP14849690 A JP 14849690A JP H0443141 A JPH0443141 A JP H0443141A
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Landscapes
- Woven Fabrics (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は自動車の乗員保護用として用いられる衝撃吸収
用エアーバッグに関する。
用エアーバッグに関する。
自動車の衝突事故に伴う人身障害の防止のためのエアー
バッグ装置の使用が推奨されて、いる。
バッグ装置の使用が推奨されて、いる。
このエアーバッグにおいて、円形の二重袋織組織による
袋織地を用いるエアーバッグは、例えば特開平1−25
446により知られている。
袋織地を用いるエアーバッグは、例えば特開平1−25
446により知られている。
この袋織エアーバッグは第4図又は第5図に示す袋織地
から得ることができる。すなわち第4図に示すように表
側織地2と裏側織地3から成る二重袋織部の外側全域を
斜子織の接結−軍組織8で織成し、得られた織地9を破
線IOに沿って切断する。あるいは第5図に示すように
、二重袋織部2゜3の外周に一定幅の斜子織の接結一重
組織帯域11をリング状に設け、得られた織地12を帯
域11の外側に沿って切断する。このようにして得られ
た袋織エアーバッグは縫製工程を大幅に削減できると共
に一般的に信頼性の高いエアーバッグを得るのに役立つ
。
から得ることができる。すなわち第4図に示すように表
側織地2と裏側織地3から成る二重袋織部の外側全域を
斜子織の接結−軍組織8で織成し、得られた織地9を破
線IOに沿って切断する。あるいは第5図に示すように
、二重袋織部2゜3の外周に一定幅の斜子織の接結一重
組織帯域11をリング状に設け、得られた織地12を帯
域11の外側に沿って切断する。このようにして得られ
た袋織エアーバッグは縫製工程を大幅に削減できると共
に一般的に信頼性の高いエアーバッグを得るのに役立つ
。
しかしながら前述の袋織のエアーバッグでは接結一重組
織帯域の接結部強力が方向性を有するという問題がある
。すなわち第4図でtで示す経糸方向での接結部強力と
Wで示す緯糸方向での接結部強力がbで示すバイヤス方
向での接結部強力より低いということが見出され、した
がって第4図および第5図に示す構造の袋織エアーバッ
グではバースト強度試験では、低バースト強力でかつバ
スト部位が糸軸方向に偏った。又、インフレーション試
験では糸軸方向の部位で袋が破損する場合があった。
織帯域の接結部強力が方向性を有するという問題がある
。すなわち第4図でtで示す経糸方向での接結部強力と
Wで示す緯糸方向での接結部強力がbで示すバイヤス方
向での接結部強力より低いということが見出され、した
がって第4図および第5図に示す構造の袋織エアーバッ
グではバースト強度試験では、低バースト強力でかつバ
スト部位が糸軸方向に偏った。又、インフレーション試
験では糸軸方向の部位で袋が破損する場合があった。
本発明は現在迄に考えられている袋織エアーバッグの有
する方向性のある接結部強力ちついての問題点を解決し
て、接結部強力の方向性を極力少くし、エアーバッグと
してのバースト強度が高(インフレーション試験で袋の
破損のない高信頼性の袋織エアーバッグを提供すること
を目的とする。
する方向性のある接結部強力ちついての問題点を解決し
て、接結部強力の方向性を極力少くし、エアーバッグと
してのバースト強度が高(インフレーション試験で袋の
破損のない高信頼性の袋織エアーバッグを提供すること
を目的とする。
本発明者等は、糸軸方向の接結部強力、バースト強力、
耐インフレーション性の向上を鋭意検討した。
耐インフレーション性の向上を鋭意検討した。
本発明者等は、バイアス方向の接結部強力は現状維持で
、糸軸方向の接結部強力のみ向上させる製織方法でこの
課題を解決出来る事を発見し、本発明に達した。
、糸軸方向の接結部強力のみ向上させる製織方法でこの
課題を解決出来る事を発見し、本発明に達した。
すなわち、本発明の目的は、円形の流体導入袋部用二重
袋織部の外周に接結−重組織帯域を設け、該接結−重組
織帯域において、袋織の中心より糸軸方向の帯域の織組
織とバイアス方向の帯域の織組織を異ならせしめ、かつ
接結−重組織帯域の組織が経糸方向及び緯糸方向の糸軸
方向で、異なる半径方向内で2種の組織帯域で形成され
、内側の織組織を外側の織組織に比 し、ルーズな織組
織として成る袋織エアーバッグ。によって達成される。
袋織部の外周に接結−重組織帯域を設け、該接結−重組
織帯域において、袋織の中心より糸軸方向の帯域の織組
織とバイアス方向の帯域の織組織を異ならせしめ、かつ
接結−重組織帯域の組織が経糸方向及び緯糸方向の糸軸
方向で、異なる半径方向内で2種の組織帯域で形成され
、内側の織組織を外側の織組織に比 し、ルーズな織組
織として成る袋織エアーバッグ。によって達成される。
ここにいう実質的に円形とは、円形、円形に近い楕円形
、および膨張した時に円形に近い形状になり得る多角形
を含むものを意味する。
、および膨張した時に円形に近い形状になり得る多角形
を含むものを意味する。
例えば、6角形、8角形も含む。
前記経糸方向及び緯糸方向の糸軸方向の帯域の幅は、円
の中心から糸軸方向に向けて左右均等に20〜30°と
し、かつこの糸軸方向帯域の内側の帯域の幅は外側の帯
域の幅より小さくするとよい。例えば内側の帯域の幅を
3〜8mmとし、外側の帯域の幅を15〜25mmにす
るとよい。
の中心から糸軸方向に向けて左右均等に20〜30°と
し、かつこの糸軸方向帯域の内側の帯域の幅は外側の帯
域の幅より小さくするとよい。例えば内側の帯域の幅を
3〜8mmとし、外側の帯域の幅を15〜25mmにす
るとよい。
内側の帯域の織組織はルーズな組織であればどのような
組織であってもよい。例えば外側の帯域の織組織を斜子
織にした場合に、内側の帯域の織組織を3本平組織にす
ればよい。ルーズな織組織帯域によって緩衝ゾーンが形
成され接結部強力アップの効果が発生する。
組織であってもよい。例えば外側の帯域の織組織を斜子
織にした場合に、内側の帯域の織組織を3本平組織にす
ればよい。ルーズな織組織帯域によって緩衝ゾーンが形
成され接結部強力アップの効果が発生する。
一方バイアス方向の帯域は、前記糸軸方向の帯域の残り
部分の帯域で円周に4カ所存在する。この帯域の織組織
は、糸同志がスリップしない織組織であり、好ましくは
、前記糸軸方向帯域の外側帯域と同一組織にするのがよ
い。
部分の帯域で円周に4カ所存在する。この帯域の織組織
は、糸同志がスリップしない織組織であり、好ましくは
、前記糸軸方向帯域の外側帯域と同一組織にするのがよ
い。
以下本発明の袋織のエアーバッグの好ましい一例を示す
添付図面を参照して本発明を詳述する。
添付図面を参照して本発明を詳述する。
第1図に本発明の袋織のエアーバッグの好ましい一例の
平面図を示し、第2図は第1図に示した袋織のエアーバ
ッグを得るための袋織地を示す。
平面図を示し、第2図は第1図に示した袋織のエアーバ
ッグを得るための袋織地を示す。
第1図に示すように、本発明の袋織のエアーバッグlで
は、表側織地2と裏側織地3から成る二重袋織部の外周
に接結−重組織帯域が設けられており、この接結−重組
織帯域は、糸軸方向の4カ所の帯域は、内側の帯域4と
外側の帯域5とで構成され、内側の帯域4の織組織が外
側の帯域5の織組織に比し、構成する糸同志ガスリップ
しやすくルーズな組織、例えば外側が斜子織に対し内側
は3本平組織で織成する。
は、表側織地2と裏側織地3から成る二重袋織部の外周
に接結−重組織帯域が設けられており、この接結−重組
織帯域は、糸軸方向の4カ所の帯域は、内側の帯域4と
外側の帯域5とで構成され、内側の帯域4の織組織が外
側の帯域5の織組織に比し、構成する糸同志ガスリップ
しやすくルーズな組織、例えば外側が斜子織に対し内側
は3本平組織で織成する。
第3図(B)〜第3図(D)に各種のルーズな組織の例
を示す。例えば外側の帯域に第3図(A)に示す斜子織
を用いる場合には第3図(B)〜第3図(D)の何れか
の組織、すなわち一完全組織内での交錯点が相対的に少
い組織を用いればよい。
を示す。例えば外側の帯域に第3図(A)に示す斜子織
を用いる場合には第3図(B)〜第3図(D)の何れか
の組織、すなわち一完全組織内での交錯点が相対的に少
い組織を用いればよい。
バイアス方向の4在所の帯域は、一種類の織組織で構成
され、糸軸方向の外側の帯域5と同一織組織で製織され
ている。
され、糸軸方向の外側の帯域5と同一織組織で製織され
ている。
この様に接結−重組織帯域において接結部強力の低い糸
軸方向の帯域をルーズな組織にすると、エアーバッグが
気体の膨張によって膨らまされて、接結部を拡げようと
した力が加わる際に、ルーズな組織の内側の帯域が緩衝
作用を発揮し、その結果経方向および緯糸方向の接結部
強力をバイヤス方向での接結部強力に近づける効果を発
揮する。
軸方向の帯域をルーズな組織にすると、エアーバッグが
気体の膨張によって膨らまされて、接結部を拡げようと
した力が加わる際に、ルーズな組織の内側の帯域が緩衝
作用を発揮し、その結果経方向および緯糸方向の接結部
強力をバイヤス方向での接結部強力に近づける効果を発
揮する。
前記第1図に示した袋織のエアーバッグは例えば第2図
に示すように二重織地7の中に接結一重組織帯域が配置
されるように製織し、得られた袋織地を接結−重組織帯
の外周で切断すればよい。
に示すように二重織地7の中に接結一重組織帯域が配置
されるように製織し、得られた袋織地を接結−重組織帯
の外周で切断すればよい。
以下実施例により本発明を説明し、併せて比較例との物
性比較を行う。
性比較を行う。
なおエアーバッグの接結部強力は第7図に示すグラブ法
で行った。すなわち試料としては第6図にCtで示す経
方向のサンプル、Cwで示す緯方向のサンプルおよびc
bで示すバイヤス方向のサンプルをそれぞれ対応する袋
織のエアーバッグから採取し、それら試験サンプルを第
7図に示すように、織物試験機につかみ間隔を7.6c
mで取付ける。その際表側のつかみ13a 、 13b
の大きさを2.5X2.5cmとし、裏側のつかみ14
a 、14bの大きさを5.IX2.5an以上とし、
接結部15がつかみ間の中心に位置するように初荷重を
加えてつかみ引張速度は30±2mmの条件で試験を行
う。接結部が破壊した時の強さ眩を測定し、つかみの付
近で切断したものを除き、3回の測定値の平均値で表す
。
で行った。すなわち試料としては第6図にCtで示す経
方向のサンプル、Cwで示す緯方向のサンプルおよびc
bで示すバイヤス方向のサンプルをそれぞれ対応する袋
織のエアーバッグから採取し、それら試験サンプルを第
7図に示すように、織物試験機につかみ間隔を7.6c
mで取付ける。その際表側のつかみ13a 、 13b
の大きさを2.5X2.5cmとし、裏側のつかみ14
a 、14bの大きさを5.IX2.5an以上とし、
接結部15がつかみ間の中心に位置するように初荷重を
加えてつかみ引張速度は30±2mmの条件で試験を行
う。接結部が破壊した時の強さ眩を測定し、つかみの付
近で切断したものを除き、3回の測定値の平均値で表す
。
次にバースト試験は、第9図に示すバースト試験装置で
エアーバッグ(17)の中へエアーバッグ(17)より
膨張時の容量の大きな風船はを入れた上で、エアーバッ
グ取付板(19)に取付具のを用いて固定する。
エアーバッグ(17)の中へエアーバッグ(17)より
膨張時の容量の大きな風船はを入れた上で、エアーバッ
グ取付板(19)に取付具のを用いて固定する。
圧力調整弁(23)により高圧空気(16)の供給量を
調整しながら、エアーバッグ(17)をゴム風船と共に
膨らませ、エアーバッグ(17)が破裂した時の圧力を
圧力計(22)により求める。
調整しながら、エアーバッグ(17)をゴム風船と共に
膨らませ、エアーバッグ(17)が破裂した時の圧力を
圧力計(22)により求める。
大塵■1
第2図に示す本発明の袋織のエアーバッグ用袋織地を下
記に示す仕様で製織した。
記に示す仕様で製織した。
糸使い(経・緯共) ナイO:/66840’、/1
40’筬羽×引込本数 38.0本/に寸×2本人
れ打ち込み密度 27本/吋 設計密度(本/吋) 通し巾 仕上中 織゛機 ジャカード 二重袋織部 接続一重組織帯域 糸軸方向内側帯域の幅 5mt。
40’筬羽×引込本数 38.0本/に寸×2本人
れ打ち込み密度 27本/吋 設計密度(本/吋) 通し巾 仕上中 織゛機 ジャカード 二重袋織部 接続一重組織帯域 糸軸方向内側帯域の幅 5mt。
糸軸方向外側帯域の幅 20mm
バイアス方向帯域の幅 25mm
糸軸方向内側帯域の組織 3本平
(第3図(B))
糸軸方向外側帯域及びバイアス
方向帯域の組織 斜子織(第3図(A))85 cm
75 cm
ソメットSM・93型−230
打出MO−7
直径70cmの円形
寒施何ヱ
糸軸方向内側の帯域の組織を第3図(C)に示す組織に
する以外は実施例1と同一条件で袋織地を製織した。
する以外は実施例1と同一条件で袋織地を製織した。
大樵桝ユ
糸軸方向内側の帯域の組織を第3図(D)に示す組織に
する以外は実施例1と同一条件で袋織地を製織した。
する以外は実施例1と同一条件で袋織地を製織した。
比較例1
第4図に示すように、二重袋織部以外は全て接結−軍組
織にした袋織地を前記実施例1に準じた仕様で製織した
。接結一重組織帯域は総べて斜子織で製織した。
織にした袋織地を前記実施例1に準じた仕様で製織した
。接結一重組織帯域は総べて斜子織で製織した。
比較例2
第5図に示すように、二重袋織部の外周にリング状の接
結一重組織帯域(幅25M)を設けた袋織地を前記実施
例1に準じた仕様で製織した。
結一重組織帯域(幅25M)を設けた袋織地を前記実施
例1に準じた仕様で製織した。
接結一重組織帯域の織組織は総べて斜子織で製織した。
炊較撚ユ
第6図に示すように、二重袋織部の外周にリング状の接
結一重組織帯域(幅25mm)を設け、その内側の全帯
域(幅5mm)の組織は3本平(第3図(B))その外
側の全帯域(幅20mm)の組織は斜子織(第3図(A
))を設けた袋織地を前記実施例1に準じた仕様で製織
した。
結一重組織帯域(幅25mm)を設け、その内側の全帯
域(幅5mm)の組織は3本平(第3図(B))その外
側の全帯域(幅20mm)の組織は斜子織(第3図(A
))を設けた袋織地を前記実施例1に準じた仕様で製織
した。
実施例1〜3及び比較例1〜3の6種類の袋織地の製織
性及び接結強力・バースト強力の比較結果を第1表に示
す。
性及び接結強力・バースト強力の比較結果を第1表に示
す。
第1表に示すように、本発明の実施例の袋織部の経方向
および緯方向の接結部強力(したがって袋織のエアーバ
ッグの接結部強力)は比較例の場合と比べてバイヤス方
向との差が大幅に縮少されており、その結果エアーバッ
グの接結部強力のアップ及ぶバースト強力のアップに寄
与し、バーストの部位が、糸軸方向に偏らず、インフレ
ータ−取付日周辺部になった。
および緯方向の接結部強力(したがって袋織のエアーバ
ッグの接結部強力)は比較例の場合と比べてバイヤス方
向との差が大幅に縮少されており、その結果エアーバッ
グの接結部強力のアップ及ぶバースト強力のアップに寄
与し、バーストの部位が、糸軸方向に偏らず、インフレ
ータ−取付日周辺部になった。
実施例の製織性については、−重接結組織帯域の面積が
少いため、緯糸打込みも所定の密度を達成することがで
き、又経毛羽による停台を少くすることができるという
良好な結果を示した。
少いため、緯糸打込みも所定の密度を達成することがで
き、又経毛羽による停台を少くすることができるという
良好な結果を示した。
一方比較例1の接結部強力については、経糸方向および
緯糸方向の強力がバイヤス方向の強力の52〜58%し
かなく、さらに袋織部の周囲の方向によってバラツキが
極めて大きいという結果を示した。特に緯糸方向は緯密
度が低い事に基因して接結部強力が低い。その結果、バ
ースト試験においては、低バースト強力で、かつバース
ト部位は、糸軸方向に偏った結果になった。
緯糸方向の強力がバイヤス方向の強力の52〜58%し
かなく、さらに袋織部の周囲の方向によってバラツキが
極めて大きいという結果を示した。特に緯糸方向は緯密
度が低い事に基因して接結部強力が低い。その結果、バ
ースト試験においては、低バースト強力で、かつバース
ト部位は、糸軸方向に偏った結果になった。
又製織性については、−重接結組織帯域が高密度織物で
あるにも拘らず斜子織であるため、密度が入らず、経糸
張力のバラツキが織物幅方向で大きく経毛羽が多発する
という不良な結果を示し、織機回転数も20Or、p、
m、が上限であった。
あるにも拘らず斜子織であるため、密度が入らず、経糸
張力のバラツキが織物幅方向で大きく経毛羽が多発する
という不良な結果を示し、織機回転数も20Or、p、
m、が上限であった。
比較例2の接結部強力については、比較例1と同様に経
糸方向および緯糸方向の強力がバイヤス方向の強力の約
56%と極めて低く、さらに袋織部の周囲の方向によっ
てバラツキが極めて大きい。
糸方向および緯糸方向の強力がバイヤス方向の強力の約
56%と極めて低く、さらに袋織部の周囲の方向によっ
てバラツキが極めて大きい。
その結果、バースト試験においては、比較例1と同様、
バースト強力で、かつバースト部位は、糸軸方向に偏っ
た結果となった。一方、製織性については、−重接結組
織帯域が高密度織物であるが、その幅が狭いため、密度
が入りやすく、所定の緯密度が得られるという結果を示
した。又経糸張力のバラツキは織物幅方向で少いため製
織性は比較例Iに比し良好であり、織機回転数も比較例
1より50%upできた。
バースト強力で、かつバースト部位は、糸軸方向に偏っ
た結果となった。一方、製織性については、−重接結組
織帯域が高密度織物であるが、その幅が狭いため、密度
が入りやすく、所定の緯密度が得られるという結果を示
した。又経糸張力のバラツキは織物幅方向で少いため製
織性は比較例Iに比し良好であり、織機回転数も比較例
1より50%upできた。
比較例3の接結部強力については、糸軸方向・バイアス
方向共に強力アップを果たした為、両者の強力差は比較
例工、2よりは少いが、依然大きい。その結果、バース
ト試験において、バースト強力は向上したが、接結部強
力に偏りがある為、バースト部位は糸軸方向に偏った結
果となった。
方向共に強力アップを果たした為、両者の強力差は比較
例工、2よりは少いが、依然大きい。その結果、バース
ト試験において、バースト強力は向上したが、接結部強
力に偏りがある為、バースト部位は糸軸方向に偏った結
果となった。
本発明の袋織のエアーバッグは前述のように構成されて
いるので、接結部強力の方向差を少くすることができ、
その結果接結部強力及びバースト強力が高く、かつバー
スト部位に偏りがない袋織エアーバッグを提供すること
ができる。
いるので、接結部強力の方向差を少くすることができ、
その結果接結部強力及びバースト強力が高く、かつバー
スト部位に偏りがない袋織エアーバッグを提供すること
ができる。
(以下余白)
第1図は本発明による袋織のエアーバッグの一例を示す
平面図であり、第2FXJは第1図に示した袋織のエア
ーバッグを得るための袋織端の平面図であり、第3図(
A、)〜第3図(D)は本発明の袋織のエアーバッグの
接結−重組織帯域の内側の帯域又は外側の帯域に用いら
れる織物組織の例をそれぞれ示す織物組織図であり、第
4図は二重袋織部の外周全域を接結−重組織で製織した
従来例の袋織端を示す平面図であり、第5図は二重袋織
部の外周に一定幅の接結−重組織帯域をリング状に設け
た従来例の袋織端を示す平面図であり、第6図は、二重
袋織部の外周にリング状の接結−重組織帯域を設け、そ
の内側の全帯域と外側の全帯域の織組織を異ならせた従
来例の袋織端を示す平面図であり、第7図は接結部強力
測定用試料の採取位置を示す図であり、第8図は接結部
強力測定方法を説明する図である。 第9図は、バースト試験測定装置を説明する図である。 l−・−本発明の袋織のエアーバッグ 2.3゛−二重袋織部のそれぞれの織地4°°−内側の
接結−重組織帯域 5・・・外側の接結−重組織帯域 6゛・・・本発明の袋織のエアーバッグを得るための袋
織端 9、12.13−従来例の袋織地
平面図であり、第2FXJは第1図に示した袋織のエア
ーバッグを得るための袋織端の平面図であり、第3図(
A、)〜第3図(D)は本発明の袋織のエアーバッグの
接結−重組織帯域の内側の帯域又は外側の帯域に用いら
れる織物組織の例をそれぞれ示す織物組織図であり、第
4図は二重袋織部の外周全域を接結−重組織で製織した
従来例の袋織端を示す平面図であり、第5図は二重袋織
部の外周に一定幅の接結−重組織帯域をリング状に設け
た従来例の袋織端を示す平面図であり、第6図は、二重
袋織部の外周にリング状の接結−重組織帯域を設け、そ
の内側の全帯域と外側の全帯域の織組織を異ならせた従
来例の袋織端を示す平面図であり、第7図は接結部強力
測定用試料の採取位置を示す図であり、第8図は接結部
強力測定方法を説明する図である。 第9図は、バースト試験測定装置を説明する図である。 l−・−本発明の袋織のエアーバッグ 2.3゛−二重袋織部のそれぞれの織地4°°−内側の
接結−重組織帯域 5・・・外側の接結−重組織帯域 6゛・・・本発明の袋織のエアーバッグを得るための袋
織端 9、12.13−従来例の袋織地
Claims (1)
- 円形の流体導入袋部用二重袋織部の外周に接結一重組織
帯域を設け、該接結一重組織帯域において、袋織の中心
より糸軸方向の帯域の織組織とバイアス方向の帯域の織
組織を異ならせしめ、かつ接結一重組織帯域の組織が経
糸方向及び緯糸方向の糸軸方向で、異なる半径方向内で
2種の組織帯域で形成され、内側の織組織を外側の織組
織に比し、ルーズな織組織として成る袋織エアーバッグ
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14849690A JPH0443141A (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 袋織エアーバッグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14849690A JPH0443141A (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 袋織エアーバッグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0443141A true JPH0443141A (ja) | 1992-02-13 |
Family
ID=15454054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14849690A Pending JPH0443141A (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 袋織エアーバッグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0443141A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003510469A (ja) * | 1999-09-24 | 2003-03-18 | ミリケン・アンド・カンパニー | 膨張可能な織物 |
US8840178B2 (en) | 2010-11-05 | 2014-09-23 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Seatback for vehicle seat |
-
1990
- 1990-06-08 JP JP14849690A patent/JPH0443141A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003510469A (ja) * | 1999-09-24 | 2003-03-18 | ミリケン・アンド・カンパニー | 膨張可能な織物 |
US8840178B2 (en) | 2010-11-05 | 2014-09-23 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Seatback for vehicle seat |
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