JP3247400B2 - 袋織エアバッグ - Google Patents
袋織エアバッグInfo
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Description
より詳しくは自動車の乗員保護用に用いられるエアバッ
グににおいて、信頼性の高い優れた耐圧強度をもつ袋織
エアバッグに関する。
防止のための乗員保護用安全装置としてエアバッグシス
テムが実用化され、搭載されつつある。エアバッグシス
テムは自動車の衝突を検知するセンサー、センサーから
の信号に基づいてエアバッグを膨脹させるガス発生器
(インフレーター)および衝突時にガスによって膨脹し
て乗員の衝撃を吸収するエアバッグから構成されてい
る。
中空部を有すると共に、ガス発生器を取付けるための取
付口および膨脹後のエアバッグからガスを排出させるた
めの機構(例えばベントホール、エアバッグの基布の通
気性を利用して排出してもよい)が設けられている。ま
た、エアバッグの基布の通気性の抑制および各部処の縫
製部分の補強のためにエアバッグの基布にはコーティン
グが施されている。
ルチフィラメントなどの高強度合成繊維糸を用いて織物
を作り、ドライバーシート用エアバッグの場合、この織
物から2枚のほぼ円形の布帛片を裁断し、2枚の布帛片
の周辺部を縫製によって接合することによって形成さ
れ、その後ガス発生器取付口およびガス排出機構が設け
られている。なお縫製に先立って、通常、布帛に樹脂、
ゴムなど被覆材のコーティングが施されている。
よって膨脹して乗員の衝撃を吸収する機能を有すること
の必要性から高い耐圧強度と信頼性が要求される。縫製
によるエアバッグにおいては、実公昭54−3484号
公報に提案されているように2枚の円型布帛の経糸が4
0゜〜50゜傾斜した状態で周辺部を縫合し耐圧強度の
向上を図る技術が開示されている。
枚の布帛の中心点から外縁までの長さ寸法が経糸および
緯糸の糸軸方向を40゜〜50゜傾斜させた方向の長さ
より大とした角丸形状布帛の周辺部を縫製又は接着剤に
より接合して耐圧強度の向上を図るなどのエアバッグが
提案されている。しかし、前記提案の技術なども含め従
来公知の縫製又は接着剤などで接合されたエアバッグ
は、例えばミシン糸の耐久性、ミシン針による布帛への
ダメージ大によるエアーもれ、縫目の不均一性などの課
題がある。また、接着剤による接合においては、接着部
が極めて硬くなり、折りたたみ性不良(コンパクト性不
良)、接着強力の不均一性などの接合の信頼性に対する
課題もあり、加えて縫製および接着作業の繁雑によるコ
ストの上昇などの問題も有している。
合された周辺部を有するエアバッグの問題点を解決する
為に周辺部を接結一重組織帯によって1枚の織物とした
袋織エアバッグも提案されている(特開平1−2544
46号公報)が、この袋織エアバッグにおいても耐圧強
度と信頼性の面での課題があった。上記提案の袋織エア
バッグの構造および問題点を図6および図7を参照して
以下説明する。
一例を示す平面図であり、図6(B)はその断面図であ
る。図6(A)および図6(B)に示すように従来公知
の袋織エアバッグは上側布帛13(使用時にドライバー
側)と下側布帛12(使用時にハンドル側)の2枚の布
帛から成り、上側布帛と下側布帛の周辺部14が一重組
織によって1枚の布帛として形成され、その結果上側布
帛と下側布帛の間に中空部16が形成されている。下側
布帛の中央にはガス発生器取付口15が設けられる。
周辺部が中空部の外周に形成されているが、エアバッグ
の使用時にはガス発生器取付口を介してエアバッグを裏
返して周辺部がエアバッグの内側に収容される形態で用
いられることが多い(図示せず)。中空部の内側はほぼ
円形に作られている。すなわち、図6(A)でDwで示
す経糸方向の直径、Dfで示す緯糸方向の直径、および
互いに直交する2本のバイヤス方向(経糸又は緯糸に対
して角度45°の方向)の直径Db1 ,Db2 の値はほ
ぼ等しく形成されている。
ジャガード機構を装備した織機を用いることによって製
造することができる。前記図6(A)および図6(B)
に示す袋織エアバッグを膨脹させたときの状態を図7
(A)(平面図)および図7(B)(断面図)に示す。
図7(A)および図5(B)から明らかなように、膨脹
前にはほぼ円形であった中空部の形状がバイヤス方向の
長い変形四辺形になる。
の伸びが縦糸方向および緯糸方向の伸びより大きいため
に生ずるものと考えられる。このように膨脹後のエアバ
ッグの中空部が円形から歪んだ形状、すなわち変形四辺
形になると、エアバッグの耐圧強度が低下するという現
象が見られる。また、周辺部の接結一重組織帯の構成も
十分な耐圧強度向上対策が不足していた。
伴って耐圧強度が下るようであると、折角の袋織エアバ
ッグの特徴が阻害されることになり好ましくない。
織エアバッグの問題点を解決して膨脹時の耐圧強度を一
段と向上させることができ信頼性のある構造を有する袋
織エアバッグを提供することを目的とする。
中空部の周辺部が接結一重組織帯で接合されている袋織
エアバッグにおいて、前記中空部の周辺部と前記接結一
重組織帯の境界線が袋織エアバッグの経糸方向と緯糸方
向で最大の長さを有し、且つバイヤス方向で最小の長さ
を有するように、前記中空部の中心から異なる長さで形
成されており、且つ前記境界線の外接円と内接円の間で
下記式で示す円弧状連続曲線に実質的に沿って形成され
ていることを特徴とする袋織エアバッグ。
する比率 θ:経糸方向から時計廻りの方向の角度 L:角度θにおける中空部の中心から境界線迄の長さで
あり、もう一つは、前記中空部の繊組織が平繊であり、
前記接結一重組織帯の組織の少なくとも一部の帯域が斜
子織組織で形成されていることを特徴とする請求項1に
記載の袋織エアバッグ、であり、さらにもう一つは、前
記接結一重組織帯の前記境界線に接する帯域が斜子織組
織であり、該帯域の外側の帯域が前記斜子織組織より経
糸および緯糸の拘束度の低い組織で形成されていること
を特徴とする請求項2に記載エアバッグ、である。
線がL=R(1+P/2×cos4θ)で、変位θにお
ける図3の点Cから境界線までの長さが移動軌跡を描く
円弧の連続した形状で示される曲線であることが極めて
重要である。この曲線以外の場合には、袋織ではあって
も高い耐圧強度が発現できない。また、P(平均半径R
に対する比率)の値は、0.08≦P≦0.2の範囲、
好ましくは、0.1≦P≦0.15の範囲にあることが
肝要である。Pが0.08より小さい場合、および0.
2より大きい場合には、耐圧強度の改善が出来ない。P
の値は、エアバッグを膨脹させた場合(出来れば破裂圧
力に近い圧力で膨脹させる)、ほぼ円形となる様に定め
ればよく、袋織物の糸種、密度、組織などに応じて選定
すればよい。
て定めればよい。また、本発明で実質的に下式で表わさ
れる長さLとは、例えば実際の設定値に対し、0.95
L〜1.05Lの範囲にあることをいう。これは、極め
て多数の経糸と緯糸とをジャカード機構を用いた織組織
で中空部を作る際に、中空部と周辺部の境界線を厳密な
意味での一本のなだらかな曲線とすることは不可能であ
るからである。
を示す図1、図2および図3を参照して本発明を説明す
る。図3は、本発明の袋織エアバッグ(膨脹前)の中空
部の周辺部)を説明する部分平面図であり、袋織エアバ
ッグの全体(図1(A))の右上1/4を示している。
即ち、中空部6を形成する二重組織と1枚の織物として
組織された接結一重組織帯の周辺部4を示し、縦軸D
w、横軸Dfは織物の経糸軸、緯糸軸を示す。中空部と
周辺部の境界線7は、中心部からLの長さにある境界線
上の任意の点Aの移動軌跡として描かれる円弧の連続し
た形状のなだらかな曲線となる。
径Rの円と同心円であり、半径は、それぞれ、R(1−
P/2)、R(1+P/2)となる。点Aと点Cとを結
んで得られる直線の長さLは、L=(1+P/2×co
s4θ)で表わされ、θ(ラジアン)がゼロおよびπ/
2、即ち経糸軸Dw、緯糸軸DfのときにL=R(1+
P/2)、θがπ/4のとき、L=R(1−P/2)、
θがπ/8および3π/8のときにL=Rとなる。
物の経糸、緯糸方向に凸状であり、θがπ/4、3π/
4、5π/4および7π/4のとき、つまり織物のバイ
アス方向で凹状となる、なだらかな曲線となる。図1
(A)は本発明の袋織エアバッグの一例を示す平面図で
あり、図1(B)はその断面図である。図2(A)は図
1(A)に示す袋織エアバッグを中空部を加圧して膨脹
させたときの平面図であり、図2(B)はその断面図で
ある。 図1(A)に示すように本発明の袋織エアバッ
グ1は上側織物3と下側織物2の2枚の織物から成り、
上側織物と下側織物の周辺部が接結一重組織帯によって
1枚の織物として形成され、その結果上側織物と下側織
物の間に中空部が形成されている。下側織物の中央には
ガス発生器取付口5が設けられる。
袋織エアバッグでは、ほぼ等しい、経糸方向の直径Dw
と緯糸方向の直径Dfに対して、バイヤス方向の直径D
b1 ,Db2 が短かく、全体として、円弧の連続した形
状のなだらかな曲線が採用されている。このDwとDf
に対するDb1,Db2 の値の選定は図2(A)に示す
ように中空部を加圧して、膨脹させたときのそれぞれ対
応するDw′,Df′,Db1 ′およびDb2 ′の値が
実質的に等しくなるように実験を繰返して行うこともで
きる。
でバイヤス方向が短かい中空部を有する異形袋織エアバ
ッグは膨脹後には実質的に円形の中空部を有するように
なる。その結果、短かいエアバッグの膨脹時に内部ガス
による周辺部へ作用する力がエアバッグの中空部の全方
向にわたって均一になるようにすることができ、エアバ
ッグの耐圧強度の向上を達成させることができる。
バッグのその他の構成(糸使いその他)条件によって相
違はあるが本発明の袋織エアバッグは耐圧強度を25%
程度迄改善することができる。このように耐圧強度を改
善できればエアバッグの信頼性向上に役立つだけでな
く、使用状態から規定される、必要耐圧強度を満足させ
るための布帛の使用量(具体的には重量)の削減に役立
ち、ひいてはエアバッグの製造コストの削減に役立つ。
の袋織エアバッグは、必要に応じて不通気加工を施して
よい。例えば、エアバッグの上側布帛、下側布帛の両方
又は片方の全部、あるいは両方又は片方の一部に樹脂ゴ
ムなど被覆材の、コーティング、ディッピング、ラミネ
ート、その他の積層法などによって行えばよい。また、
軽く嵩ばらない、エアバッグを設計する場合には、全く
不通気加工を施さなくてもよい。いずれの場合も、その
最終工程が終了した段階で中空部と周辺部との境界線が
のバイヤス方向に短かい、円弧の連続した形状の本発明
のなだらかな曲線を描いていればよい。
エアバッグ1aに示すようにガス発生器取付口を介して
裏返して周辺部を中空部内に収めて用いられ、さらにガ
ス発生器取付口の外周に補強布5aを縫製によって取付
けて用いられる。その他エアバッグとして必要な各種の
構成を付加して用いてもよい。また、これらの補強布、
固定布、被覆材、など本体袋織エアバッグへの取付け
は、ミシンによる縫製、高周波、超音波などによる溶融
接合、ゴム糊、粘着剤、ホットメルト剤などの接着剤に
よる接着接合、あるいはこれらの併用など、種々の方法
から選定すればよい。
布を構成する繊維糸条の種類としては、溶融紡糸、乾式
紡糸、湿式紡糸などから得られた長繊維、紡績糸、混繊
糸、カバーリング糸あるいはこれらの併用、更には嵩高
加工などを行った長繊維の加工糸などいずれでもよい。
本発明の袋織エアバッグの袋体および補強布に用いられ
る繊維糸条の材料は、例えばナイロン6、66、46な
どのポリアミド繊維、パラフェニレンテレフタルアミ
ド、及び芳香族エーテルとの共重合体などに代表される
アラミド繊維、ポリアルキレンフタレートに代表される
ポリエステル繊維、全芳香族ポリエステル繊維、ビニロ
ン繊維、レーヨン繊維、超高分子量ポリエチレンなどの
ポリオレフィン繊維、ポリオキシメチレン繊維、パラフ
ェニレンサルフォン、ポリサルフォンなどのサルフォン
系繊維、ポリエーテルエーテルケトン繊維、ポリイミド
繊維、ポリエーテルイミド繊維、炭素繊維などがあるが
場合によっては、ガラス繊維、セラミックス繊維、金属
繊維などの無機繊維を単独又は併用使用してもよい。
程や加工工程での生産性のためあるいは特性改良のため
に通常使用されている各種添加剤を含んでいてもよい。
例えば熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、平滑剤、可塑
剤、増粘剤、顔料、光沢付与剤、難燃剤などを含んでい
てもよい。なお、本発明の袋織エアバッグをドライバー
席用エアバッグを例として説明したが、本発明の構成を
助手席用、後席用又はドアサイド用エアバッグに対して
適用できることは言うまでもない。
に自動車の衝突による乗員の衝撃を吸収する、耐圧強度
に優れたものであるが、場合によっては、ガス発生器か
ら発生する熱ガス以外の気体、液体、固体、粉体、粒
体、あるいはこれらの混合体などの噴出、充填により膨
脹、展開する他の用途に適用してもよく、本発明の袋織
エアバッグの用途範囲等に入るものである。
袋織エアバッグの例を示し、併せて性能比較を行う。実
施例の説明に先立ちエアバッグの耐圧強度と容量測定法
を説明する。 (1)耐圧強度 図8に示すバースト試験装置でエアバッグ21の中にエ
アバッグの容量より膨脹時の容量の大きい風船22を入
れた上で、エアバッグ取付板23に取付具24を用いて
固定する。圧力調節弁27によって管25を介して供給
される高圧空気28の供給量を、調節しながらエアバッ
グをゴム風船と共に膨らませ、エアバッグが破裂したと
きの圧力を圧力計26により求める。 (2)容量 エアバッグを水槽に沈め、ガス発生器取付口から内部に
注水し、水柱500mm時での注水量を求め、エアバッ
グの容量とする。
/70fを用いジャカード機構付き織機で図1(A)お
よび図1(B)に例示する構造の複数の袋織物を得た。
その際、織物密度は経糸92本/吋、緯糸92本/吋で
あり、周辺部の接結一重組織帯4を図4に示すように4
aと4bの2つの帯域にし境界線に隣接する帯域4aの
組織を図5(C)に示すように斜子織にし、上記隣接す
る帯域4aの外側の帯域4bの組織を図5(D)に示す
ように2/3経畝とし、幅は25mmとした。
吋、引込数が4本、打ち込み密度が86本/吋、通し幅
が184.7cm、仕上り幅が166.1cm、織機が
ソメットSM−93型−230、ジャカードが村田機械
(株)製 商品名MO−7で行った。中空部と周辺部の
境界線のなだらかな曲線の形状は、本発明の式におい
て、半径の平均値Rを360mm、Pを0.12とし
て、L(mm)=360(1+0.12/2×cos4
θ)でθの変位によって変化するLの値が移動軌跡を描
く円弧の連続した形状で表わされるものとした。袋織物
の中空部の組織は平織とした。
分)、乾燥(110℃×2分)および熱セット(180
℃×2分)を行った後、上記袋織物から幅20mmの接
結一重組織の周辺部を有する袋織物を切出し、かつ二重
織部分の片側の布帛の中央に直径100mmφのガス発
生器取付口を設け、その外周部に補強布を取付けた。こ
のようにして得た本発明の袋織エアバッグにエアを送り
込みエアバッグの耐圧強度および0.3Kgf/cm2
加圧時の中空部の平面視の寸法を測定した。得られた結
果を表1に示す。このエアバッグの容量は63.5リッ
トルであった。
して、袋織エアバッグを作成し、耐圧強度および0.3
kgf/cm2 加圧時の中空部の平面視の寸法を測定し
た。得られた効果を表1に示す。
にして、袋織エアバッグを作成し、耐圧強度および0.
3kgf/cm2 加圧時の中空部の平面視の寸法を測定
した。得られた結果を表1に示す。表1の結果から明ら
かなように実施例1はPの値がより好ましい範囲にある
ことによって比較例1、2より高い耐圧強度を得ること
ができる。
の袋織エアバッグに比し耐圧強度を一段と向上させるこ
とができる。また、本発明の袋織エアバッグは従来公知
の袋織エアバッグの製造時の設計の変更のみで実施でき
るものであるので、同一のコストで優れたエアバッグを
得ることができるという利点を有する。
(A)は平面図、図1(B)はその断面図、図1(C)
は図1(A)および図1(C)に示したエアバッグをガ
ス発生器取付口を介して裏返した状態を示す断面図。
示し、図2(A)は平面図、図2(B)は断面図。
曲線を説明する部分平面図、
界線の構造を模式的に示す部分斜視図。
は上側織物3の組織図、図5(C)は境界線に隣接する
帯域4aの組織図、図5(D)は境界線に隣接する帯域
4aの組織図、図5(D)は境界線に隣接する帯域4a
の外側の帯域4bの組織図。
は平面図、図6(B)は断面図。
し、図7(A)は平面図、図7(B)は断面図。
Rに対する比率 θ……経糸方向から時計針の廻る方向での角度 L……角度θにおける中空部の中心から境界線迄の長さ
Claims (3)
- 【請求項1】 中空部の周辺部が接結一重組織帯で接合
されている袋織エアバッグにおいて、前記中空部の周辺
部と前記接結一重組織帯の境界線が袋織エアバッグの経
糸方向と緯糸方向で最大の長さを有し、且つバイヤス方
向で最小の長さを有するように、前記中空部の中心から
異なる長さで形成されており、且つ前記境界線の外接円
と内接円の間で下記式で示す円弧状連続曲線に実質的に
沿って形成されていることを特徴とする袋織エアバッ
グ。 L=R(1+P/2×cos4θ) (1) 0.08≦P≦0.20 (2) ただし、R:外接円の半径と内接円の半径の平均値 P:外接円の半径と内接円の半径の差の平均半径Rに対
する比率 θ:経糸方向から時計廻りの方向の角度 L:角度θにおける中空部の中心から境界線迄の長さ - 【請求項2】 前記中空部の織組織が平織であり、前記
接結一重組織帯の組織の少なくとも一部の帯域が斜子織
組織で形成されていることを特徴とする請求項1に記載
の袋織エアバッグ。 - 【請求項3】 前記接結一重組織帯の前記境界線に接す
る帯域が斜子織組織であり、該帯域の外側の帯域が前記
斜子織組織より経糸および緯糸の拘束度の低い組織で形
成されていることを特徴とする請求項2に記載の袋織エ
アバッグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13665891A JP3247400B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 袋織エアバッグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13665891A JP3247400B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 袋織エアバッグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04362441A JPH04362441A (ja) | 1992-12-15 |
JP3247400B2 true JP3247400B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=15180477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13665891A Expired - Lifetime JP3247400B2 (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 袋織エアバッグ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3247400B2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-07 JP JP13665891A patent/JP3247400B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH04362441A (ja) | 1992-12-15 |
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