JPH0443137A - 自動車用故障診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、複数の車載電子制御装置（以下、ＥＣＵと
いう）の並列診断を可能にした自動車用故障診断装置に
関するものである。

〔従来の技術〕

第２図は従来の自動車用故障診断装置のフロック図であ
り、図中の１ａ〜ＩＣはＥＣＵである。

２は故障診断手段である。

この故障診断装置２とＥＣＵ１ａ〜ＩＣ間はダイアグツ
シスコネクタ３で接続されており、ＥＣＵ１ａ〜１ｃか
らは制御情報が入出力するようになっている。

故障診断装置２の切換スイッチ２ａに上記ダイアグツシ
スコネクタ３が接続されており、この切換スイッチ２ａ
は通信装置４に接続されている。

通信装置４と中央処理装置（以下、ＣＰＵという）５間
にデータの授受を行うようになっている。

このＣＰＵ５は操作部２ｂの操作に応して通信装置４の
制御および表示装置６の制御を行うようになっている。

この表示装置６はＥＣＵ１ａ〜ＩＣからの通信によって
得られた通信情報を表示するものである。

次に、動作について説明する。自動車用電子制御システ
ムが故障し、その個所を決定する場合、故障診断袋！２
を車室内に設けられたダイアグツシスコネクタ３に接続
する。

作業者は自動車の症状から診断するＥＣＵｌａを決定す
ると、故障診断装置２の操作部２ｂを操作する。

次に、故障診断装置２は、選択されたＥＣＵｌａと通信
するために、ＣＰＵ５から通信装置４を通じて切換スイ
ッチ２ａにより通信回路をＥＣＵｌａ側に切り換える。

さらに、作業者が故ＩＩ！診断装置２を操作して、診断
に必要なＥＣＵｌａの制御情報を選択すると、ＣＰＵ５
は通信装置４を介して、ＥＣＵｌａに対して情報要求命
令を出し、ＥＣＵｌａは要求された制御情報を通信装置
４に返す。

ＣＰＵ５は受は取った制御情報を表示装置６に表示し、
作業者はその制御情報が正常か否かを判断する。

このような手順で、ＥＣＵｌａのあらゆる制御情報の診
断を進めて行くが、すべて正常と判断した場合、次に、
ＥＣＵｌｂの診断に移る。

ＥＣＵｌｂの診断の進め方も前述の繰作と同様であり、
通信回路の切換え、制御情報の選択、通信、表示といっ
た動作を繰り返す必要がある。

また、ＥＣＵｌｂの制御情報がすべて正常であれば、Ｅ
ＣＵｌｃを選択して、通信回路を切り換えたうえで、診
断を進めることになる。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の故障診断装置は以上のように構成されているので
、対象とするＥＣＵごとに通信回路を切り換えることに
よって、必要な制御情報を読み取って、診断を進めるの
で、故障個所の特定に時間がかかり、また、故障診断装
置２内に通信装置４が１個しかないため、複数のＥＣＵ
にまたがる故障では、それぞれのＥＣＵの制御情報を同
時に同一画面上に表示する必要が生じた場合に、その機
能がないので、新たにその機能を有する故障診断装置を
用意しなければならないなどの課題があった。

この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、複数のＥＣＵと同時に通信し、表示でき、故障
個所を絞り込むことができ、故障診断が容易かつ迅速に
行うことができる自動車用故障診断装置を得ることを目
的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る自動車用故障診断装置は、故障診断手段
内に複数個収納され、複数のＥＣＵの制御情報を同時に
読み込むこきができる通信装置を設けたものである。

〔作　用〕

この発明における複数個の通信装置によって、同時に複
数のＥＣＵの制御情報を読み込み、表示装置への表示に
供するように作用する。

〔実施例〕

以下、この発明の自動車用故障診断装置の実施例につい
て図面に基づき説明する。第１図はその一実施例の構成
を示すブロック図である。この第１図において、構成の
説明に際し、第２図と同一部分には同一符号を付してそ
の重複説明を避け、第２図とは異なる部分を主体に述べ
る。

この第１図を第２図と比較しても明らかなように、第１
図では、故障診断手段としての故障診断装置２内に、Ｅ
ＣＵＩａ〜１ｃにそれぞれ対応させて複数の通信装置４
ａ〜４ｃが設けら比ており、これらの通信装置４ａ〜４
ｃと接続手段としてのダイアグツシスコネクタ３とが直
接に接続されるようになっており、第２図で示した切換
スイッチ２ａが省略されている。

また、ＥＣＵｌｂとｌｃにセンサ７が共有されており、
このセンサ７の出力がＥＣＵＩｂと１ｃに入力されるよ
うになっている。

７ａは故障の一例を示すものであり、Ｆ、　ＣＵｌｂと
センサ７を接続する電線が断線していることを表わして
いる。その他の部分は第２図と同様である。

次に、動作について説明する。車室内に設けられたダイ
アグツシスコネクタ３に故障診断装置２を接続する。

この接続後、作業者は、ＥＣＵ１ａ〜１ｃの制御情報の
中から故障の特定に必要なものを任意に選択すると、Ｃ
ＰＵ５は通信装置４ａ〜４Ｃを介して同時にＥＣＵ１ａ
〜ＩＣに対して情報要求命令を出し、ＥＣＵ１ａ〜ＩＣ
はそれぞれ命令に該当する制御情報をそれぞれの通信装
置４ａ〜４Ｃに返す。

ＣＰＵ５は受信した複数の制御情報を同時に表示装置６
に表示する０例えば、ＥＣＵｌａの制御にともなってＥ
ＣＵｌｂおよびｌｃの制御が決められた規則で動作する
場合、その動作に関連するＥＣＵ１ａ〜１ｃの制御情報
を同時に表示できるため、制御の規則性の判定が容易に
なるとともに、独立したＥＣＵを並列に診断できる。

また、センサ７の出力信号がＥＣＵｌｂとＥＣＵｌｃの
両者に入力されている場合を示しており、７ａで示す部
分でセンサ７とＥＣＵｌｂとの間の電線が断線した場合
に、故障診断装置２にＥＣＵｌｂとＥＣＵｌｃが有する
センサ７の情報を同時に表示させて、両者を比較するこ
とによって、ＥＣＵｌｂの情報のみ異常値を示すことが
わかる。

すなわち、センサ７本体は正常で、センサ７からＥＣＵ
ｌｂを経て故障診断装置２に至る通信回路が故障してい
ることを示しており、故障個所の絞り込みが容易になる
。

なお、上記実施例では、故障診断手段として、故障診断
装置２を用いて説明したが、故障診断装置２の代わりに
、故障診断手段として、パーソナルコンピュータを用い
、その入出力インタフェースに複数の通信装置を設け、
人工知能などで故障診断を実施しても、上記実施例と同
様の効果を奏する。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、複数のＥＣＵに対応
させて故障診断手段内に複数の通信装置を設け、各ＥＣ
Ｕの制御情報を同時に読み込むように構成したので、Ｅ
ＣＵ相互間の共通センサ情報を読み込むことができると
ともに、相関関係のある情報を元に故障診断を実施でき
るので、故障個所を絞り込むことが容易になり、迅速な
故障診断ができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による自動車用故障診断装
置のブロック図、第２図は従来の自動車用故障診断装置
のブロック図である。 １ａ〜１ｃ・・・車載電子制御装置（ＥＣＵ）、２・・
・故障診断装置、３・・・ダイアグツシスコネクタ、４
ａ〜４ｃ・・・通信装置、５・・・ＣＰＵ、６・・・表
示装置、７・・・センサ。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 第 図 代理人　　　大　　岩　　増　　雄 ３−　タ〜イ７り“ノ／スコイクタ ４０−４ｃｍＪＬイ３Ａａ！ ７−　センザ ｓ２　図 手続補正書（自発） 平成　　年　　月　　日 １、事件の表示 平 持願ｉ１！　２−１４７９４２号 ２、発明の名称 自動車用故ｍ診断装置 ３、補正をする者 補正の対象 明細書の特許請求の範囲 補正の内容 別紙のとおり 添付書類の目録 訂正特許請求の範囲 １通 λ　特許請求の範囲 複数個の車載電子制御装置と、表示装置を備えかつ上記
車載電子制御装置への情報要求命令を出すとともにこの
情報要求命令に該当する制御情報を取り込んで上記表示
装置に表示させる中央処理装置を有する故障診断手段と
、上記車載電子制御装置に対応して複数個上記故障診断
手段内に設けられ上記中央処理装置と上記各車［電子制
御装置と−の一間の通信を行う通信装置と、車室内に設
けられ上記車載電子制御装置の故障診断時に上記各車Ｗ
＆電子制ＷｆＪ装置と上記通信装置間に接続される接続
手段とを備えた自動車用故障診断装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　複数個の車載電子制御装置と、表示装置を備えかつ上
   記車載電子制御装置への情報要求命令を出すとともにこ
   の情報要求命令に該当する制御情報を取り込んで上記表
   示装置に表示させる中央処理装置を有する故障診断手段
   と、上記車載電子制御装置に対応して複数個上記故障診
   断手段内に設けられ上記中央処理装置と上記各車載電子
   制御装置と間の通信を行う通信装置と、車室内に設けら
   れ上記車載電子制御装置の故障診断時に上記各車載電子
   制御装置と上記通信装置間に接続される接続手段と、上
   記車載電子制御装置のそれぞれに共通に設けられ各車載
   電子制御装置の故障を検出するセンサとを備えた自動車
   用故障診断装置。