JP2639103B2 - 自動車用電子制御装置の故障診断装置 - Google Patents
自動車用電子制御装置の故障診断装置Info
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- JP2639103B2 JP2639103B2 JP1131820A JP13182089A JP2639103B2 JP 2639103 B2 JP2639103 B2 JP 2639103B2 JP 1131820 A JP1131820 A JP 1131820A JP 13182089 A JP13182089 A JP 13182089A JP 2639103 B2 JP2639103 B2 JP 2639103B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、車載の電子制御装置（以下、ECUとい
う）の故障診断を容易にする自動車用電子制御装置の故
障診断装置に関するものである。
う）の故障診断を容易にする自動車用電子制御装置の故
障診断装置に関するものである。
第３図は従来の自動車用電子制御装置の故障診断装置
の構成の一例を示すブロック図である。この第３図にお
いて、１は自動車の各種の制御を行うECU、２は制御の
基となるデータを入力するセンサ、３はECU1の制御出力
に応じて動作するアクチュエータ、４はECU1の故障の有
無を示すインジケータ、５はECU1の故障情報・入出力デ
ータなどを読み取り表示する試験装置である。
の構成の一例を示すブロック図である。この第３図にお
いて、１は自動車の各種の制御を行うECU、２は制御の
基となるデータを入力するセンサ、３はECU1の制御出力
に応じて動作するアクチュエータ、４はECU1の故障の有
無を示すインジケータ、５はECU1の故障情報・入出力デ
ータなどを読み取り表示する試験装置である。
次に動作について説明する。ECU1は一つあるいは複数
のセンサ２の入力を基に所定の処理を行い、一つあるい
は複数のアクチュエータ３への出力により制御を行う。
のセンサ２の入力を基に所定の処理を行い、一つあるい
は複数のアクチュエータ３への出力により制御を行う。
また、ECU1はセンサ2,アクチュエータ３との入出力を
監視し、あらかじめ定められた条件を基に故障している
か否かを判定する。
監視し、あらかじめ定められた条件を基に故障している
か否かを判定する。
センサ2,アクチュエータ３のいずれかを故障と判定す
ると、ECU1は、インジケータ４を点灯し、故障発生を知
らせる。
ると、ECU1は、インジケータ４を点灯し、故障発生を知
らせる。
このとき、試験装置５を用いると、故障個所の情報を
読み取ることができる。
読み取ることができる。
第４図は、ECU1a（ECU1a,ECU1bの２個が示されている
が、ECU1aを代表して述べる）とセンサ2,アクチュエー
タ３との間の構成を示したものである。センサ２および
アクチュエータ３は、一つあるいは複数のコネクタ6a,6
b、信号線7a,7bおよびECU1a内のI/F（インタフェース）
回路８を介して制御部９と接続される。
が、ECU1aを代表して述べる）とセンサ2,アクチュエー
タ３との間の構成を示したものである。センサ２および
アクチュエータ３は、一つあるいは複数のコネクタ6a,6
b、信号線7a,7bおよびECU1a内のI/F（インタフェース）
回路８を介して制御部９と接続される。
従来の自動車用電子制御装置の故障診断装置は以上の
様に構成されているので、故障の判定をECU1a自身が行
うため、故障を判定した場合、センサ2,アクチュエータ
３の本体、コネクタ6a,6b、信号線7a,7b、I/F回路８の
いずれの部分の故障であるか、特定できない欠点があっ
た。
様に構成されているので、故障の判定をECU1a自身が行
うため、故障を判定した場合、センサ2,アクチュエータ
３の本体、コネクタ6a,6b、信号線7a,7b、I/F回路８の
いずれの部分の故障であるか、特定できない欠点があっ
た。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、ECUがセンサあるいはアクチュエータの故
障を判定した際、そのセンサあるいはアクチュエータを
共用する他のECUの故障診断情報・入出力情報と比較す
ることにより、故障箇所をより細かく特定できる自動車
用電子制御装置の故障診断装置を得ることを目的とす
る。
れたもので、ECUがセンサあるいはアクチュエータの故
障を判定した際、そのセンサあるいはアクチュエータを
共用する他のECUの故障診断情報・入出力情報と比較す
ることにより、故障箇所をより細かく特定できる自動車
用電子制御装置の故障診断装置を得ることを目的とす
る。
この発明に係る自動車用電子制御装置の故障診断装置
は、診断の対象となる複数個のECUの故障診断情報，入
出力データを読み取り比較・判定するものである。
は、診断の対象となる複数個のECUの故障診断情報，入
出力データを読み取り比較・判定するものである。
この発明における故障診断装置は、複数のECUの故障
診断情報，入出力データを読み取り、同一項目の故障診
断情報，入出力データを比較することにより、故障個所
の特定を行う。
診断情報，入出力データを読み取り、同一項目の故障診
断情報，入出力データを比較することにより、故障個所
の特定を行う。
以下、この発明の自動車用電子制御装置の故障診断装
置の実施例を図について説明する。第１図はその一実施
例の構成を示すブロック図である。
置の実施例を図について説明する。第１図はその一実施
例の構成を示すブロック図である。
この第１図において、1a,1b,1cは自動車の各種の制御
を行うECU、２はECU1a〜1cに対し制御の基となるデータ
を入力するセンサ、３はECU1a〜1cの制御に対応した出
力を受けて動作するアクチュエータである。
を行うECU、２はECU1a〜1cに対し制御の基となるデータ
を入力するセンサ、３はECU1a〜1cの制御に対応した出
力を受けて動作するアクチュエータである。
また、6a,6bはコネクタ、7a,7bは信号線であり、ECU1
a〜1cとセンサ2,アクチュエータ３との間を接続するも
のである。
a〜1cとセンサ2,アクチュエータ３との間を接続するも
のである。
４はECU1a〜1cの故障の有無を示すためのインジケー
タ、5aはECU1a〜1cの故障診断情報・入出力データを読
み取り、故障診断を行う、故障診断装置である。
タ、5aはECU1a〜1cの故障診断情報・入出力データを読
み取り、故障診断を行う、故障診断装置である。
10はこの故障診断装置5aがECU1a〜1cから故障診断情
報・入出力データを読み取るための故障診断用端子であ
る。
報・入出力データを読み取るための故障診断用端子であ
る。
次に動作について説明する。ECU1a〜1cは、一つある
いは複数のセンサ２の入力を基に所定の処理を行い、一
つあるいは複数のアクチュエータ３に対し、駆動信号を
出力することにより制御を行う。
いは複数のセンサ２の入力を基に所定の処理を行い、一
つあるいは複数のアクチュエータ３に対し、駆動信号を
出力することにより制御を行う。
また、ECU1a〜1cはセンサ2,アクチュエータ３との入
出力を監視し、あらかじめ定められた条件を基に、故障
しているか否かを判定する。
出力を監視し、あらかじめ定められた条件を基に、故障
しているか否かを判定する。
いずれかが故障と判定されると、ECU1a〜1cはインジ
ケータ４を点灯し、故障発生を知らせるとともに、故障
判定したセンサ２あるいはアクチュエータ３に該当する
コードを記憶する。
ケータ４を点灯し、故障発生を知らせるとともに、故障
判定したセンサ２あるいはアクチュエータ３に該当する
コードを記憶する。
次に、第２図のフローチャートを基にECU1aを診断す
る手順を説明する。ステップS1にて診断対象であるECU1
aの故障診断情報を読み取る。
る手順を説明する。ステップS1にて診断対象であるECU1
aの故障診断情報を読み取る。
次に、ステップS2にて故障判定個所の有無を確認し、
無の場合『異常無し』として診断を終了する。
無の場合『異常無し』として診断を終了する。
有りの場合、ステップS3へ進み、ECU1aの故障判定個
所と同一のセンサ２あるいはアクチュエータ３を使用し
ている他のECUの有無を確認する。
所と同一のセンサ２あるいはアクチュエータ３を使用し
ている他のECUの有無を確認する。
無の場合『センサ２あるいはアクチュエータ３の本
体、コネクタ6a、信号線7a,7b、I/F回路８のいずれかが
故障』とし、診断を終了する。
体、コネクタ6a、信号線7a,7b、I/F回路８のいずれかが
故障』とし、診断を終了する。
また、有りの場合、ステップS4へ進み、そのECU1b,1c
の故障診断情報を読み取る。
の故障診断情報を読み取る。
ステップS5にて、同一のセンサ２あるいはアクチュエ
ータ３の故障の有無を確認し、有りの場合、『センサ２
あるいはアクチュエータ３の本体、２個のECUに共通の
コネクタ6a、信号線7aのいずれかが故障』として診断を
終了する。
ータ３の故障の有無を確認し、有りの場合、『センサ２
あるいはアクチュエータ３の本体、２個のECUに共通の
コネクタ6a、信号線7aのいずれかが故障』として診断を
終了する。
また、無の場合、『ECU1aのI/F回路８あるいはECU1a
固有のコネクタ6b、信号線7aのいずれかが故障』として
診断を終了する。
固有のコネクタ6b、信号線7aのいずれかが故障』として
診断を終了する。
なお、上記実施例では、車載でない故障診断装置5aを
示したが、故障診断装置5aを自動車に搭載してもよい。
示したが、故障診断装置5aを自動車に搭載してもよい。
また、上記実施例では、センサ2,アクチュエータ３を
２個のECUで共用している例を示したが、共用しているE
CUが３個以上であってもよい。
２個のECUで共用している例を示したが、共用しているE
CUが３個以上であってもよい。
以上のように、この発明によれば、故障診断装置を、
複数のECUの故障診断情報を読み取り、比較・判定する
ように構成したので、各ECU共用のセンサまたはアクチ
ュエータに関する故障箇所の特定ができる。この結果、
修理・整備の迅速化・正確化がはかれる。
複数のECUの故障診断情報を読み取り、比較・判定する
ように構成したので、各ECU共用のセンサまたはアクチ
ュエータに関する故障箇所の特定ができる。この結果、
修理・整備の迅速化・正確化がはかれる。
第１図はこの発明の一実施例による自動車用電子制御装
置の故障診断装置を示すブロック図、第２図は同上実施
例による故障診断の手順を示すフローチャート、第３図
は従来の自動車用電子制御装置の故障診断装置の構成を
示すブロック図、第４図は第３図の自動車用電子制御装
置の故障診断装置におけるECUとセンサとアクチュエー
タとの間の接続関係を示すブロック図である。 1a〜1c……電子制御装置、２……センサ、３……アクチ
ュエータ、5a……故障診断装置、7a,7b……信号線。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
置の故障診断装置を示すブロック図、第２図は同上実施
例による故障診断の手順を示すフローチャート、第３図
は従来の自動車用電子制御装置の故障診断装置の構成を
示すブロック図、第４図は第３図の自動車用電子制御装
置の故障診断装置におけるECUとセンサとアクチュエー
タとの間の接続関係を示すブロック図である。 1a〜1c……電子制御装置、２……センサ、３……アクチ
ュエータ、5a……故障診断装置、7a,7b……信号線。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項１】センサまたはアクチュエータを共用して利
用する複数の自動車用電子制御装置が有する故障診断情
報を読み取る故障診断装置において、読み取った故障診
断情報が共用して利用される特定のセンサまたはアクチ
ュエータに係る故障診断情報か否かを判別する手段と、
特定のセンサ又はアクチュエータに係る故障診断情報で
あるときに各自動車用電子制御装置のその特定のセンサ
またはアクチュエータに係る故障診断情報を比較・判定
する手段と、この比較・判定した結果に基づいて上記特
定のセンサまたはアクチュエータに関する故障の部位を
特定する手段を備えたことを特徴とする自動車用電子制
御装置の故障診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1131820A JP2639103B2 (ja) | 1989-05-24 | 1989-05-24 | 自動車用電子制御装置の故障診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1131820A JP2639103B2 (ja) | 1989-05-24 | 1989-05-24 | 自動車用電子制御装置の故障診断装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02308951A JPH02308951A (ja) | 1990-12-21 |
| JP2639103B2 true JP2639103B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=15066865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1131820A Expired - Fee Related JP2639103B2 (ja) | 1989-05-24 | 1989-05-24 | 自動車用電子制御装置の故障診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2639103B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4082306B2 (ja) | 2003-08-08 | 2008-04-30 | 三菱ふそうトラック・バス株式会社 | 故障診断装置 |
| JP2010181212A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-19 | Toyota Central R&D Labs Inc | 故障診断システム、故障診断方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57176341A (en) * | 1981-04-21 | 1982-10-29 | Nippon Denso Co Ltd | Internal combustion engine control computer device having mutual diagnostic device |
-
1989
- 1989-05-24 JP JP1131820A patent/JP2639103B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02308951A (ja) | 1990-12-21 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |