JPH044308A - 段付き回転シャフトおよび段付き回転シャフトの鍛造方法 - Google Patents

段付き回転シャフトおよび段付き回転シャフトの鍛造方法

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JPH044308A
JPH044308A JP10627590A JP10627590A JPH044308A JP H044308 A JPH044308 A JP H044308A JP 10627590 A JP10627590 A JP 10627590A JP 10627590 A JP10627590 A JP 10627590A JP H044308 A JPH044308 A JP H044308A
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JP
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rough
shaft part
shaft portion
finishing
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JP10627590A
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Kenichi Endo
健一 遠藤
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Aichi Steel Corp
Original Assignee
Aichi Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は段付き回転シャフトおよび段付き回転シャフト
の鍛造方法に関する。本発明は例えば自動車のアウトプ
ットシャフトに適用できる。
[従来の技術] 段付き鍛造回転シャフトとして、自動車で使用されてい
るアウトプットシャフトがある。このアウトプットシャ
フトは仕上鍛造品の中央軸部の外周面にギヤ歯を形成す
ることにより製造されている。ここで、アウトプットシ
ャフトに用いられる仕上鍛造品4000は、第11図に
示すように、外周面がギヤ形成面となる大径の中央軸部
4010と、中央軸部4010と同軸的にかつ一軸方向
に延設された軸部4020と、中央軸部4010と同軸
的にかつ他軸方向に延設され軸部4030とをもつ。軸
部4020.4030は、中央軸部4010の外周径よ
りも径小の外周径をもつ。このアウトプットシャフト用
の鍛造品4000を鍛造で製造するにあたっては、従来
より次のようにしている。即ち、アプセツタを使用し第
1工程では、第8図に示す長尺状の丸棒素材1000を
用い、グリップ型A1を径内方向に移動させて丸棒素材
1000の一端部をグリップ型A1で挟持し、挟持した
状態で丸棒素材1000の軸方向の片側を第1荒地鍛造
型で第1荒地鍛造し、第9図に示す第1荒地鍛造品20
00を得る。第1荒地鍛造品2000は、軸長の長い第
1荒地軸部2010と、円錐状のテーパ面2021をも
つ第1荒地中央軸部2020と、軸長の短い第1荒地軸
部2030とをもつ。第1荒地鍛造品2000の第1荒
地中央軸部2020のリング状喘面2022は軸線に対
して実質的に垂直とされている。
次の第2工程では、第9図に示す第1荒地鍛造品200
0を用い、第2のグリップ型Δ2を径内方向に移動させ
て第1荒地鍛造品2000の第1荒地軸部2010をグ
リップ型A2で挟持し、挟持した状態で第1荒地鍛造品
2000の軸方向の片側を第2荒地鍛造型で第2荒地鍛
造し、第10図に示す第2荒地鍛造品3000を得る。
第2荒地鍛造品3000は、軸長の長い第2荒地軸部3
010と、円錐状のテーパ面3021をもつ第2荒地中
央軸部3020と、軸長の短い第2荒地軸部3030と
をもつ。第2荒地鍛造品3000の第2荒地中央軸部3
020のリング状端面3022は軸線に対して実質的に
垂直とされている。
次の第3工程では、第10図に示す第2荒地鍛造品30
00を用い、第3のグリップ型A3を径内方向に移動さ
せて第2荒地鍛造品3000の第2荒地軸部3010を
第3のグリップ型A3で挟持し、挟持、した状態で第2
荒地軸部3010の軸方向の片側を仕上鍛造型で仕上鍛
造し、これにより仕上鍛造品4000を得る。仕上鍛造
品4000は、軸長の長い仕上軸部4020と仕上中央
軸部4010と仕上軸部4030とをもつ。仕上鍛造品
4000の仕上中央軸部4010には2個のリング状端
面4011.4012が形成されており、この端面40
1 L 4012は、軸線に対して実質的に垂直とされ
ている。
ところで上記した径方向へ影線めするグリップ型AI、
A2、A3を用いたアプセツタ方式では、前記したよう
に素材1000、第1荒地鍛造品2000、第2荒地鍛
造品3000の軸方向の片側のみをすえ込み鍛造して段
付きを得る方式である。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記した軸方向の片側のみをすえ込むアプセッ
タ方式で鍛造するのではなく、上下方向に駆動する上ボ
ルスタ、固定された下ボルスタとを装備した一般に使用
されている型の降下で型締めを行なう方式の汎用タイプ
の鍛造プレス装置を用いて丸棒素材や荒地鍛造品の軸方
向の両側をすえ込み鍛造することを着想した。
しかしながら第11図に示すように仕上鍛造品4000
では中央軸部4010のリング状端面4011.401
2が軸線に対して垂直である。そのために、丸棒素材や
荒地鍛造品の軸方向の両側をすえ込み鍛造しようとする
と、中央軸部4010のリング状端面4011.401
2と外周面4015との境界域、特に周縁部4016に
はデッドメタル欠陥が生じ、その部分が欠損する。この
場合、仕上鍛造品4000では中央軸部4010の外周
面4015にギヤ歯を切削加工で形成するものであるが
、欠損の影響を受けてギヤ歯の歯形状が正確でなくなる
不具合がある。
本発明は上記した実情に鑑み開発されたものであり、そ
の目的は、中央軸部のリング状端面と中央軸部の外周面
との境界域におけるデッドメタル欠陥ひいてはデッドメ
タル跡をなくし、ギヤ形成面となる中央軸部の外周面に
ギヤ歯を形成するのに有利な段付き回転シャフトおよび
段付き鍛造回転シャフトの鍛造方法を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明の段付き回転シャフトは、外周面がギヤ形成面と
なる大径の中央軸部と、中央軸部と同軸的にかつ一軸方
向に延設され中央軸部の外周径よりも径小の外周径をも
つ甲軸部と、中央軸部と同軸的にかつ他軸方向に延設さ
れ中央軸部の外周径よりも径小の外周径をもつ乙軸部と
で構成され、中央軸部はその軸方向の両端部に軸芯の回
りをリング状にのびる合計2個のリング状端面をもち、
各リング状端面は中央軸部の軸芯に対して実質的に垂直
であり、かつ、鍛造型の型面で形成されかつ切削加工跡
をもたない鍛造面であり、中央軸部のリング状端面と中
央軸部の外周面との境界域は、デッドメタル跡かない鍛
造面であることを特徴とするものである。
本発明の鍛造方法は、上記した段付き回転シャフトを鍛
造するものであり、固定された下ボルスタと上下方向に
駆動する上ボルスタとをもつとともに、下ボルスタおよ
び上ボルスタに装備された第1荒地鍛造型、第2荒地鍛
造型、仕上鍛造型とをもつ鍛造プレス装置とを用い、 第1荒地工程において、第1鍛造荒地型を型締めして、
丸棒素材をその軸芯方向で第1荒地鍛造することにより
丸棒素材の下部を下方へ前方押出し、 これにより、大径の第1荒地中央軸部と、第1荒地中央
軸部と同軸的にかつ下方向に延設され第1荒地中央軸部
の外周径よりも径小の外周径をもつ軸長の長い第1荒地
下軸部と、第1荒地中央軸部と同軸的にかつ上方向に延
設され第1荒地中央軸部の外周径よりも径小の外周径を
もち第1荒地下軸部よりも軸長の短い第1荒地上軸部と
をもち、第1荒地中央軸部と第1荒地下軸部との境界域
が第1荒地下軸部に向かうにつれて次第に径小となる第
1荒地テーパ面とされた段付き第1荒地鍛造品を得、 第2荒地工程において、段付き第1荒地鍛造品の第1荒
地下軸部および第1荒地テーパ面が上向きになるととも
に第1荒地上軸部が下向きになるように、第1荒地鍛造
品を上下逆に反転した状態で第2荒地鍛造型にセットし
、第2荒地鍛造型を型締めすることにより、 下向きに配置された軸長の短い第1荒地上軸部を下方へ
前方押出して軸長を伸ばし、下向きの軸長の長い第2荒
地下軸部を形成するとともに、第2荒地鍛造型の上型の
水平向きの水平型面部分で第1荒地テーパ面を押圧して
軸芯に対して実質的に垂直な第2荒地リング状垂直端面
を形成し、これにより第2荒地中央軸部と、第2荒地中
央軸部と同軸的にかつ上方向に延設され第2荒地中央軸
部の外周径よりも径小の外周径をもつ第2荒地上軸部と
、第2荒地中央軸部と同軸的にかつ下方向に延設され第
2荒地中央軸部の外周径よりも径小の外周径をもつ第2
荒地下軸部とをもち、第2荒地中央軸部と第2荒地下軸
部との境界域が第2荒地下軸部に向かうにつれて次第に
径小となる第2荒地テーパ而とされた段付き第2荒地鍛
造品を得、 仕上工程において、第2荒地鍛造品を仕上鍛造型にセッ
トし、仕上鍛造型の下型の水平向きの水平型面部分で第
2荒地テーパ面を押圧して一方のリング状仕上垂直端面
を形成するとともに、仕上鍛造型の上型の水平向きの水
平型面部分で第2荒地リング状垂直端面を整形して他方
のリング状仕上垂直端面を形成し、 これにより外周面がギヤ形成面となる仕上中央軸部と、
仕上中央軸部と同軸的にかつ上方向に延設され仕上中央
軸部の外周径よりも径小の外周径をもつ仕上上軸部と、
仕上中央軸部と同軸的にかつ下方向に延設され仕上中央
軸部の外周径よりも径小の外周径をもつ仕上下軸部とを
もち、かつ、仕上中央軸部の軸方向の両端部の合計2個
のリング状仕上垂直端面が軸線に対して実質的に垂直と
された仕上鍛造品を得ることを特徴とするものである。
[作用] 本発明のシャフトでは、中央軸部のリング状端面と中央
軸部の外周面との境界域は、デッドメタル跡がない鍛造
面であるため、ギヤ形成面となる中央軸部の外周面にギ
ヤを切削加工しても、ギヤの歯形状は欠損なく加工され
、正常形状となる。
又本発明の方法では、第1荒地鍛造品を上下逆に反転し
、その状態で第2荒地鍛造するので、上向きとなった第
1荒地テーパ面は第2荒地鍛造工程で軸線に対して垂直
となるように成形される。
[実施例] 本発明の詳細な説明する。先ず説明の便宜上、本実施例
で用いる装置から説明する。
鍛造プレス装置1は、プレスベツドに固定された固定部
10と、プレスラムに固定され上下方向に移動する可動
部11と、固定部10に保持された下ボルスタ12と、
可動部11に保持された上ボルスタ13とを備えている
。そして下ボルスタ12、上ボルスタ13には、第1荒
地鍛造型20、第2荒地鍛造型30.仕上鍛造型40と
がホルダー14を介して装備されている。第1荒地鍛造
型20は下ボルスタ12側では入れ子201〜203、
型208、軸型210、ノックアウト212、クランプ
214で形成されており、上ボルスタ13側ではクラン
プ220、スペーサ222、型224、型226で形成
されている。
第2荒地鍛造型30は下ボルスタ12側では入れ子30
1〜303、型308、軸型310、ノックアウト31
2、クランプ314で形成されており、上ボルスタ13
側ではクランプ320、スペーサ322、型324、型
326で形成されている。
仕上鍛造型40は下ボルスタ12側では入れ子400〜
402、型403.406、軸型4101ノックアウト
412で形成されており、上ボルスタ13側ではクラン
プ4201スペーサ422、型424.426で形成さ
れている。
次に鍛造方法について説明する。まず、第1荒地工程で
は、第3図に示す円柱状をなす丸棒素材5(材質 5C
R20、長さ137mm、径65mm)を用い、丸棒素
材5を1200度程度に加熱した状態で第1図に示すよ
うに第1鍛造荒地型20の型208のキャビティP1に
セットし、上ボルスタ13を降下させてを型締めして、
丸棒素材5をその軸芯方向で第1荒地鍛造する。これに
より丸棒素材5の下部を下方へ前方押出し、この結果第
4図に示す段付き第1荒地鍛造品6が得られる。
第4図に示すように第1荒地鍛造品6は、大径の第1荒
地中央軸部60と軸長の長い第1荒地下軸部62と軸長
の短い第1荒地上軸部64とをもつ。
第4図に示すように第1荒地下軸部62は、第1荒地中
央軸部60と同軸的にかつ下方向に延設置5 されており、第1荒地下軸部62の外周径D1は第1荒
地中央軸部60の外周径D2よりも径小である。また第
1荒地上軸部64は第1荒地下軸部62よりも軸長が短
い。更にまた第1荒地上軸部64は、第1荒地中央軸部
60と同軸的にかつ上方向に延設されており、第1荒地
上軸部64の外周径D3は第1荒地中央軸部60の外周
径D2よりも径小である。ここで、第1荒地鍛造品6で
は、1荒地中央軸部60と第1荒地下軸部62との境界
域は、第1荒地下軸部62に向かうにつれて次第に径小
となる第1荒地テーパ面66とされている。
次に第2荒地鍛造工程を行なう。第2荒地鍛造工程では
段付き第1荒地鍛造品6を上下逆に反転させる。これに
より第5図に示すように段付き第1荒地鍛造品6の第1
荒地下軸部62および第1荒地テーパ面66が上向きに
なるとともに第1荒地上軸部64が下向きになるように
し、この状態で第1荒地鍛造品6を第2荒地鍛造型30
の型30BのキャビティP2にセットし、上ボルスタ1
3を降下させて第2鍛造荒地型30を型締めする。
この結果、第1図から理解されるように下向きに配置さ
れた軸長の短い第1荒地上軸部64をキャビティP2内
で下方へ前方押出して軸長を伸ばし、下向きの軸長の長
い第2荒地下軸部74を形成するとともに、第2荒地鍛
造型30の型324の水平向きの水平型面部分324a
で第1荒地鍛造品6の第1荒地テーパ面66を押圧する
。これにより第6図に示す段付き第2荒地鍛造品7を得
る。第2荒地鍛造品7では、軸芯に対して実質的に垂直
な第2荒地リング状垂直端面76が形成されている。
第6図に示すように段付き第2荒地鍛造品7は、第2荒
地中央軸部70と第2荒地上軸部72と第2荒地下軸部
74とをもつ。ここで第2荒地上軸部72は、第2荒地
中央軸部70と同軸的にかつ上方向に延設されており、
第2荒地上軸部72の外周径D5は第2荒地中央軸部7
0の外周径D6よりも径小である。第2荒地下軸部74
は、第2荒地中央軸部70と同軸的にかつ下方向に延設
されており、第2荒地下軸部74の外周径D7、DBは
第2荒地中央軸部70の外周径よりも径小である。ここ
で第2荒地鍛造品7において、第2荒地中央軸部70と
第2荒地下軸部74との境界域が第2荒地下軸部74に
向かうにつれて次第に径小となる第2荒地テーパ面78
とされている。
次に仕上鍛造工程を行なう。仕上鍛造工程では、第1図
に示すように第2荒地鍛造品7を仕上鍛造型40の型4
08のキャビティP3にセットする。
そしてこの状態で上ボルスタ13を下降させ、これによ
り仕上鍛造型40の型408の水平向きの水平型面部分
408aで第2荒地テーパ面78を押圧し、第7図に示
す仕上鍛造品7を得る。この場合、一方のリング状仕上
垂直端面80aを形成するとともに、仕上鍛造型40の
型424の水平向きの他の水平型面部分424aて第2
荒地リング状垂直端面76を整形して他方のリング状仕
上垂直端面80bを形成する。第7図に示す仕上鍛造品
8は仕上中央軸部80(中央軸部)と仕上上軸部82(
甲軸部〉と仕上下軸部84(乙軸部)B とをもつ。ここで、仕上中央軸部80の軸方向の両端部
のリング状仕上垂直端面80aが軸線に対して実質的に
垂直とされている。また仕上上軸部82は仕上中央軸部
80と同軸的にかつ上方向に延設されている。更にまた
仕上下軸部84の外周径D9、Dlo、Dllは仕上中
央軸部80の外周径よりも径小であり、仕上中央軸部8
0と同軸的にかつ下方向に延設されている。ここで、仕
上中央軸部80の両端部のリング状仕上垂直端面(リン
グ状端面)Boa、Bobは軸線に対して実質的に垂直
とされている。
本実施例では上記のように鍛造した仕上鍛造品8のほぼ
全面の表皮を削った後に、その中央軸部80の外周面8
0cに切削加工でギヤ歯85を形成し、第12図に示す
アウトプットシャフトを得る。
以上説明したように本実施例の段付き回転シャフトでは
、仕上中央軸部80の軸方向の両端部のリング状仕上垂
直端面80a、80bが軸線に対して実質的に垂直とさ
れているものの、中央軸部80のリング状端面80aと
中央軸部80の外周面80Cとの境界域は、プツトメタ
ル跡がない鍛造面とされている。従って、仕上中央軸部
80の外周面80Gに支障なくギヤ歯85を形成でき、
そのギヤ歯85の歯形状を形状欠損なく所要の形状に切
削加工できる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の段付き回転シャフトでは、
中央軸部の軸方向の両端部のリング状端面が軸線に対し
て実質的に垂直とされているものの、中央軸部のリング
状端面と中央軸部の外周面との境界域は、デッドメタル
跡がない鍛造面とされている。従って、中央軸部の外周
面に形状欠損なくギヤ歯を形成できる。
本発明の段付き回転シャフトの方法では、第1荒地鍛造
品を上下逆に反転し、その状態で第2荒地鍛造するので
、上向きとなった第1荒地テーパ面は第2荒地鍛造工程
で軸線に対して垂直となるように成形され、従って上記
した部分にデッドメタル跡がない段付き回転シャフトを
製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は型締めする前の状態の鍛造プレス装置を示す断
面図、第2図は型締めした後の状態の鍛造プレス装置を
示す断面図、第3図は丸棒素材の側面図、第4図は第1
荒地鍛造品の側面図、第5図は上下反転した第1荒地鍛
造品の側面図、第6図は第2荒地鍛造品の側面図、第7
図は仕上鍛造品の側面図である。第8図〜第11図はそ
れぞれ従来の工程において鍛造成形された鍛造品の側面
図である。第12図はギヤ歯を形成したアウトプットシ
ャフトの側面図である。 図中、1は鍛造プレス装置、20は第1荒地鍛造型、3
0は第2荒地鍛造型、40は仕上鍛造型、5は丸棒素材
、6は第1荒地鍛造品、7は第2荒地鍛造品、8は仕上
鍛造品を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外周面がギヤ形成面となる大径の中央軸部と、 中央軸部と同軸的にかつ一軸方向に延設され、中央軸部
    の外周径よりも径小の外周径をもつ甲軸部と、 中央軸部と同軸的にかつ他軸方向に延設され、中央軸部
    の外周径よりも径小の外周径をもつ乙軸部とで構成され
    、 中央軸部はその軸方向の両端部に軸芯の回りをリング状
    にのびる合計2個のリング状端面をもち、各リング状端
    面は中央軸部の軸芯に対して実質的に垂直であり、かつ
    、鍛造型の型面で形成されかつ切削加工跡をもたない鍛
    造面であり、 中央軸部のリング状端面と中央軸部の外周面との境界域
    は、デッドメタル跡がない鍛造面であることを特徴とす
    る段付き回転シャフト。
  2. (2)固定された下ボルスタと上下方向に駆動する上ボ
    ルスタとをもつとともに、下ボルスタおよび上ボルスタ
    に装備された第1荒地鍛造型、第2荒地鍛造型、仕上鍛
    造型とをもつ鍛造プレス装置とを用い、 第1荒地工程において、第1鍛造荒地型を型締めして、
    丸棒素材をその軸芯方向で第1荒地鍛造することにより
    丸棒素材の下部を下方へ前方押出し、 これにより、大径の第1荒地中央軸部と、第1荒地中央
    軸部と同軸的にかつ下方向に延設され第1荒地中央軸部
    の外周径よりも径小の外周径をもつ軸長の長い第1荒地
    下軸部と、第1荒地中央軸部と同軸的にかつ上方向に延
    設され第1荒地中央軸部の外周径よりも径小の外周径を
    もち第1荒地下軸部よりも軸長の短い第1荒地上軸部と
    をもち、第1荒地中央軸部と第1荒地下軸部との境界域
    が第1荒地下軸部に向かうにつれて次第に径小となる第
    1荒地テーパ面とされた段付き第1荒地鍛造品を得、 第2荒地工程において、段付き第1荒地鍛造品の第1荒
    地下軸部および第1荒地テーパ面が上向きになるととも
    に第1荒地上軸部が下向きになるように、第1荒地鍛造
    品を上下逆に反転した状態で第2荒地鍛造型にセットし
    、第2荒地鍛造型を型締めすることにより、 下向きに配置された軸長の短い第1荒地上軸部を下方へ
    前方押出して軸長を伸ばし、下向きの軸長の長い第2荒
    地下軸部を形成するとともに、第2荒地鍛造型の上型の
    水平向きの水平型面部分で第1荒地テーパ面を押圧して
    軸芯に対して実質的に垂直な第2荒地リング状垂直端面
    を形成し、これにより第2荒地中央軸部と、第2荒地中
    央軸部と同軸的にかつ上方向に延設され第2荒地中央軸
    部の外周径よりも径小の外周径をもつ第2荒地上軸部と
    、第2荒地中央軸部と同軸的にかつ下方向に延設され第
    2荒地中央軸部の外周径よりも径小の外周径をもつ第2
    荒地下軸部とをもち、第2荒地中央軸部と第2荒地下軸
    部との境界域が第2荒地下軸部に向かうにつれて次第に
    径小となる第2荒地テーパ面とされた段付き第2荒地鍛
    造品を得、 仕上工程において、第2荒地鍛造品を仕上鍛造型にセッ
    トし、仕上鍛造型の下型の水平向きの水平型面部分で第
    2荒地テーパ面を押圧して一方のリング状仕上垂直端面
    を形成するとともに、仕上鍛造型の上型の水平向きの水
    平型面部分で第2荒地リング状垂直端面を整形して他方
    のリング状仕上垂直端面を形成し、 これにより外周面がギヤ形成面となる仕上中央軸部と、
    仕上中央軸部と同軸的にかつ上方向に延設され仕上中央
    軸部の外周径よりも径小の外周径をもつ仕上上軸部と、
    仕上中央軸部と同軸的にかつ下方向に延設され仕上中央
    軸部の外周径よりも径小の外周径をもつ仕上下軸部とを
    もち、かつ、仕上中央軸部の軸方向の両端部の合計2個
    のリング状仕上垂直端面が軸線に対して実質的に垂直と
    された仕上鍛造品を得ることを特徴とする段付き回転シ
    ャフトの鍛造方法。
JP10627590A 1990-04-20 1990-04-20 段付き回転シャフトおよび段付き回転シャフトの鍛造方法 Pending JPH044308A (ja)

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JP (1) JPH044308A (ja)

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