JP2002307110A - 大中型アルミホイールの製造方法 - Google Patents

大中型アルミホイールの製造方法

Info

Publication number
JP2002307110A
JP2002307110A JP2001116981A JP2001116981A JP2002307110A JP 2002307110 A JP2002307110 A JP 2002307110A JP 2001116981 A JP2001116981 A JP 2001116981A JP 2001116981 A JP2001116981 A JP 2001116981A JP 2002307110 A JP2002307110 A JP 2002307110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forming
manufacturing
spinning
cylindrical body
aluminum wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001116981A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Imamura
正 今村
Kishiro Abe
喜四郎 阿部
Shoichiro Kodama
庄一郎 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topy Industries Ltd
Original Assignee
Topy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Topy Industries Ltd filed Critical Topy Industries Ltd
Priority to JP2001116981A priority Critical patent/JP2002307110A/ja
Publication of JP2002307110A publication Critical patent/JP2002307110A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 製品の機械的性質を向上させ、製造のサイク
ルタイムを短縮でき、しかも装置の投資額をおさえるこ
とが可能な大中型アルミホイールの製造方法の提供。 【解決手段】 次の工程を順に行うことを含む大中型ア
ルミホイールの製造方法。(1)円筒状素環を成形する
工程、(2)円筒状素環を、揺動成形により一側端側を
口絞り加工することにより、中央部に穴3cが形成され
ている有底円筒体3を成形する工程、(3)有底円筒体
3の底部3aをスピニング加工することによって、ディ
スク側フランジ部17aを有する片側フランジ円筒体5
を成形する工程、(4)片側フランジ円筒体5をスピニ
ング加工することによって、リム部17を有する、ホイ
ール素形体18を成形する工程。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大中型アルミホイ
ールの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大中型アルミホイールは、その基本形状
が、通常、図3に示すように、リム部1、ディスク部2
からなり、リム部1はディスク側フランジ部1a、開口
側フランジ部1b、ビードシート部1c、サイドウオー
ル部1d、ドロップ部1dから構成され、ディスク部2
には、中央にハブ穴2aが1個形成され、ハブ穴2aの
まわりに車両ハブにホイールを取り付けるためのボルト
穴2bが周方向に複数個形成されている。大中型アルミ
ホイールは、通常、つぎの方法によって製作される。 (1)鋳造型にアルミの溶湯を流し込んで製造する鋳造
方式。 (2)アルミの円柱体から鍛造プレスでいくつかの鍛造
工程をへて製作する鍛造方式。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法に
は次のような問題がある。 (1)鋳造方式では、鋳造品は大きいため、鋳造のサイ
クルタイムが長く、生産性が悪いことと、ハブ取り付け
面に繰り返し応力がかかるため、鋳造タイプではその耐
久性に不安があり、特別にその部分の強化策が必要であ
った。 (2)鍛造方式では、鍛造加工による素材の強化は得ら
れるものの、素材を熱間で鍛造するため、形状精度がよ
くなく、切削代を大きくとらざるをえないこと、鍛造装
置に6000トン〜8000トンクラスのプレスが必要
で、装置の投資額が過大となる。 本発明の目的は、製品の機械的性質を向上でき、製造の
サイクルタイムを短縮でき、しかも装置の投資額をおさ
えることが可能な、大中型アルミホイールの製造方法を
提供することにある。
【0004】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は次の通りである。次の工程を順に行うことを
含む大中型アルミホイールの製造方法。 (1)円筒状素環を成形する工程、(2)前記円筒状素
環を、揺動成形により一側端側を口絞り成型することに
より、 側壁部、中央部に穴が形成されている底部、底
部と側壁部との間に位置するテーパ部からなる有底円筒
体を成形する工程、(3)前記有底円筒体のテーパ部を
スピニング加工することによって、ディスク側フランジ
部を形成し、片側フランジ円筒体を成形する工程、
(4)前記片側フランジ円筒体の側壁部をスピニング加
工することによって、リム部を有する、ホイール素形体
を成形する工程。
【0005】上記本発明の大中型アルミホイールの製造
では、円筒状素環を揺動成形によって、一側端を口絞り
絞り成形し、その後、スピニング加工によってフランジ
部を含むリム部を成形するので、大がかりな装置を使用
することなく、製造のサイクルタイムを短縮でき、しか
も、製品の機械的性質を向上させ得るという作用が得ら
れる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施例
を図1〜図3を参照して説明する。図3の製品形状は本
発明にも適用できる。図1、図2は本発明実施例の大中
型アルミホイールの製造の工程を示している。図2は、
本発明実施例の第1の工程である、円筒状素環16を成
形するいくつかの方法を示している。図2の(A)は、
その一つの方法として、外径Dのアルミ製の円筒パイプ
を長さHに切断することにより円筒状素環16を用意す
る方法である。図2の(B)は、幅H、長さLのアルミ
の矩形材14を長手方向にコイラー等によって丸め、丸
めた端末同士を溶接することによって円筒状素環16を
用意する方法である。図2の(C)は中央に穴が形成さ
れている素材を回転鍛造等によって成形し円筒状素環1
6を用意する方法を示している。
【0007】まず、先に述べた図2の(A)、(B)、
(C)のいずれかの方法で用意した、円筒状素環16
を、図1の(A)に示すように、上型、下型間で揺動成
形するとともに、一側端側を口絞り成形することによっ
て、側壁部4、中央に穴3cが形成されている底部3
a、底部3aと側壁部4との間に位置するテーパ部3
b、からなる有底円筒体3に成形する。揺動鍛造では、
一対の型で円筒状素環16の周方向一部を押し、この押
し部を周方向に順次ずらしながら成形していくので、全
周を同時に押していた従来鍛造に比べて、プレス荷重は
小さく、装置が大がかりでなくなる。
【0008】次に、図1の(B)に示すように、有底円
筒体3のテーパ部3bの外周部をスピニングロール6で
スピニング加工することによって、ディスク側フランジ
部17aを形成し、片側フランジ円筒体5を成形する。
スピニングロール6は、その軸芯をホイール半径方向に
向けられた状態で、テーパ部3bにホイール軸方向から
押し付けられ、ディスク側フランジ部17aがテーパ部
3bから枝分かれして形成される。
【0009】次に、図1の(C)に示すように、片側フ
ランジ円筒体5の側壁部をスピニングロール6によっ
て、スピニング加工することによって、リム部17を有
する、ホイール素形体18を成形する。リム部は、ディ
スク側フランジ部17a、ビードシート部17c、サイ
ドウオール部17d、ドロップ部17e、開口側フラン
ジ部17bを有する。
【0010】そして、更に、次の工程で、前記ホイール
素形体18をエキスパンダーもしくはシュリンカー装置
で真円度を出す整形を行う。次に、ボルト穴、飾り穴、
ハブ穴等の穴加工を行う。次に、リム部のビードシート
部17b、その他の外観部を切削加工によって仕上げ
る。更に、ホイールの外観部をバフ加工を行い。光輝性
を高める。これにより、塗装前の大中型アルミホイール
の形状を完成させる。
【0011】次に本発明実施例の大中型アルミホイール
の製造方法の作用を説明する。本発明実施例の方法で
は、(1)円筒状素環16を成形する工程、(2)記前
円筒状素環16を、揺動成形により一側端側を口絞り成
型することにより中央部に穴3cが形成されている有底
円筒体3を成形する工程、(3)前記有底円筒体3の底
部3aをスピニング加工することによって、ディスク側
フランジ部17aを有する、片側フランジ円筒体5を成
形する工程、(4)前記片側フランジ円筒体5をスピニ
ング加工することによって、リム部17を有する、ホイ
ール素形体18を成形する工程、を順に行い、その後、
その後従来からの方法で仕上げ加工をおこなって製造す
るので、 揺動成形により製品の鍛造効果が得られるととも
に、従来の全周同時プレスによる鍛造に比べて装置荷重
を小にできそれによって設備投資を少なくでき、 スピニング加工によって加工硬化による製品の強度
アップをはかることができ、 総合的に、大がかりな装置を使用することなく、製
造のサイクルタイムを短縮でき、しかも、製品の機械的
性質を向上させることができた。
【0012】
【発明の効果】請求項1の大中型アルミホイールの製造
方法によれば、(1)円筒状素環を成形する工程、
(2)円筒状素環を、揺動成形により一側端側を口絞り
成型することにより央部に穴が形成されている有底円筒
体を成形する工程、(3)有底円筒体の底部をスピニン
グ加工することによって、ディスク側フンジ部を有す
る、片側フランジ円筒体を成形する工程、(4)前記片
側フランジ円筒体をスピニング加工することによって、
リム部を有する、ホイール素形体を成形する工程。を順
に行うので、大がかりな装置を使用することなく、製造
のサイクルタイムを短縮でき、しかも、製品の機械的性
質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の大中型アルミホイールの製造方
法の工程を示す素材の断面図である。
【図2】本発明実施例に適用する円筒状素環の製造方法
を示す素材の斜視図である。
【図3】本発明および従来方法で製造される大中型アル
ミホイールの基本断面図である。
【符号の説明】
3 有底円筒体 3a 底部 3b テーパ部 3c 穴 4 側壁部 5 片側フランジ円筒体 6 スピニングロール 16 円筒状素環 17 リム部 17a ディスク側フランジ部 18 ホイール素形体
フロントページの続き (72)発明者 児玉 庄一郎 東京都千代田区四番町5番地9 トピー工 業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の工程を順に行うことを含む大中型ア
    ルミホイールの製造方法。 (1)円筒状素環を成形する工程、(2)前記円筒状素
    環を、揺動成形により一側端側を口絞り成型することに
    より、側壁部、中央部に穴が形成されている底部、底部
    と側壁部の間に位置するテーパを有する、有底円筒体を
    成形する工程、(3)前記有底円筒体のテーパ部をスピ
    ニング加工することによって、ディスク側フランジ部を
    形成し、片側フランジ円筒体を成形する工程、(4)前
    記片側フランジ円筒体の側壁部をスピニング加工するこ
    とによって、リム部を有する、ホイール素形体を成形す
    る工程。
JP2001116981A 2001-04-16 2001-04-16 大中型アルミホイールの製造方法 Pending JP2002307110A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001116981A JP2002307110A (ja) 2001-04-16 2001-04-16 大中型アルミホイールの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001116981A JP2002307110A (ja) 2001-04-16 2001-04-16 大中型アルミホイールの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002307110A true JP2002307110A (ja) 2002-10-22

Family

ID=18967625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001116981A Pending JP2002307110A (ja) 2001-04-16 2001-04-16 大中型アルミホイールの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002307110A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007533549A (ja) * 2004-04-23 2007-11-22 ヘイズ レメルズ エス.アール.エル. 軽合金ホイールリムの製造方法及びそれにより作られたホイールリム
JP2011240360A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Topy Industries Ltd 車両用ホイールの製造方法及び車両用ホイール
WO2012127491A3 (en) * 2011-03-24 2012-11-15 Wheels India Limited Method of manufacturing wheel disc
CN106286772A (zh) * 2015-06-10 2017-01-04 丹阳劲风旋压件有限公司 一种钣制旋压成形的皮带轮
WO2019048939A1 (en) 2017-09-06 2019-03-14 Wheels India Ltd METHOD FOR MANUFACTURING VEHICLE WHEEL IN ONE PIECE
EP2010340B2 (de) 2006-04-21 2019-08-07 WF Maschinenbau- und Blechformtechnik GmbH & Co. KG Verfahren zur herstellung einer luftreifenfelge
EP3914406A4 (en) * 2019-10-17 2022-11-23 Wheels India Limited PROCESS FOR MAKING A TUBELESS VEHICLE WHEEL WITHOUT WELDING

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007533549A (ja) * 2004-04-23 2007-11-22 ヘイズ レメルズ エス.アール.エル. 軽合金ホイールリムの製造方法及びそれにより作られたホイールリム
EP2010340B2 (de) 2006-04-21 2019-08-07 WF Maschinenbau- und Blechformtechnik GmbH & Co. KG Verfahren zur herstellung einer luftreifenfelge
JP2011240360A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Topy Industries Ltd 車両用ホイールの製造方法及び車両用ホイール
WO2012127491A3 (en) * 2011-03-24 2012-11-15 Wheels India Limited Method of manufacturing wheel disc
CN106286772A (zh) * 2015-06-10 2017-01-04 丹阳劲风旋压件有限公司 一种钣制旋压成形的皮带轮
WO2019048939A1 (en) 2017-09-06 2019-03-14 Wheels India Ltd METHOD FOR MANUFACTURING VEHICLE WHEEL IN ONE PIECE
EP3678797A4 (en) * 2017-09-06 2021-05-26 Wheels India Ltd METHOD OF MANUFACTURING A POCKET VEHICLE WHEEL
EP3914406A4 (en) * 2019-10-17 2022-11-23 Wheels India Limited PROCESS FOR MAKING A TUBELESS VEHICLE WHEEL WITHOUT WELDING

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108655244A (zh) 一种整体式车轮的柔性旋压制造方法
JP2002307110A (ja) 大中型アルミホイールの製造方法
US3364550A (en) Method of manufacturing wheel rims
JP2003211901A (ja) 自動車用ホイールの製造方法
JP3807859B2 (ja) 自動車ホイール用ディスクの製造方法
US5832608A (en) Method for the manufacture of a rotationally symmetrical part
JPS58337A (ja) 車輛用合金ホイ−ルの製造方法
US6571590B1 (en) Method for producing a rim for a pneumatic tire
US4683630A (en) Method for manufacturing an integrated wheel
JP3085571B2 (ja) かさ歯車の製造方法及びそのサイジング金型
JP2015039712A (ja) 車両用ホイールディスクの製造方法
JP2003236637A (ja) 2ピースホイールおよびその製造方法
US20040177507A1 (en) Method of manufacturing rims for motor vehicles
JP5986350B2 (ja) 組立式車両ホイール、そのような車両ホイールで使用するためのホイール・リム、およびそれらの製作方法
JPH0471743A (ja) 自動車用ホイールの製造方法
JP5478876B2 (ja) ホイール用ディスクの製造方法
JP2645787B2 (ja) 円板の周溝成形方法
JPS6046823A (ja) アルミニウム又はアルミニウム合金製自動車用ホイ−ルの製造方法
JPH02307637A (ja) 車輌用ホイールにおけるディスク素材の製造方法
RU2191088C2 (ru) Способ изготовления втулки с наружным кольцевым элементом
JP3807848B2 (ja) 車両用ホイールのディスク成形加工方法
US4922738A (en) Process for manufacturing a single piece alloy wheel rim for vehicle tires
JPH1177227A (ja) 自動車ホイール用ディスクの製造方法およびその装置
JP2003236636A (ja) 2ピースホイールの製造方法
JPH0788583A (ja) ツーピースアルミホイールの製造方法