JP2003236636A - 2ピースホイールの製造方法 - Google Patents

2ピースホイールの製造方法

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JP2003236636A
JP2003236636A JP2002038012A JP2002038012A JP2003236636A JP 2003236636 A JP2003236636 A JP 2003236636A JP 2002038012 A JP2002038012 A JP 2002038012A JP 2002038012 A JP2002038012 A JP 2002038012A JP 2003236636 A JP2003236636 A JP 2003236636A
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Kenzo Takeda
謙三 武田
Shizuo Kimura
静雄 木村
Ikuo Kato
育男 加藤
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属製円筒部材の両端部に塑性加工により断
面矩形の正規形状のカールを成形することで、円筒部材
からリムを直接作製して、2ピースホイールを容易に製
造可能とすることである。 【解決手段】 金属の円筒部材2の胴部にドロップセン
ター部加工後、円筒部材2の両端部3を塑性加工により
拡管し、拡管された端部3を正規カール加工により断面
矩形の正規形状のカール4に成形する(方法1)。ある
いは、拡管された端部3をカール加工により断面円形の
カール4に成形し、ついでカール4を形状・精度出し加
工により断面矩形の正規形状に仕上げる(方法2)。こ
のようにして得られた両端部に断面矩形のカール4を有
するリム8に対し、ビードシート部6にハンプ7を設
け、そのカール4に水抜き穴9を開け、一方のドロップ
傾斜部10にタイヤへの空気封入用のバルブ穴11を開
け、ディスクをリム8の円筒内に取り付ければ、2ピー
スホイールが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用の2ピース
ホイールの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】バギー用のホイールでは、タイヤを装着
するリムの両端部に強度を持たせるために、両端部に内
巻きの断面矩形のカールを成形することが知られてい
る。
【0003】このようなホイールの製造方法としては、
例えば実開昭63−56935号等に示されるように、
アルミニウム合金等の金属板材を深絞り加工でカップ状
に成形し、そのカップ開口部の鍔部をプレス加工により
内側に曲げて、タイヤを保持する形状・精度を付与した
断面矩形の正規形状のカール(正規カール)を成形した
後、このカップ2つを底部で接合するものが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このホ
イールでは、カップ底部を重ねてディスク部を形成する
ため、ホイールの重量が増加する不具合があった。また
ディスク部が平板となることから、ディスク部の意匠性
が劣る不具合があり、また重ねたカップの芯が互いに重
ね合わせにくい問題もあった。
【0005】本発明の課題は、上記の問題点に鑑み、金
属製円筒部材の両端部に塑性加工により断面矩形の正規
形状のカールを成形することによって、円筒部材からリ
ムを直接作製して、リムの内側にデイスクを取り付けた
2ピースホイールを容易に製造可能とすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、リムの円筒内にディスクを取り付けてな
る2ピースホイールの製造方法であって、リムとなる金
属製円筒部材の両端部を拡管する拡管工程と、前記拡管
された端部を塑性加工により断面矩形の正規形状のカー
ルに成形する正規カール工程とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】また本発明は、リムにディスクを取り付け
てなる2ピースホイールの製造方法であって、リムとな
る金属製円筒部材の両端部を拡管する拡管工程と、前記
拡管された端部を塑性加工により断面円形のカールに成
形するカール工程と、前記断面円形のカールを塑性加工
により断面矩形の正規形状に仕上げ成形する仕上げ工程
とを備えたことを特徴とする。
【0008】前記拡管工程は、プレス加工、スピニング
加工またはロールフォーミング加工で行うことができ
る。前記正規カール工程は、プレス加工またはスピンニ
ング加工で行うことができる。前記カール工程は、スピ
ニング加工で行うことができる。前記仕上げ工程は、プ
レス加工、スピニング加工またはロールフォーミング加
工で行うことができる。
【0009】本発明によれば次の作用効果を奏する。 (1)円筒部材から両端部に断面矩形の正規形状のカー
ルを有するリムを直接作製できるので、2ピースホイー
ルの製造が容易になる。 (2)得られるホイールは、リムの円筒内にディスクを
取り付ける2ピースホイールなので、従来の2つのカッ
プの底部を接合したホイールに比べ材料が省略でき、軽
量なホイールを提供することが可能となる。 (3)後からディスクを取り付けるので、意匠性に優れ
たディスクを用いることにより、容易にホイールを意匠
性の高いものにすることができる。 (4)円筒部材からリムを作製するので、ホイール中心
軸の芯出しが容易である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳述
する。
【0011】[実施の形態1]本発明は、2つのカップ
を底部で接合したホイールが有するような欠点のないホ
イールを得るべく鋭意試験・研究を重ねた結果、金属製
円筒部材の両端部に塑性加工により断面矩形のカールを
成形して、円筒部材から直接リムを作製できることを見
出し、その知見に基づいてなされたものである。本発明
によれば、リムにデイスクを取り付けた2ピースホイー
ルが製造される。
【0012】本発明においては、例えば5000系Al
合金などの金属製円筒部材の両端部を先ず拡管し、その
後、拡管された端部からタイヤを保持する形状・精度を
有する断面矩形の正規形状のカール(正規カール)を成
形するが、その正規カールの成形方法には大別して方法
1、2の2通りがある。
【0013】方法1は、拡管された端部(フレア)をプ
レス加工またはスピニング加工により正規カールに成形
する(正規カール加工)ものである。ロールフォーミン
グ加工では、拡管された端部から断面矩形の正規形状の
カールを成形することは困難である。
【0014】方法2は、拡管された端部をスピニング加
工により断面円形に成形し(カール加工)、ついでプレ
ス加工、スピニング加工またはロールフォーミング加工
により断面矩形の正規形状に仕上げ成形して(カール形
状・精度出し)、正規カールを得るものである。プレス
加工やロールフォーミング加工では、拡管された端部か
ら断面円形のカールを成形することは困難である。円形
断面のカールを断面矩形に仕上げ成形するのは、プレス
加工、スピニング加工、ロールフォーミング加工のいず
れの加工法でも実施できる。
【0015】本発明では、上記の方法1を実施の形態1
〜3で使用し、方法2を実施の形態4〜6で使用した。
【0016】拡管加工は、プレス加工、スピニング加工
またはロールフォーミング加工で行うことができる。円
筒部材には、初めドロップセンター部加工を行い、ドロ
ップセンター部加工後の円筒部材に対し拡管加工を行う
が、拡管加工をスピニングもしくはロールフォーミング
で行う場合は、合わせてドロップセンター部加工もでき
るので、必ずしも、拡管加工に先立ってドロップセンタ
ー部加工を行う必要はない。
【0017】本発明のホイール製造方法における典型的
な加工工程を図1に示す。
【0018】図1に示すように、先ず、用意した金属部
材であるブランク材1をコイラー等で円筒状に丸め、丸
めたブランク材1の長手方向に沿う端部同士を突き合わ
せ溶接で接合して円筒部材2を作製する(工程A)。そ
の円筒部材2の胴部に対しスピニング加工またはロール
フォーミング加工でドロップセンター部を成形する(工
程B)。この工程Bでは、円筒部材2の胴部にドロップ
センター部を成形すると共に、円筒部材をリムに形成後
に車軸を装着したハブを受けるディスクを取り付けやす
くするために、胴部に図示しない段部を形成する。ドロ
ップセンター部加工後、円筒部材2の両端部を拡管する
(工程C)。
【0019】ついで、方法1では、円筒部材2の拡管さ
れた端部3に対し正規カール加工を行って正規形状のカ
ールを得る。正規カール加工は、概略、拡管された端部
3を内側に返して、先端方向に窄まった鈎状のカール4
を成形し(端末返し。工程D)、その鈎状のカール4の
先端部をさらに内側に曲げて、タイヤを保持する形状・
精度を出した断面矩形の正規形状に成形する(45°起
こし。工程E)ことからなる。
【0020】方法2では、円筒部材2の拡管された端部
3に対しカール加工を行い、ついで形状・精度出し加工
を行って正規形状のカールを得る。先ず、拡管された端
部3を内側に曲げて断面円形のカール4を成形し(工程
F)、その断面円形のカール4を仕上げ成形して、カー
ル4をタイヤを保持する形状・精度を出した断面矩形の
正規形状を得る(形状・精度出し。工程G)。
【0021】このようにして両端部に内巻きの断面矩形
のカール4を有するリム8を得る。その後、リム8の仕
上げ処理をする。先ず、リム8の胴部のドロップセンタ
ー部5両側のビードシート部6に対し、スピニング加工
またはロールフォーミング加工によりハンプ7を設け
(工程H)、ついでリム8のカール4に水抜き穴9を開
け、センタードロップ部5と両側のビードシート部6と
の間のドロップ傾斜部10のうちの一方の傾斜部に、ホ
イールに装着されるタイヤへの空気封入用のバルブ穴1
1を開ければ(以上工程I)、リム8の仕上げが完了す
る。しかる後に、車軸取り付け用ハブを受けるディスク
をリム8の円筒部内に溶接等で取り付けることにより、
2ピースホイールが得られる。
【0022】さて、本実施の形態1では、ドロップセン
ター部加工後、円筒部材2をプレスで拡管し、ついでプ
レスで方法1の正規カール加工を実施した。
【0023】先ず、図2に示すように、プレス機にセッ
トした円筒状金型13にドロップセンター部加工後の円
筒部材2を装着し、金型13の逆円錐台状のテーパ面1
3aと同一テーパの円錐台部14aを有するポンチ14
で円筒部材2の端部3をプレスすることにより、端部3
を外側に広げて拡管した。
【0024】この円筒部材2の端部3の拡管率η、つま
り、図3において円筒部材2の端部3の拡管前の外径を
do、拡管後の外径をd1として、η=(d1−do)
/d1は、円筒部材2の材料の破断伸び以下にしなけれ
ばならない。端部にカールを形成する際に、加工前に端
部の内側面であった面がカール成形により外側面となる
ため曲率が反転するが、拡管率が材料の破断伸びを超え
ると、端部に割れ(半径方向の耳割れ)が生じやすくな
る。一方、拡管率が小さいと逆曲率の変化が大きくな
り、局部座屈が発生しやすくなる。拡管率を破断伸びよ
り2〜3%小さく設定すれば、端部に耳割れを生じるこ
となく拡管でき、その後の外側へのカールも変化が少な
いため容易になる。さらにカールさせる際の端部の縮管
率も小さくなるので、シワが発生しにくくなり、端部の
板厚減少も少なくすることができる。
【0025】以上の拡管率に対する要請は、拡管をプレ
スで行う場合だけでなく、スピニング、ロールフォーミ
ングで行う場合についても同様であり、また拡管後のカ
ール成形法が方法1(プレス、スピニングまたはロール
フォーミングで断面矩形の正規カールを成形)である場
合でなく、方法2(スピニングで断面円形のカールを成
形し、プレス、スピニングまたはロールフォーミングで
断面矩形の正規形状に仕上げ成形)である場合について
も同様である。
【0026】実施の形態1において、プレス加工による
正規カール加工は図4〜図6に示すようにして行った。
先ず、図4および図5に示すように、末端返しによるカ
ール成形を行う。
【0027】図4において、プレス機に、円筒部材2の
拡管された端部3と同一の傾斜で上に突出した凸部15
aを有する左右分割金型の下型15、15と、同一の傾
斜のテーパ面16aを有する上型16をセットし、下型
15、15内に円筒部材2を装着し上型16で押さえ
て、下型15の凸部15aの内側と上型16のテーパ部
16aとで端部3の基端部側を保持し、その状態で凸部
15aの外側面と同一の傾斜のテーパ面17aを有する
左右半割のポンチ17、17で端部3をプレスして、端
部3の先端部側を基端部側と同一傾斜に折曲して、端部
3を開いた鈎状断面のカール4に成形する。
【0028】次に図5に示すように、先端がフラット面
となった細幅の凸部18aを有する分割金型の下型1
8、18内に円筒部材2を装着し、上型19で押さえて
円筒部材2を保持し、その状態でフラット面20aを有
する左右半割のポンチ20で鈎状のカール4をプレスし
て、円筒部材2の胴部に対しカール4の鈎形状の基端部
が直角になるようにカール4全体を内側に折曲し、カー
ル4を先端部が窄まった鈎状に成形する(以上、末端返
し終了)。
【0029】ついで図6に示すように、底がフラット面
の浅い凹部21aを有する下型21と、底がフラット面
の浅い切り欠き部22aを有する左右半割のポンチ2
2、22とを用いてプレスして、切り欠き部22aでカ
ール4の先端直線部を胴部(ビードシート部)に対し直
角となるように内側に傾斜させ(つまり起こす。起こす
角度は通常45°程度である)、先端直線部を円筒部材
2に密着させて閉じる(45°起こし)。これにより、
中央の小さい曲率のR部を直線部で挟んだ断面矩形の正
規形状に成形し、カール4にタイヤを保持する形状・精
度を得た。
【0030】このようにして成形された両端部に内巻き
の断面矩形の正規カール4を有するリム8に対し、前記
の図1に示すように、ドロップセンター部5両側のビー
ドシート部6に、スピニング加工またはロールフォーミ
ング加工によりハンプ7を設ける(工程H)。そしてリ
ム8のカール4に水抜き穴9を開け、ドロップセンター
部5と両側のビードシート部6との間のドロップ傾斜部
10のうちの一方の傾斜部にタイヤへの空気封入用のバ
ルブ穴11を開け、ディスクをリム8の円筒部内に溶接
で取り付けることにより、2ピースホイールを製造し
た。
【0031】本実施の形態の製造方法は以上のように構
成され、次のような効果が得られる。 (1)円筒部材から両端部に断面矩形のカールを有する
リムを直接作製できるので、2ピースホイールの製造が
容易になる。 (2)得られるホイールは、リムの円筒内にディスクを
取り付ける2ピースホイールなので、従来の2つのカッ
プの底部を接合したホイールに比べ材料が省略でき、軽
量なホイールを提供することができる。 (3)後からディスクを取り付けるので、意匠性に優れ
たディスクを用いることにより、容易にホイールを意匠
性の高いものにすることができる。 (4)円筒部材からリムを作製するので、ホイール中心
軸の芯出しが容易である。 (5)特に拡管加工および正規カール加工の両方をプレ
ス加工で行うので、ホイールの量産性が高い。
【0032】以上の実施の形態1では、拡管および正規
カール加工のいずれをもプレス加工で行ったが、本発明
はこれに限られず、プレスによる拡管後、スピンニング
またはロールフォーミングで正規カール加工を行うこと
もできる。
【0033】[実施の形態2]本実施の形態2では、拡
管加工および正規カール加工をスピニングにより行っ
た。図7〜図10に示す。
【0034】先ず、図7に示すように、長手方向に嵌合
可能に左右に分割した分割金型23、24の一方をへら
絞り旋盤の金型支持部に取付け、他方を旋盤の軸押し部
に取付け、円筒部材2を金型23の外面に嵌め込み、金
型23に対し金型24を軸方向に押し込んで嵌合して、
一体にした金型23、24上に円筒部材2を装着する。
ついで金型23、24の回転により円筒部材2を回転
し、その状態で治具25に取り付けた緩傾斜の逆円錐台
状の成形ロール26を回転して、成形ロール26の先端
側のRが付いた周縁部26aを円筒部材2の端部3に押
し当てる。
【0035】そして治具25により成形ロール26の移
動を操作して、図に→→・・・と示すように、周
縁部26aに輪の上方向への膨らみが段々大きくなる態
様で内側から外側に輪を描かせながら、周縁部26aを
端部3に押し当てることを繰り返して、所望の拡管率ま
で端部3を徐々に外側に押し広げる。
【0036】治具25は、油圧シリンダ方式もしくは電
動モータ・スクリュー方式で上下、前後および左右に移
動可能である。
【0037】つぎに図8に示すように、上部側の成形面
が長い外広がりの凹部27aを有する成形ロール(コ
マ)27を治具25に取り付け、回転する円筒部材2の
拡管された端部3に対し、成形ロール27を回転して治
具25の操作により凹部27aを水平方向に徐々に押し
付け、ついで斜め下方に徐々に押し付け、これにより端
部3の先端部側を段々に曲げて、端部3を開いた鈎状断
面のカール4に成形する。
【0038】ついで図9に示すように、治具25にフラ
ット面の胴部30aにベベル面の上部30bが続く成形
ロール30を取り付け、回転する円筒部材2の鈎状のカ
ール4に対し成形ロール30を回転して上部30bから
押し当てる。そして成形ロール30をゆっくりと引き上
げて胴部30aまで押し当てることにより、円筒部材2
の胴部に対しカール4の鈎形形状の基端部が直角になる
ように、カール4全体を内側に折曲して起こし、カール
4を先端部が窄まった鈎状断面に成形する(以上の図8
〜図9が末端返し)。
【0039】最後に、図10に示すように、カール4の
先端部側の側面に治具25に取り付けた成形ロール31
の縮径部31aを横方向内側から押圧して、カール4の
先端直線部を胴部に対し直角となるように内側に傾斜さ
せて(45°起こし)、先端直線部を円筒部材2に密着
させて閉じる。これにより、R部を直線部で挟んだ断面
矩形の正規形状に成形され、カール4にタイヤを保持す
る形状・精度を得た。
【0040】このようにして得られたリム8に対し、以
下、実施の形態1と同様に処理して2ピースホイールを
製造した。
【0041】本実施の形態によっても、実施の形態1と
同様な効果を得ることができ、特に本実施の形態では、
拡管加工および正規カール加工をスピニングで行ったの
で、少量多品種のホイールの製造に適する利点がある。
【0042】以上の実施の形態2では、正規カール加工
をスピニングで行ったが、本発明はこれに限られず、正
規カール加工をプレスで行ってもよい。
【0043】[実施の形態3]本実施の形態3では、拡
管加工をロールフォーミングで行ったが、そのロールフ
ォーミングでドロップセンター部加工も同時に行った。
図11に示す。
【0044】図11に示すように、長手方向に嵌合可能
に左右に分割した分割金型32、33と、成形ロール3
4とを用意し、一方の右の金型32をへら絞り旋盤の金
型支持部に取付け、他方の左の金型33を旋盤の軸押し
部に取付ける。
【0045】金型32は、段部32aと、該段部32a
の先端に続く上方向傾斜のテーパ部32bおよびその先
の小さい溝部32cと、段部32aの基端部から落ち込
んで続く平行部32dとを備え、軸中央部は円筒状凹部
32eに形成されている。金型33は、段部33aと、
該段部33aの先端に続く上方向傾斜のテーパ部33b
およびその先の小さい溝部33cとを備え、軸中央部は
段部33aの基端部に続く円筒状突部33dに形成さ
れ、この突部33dが右の金型32の凹部32eに嵌合
している。
【0046】成形ロール34は表面に平行突出部34a
を備え、この平行突出部34aは、金型32の段部32
aと平行部32dと、この平行部32dの端面に当設し
た金型33の段部33aとで構成される平行凹部に嵌り
合う形状に形成されている。
【0047】円筒部材2の一端部、他端部を金型32の
段部32a、金型33の段部33aに装着して、金型3
2、33の回転により円筒部材2を回転し、その状態で
金型33を金型32に向けて軸方向に移動して、金型3
2と33の間の距離を縮める。さらにこれと同時に成形
ロール34を回転し、成形ロール34を半径方向に移動
して円筒部材2の胴部を押圧する。
【0048】これにより、円筒部材2の一方、他方の端
部3が、金型32、33の溝部32c、33cに突き当
たるまでテーパ部32b、33bに沿って押し広げら
れ、拡管される。これと共に、円筒部材2の胴部が成形
ロール34により半径方向に変形されて、ドロップセン
ター部5に成形される。
【0049】なお、スピニングにより拡管とドロップセ
ンター部加工を同時に行うには、図11において二点差
線で示したように、基本的に、成形ロール34を半径方
向と共に金型32に向けた軸方向移動をするような移動
法をとればよい。
【0050】拡管された端部3に対しロールフォーミン
グでは正規カール加工を成形できないので、実施の形態
2と同様に、スピニング加工によって正規カールを成形
した。
【0051】このようにして得られたリム8に対し、そ
の後、実施の形態1と同様に処理して2ピースホイール
を製造した。
【0052】以上では、拡管加工とドロップセンター部
加工を同時に行ったが、拡管加工に先立ってドロップセ
ンター部加工を行ってもよい。
【0053】本実施の形態によっても、実施の形態1と
同様な効果を得ることができる。
【0054】本実施の形態3では、正規カール加工をス
ピニング加工で行ったが、プレス加工で行ってもよい。
【0055】[実施の形態4]以上の実施の形態1〜3
では、基本的に、拡管された端部から方法1によって正
規カールを成形したが、実施の形態4〜6では、方法2
によって正規カールを成形した。
【0056】本実施の形態4では、ドロップセンター部
加工後の円筒部材の端部をプレス加工で拡管し、ついで
スピニングにより断面円形のカールを成形し(カール加
工)、続いてプレスにより断面矩形に成形して(カール
形状・精度出し加工)、正規カールを得た。プレスによ
る拡管は実施の形態1で示したので省略する。スピニン
グによるカール加工を図12に示す。
【0057】図12において、拡管後の円筒部材2をへ
ら絞り旋盤に取り付け分割金型23、24上に図7のと
きと同様にして装着して回転し、その状態で治具25に
取り付けた半円弧状の凹部35aを有する成形ロール3
5を回転して、拡管された端部3の傾斜よりも若干大き
い角度で成形ロール35を押し当て、端部3を凹部35
aの円弧に沿って曲げて断面円形の半円弧状のカール4
に成形する。
【0058】ついで図13〜図14に示すように、プレ
スによるカール形状・精度出し加工を行う。先ず、図1
3に示すように、テーパ面を有する切り欠き部36aを
備えた左右分割型の下型36、36と、底がフラット面
の浅い凹部37aを有する上型37とを使用して、円筒
部材2端部の断面円形のカール4をプレスし、上型37
の凹部37aでカール4の円弧の中央部の上面をつぶし
て平らにすると共に、下型36のテーパ面の切り欠き部
36aでカール4の円弧の先端部の曲がりを直線状に伸
ばして内側に傾斜させる。
【0059】ついで図14に示すように、底がフラット
面の浅い凹部38aを有する下型38と、底がフラット
面の浅い切り欠き部39aを有する左右半割のポンチ3
9、39とを用いてプレスすることにより、切り欠き部
39aでカール4の先端直線部をさらに内側に傾斜させ
て、円筒部材2の胴部に密着させて閉じる。これによ
り、R部を直線部が挟んだ断面矩形の正規形状にカール
4が成形され、カール4にタイヤを保持する形状・精度
を得た。
【0060】このようにして得られたリム8に対して、
その後、実施の形態1と同様に処理して2ピースホイー
ルを製造した。
【0061】本実施の形態4によっても、実施の形態1
と同様な効果を得ることができる。
【0062】以上の実施の形態4では、カール形状・精
度出し加工をプレスで行ったが、スピニングまたはロー
ルフォーミングで行ってもよい。 [実施の形態5]本実施の形態5では、拡管加工、カー
ル加工およびカール形状・精度出し加工の全てをスピニ
ングで行った。
【0063】スピニングによる拡管は実施の形態2(図
7)で示し、スピニングによるカール加工は実施の形態
4(図12)で示したので省略する。スピニングによる
カール形状・精度出し加工を図15〜図16に示す。
【0064】断面円形のカール成形後の円筒部材2をへ
ら絞り旋盤に取付けた金型40に装着して回転し、その
円筒部材2端部のカール4の基端部側の側面に、治具4
1に装備した一方の矩形ダイス42の側面を押圧して、
その湾曲した側面を真直な面に成形する。
【0065】治具(ホルダーユニット)41は、油圧シ
リンダー方式もしくは電動モータ・スクリュー方式によ
り上下、前後および左右に移動可能であり、これに間隔
をあけて2つのダイス42、42を上下および左右に移
動可能に備え、そのダイス42、42間に固定配置した
成形ロール43を備える。
【0066】上記に続いて、カール4の先端部側の側面
に他方のダイス42の側面を押圧して、同様に真直な面
に成形し、その後、成形ロール43の凹部43aをカー
ル4の円弧の中央部に押圧してつぶすと、カール4の中
央部が小さい曲率のR部に成形されると共に、先端直線
部が円筒部材2に密着して閉じる。これにより、R部を
直線部が挟んだ断面矩形の正規形状に成形され、カール
4にタイヤを保持する形状・精度を得た。
【0067】このようにして得られたリム8に対し、そ
の後、実施の形態1と同様に処理して2ピースホイール
を製造した。
【0068】本実施の形態によっても、実施の形態1と
同様な効果を得ることができる。
【0069】以上の実施の形態5では、カール形状・精
度出し加工をスピニングで行ったが、プレスまたはロー
ルフォーミングで行ってもよい。 [実施の形態6]本実施の形態6では、ロールフォーミ
ングにより拡管とドロップセンター部加工を同時に行
い、その後、スピニングでカール加工を行い、ロールフ
ォーミングでカール形状・精度出し工程を行った。
【0070】ロールフォーミングによる拡管とドロップ
センター部の同時加工は実施の形態3(図11)で、ス
ピニングによるカール加工は実施の形態4(図12)で
示したので省略する。ロールフォーミングによるカール
形状・精度出し加工を図17に示す。
【0071】図17に示すように、底面がフラットな浅
い凹部44a、45aを有する軸方向に嵌合可能な左右
の分割金型44、45をへら絞り旋盤に取り付け、金型
44、45にカール加工後の円筒部材2を装着して回転
する。そして金型44に対し金型45を軸方向に移動し
ながら、金型44、45の凹部44a、45aで受けら
れたカール4、4の先端部側の側面に治具46に装備さ
れた成形ロール47、47の縮径部47a、47aを横
方向内側から押圧する。
【0072】治具46は、油圧シリンダ方式もしくは電
動モータ・スクリュー方式で上下、前後および左右に移
動可能であり、その治具46の本体46aの一端部に一
方の成形ロール47が固定配設され、本体46aに対し
横方向に移動可能な移動体46bに他方の成形ロール4
7が取り付けられる。
【0073】上記の成形ロール47、47による押圧に
よって、カール4、4の円弧の基端部が金型44、45
の凹部44a、45aと押圧されて真直に伸ばされ、ま
たカール4、4の円弧の先端部が真直に伸ばされると共
に内側に傾斜し、円筒部材2に密着して閉じる。かくし
て、R部を直線部が挟んだ断面矩形にカール4が成形さ
れ、カール4にタイヤを保持する形状・精度を得た。
【0074】このようにして得られた得られたリム8に
対し、以下、実施の形態1と同様に処理して2ピースホ
イールを製造した。
【0075】本実施の形態によっても、実施の形態1と
同様な効果が得られる。
【0076】以上の実施の形態6では、カール形状・精
度出し加工をロールフォーミング加工で行ったが、プレ
スまたはスピニングで行うこともできる。
【0077】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、金属製円筒部材の両端部に塑性加工により内
巻きの断面矩形のカールを成形するので、円筒部材から
直接リムを作製でき、リムにディスクを取り付けた2ピ
ースホイールを容易に製造することができる。またホイ
ールの省材料化および軽量化が可能でありき、さらに意
匠性の優れたデイスクを取り付けることにより、容易に
ホイールを意匠性の高いものにすることができる。また
円筒部材からリムを作製するので、ホイール中心軸の芯
出しが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホイール製造方法における典型的な加
工工程を示す説明図である。
【図2】実施の形態1での円筒部材の拡管加工を示す断
面図である。
【図3】拡管した端部を示す断面図である。
【図4】実施の形態1での正規カール加工を示す断面図
である。
【図5】正規カール加工の図4の続きを示す断面図であ
る。
【図6】正規カール加工の図5の続きを示す断面図であ
る。
【図7】実施の形態2での円筒部材の拡管加工を示す断
面図である。
【図8】実施の形態2での正規カール加工を示す断面図
である。
【図9】正規カール加工の図8の続きを示す断面図であ
る。
【図10】正規カール加工の図9の続きを示す断面図で
ある。
【図11】実施の形態3での円筒部材の拡管とドロップ
センター部の同時加工を示す断面図である。
【図12】実施の形態4での円筒部材のカール加工を示
す断面図である。
【図13】実施の形態4でのカール形状・精度出し加工
を示す断面図である。
【図14】カール形状・精度出し加工の図13の続きを
示す断面図である。
【図15】実施の形態5でのカール形状・精度出し加工
を示す断面図である。
【図16】図15を右方から見た図である。
【図17】実施の形態6でのカール形状・精度出し加工
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ブランク材 2 円筒部材 3 端部 4 カール 5 センタードロップ部 8 リム 13、23、24、32、33、44、45 金型 14、17、20、22、39 ポンチ 15、18、36、38 下型 16、19、21、37 上型 25、41、46 治具 26、27、30、31、34、35、43、47 成
形ロール 42 ダイス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B21D 41/02 B21D 41/02 A C B60B 21/00 B60B 21/00 Q (72)発明者 加藤 育男 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リムの円筒内にディスクを取り付けて
    なる2ピースホイールの製造方法であって、 リムとなる金属製円筒部材の両端部を塑性加工により拡
    管する拡管工程と、 前記拡管された端部を塑性加工により断面矩形の正規形
    状のカールに成形する正規カール工程と、を備えたこと
    を特徴とする2ピースホイールの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記拡管工程をプレス加工、スピニン
    グ加工またはロールフォーミング加工で行うことを特徴
    とする請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記正規カール工程をプレス加工また
    はスピンニング加工で行うことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 リムの円筒内にディスクを取り付けて
    なる2ピースホイールの製造方法であって、 リムとなる金属製円筒部材の両端部を塑性加工により拡
    管する拡管工程と、 前記拡管された端部を塑性加工により断面円形のカール
    に成形するカール工程と、 前記断面円形のカールを塑性加工により断面矩形の正規
    形状のカールに仕上げ成形する仕上げ工程と、を備えた
    ことを特徴とする2ピースホイールの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記拡管工程をプレス加工、スピニン
    グ加工またはロールフォーミング加工で行うことを特徴
    とする請求項4記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記カール工程をスピニング加工で行
    うことを特徴とする請求項4または5記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記仕上げ工程をプレス加工、スピニ
    ング加工またはロールフォーミング加工で行うことを特
    徴とする請求項4〜6のいずれかの項に記載の製造方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7523555B2 (en) 2004-06-14 2009-04-28 Work Co., Ltd. Wheel manufacturing method
WO2016044584A1 (en) * 2014-09-17 2016-03-24 Szuba Consulting, Inc. Method of forming an annular component of a mechanical device from a tube
CN114029745A (zh) * 2021-10-22 2022-02-11 定南色耐特智能科技有限公司 适用于不同偏距轮辋的加工设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114029745B (zh) * 2021-10-22 2023-09-19 定南色耐特智能科技有限公司 适用于不同偏距轮辋的加工设备

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