JPH044234Y2 - - Google Patents

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JPH044234Y2
JPH044234Y2 JP6883585U JP6883585U JPH044234Y2 JP H044234 Y2 JPH044234 Y2 JP H044234Y2 JP 6883585 U JP6883585 U JP 6883585U JP 6883585 U JP6883585 U JP 6883585U JP H044234 Y2 JPH044234 Y2 JP H044234Y2
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alarm
disk
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sound
rotating shaft
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【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は設定時刻にアラーム音を発生するア
ラーム音発生装置に関する。
「考案の背景」 一般に、目覚し時計等のクロツクにおいては、
設定時刻に発生するアラーム音がベル、ブザー、
電子音等であるため、アラーム音の多様化が図れ
ない。そこで、アラーム時刻に機械的な手段を用
いて音を出すことが考えられているが、大きなア
ラーム音を出すためには、大きな駆動力を必要と
し、装置全体が大型化するばかりか、消費電力も
大きくなるという問題があつた。
[考案の目的] この考案は上記のような事情を背景になされた
もので、その目的とするところは、アラーム音の
多様化を図ると共に、比較的簡単な構造で、コン
パクトに構成でき、かつ小さい駆動力で大きな音
を出すことができるアラーム音発生装置を提供す
ることにある。
[考案の要点] この考案は上記のような目的を達成するため
に、アラームの設定時刻に回転体を回転させ、こ
の回転体の回転に伴つて繰り返し弾接体を前記回
転体に打ち当てることにより、アラーム音を発生
させるようにしたものである。
[実施例の構成] 以下、第1図から第8図を参照して、この考案
の一実施例を説明する。
第4図および第5図はアラーム音発生装置を備
えた置き時計の外観を示し、図中1は共鳴箱であ
る。この共鳴箱1は時計ケースであり、内部が中
空の箱状をなし、音が共鳴して大きくなるように
なつており、基台2上の右側に配置され、正面の
上部には時計3が設けられている。この時計3は
2針時計であり、時針3a、分針3bのほかに、
アラーム時刻を指示するアラーム針3cを備えて
おり、これらの各針3a,3b,3cは時計ガラ
ス4により保護されている。また、基台2は第1
図に示すように、底板2aとカバーケース2bと
からなり、このカバーケース2b上に共鳴箱1が
設けられている。さらに、共鳴箱1および基台2
にはアラームの設定時刻にアラーム音を発生させ
るアラーム音発生装置が設けられている。
アラーム音発生装置はアラームの設定時刻にア
ラーム音を発生させるものであり、第1図から第
3図に示すように、アラーム音としての擬音を発
生する擬音発生装置8を備えているほかに、アラ
ームの設定時刻に回転するモータ5と、このモー
タ5の回転運動を往復運動に変換する変換機構6
と、この変換機構6により往復運動して共鳴箱1
を叩く作動部材7とを備えている。
即ち、モータ5は基台2上に設けられて共鳴箱
1内に配置される一対の取付板9,9の間に取付
けられており、その回転は出力軸の歯車5a、中
間歯車5b,5c、従動歯車5dを介して回転軸
10に伝達される。即ち、回転軸10は取付板
9,9に回転可能に軸支されており、その一端
(図中左端)側に従動歯車5dおよびスプリング
クラツチ11が取付けられている。従動歯車5d
はモータ5の歯車5aに噛み合う中間歯車5b,
5cを介して回転するものであり、回転軸10に
回転可能に取付けられている。スプリングクラツ
チ11はモータ5に必要以上の負荷が加わらない
ように、中間歯車5b,5cをスリツプ回転させ
るものであり、クラツチ板を兼ねた中間歯車5b
とコイルばね11aとからなり、このコイルばね
11aで中間歯車5b(クラツチ板)を軸方向に
弾力的に押し付けて中間歯車5cに圧接させ、そ
の圧接力でモータ5の回転を回転軸10に伝達す
るようになつている。
変換機構6はモータ5によつて回転する回転軸
10に取付けられた偏心カム12と、この偏心カ
ム12によつて左右に往復運動する従動アーム1
3とからなつている。偏心カム12は第2図に示
すように、円板状をなし、その中心からずれた
(偏心した)部分が回転軸10に取付けられてお
り、この状態で回転軸10と共に回転するように
なつている。また、従動アーム13は基台2の底
板2a上をスライドするものであり、板状をな
し、その一端(図中右端)には偏心カム12を内
部に配置するヨーク部13aが形成されていると
共に、他端には作動部材7の下端が挿入する溝1
3bが形成されている。この場合、ヨーク部13
aは偏心カム12は回転したときに回転軸10を
中心に左右に移動して従動アーム13全体をスラ
イドさせるものであり、上下に細長い枠状をなし
ており、その横幅は偏心カム12の外径よりも若
干広く、内側の高さは回転軸10から偏心カム1
2の最外径までの距離のほぼ2倍程度になつてい
る。
作動部材7は第1図に示すように、従動アーム
13に伴つて揺動し共鳴箱1を叩くものであり、
回動部材7aと、装飾部材7bとからなつてい
る。回動部材7aは従動アーム13に伴つて揺動
するものであり、ほぼ「く」の字状をなし、基台
2のカバーケース2b上に設けられた筒状の支持
部材14内の軸14aに回動可能に取付けられて
おり、その下部は支持部材14内を通してカバー
ケース2b内へ突出し、この突出した下端が従動
アーム13の溝13bに挿入し、上部は支持部材
14の上方へ延びている。また、装飾部材7bは
外観が鳥(きつつき)状のものであり、内部が中
空でその内部に回動部材7aの上部が挿入し、こ
の挿入した回動部材7aの上端に回動自在に取付
けられており、回動部材7aの揺動に伴つて共鳴
箱1の側壁に設けられたプラスチツク製の当接部
1aを叩くようになつてくると共に、回動部材7
aが外部から見えないように覆つている。なお、
支持部材14は鳥の足の形状になつている。
一方、擬音発生装置8は第3図に示すように、
回転軸10の回転に伴つて2枚の円盤15,16
が互いに打ち合うことにより擬音を発生するよう
になつている。即ち、一方の円盤15は回転軸1
0と共に回転する回転体であり、その中心が回転
軸10に偏心カム12と背中合わせに取付けられ
ており、反対側面には第6図に示すように嵌合凹
部15aが形成されていると共に、この嵌合凹部
15aには一対の扇状をなす傾斜凹部15b,1
5bが形成されている。この場合、傾斜凹部15
b,15bは円盤15の回転方向(矢印X 方
向)に沿つて次第に浅くなるように形成されてい
る。また、他方の円盤16は一方の円盤15の嵌
合凹部15a内に弾接して嵌合する弾接体であ
り、その対向面に嵌合凹部15aの傾斜凹部15
b,15bに落ち込む一対の突起16a,16a
が設けられており、その中心に形成された貫通孔
16bを回転軸10が第3図に示すように回転可
能に挿通し、背面側(図中右側)はコイルばね1
7により押されて一方の円盤15に押し付けられ
るようになつている。したがつて、擬音発生装置
8はモータ5により回転軸10が回転すると、こ
れに伴つて一方の円盤15は回転するが、他方の
他方の円盤16は回転しないため、一方の円盤1
5が180度回転するごとに、その嵌合凹部15a
の傾斜凹部15b,15bに他方の円盤16の突
起16a,16aがコイルばね17により押され
て落ち込み、このときに円盤15,16が互いに
当接して擬音を発生する。そして、傾斜凹部15
b,15bに落ち込んだ一対の突起16a,16
aは円盤15の回転に伴つて傾斜凹部15b,1
5bが次第に浅くなるので、コイルばね17に抗
して押し出され、再び、嵌合凹部15aの平面上
を移動して傾斜凹部15b,15bに落ち込むよ
うになつている。したがつて、円盤15の傾斜凹
部15b,15bと円盤16の突起16a,16
aとは円盤15の回転に伴つて円盤15,16を
互いに離間当接させる当接手段を構成している。
[実施例の作用] 次に、上記のように構成された置き時計の動作
について説明する。
通常は共鳴箱1に設けられた時計3で現在時刻
を指示するが、所定の時刻にアラーム音を発生さ
せたい場合には、時計3のアラーム針3cを所定
の時刻に設定すればよい。このようにアラーム針
3cを設定し、時計3の時刻がアラームの設定時
刻になると、アラーム音発生装置のモータ5が作
動し、アラーム音発生装置の作動部材7の鳥の形
をした装飾部材7bが共鳴箱1の当接部1aを叩
き、アラーム音を発生すると共に、擬音発生装置
8も同様に動作して擬音を発生する。
即ち、設定時刻にモータ5が回転すると、その
回転は第1図および第3図に示すように、出力軸
の歯車5a、中間歯車5b,5cおよび従動歯車
5dにより変換機構6の回転軸10にスプリング
クラツチ11を介して伝達され、回転軸10が回
転する。このように回転軸10が回転すると、第
2図に示すように変換機構6の偏心カム12が回
転軸10を中心に矢印X方向へ回転すると共に、
従動アーム13のヨーク部13a内を移動するの
で、従動アーム13は基台2の底板2a上を矢印
Y,Z方向へ往復運動する。このように従動アー
ム13が往復運動すると、第1図に示すように従
動アーム13の左端の溝13b内に作動部材7の
回動部材7aの下端が挿入しているので、作動部
材7は基台2のカバーケース2b上に設けられた
支持部材14内の軸14aを中心に従動アーム1
3の往復運動と共に揺動し、装飾部材7bが共鳴
箱1の当接部1aを連打する。これによりアラー
ム音発生装置はアラームの設定時刻に比較的大き
なアラーム音を発生させることができる。この場
合、揺動している作動部材7の装飾部材7bを手
等で押えると、スプリングクラツチ11により中
間歯車5bと中間歯車5cとがスリツプ回転する
ので、モータ5に必要以上の負荷が加わることは
ない。
一方、これと同時に擬音発生装置8は擬音を発
生する。即ち、モータ5の動作に伴つて回転軸1
0が回転すると、この回転軸10に取付けられた
円盤15が回転するので、第8図Aに示すよう
に、他方の円盤16はコイルばね17に抗して一
対の突起16aが円盤15の嵌合凹部15aに形
成された傾斜凹部15b,15bに沿つて押し出
され、第8図B,Cに示すように円盤15の嵌合
凹部15aの平面に沿つて移動した後、第8図D
に示すようにコイルばね17により、再び、円盤
15側へ押し出されて一対の突起16aが嵌合凹
部15aの各傾斜凹部15b,15bに落ち込
み、この落ち込むときに円盤15に他方の円盤1
6が当接して擬音を発生する。このように円盤1
5が回転して他方の円盤16が繰り返し当接する
ことによりアラームの設定時刻に上述した作動部
材7と共に擬音を繰り返し発生する。特に、擬音
発生装置8は共鳴箱1内に配置されていると共
に、、他方の円盤16はコイルばね17により押
されて円盤15に当接して音を出し、その音が共
鳴箱1内で共鳴するので、比較的大きな音を発生
させることができると共に、駆動力が小さくてす
み、消費電力が少なくてすむ。
なお、上述した実施例では円盤15,16の対
向面にそれぞれ傾斜凹部15b,15bおよび突
起16a,16aを形成したが、この考案はこれ
に限られることなく、円盤15の外周に突出する
段差部を設けると共に、従動アームを弾接させ、
この従動アームを円盤15の回転に伴つて段差部
で円盤15の外周面に突き当てることにより、音
を発生するようにしても良い。
また、上述した実施例では擬音発生装置8と同
時に作動部材7の鳥の形状をした装飾部材7bが
共鳴箱1を打ち鳴らすようにしたが、必ずしも作
動部材7で共鳴箱1を打ち鳴らす必要はなく、擬
音発生装置8のみでアラーム音を発生するように
しても良い。
さらに、上述した実施例では時計3として指針
式時計を用いたが、この考案はこれに限られるこ
となく、デジタル式時計を用いても良いことはい
うまでもない。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案のアラーム音発
生装置によれば、アラームの設定時刻に回転体を
回転させ、この回転体の回転に伴つて繰り返し弾
接体を前記回転体に打ち当てることにより、アラ
ーム音を発生させるようにしたので、アラーム音
の多様化を図ると共に、比較的簡単な構造で、コ
ンパクトに構成でき、かつ小さい駆動力で大きな
音を出すことができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の一実施例を示し、第1図はその
要部断面図、第2図はそのアラーム音発生装置の
概略図、第3図は第1図のA−A断面図、第4図
は全体の外観正面図、第5図はその動作状態の外
観正面図、第6図A,Bは擬音発生装置の一方の
円盤を示す図、第7図A,Bは擬音発生装置の他
方の円盤を示す図、第8図A〜Dは擬音発生装置
の動作状態を示す図である。 3……時計、8……擬音発生装置、15,16
……円盤、15b……傾斜凹部、16a……突
起、17……コイルばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アラームの設定時刻に回転し表面に段差部が形
    成された回転盤と、この回転盤の前記段差部に嵌
    合する嵌合段差部が形成された盤部材と、この盤
    部材を前記回転盤の表面に向けて押圧する弾性体
    とを具備してなるアラーム音発生装置。
JP6883585U 1985-05-10 1985-05-10 Expired JPH044234Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6883585U JPH044234Y2 (ja) 1985-05-10 1985-05-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6883585U JPH044234Y2 (ja) 1985-05-10 1985-05-10

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Publication Number Publication Date
JPS61184982U JPS61184982U (ja) 1986-11-18
JPH044234Y2 true JPH044234Y2 (ja) 1992-02-07

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