JPH044192A - 感熱記録材バックコート塗膜 - Google Patents

感熱記録材バックコート塗膜

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JPH044192A
JPH044192A JP2105427A JP10542790A JPH044192A JP H044192 A JPH044192 A JP H044192A JP 2105427 A JP2105427 A JP 2105427A JP 10542790 A JP10542790 A JP 10542790A JP H044192 A JPH044192 A JP H044192A
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JP
Japan
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varnish
coating film
epoxy group
diisocyanate
back coating
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Pending
Application number
JP2105427A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Futaki
真佐彦 二木
Ichigen Watanabe
一玄 渡辺
Masayuki Kato
雅之 加藤
Tadao Ikeda
池田 忠生
Jun Hosoda
細田 純
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tonen Chemical Corp
Nitto Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Tonen Sekiyu Kagaku KK
Tonen Chemical Corp
Nitto Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tonen Sekiyu Kagaku KK, Tonen Chemical Corp, Nitto Chemical Industry Co Ltd filed Critical Tonen Sekiyu Kagaku KK
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Publication of JPH044192A publication Critical patent/JPH044192A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、感熱記録材バックコート塗膜およびそれを設
けた熱転写リボンに関し、更に詳しくは、ポリパラバン
酸を成分とするバックコート塗膜の滑性改良技術に関す
る。
[従来の技術] 感熱記録における熱転写方式では、基材シートの裏側か
ら熱エネルギーを付与する方式であるため、基材シート
の裏側が充分な耐熱性を有し、サマルヘッドが当該裏面
に粘着しないことが必要である。当該粘着があると、記
録品質を著しく低下させ、ついにはフィルム支持体がサ
ーマルヘッドに焼き付いて感熱転写記録媒体の送りを不
可能に至らしめる。転写速度は増々高速化が求められて
いる。
当該基材シートは、一般に、ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂(PET)よりなっている。当該PET基材シー
トは、透明性、力学的性質、絶縁性などに優れるが、一
般に耐熱性が不十分である。
基材シートの裏面に比較的耐熱性の良いポリウレタン樹
脂、アクリル樹脂、変性セルロースなどの樹脂溶液をコ
ーティングし、バックコート層(耐熱層)とすることが
行われている。また、反応性有機官能基を有するシリコ
ーン化合物と有機インシアネートとの反応生成物であっ
て遊離のイソシアネート基を有さない変性物を、被膜形
成樹脂に添加したものを耐熱層としたものもある(特開
昭62−220385号公報)。
[発明が解決しようとする課題] しかし、当該バックコート層では、耐熱性が不充分テあ
り、サーマルヘッドと粘着し易く、品質向上の要求から
、サーマルヘッドに対し、より高い印加エネルギーが必
要とされており、このような要求に対処できないという
問題があった。
本発明はかかる往来技術の有する欠点を解消することを
目的としたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の詳細な説明すると、本発明では、バックコート
層を、ポリパラバン酸とエポキシ基を有するシリコーン
化合物との反応生成物から成る塗膜で形成したことを特
徴とするもので、ポリパラバン酸は耐熱性が良好である
が、それ単独ではサーマルヘッドとの滑り性がやや不充
分なので、その滑り性を改良し、それにより、耐熱性が
あり、かつ、表面平滑性が良好で、摩擦係数の小さい塗
膜を得ることができた。
本発明で用いられる(I)ポリパラバン酸(以下、PP
Aということもある)は、下記一般式で表わされる合成
樹脂である。
このPPAは、通常は、例えば特公昭49−20960
号公報等に記載されているように、シアン化水素と一般
式0CN−R−NGO[Rは一価の有機基を示す。]の
ジイソシアネートを反応させることにより得られる、下
記一般式のポリ(イミノイミダゾリジンジオン)を加水
分解することにより製造することができる。
又は 本発明では、上記ポリ(イミノイミダゾリジンジオン)
の75%またはそれ以上の部分加水分解物(P I P
A)も使用することができる。
上記のPPAの一般式におけるRは、前記ジイソシアネ
ート化合物の一般式のRに相当し、そR’、R2,R3
,R’、R’、及びR6は水素原子若しくはメチル基、
X及びxIは結合、CH,、酸素原H3 子、硫黄原子、SO□、CO若しくは一〇−CH。
である。
当該ジイソシアネートとしては、m−フエニレンジイソ
シアネート、p−フェニレンジイソシアネート、4,4
′−ビフェニレンジイソシアネート、1,5−ナフタレ
ンジイソシアネート、24−および2.6−トルエンジ
イソシアネート(TDI)、p−キシリレンジイソシア
ネート、m−キシリレンジイソシアネート、トリジンジ
イソシアネート(TODI)、3.3′−ジメチル−4
,4′−ビフェニレンジイソシアネート、3−3′−ジ
メトキシ−4,4′−ビフェニレンジイソシアネート、
4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI
)、4.4′−シフにルーイソプロピリデンジイソシア
ネート、4−(4−イソシアネートシクロヘキシル)フ
ェニルイソシアネート、4−イソシアネートベンジルイ
ソシアネート、4,4′ジフエニルスルホンジイソシア
ネート、4,4′ジフエニルエーテルジイソシアネート
、テトラフルオロ−p−フェニレンジイソシアネート、
テトラフルオロ−m−フェニレンジイソシアネート、4
.4′ジイソシアネートオクタフルオロ−ビフェニルお
よびデュレンジイソシアネート、3.3’−ジメチル−
4,4−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート
)、1.4−ジイソシアネートシクロヘキサン、インホ
ロンジイソシアネート、4,4′ −ジシクロへキシル
ジイソシアネートおよび1,3−ビス[a、α′−ジメ
チルイソシアネートメチル]ベンゼン;ヘキサメチレン
ジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネートお
よび2,2.4−トリメチルヘキサメチレンイソシアネ
ートなどのような、炭素数2〜10のアルキレン基、ア
リーレン基、シクロアルキレン基などの基およびこれら
から誘導される基を主鎖とするジイソシアネートならび
にジ(3−イソシアネートプロピル)エーテルなどのよ
うにアルキル基が二価の基若しくは原子で結合された脂
肪族炭化水素基を有するジイソシアネートを挙げること
ができる。
これらのジイソシアネートは、一種に限らず、種以上使
用することができる。二種以上を用いた場合は、前記P
PAの一般式のRが異なる共重合体となる。本発明では
、それら共重合体も使用可能である。
上記のようにして得られ、本発明で用いられるポリパラ
バン酸は、通常20〜4000の重合度を持ち、このよ
うな重合度のポリパラバン酸の固有粘度[η] (30
℃、05重量%ジメチルホルムアミド溶液)は、通常0
.1〜3.0dI2/gの範囲内であるが、バックコー
ト層の形成には、ηが02〜1,5d氾/g、好ましく
は04〜0.8d1gのものを使用すると良い。
本発明におけるポリパラバン酸は、その末端を変性剤に
より変性したものでもよい。変性剤の例としては、カル
ボン酸無水物やアリルアルコール、アリルアミン等のア
リル基含有化合物が挙げられる。
本発明では、当該バックコート層を、該ポリパラバン酸
と、エポキシ基を有するシリコーン化合物との反応生成
物で構成する。
本発明に使用される当該エポキシ基を有するシリコーン
化合物の例としては、エポキシ基を分子末端、分子側鎖
のいずれかに有するシリコーン化合物が例示される。
その具体例としては、例えば次の構造式のものを例示す
ることができる。
構造式 %式% n=1〜200 (El m  =1〜10.n=2〜10 (Fl m;1〜10 n=2〜10 本発明において、PPAとエポキシ基を有するシリコー
ン化合物との反応比率は、当該PPA100重量部に対
し、エポキシ基を有するシリコーン化合物を0.5〜2
0重量部とすることが適当である。
当該エポキシ基を有するシリコーン化合物が、PPA1
00重量部に対し、05重量部未満では、滑り性の改良
が不充分となる傾向があり、方、20重量部を越久ると
きには、耐熱性が不充分となる傾向がある。
反応温度は、80〜150℃、反応時間は30分〜2時
間が好ましい。
有機溶媒中で、PPAとエポキシ基を有するシリコーン
化合物とを反応させる。有機溶媒中に、当該反応生成物
を含有するワニスとすることができる。
基材に被塗し、塗膜を形成するには、ワニス中の反応生
成物の濃度が1〜15重量%となるように、さらに、有
機溶媒と用いて調整するのがよい。
当該ワニスを調製する際に用いられる有機溶媒としては
、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、ジメチルホ
ルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド、γ−ブ
チロラクトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン等
が例示できる。これらは二種以上用いてもよい。また、
ワニスの乾燥速度を高めるために、テトラヒドロフラン
(THF)、メチルエチルケトン(MEK)、トルエン
、酢酸エチル、ジオキサン、アセトン、メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ等の低沸点温媒を上記溶媒に混合
して用いてもよい。
ワニスの調製に際して、必要に応じて、ワニスに、基材
との密着性を高めるために、一般に用いられているポリ
エステル、ポリウレタン等を添加してもよい。
基材裏面への塗膜形成方法は、どのような形式も採用で
きるが、ワニスを該基材に塗布した後、乾燥、加熱処理
する方法、該基材上にワニスを流延した後、乾燥、加熱
処理する方法等が一般的である。乾燥は加熱下に行って
もよく、又加熱処理は50〜150℃の温度で行うのが
望ましい。
塗膜の厚さは一般に01〜1100LLとするのが好ま
しい。
[実施例] 以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
なお、例における部は重量部である。
実施例1゜ NMP150g中に、有機ジイソシアネートとしてMD
Iを用いて合成したPPA(以下、PPA−Mという)
  (n 1nh=0.4 )を50gff1解後、分
子両末端にエポキシ基を有するシリコーンオイル[前記
構造式(B)、日本ユニカー社製、商品名F−233−
14]を5g加え、溶液温度を120℃まで昇温し1時
間攪拌した。反応終了後室温まで冷却し、反応液10部
に対しNMP40部を添加して得られたワニスを6μm
厚のPETフィルム上にNo、3バーコーターにて塗布
した。
オーブン中120℃で乾燥して、厚さ1ufflの塗膜
とした。得られた塗膜の性能を調べた。
その結果を第1表に示す。
実施例2゜ エポキシ基を有するシリコーンオイルの使用量を1.5
gにし、その他は同様にしてワニスを調製した。実施例
1と同様にして塗膜を作成し、その性能を調べた。
その結果を第1表に示す。
実施例3゜ エポキシ基を有するシリコーンオイル[前記構造式(B
)、日本ユニカー社製、商品名F−218−01]を使
用し、その使用量を1.5gにした以外は実施例1と同
様にしてワニスを調製し、塗膜の性能を調べた。
その結果を第1表に示す。
実施例4゜ 実施例1において、PPAとして、有機ジイソシアネー
トにMDIとTODIの等モル混合物を用いて合成した
P P A (711nh=0.6 )を使用し、その
他は実施例1と同様にしてワニスを調製し、塗膜の性能
を調へ゛た。
その結果を第1表に示す。
比較例1゜ NMP190gに、実施例1で用いたPPA−Mlog
を溶解させてワニスを得た。
このワニスを実施例1と同様にPETフィルム上に塗布
し、得られた塗膜の性能を調べた。
その結果を第1表に示す。
比較例2゜ NMP150g中に、実施例1で用いたPPA−M50
gを溶解後、実施例1で用いたシリコーンオイルを加え
、室温下10時間撹拌した。反応終了後反応液10部に
対しNMP40部を添加して得られたワニスを用い、実
施例1と同様にPETフィルム上に塗布した。
乾燥後、シリコーンオイルがPET上に浮遊しており、
満足な塗膜が得られなかった。
第  1  表 に要求される耐熱性が良いこと、滑性が良いこと、サー
マルヘッドに付着しにくいという性質を充足することが
できた。
1):PPA塗膜面同士をASTMD−1894−63
に従い測定。
21 : 250℃、ホットプレスにより融着するか否
かをみた。
O:融着しない。
第1表より明らかなように、実施例で得られた塗膜は滑
り性が良好で、耐熱性も充分であり、熱転写リボンのバ
ックコートとして有効であることが明らかである。
[発明の効果] 本発明によれば、耐熱性が良好で、表面平滑性が良好で
、摩擦係数が小で、滑り性の改良されたバックコート塗
膜が得られ、特に、熱転写リボン特許出願人 東燃石油
化学株式会社 日東化学工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、熱転写リボンなどの感熱記録材を構成する基材の裏
    面に被塗するバックコート塗膜であって、ポリパラバン
    酸とエポキシ基を有するシリコーン化合物との反応生成
    物から成ることを特徴とする感熱記録材バックコート塗
    膜。 2、基材シートと該基材シートの表面に設けた感熱記録
    層と当該基材シートの裏面に設けたバックコート塗膜よ
    りなり、該バックコート塗膜が、ポリパラバン酸とエポ
    キシ基を有するシリコーン化合物との反応生成物から成
    ることを特徴とする熱転写リボン。
JP2105427A 1990-04-23 1990-04-23 感熱記録材バックコート塗膜 Pending JPH044192A (ja)

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JP2105427A JPH044192A (ja) 1990-04-23 1990-04-23 感熱記録材バックコート塗膜

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JP2105427A JPH044192A (ja) 1990-04-23 1990-04-23 感熱記録材バックコート塗膜

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JPH044192A true JPH044192A (ja) 1992-01-08

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ID=14407305

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JP2105427A Pending JPH044192A (ja) 1990-04-23 1990-04-23 感熱記録材バックコート塗膜

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103042845A (zh) * 2013-01-15 2013-04-17 杭州兴甬复合材料有限公司 一种热转印色带

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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