JPH0441704Y2 - - Google Patents

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JPH0441704Y2
JPH0441704Y2 JP5006589U JP5006589U JPH0441704Y2 JP H0441704 Y2 JPH0441704 Y2 JP H0441704Y2 JP 5006589 U JP5006589 U JP 5006589U JP 5006589 U JP5006589 U JP 5006589U JP H0441704 Y2 JPH0441704 Y2 JP H0441704Y2
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bottom plate
piece
cable rack
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main
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、梯子形のケーブルラツクの下面間
〓部分を閉塞するケーブルラツク用底板取付構造
に関する。
(従来の技術) 従来から、ビル、工場その他の建築構造物に各
種ケーブルを纏めて配線する場合、ケーブルラツ
クを建築構造物に布設し、その中にケーブルを通
線収納する。
この種のケーブルラツクの多くは、その自身の
軽量化、多様な分岐形態の選択容易性、取扱性そ
の他を考慮していわゆる梯子形式の構造とされ
る。すなわち、相対峙させた左右一対の親桁相互
間に所定間隔毎に複数の子桁を架設して成る構造
である。
ところが、こうした梯子形式のケーブルラツク
であると、子桁相互間での間〓でケーブルが露出
されているから、例えば火災時での火炎からケー
ブルは保護されず、また、ケーブルが垂れさがる
こともあつて危険であり、不体裁なものであるこ
とから、当出願人は、先に、この梯子形式のケー
ブルラツクに取付け自在な底板を提案している
(実開昭63−36123号等参照)。この底板の構造は、
ケーブルラツクの親桁上から所定の取付金具を懸
吊し、この取付金具の下端部に、底板を固定させ
るものであつた。
一方、梯子形式のケーブルラツクの外に、予
め、底板を形成したケーブルラツクも使用されて
いるが、底板を形成したケーブルラツクは、この
底板がケーブルラツクに一体に形成されるものが
多く、その構成上、ほとんどが工場生産により形
成されている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、先に提案したケーブルラツク用底板
では、底板を固定する取付金具を、ケーブルラツ
クの親桁上面に係止させるものであるから、この
ような取付金具を装着した場合には、ケーブルラ
ツクの親桁上面に固定するケーブルラツク用カバ
ーの取付に支障が生じるといつた問題があつた。
しかも、作業員は、取付金具の装着ごとにケー
ブルラツクの親桁上面までの作業を要求されるか
ら、この底板取り付け作業は極めて作業効率が悪
いものであつた。
一方、ケーブルラツクと底板とを、工場生産に
より一体に形成すると、浸漬メツキ時等における
部材の歪や、塗装ムラが生じ易い等と表面処理上
の問題点があつた。
また、底板一体型のケーブルラツクを工場生産
で組立てると、納期が遅れたりコストが掛かるな
どといつた不都合も生じていた。
更には、従来の底板一体型のケーブルラツクで
は、底板に係止せしめる手段が限定されるので、
底板付きケーブルラツクの支持手段が限られる上
に、ケーブルラツクの開口部を施蓋するカバー取
付けに際して、カバーの取付用フツクボルトをケ
ーブルラツクの底板に係止できないものであつ
た。しかしながら、このようなフツクボルトを係
止するために、一体型の底板に現場で加工を行う
作業は、極めて困難なものである。
そこでこの考案は、上述の課題を解消すべく案
出されたもので、工事現場においてケーブルラツ
クへの底板取り付け作業をケーブルラツクの下方
から極めて簡単に取付けることができ、必要があ
れば取外して、例えばケーブルの下方への再分岐
を容易としながら、カバーの装着やフツクボルト
の使用にも適応させることが可能なケーブルラツ
ク用底板取付構造の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の課題を解消すべくこの考案の第1の手段
は、 ケーブルラツクPの親桁P1間より幅狭な幅長
を有するケーブルラツク用底板取付構造におい
て、 親桁P1内側縁に嵌合する嵌合部2Aから底板
1上面に当接せしめる当接片2Bを延長した嵌着
体2と、 親桁P1外側縁に係止する係止片3Aから底板
1下面を支持する支持片3Bを延長した支持体3
と、 これら嵌着体2と支持体3とをネジ止めして当
接片2Bと支持片3Bとの間に底板1を挟着固定
せしめる止着ネジ4とからなることにある。
また、第2の手段によると、 ケーブルラツクPの親桁P1間より幅狭な幅長
を有するケーブルラツク用底板取付構造におい
て、 親桁P1内側縁上に係合する係合片6Aから屈
曲延長され、底板1と親桁Pとの間〓から底板1
下方に挿通する屈曲片6Bを設けた係合体6と、 親桁P1外側縁に係止する係止片3Aから延長
され、屈曲片6Bに開穿された支持孔6Cに挿通
して底板1下面を支持する支持片3Bを設けた支
持体3と、 これら係合体6と支持体3とをネジ止めする止
着ネジ4とからなることにある。
更に第3の手段によれば、 ケーブルラツクPの親桁P1間より幅狭な幅長
を有するケーブルラツク用底板取付構造におい
て、 親桁P1内側縁上に係合する係合片7Aから屈
曲延長され、底板1と親桁P1との間〓から底板
1下方に挿通する屈曲片7Bを設け、更に、この
屈曲片7Bの下端から親桁P1方向に圧着片7D
を延長した圧着体7と、 親桁P1外側縁に係止する係止片3Aから延長
され、屈曲片7Bに開穿された支持孔7Cに挿通
して底板1下面を支持する支持片3Bを設けた支
持体3と、 圧着片7Dから支持体3方向に突出して支持片
3Bを親桁P1の下面に圧着する押圧ネジ8とか
らなることを課題解決するための手段とする。
(作用) この考案の第1の手段によれば、止着ネジ4を
介して連結される嵌着体2と支持体3は、ケーブ
ルラツクPの親桁P1間より幅狭な幅長を有する
ケーブルラツク用底板1と親桁P1とを挟着状態
にして圧着固定する。
また、第2の手段によると、係合体6の支持孔
6C内に支持体3が挿入された状態で両者が緊締
され、親桁P1とを嵌着状態にして装着される。
そして、支持体3上面に底板1の側縁を載置す
る。
更に、第3の手段によると、圧着体7の支持孔
7A内に支持体3が挿入された状態で、圧着体7
の圧着片7Dから上方に突出する押圧ネジ8が支
持体3の支持片3Aを親桁P1がわに押圧し、こ
の支持片と3Aと圧着体7の係合片7Aとで親桁
P1を挟着状態にして装着する。そして、支持体
3の上面に底板1の側縁を載置するものである。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案の実施例を詳細
に説明する。
図に示される符号1は、底板であり、この底板
1は、所定ケーブルラツクPの親桁P1間の幅長
よりも若干狭い幅を有する帯板で形成する。この
とき、第1図で示す底板1は、平板な板体を使用
している。また、第2図で示す底板1は、底板1
の強度を保つために、自身の長手方向に沿つて適
数本のビード1Aを形成してある。このビード1
Aの数は、底板1の幅長により加減するものとし
てあり、このようなビード1Aを底板1に形成す
ることにより、底板1のビード1A部と他の面と
で生じる高低差が、ケーブルを固定するケーブル
結束具等の装着を容易にする利点がある。
符号2は、親桁P1の下側縁内がわに嵌合する
嵌着体であり、後述する支持体3とこの嵌着体2
とで底板1を挟着支持するものである。この嵌着
体2は、親桁P1の下側縁内がわに嵌合する側面
略U字形状の嵌合部2Aと、この嵌合部2Aから
延長される略板体状の当接片2Bとで構成される
(第1図乃至第3図参照)。
支持体3は、ケーブルラツクPの親桁P1下側
縁に当接するもので、下側縁外がわに係止する係
止片3Aと、この係止片3Aから底板1へ方向に
屈曲延長される支持片3Bとからなる。そして、
この支持体3と嵌着体2とは、所定の止着ネジ4
にて緊締固着されるものである。図示例では、嵌
着体2と支持体3との上方から止着ネジ4を挿通
し、支持体3の下方で止着ネジ4にナツトをネジ
止めして緊締している。この外の緊締手段として
は、例えば、嵌着体にタツプネジを設けておき、
支持体下方から挿通した止着ネジ4をこのタツプ
ネジにネジ止めすることで緊締できるなど、この
緊締手段は自由に選択できるものである。
第4図及び第5図では、前記嵌着体2の代り
に、係合体6を使用している。この係合体6は、
親桁P1の下側縁内がわ上面に係止する係合片6
Aと、この係合片6Aから屈曲延長された屈曲片
6Bとで側面略L字形状を成すものであり、屈曲
片6Bには、支持体3の支持片3Bを挿通せしめ
る支持孔6Cが開穿されている。そして、この支
持孔6C内に挿通した支持片3Bの先端部に底板
1を載置するものである。図示例では、支持片3
Bの下方から挿通した止着ネジ4を係合片6Aに
開穿したネジ孔6Dにネジ止めして両者を緊締し
ている。
第6図及び第7図では、前記嵌着体2や係合体
6の代りに、圧着体7を使用している。この圧着
体7は、親桁P1の下側縁内がわ上面に係止する
係合片7Aと、この係合片7Aから屈曲延長され
た屈曲片7Bと、更に、この屈曲片7Bから親桁
P1方向に屈曲延長された圧着片7Dとで側面略
コ字形状に形成されている。屈曲片7Bには、支
持体3の支持片3Bを挿通せしめる支持孔7Cが
開穿されている。そして、この支持孔7C内に挿
通した支持片3Bの先端部に底板1を載置するも
のである。図示例では、圧着片7Dの下方から挿
通した押圧ネジ8を支持片3Bの下面に圧接せし
め、この押圧ネジ8の押圧力にて、親桁P1の下
側縁を挟着する係合片7Aと支持片3Bとを緊締
固着するものである。
(考案の効果) この考案は、上述の如く構成したことにより、
当初の目的を達成する。
すなわち、各請求項により、梯子形を成したケ
ーブルラツクPに対する底板1の取り付け作業が
極めて容易となり、工事現場においてケーブルラ
ツクへの底板取り付け作業をケーブルラツクの下
方から極めて簡単に取付けることができる。そし
て、ケーブルラツクPと、底板1とを別個に製造
できるから、従来の底板1一体型のケーブルラツ
クPの如く、納期の遅れや、製造コストの上昇、
あるいは、表面処理におけるけメツキ時の歪や塗
装ムラ等の発生の問題を解消する。
そして、請求項1により、嵌合部2Aが親桁P
1の側縁に嵌合した上で、嵌着体2と支持体3と
により、底板1を挟着固定するから、確実な固定
状態を維持できるものである。
また、請求項2及び請求項3によつて、支持体
3の支持片3Bを屈曲片6A,7Aが支持するか
ら、支持体3の支持強度を高めることができる。
更に、請求項1及び請求項2によれば、底板1
装着時には、底板1と、ケーブルラツクPの親桁
P1とに、ボルト2Bが挿通自在な間〓が生じる
から、この間〓を利用して、ケーブルラツクPの
開口部を施蓋するカバーR取付用フツクボルトR
1をケーブルラツクPの底板1に係止することも
容易に行える。また、同様にしてケーブルラツク
Pの支持手段も、従来の底板1一体型のケーブル
ラツクの如く限定されずに済むものである。
このように、この考案によれば、工事現場にお
いてケーブルラツクへの底板取り付け作業をケー
ブルラツクの下方から極めて簡単に取付けること
ができ、必要があれば取外して、例えばケーブル
の下方への再分岐を容易としながら、カバーの装
着やフツクボルトの使用にも適応させることが可
能であるなどといつた実用上有益な種々の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は分解斜視図、第2図はビードを形成した底板を
装着した状態を示す端面図、第3図は要部分解斜
視図、第4図乃至第7図は他の実施例を示すもの
で、第4図は要部分解斜視図、第5図は同じく断
面図、第6図は更に他の実施例を示す要部分解斜
視図、第7図は同じく断面図である。 P……ケーブルラツク、P1……親桁、P2…
…子桁、1……底板、1A……ビード、2……嵌
着体、2A……嵌合部、2B……当接片、3……
支持体、3A……係止片、3B……支持片、3C
……挿通孔、4……止着ネジ、5……ナツト、6
……係合体、6A……係合片、6B……屈曲片、
6C……支持孔、6D……ネジ孔、7……圧着
体、7A……係合片、7B……屈曲片、7C……
支持孔、7D……圧着片、7E……ネジ孔、8…
…押圧ネジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ケーブルラツクの親桁間より幅狭な幅長を有
    するケーブルラツク用底板取付構造において、
    親桁内側縁に嵌合する嵌合部から底板上面に当
    接せしめる当接片を延長した嵌着体と、親桁外
    側縁に係止する係止片から底板下面を支持する
    支持板を延長した支持体と、これら係合体と支
    持体とをネジ止めして当接片と支持板との間に
    底板を挟着固定せしめる止着ネジとからなるこ
    とを特徴とするケーブルラツク用底板取付構
    造。 2 ケーブルラツクの親桁間より幅狭な幅長を有
    するケーブルラツク用底板取付構造において、
    親桁内側縁上に係合する係合片から屈曲延長さ
    れ、底板と親桁との間〓から底板下方に挿通す
    る屈曲片を設けた係合体と、親桁外側縁に係止
    する係止片から延長され、屈曲片に開穿された
    支持孔に挿通して底板下面を支持する支持片を
    設けた止着体と、これら係合体と支持体とをネ
    ジ止めする止着ネジとからなることを特徴とす
    るケーブルラツク用底板取付構造。 3 ケーブルラツクの親桁間より幅狭な幅長を有
    するケーブルラツク用底板取付構造において、
    親桁内側縁上に係合する係合片から屈曲延長さ
    れ、底板と親桁との間〓から底板下方に挿通す
    る屈曲片を設け、更に、この屈曲片の下端から
    親桁方向に圧着片を延長した圧着体と、親桁外
    側縁に係止する係止片から延長され、屈曲片に
    開穿された支持孔に挿通して底板下面を支持す
    る支持片を設けた止着体と、この圧着片から止
    着体方向に突出して支持板を親桁の下面に圧着
    する押圧ネジとからなることを特徴とするケー
    ブルラツク用底板取付構造。
JP5006589U 1989-04-27 1989-04-27 Expired JPH0441704Y2 (ja)

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