JPH058740Y2 - - Google Patents

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JPH058740Y2
JPH058740Y2 JP1989120665U JP12066589U JPH058740Y2 JP H058740 Y2 JPH058740 Y2 JP H058740Y2 JP 1989120665 U JP1989120665 U JP 1989120665U JP 12066589 U JP12066589 U JP 12066589U JP H058740 Y2 JPH058740 Y2 JP H058740Y2
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bracket
metal fitting
fixed
cable rack
connecting pieces
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、各種のケーブルを配線する際に使
用するケーブルラツクを、壁面等に固定された所
定のブラケツトに支持固定するもので、特に、上
下方向に傾斜するケーブルラツクをブラケツトの
上端に角度調整自在に接続するのに好適なケーブ
ルラツク用斜部振止め補助金具に関する。
(従来の技術) 建築物内外で、各種のケーブルを配線するに
は、従来から、ケーブルラツクが使用されてい
る。このケーブルラツクは、所定のブラケツトや
吊り金具等に支持懸吊され、使用される敷設現場
での情況に応じて、ケーブルラツク端部の接続角
度が種々選定されるものである。特に、ケーブル
ラツク端部の接続角度は、上下方向において多様
に調整されるものである。
そこで従来では、傾斜したケーブルラツクをブ
ラケツトを用いて支持する場合には、第4図に示
される如き、傾斜部専用のパイプブラケツト10
を使用して支持していた。このパイプブラケツト
10は、自身の上面に載置したケーブルラツクP
を自在振止め金具20で固定するものである。
また、傾斜部専用のパイプブラケツト10を使
用せずに、水平部と同種のブラケツトを使用する
場合には、このブラケツトをケーブルラツクPの
傾斜角度に合わせて設置する必要があつた(図示
せず)。
一方、吊り下げ用の支持金具を用いて支持角度
を調整するものとして、当出願人が先に提案した
吊下支持金具が公知である(実開昭53−7692号公
報参照)。この支持金具は、側面略L字状に屈曲
した上下一対の連結片をボルトで連結し、この連
結ボルトを軸にして上下の連結片の連結角度を調
整するものである。
(考案が解決しようとする課題) ところが、第4図に示される如き、傾斜部専用
のパイプブラケツト10を使用した場合には、水
平部と傾斜部とでブラケツトの種類が異なるた
め、水平部支持用のブラケツトの取付け手段と傾
斜部専用ブラケツトの取付け手段とが異なつてい
た。この結果、傾斜部専用のパイプブラケツト1
0を使用した場合の作業能率が悪くなると共に、
これらブラケツト全体の統一性も欠け、見栄えを
損ねる不都合もあつた。
また、水平部支持用のブラケツトを傾斜部のケ
ーブルラツクPに使用する場合には、ブラケツト
の載置面を傾斜したケーブルラツクに一致させる
必要がある。このため、ブラケツトを壁面に固定
するアンカーボルト等の埋設位置用のスミ出しを
ブラケツトの傾斜に合せなければならず、スミ出
し作業に多くの手間を要していた。
さらに従来の吊り下げ用の支持金具にあつて
は、型鋼等の造営材に取り付ける手段と、金具の
支持強度とについての問題が残されていた。すな
わち、従来の支持金具を造営材に懸吊するには、
上部連結片の屈曲部分を造営材の屈曲部分に重合
し、この重合部分を連結具で固定するものであつ
た。このとき連結具は、造営材の屈曲部分に強制
的に嵌合するものなので、この嵌合部分が離脱す
ると支持金具全体が落下する恐れがあつた。
また、支持荷重のすべてが連結ボルトに加わる
構造なので、従来の支持金具は、連結ボルトが耐
えられるだけの荷重に限定されてしまうものであ
つた。
そこで、この考案は上述の不都合を解消すべく
案出されたもので、部材相互の連結強度と部材の
支持強度に優れ、しかも、同種のブラケツトを水
平部及び、傾斜部共に使用できるものとしなが
ら、傾斜部でもアンカーボルト等のスミ出し作業
が容易になり、ブラケツト全体の統一がとれて施
工後の見栄えも良好になるケーブルラツク用斜部
振止め補助金具の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するべくこの考案は、所定壁
面に固定するブラケツトと、このブラケツトにケ
ーブルラツクを固定する振止め金具との間に介す
る補助金具において、帯板の両端に上方に屈曲さ
れた一対の連結片を有し、ブラケツトの上面に載
置固定する支持金具と、この支持金具の連結片に
揺動自在に連結する一対の連結片を有し、支持金
具の上部に角度調整自在に固定する揺動体とを設
け、ケーブルラツクの親桁上面に係止する鉤形状
の振止め金具を揺動体の上部に固定したことを課
題解消のための手段とする。
(作用) すなわち、この考案によると、ブラケツトQの
上面に固定された支持金具1に揺動体2が揺動角
度自在に固定されることで、この揺動体2に固定
した振止め金具RがブラケツトQに対して角度調
整自在になる。この結果、傾斜したケーブルラツ
クPの角度に対応して振止め金具Rの角度を調製
し、ケーブルラツクPとブラケツトQとを振止め
金具Rで連結するものになる。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案の実施例を詳細
に説明する。
図に示される符号1は支持金具であり、この支
持金具1は、所定壁面に固定するブラケツトQ
と、このブラケツトQにケーブルラツクPを固定
する振止め金具Rとの間に介される(第2図参
照)。
そして支持金具1は、ブラケツトQ上面に載置
固定すると共に、この支持金具1の上部に揺動体
2を揺動自在に連結すると共に、この支持金具1
の上部に揺動体2を揺動角度自在に固定し、更に
揺動体2の上部に振止め金具Rを固定する。
このとき、帯状板の長手両端を上方に屈曲して
一対の連結片1Aを形成した支持金具1と、同じ
く帯状板の長手両側縁を下方に屈曲して一対の連
結片2Aを形成した揺動体2とを形成し、これら
連結片1A、連結片2A同士を夫々重合して、調
整ボルト7で揺動角度自在にネジ止めしてある
(第1図参照)。
そして、支持金具1は、自身の板面に開穿した
長孔状の止着孔1Bと、ブラケツトQの上面に設
けられた長孔状の補強リブQ1とに止着ボルト4
を挿通してネジ止めし、一方、揺動体2は、自身
の板面に開穿した長孔状の連結孔2Bと、振止め
金具Rに開穿したネジ孔とに連結ボルト3を挿通
してこれらをネジ止めしてある。この様に、止着
孔1Bや連結孔2Bを長孔状に形成することで、
支持金具1や揺動体2の位置調整が容易になる利
点がある。
符号Rは振止め金具である。この振止め金具R
は、ケーブルラツクPの親桁P1上面に係止する
鉤形状を成している。そして、この振止め金具R
を揺動体の上部に固定する。
次に、この考案金具を使用するには、予め所定
角度に調整した支持金具1をブラケツトに固定
し、この固定された支持金具1にケーブルラツク
Pを載せて振止め金具Rで固定するものである。
(考案の効果) この考案は上述の如く構成したことにより、当
初の目的を達成する。
すなわち、所定壁面に固定するブラケツトQ
と、このブラケツトQにケーブルラツクPを固定
する振止め金具Rとの間に介する補助金具におい
て、帯状板の両端に上方に屈曲された一対の連結
片1Aを有し、ブラケツトQの上面に固定する支
持金具1と、この支持金具1の連結片1Aに揺動
自在に連結する一対の連結片2Aを有し、支持金
具1の上部に揺動角度自在に固定する揺動体2を
設けたことにより、部材相互の連結強度に富み、
また部材の支持強度にも優れたものになつた。し
たがつて、従来の支持金具の如く、支持荷重が連
結ボルトの耐久性に規制されるといつた不都合は
解消された。
また、ケーブルラツクPの親桁P1上面に係止
する鉤形状の振止め金具Rを揺動体2の上部に固
定するから部材相互を確実に連結することができ
る。この結果、造営材に嵌合する連結具を用いて
部材相互を連結していた従来の支持金具のように
嵌合部分が離脱して支持金具全体が落下するとい
つた恐れは解消された。
更に、傾斜したケーブルラツクPの角度に対応
して振止め金具Rの角度を調製することができ
る。したがつて、ケーブルラツクPの水平部分及
び傾斜部分を支持するブラケツトQは、同種のブ
ラケツトQを壁面に対して垂直に固定するだけで
良いものになる。このことから、傾斜部でもアン
カーボルト等のスミ出し作業が容易になり、ブラ
ケツト全体の統一がとれて施工後の見栄えも良好
になるものである。
また、支持金具1と揺動体2とは、互いに連結
する連結片1A,2Aを夫々屈曲延長し、これら
の連結片1A,2A同士を重合して揺動角度自在
に連結したことで、振止め金具Rの角度調整は、
これら連結片1A,2Aの調整で極めて容易に行
えるもので、作業能率を高める効果がある。
このように、この考案によれば、部材相互の連
結強度と部材の支持強度に優れ、しかも、同種の
ブラケツトを水平部及び、傾斜部共に使用できる
ものとしながら、傾斜部でもアンカーボルト等の
スミ出し作業が容易になり、ブラケツト全体の統
一がとれて施工後の見栄えも良好になる上に、作
業能率を高めることができるなどといつた実用上
有益な種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は分解斜視図、第2図は使用状態を示す斜視図、
第3図は正面図、第4図は従来例を示す斜視図で
ある。 P……ケーブルラツク、P1……親桁、Q……
ブラケツト、Q1……ネジ孔、R……振止め金
具、1……支持金具、1A……連結片、1B……
止着孔、1C……調整孔、2……揺動体、2A…
…連結片、2B……連結孔、2C……調整孔、3
……連結ボルト、4……止着ボルト、5……止着
ナツト、6……連結ナツト、7……調整ボルト、
8……調整ナツト、10……パイプブラケツト、
20……振止め金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定壁面に固定するブラケツトと、このブラケ
    ツトにケーブルラツクを固定する振止め金具との
    間に介する補助金具において、帯状板の両端に上
    方に屈曲された一対の連結片を有し、ブラケツト
    の上面に載置固定する支持金具と、この支持金具
    の連結片に揺動自在に連結する一対の連結片を有
    し、支持金具の上部に角度調整自在に固定する揺
    動体とを設け、ケーブルラツクの親桁上面に係止
    する鉤形状の振止め金具を揺動体の上部に固定し
    たことを特徴とするケーブルラツク用斜部振止め
    補助金具。
JP1989120665U 1989-10-16 1989-10-16 Expired - Lifetime JPH058740Y2 (ja)

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JPS537692B2 (ja) * 1972-09-28 1978-03-20

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