JPH0441690Y2 - - Google Patents

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JPH0441690Y2
JPH0441690Y2 JP16275687U JP16275687U JPH0441690Y2 JP H0441690 Y2 JPH0441690 Y2 JP H0441690Y2 JP 16275687 U JP16275687 U JP 16275687U JP 16275687 U JP16275687 U JP 16275687U JP H0441690 Y2 JPH0441690 Y2 JP H0441690Y2
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cutting
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strands
stranded conductor
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、OFケーブル等における撚線導体の
切断装置に関し、特に導体切断の際に切り粉を発
生させないこの種切断装置の提供に関する。
〔従来の技術及び問題点〕
電気ケーブルにおける撚線導体を切断する場合
には、一般にバンドソーが用いられているが、こ
のものによれば、導体切断時に多量の切り粉が発
生し、これがOFケーブルの場合には油通路内に
入り込む等して電気的絶縁特性を悪化させ得る懸
念があつた。
従来、上記した問題に鑑み、撚線導体に対して
円板状刃の回転押し切りにより切断する装置が提
案されている。(実開昭56−24520号) その場合、刃は、二枚としてこれを撚線導体の
前後の位置で各々回転させながら撚線導体の周囲
に押し付けて行くことにより、それら二枚の刃に
挟まれた撚線導体部分を切り落として行き、もつ
て撚線導体に対する所定の回転押し切り切断を行
うものとしている。
しかしながら、提案された切断装置にあつて
は、二枚の刃がいずれも同じ外径とされていて、
撚線導体に対して同時に押し付けつつ切断して行
くものである。しかして当該二枚の刃によつて切
り落とそうとする撚線導体部の素線が対向する二
枚の刃の間に食い込んでなかなか落下せず、それ
によつて撚線導体に対して刃が深く入り込めず、
撚線導体を完全に切断するまでには、食い込んだ
撚線導体部分の素線をいちいち取り出すと言う切
断作業とは本来関係のない余分な作業を必要と
し、切断作業時に多大な手間と時間を要してい
た。
また、提案された切断装置の場合、刃を撚線導
体に押し付けるため、該刃を支持する枠にローラ
を枢着せしめ、このローラと当該刃とで撚線導体
を挟み、そして刃を移動操作部材にて撚線導体に
押し付け移動しながら当該枠を撚線導体の周りに
回転させるようにしているが、その場合、ローラ
はかかる二枚の刃とともに撚線導体部分を転がる
ため装置を回転するときに大きな抵抗力を受け、
撚線導体切断作業時に大きな労力を必要とするも
のであつた。
なおまた、上記装置によれば、撚線導体の切断
位置の前後で素線がほどけて切断作業に支障を来
したり導体切断端に変形させないように別途用意
されたバインド線等で整形しておくと言う付加部
材及び作業が必要であり、上記の素線取り除き作
業とあいまつて一連の作業工数が多大なものとな
つていた。
本考案は、上記した従来技術の問題点に鑑み、
二枚の押し切り刃によつて切り粉を生じさせない
ように行う撚線導体切断を迅速且つ軽快にしかも
作業工数を少なくして行うことのできる、撚線導
体のための切断装置の提供を目的としたものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するためになされた本考案の撚
線導体のための切断装置は、添付図面に示した如
く、撚線導体の切断位置の前後に把持固定する対
の割り型リング部材21,22と、これら割り型リ
ング部材21,22各々に割り型軸受3を介して回
動自在に支承された支持フレーム4と、この支持
フレーム4に設けられたガイド部5にスライド可
能に係合されそれによつて撚線導体の軸方向とは
直角の方向に移動可能にした操作手段6付の可動
フレーム7と、この可動フレーム7に軸を一致さ
せて並列状態で枢支され且つ撚線導体の素線径に
相応して互いに半径を異ならしめた二枚の円板状
押し切り刃8,9とを備えていることを特徴とす
る。
〔作用〕
上記のような装置によれば、割り型リング部材
1,22による把持によつて撚線導体の切断位置
の前後における素線のばらけが防止され、そして
それら割り型リング部材21,22に対して割り型
軸受3を介して回動自在にされた支持フレーム4
のガイド部5にスライド自在に係合され且つ操作
手段6の操作により撚線導体の軸方向に対して直
角に移動され得る可動フレーム7において二枚の
円板状押し切り刃8,9が枢支されているため、
撚線導体に対する直接の押し付け回転部が唯一押
し切り刃8,9のみとなり、装置の回転作業時に
おける抵抗が小さくすることができる。
さらに、二枚の押し切り刃8,9は、撚線導体の
素線径分だけ半径を異ならしめていることから、
先ず径の大きい一方の押し切り刃8によつて撚線
導体の素線を切断し、それが完了したと同時に他
方の押し切り刃9が既に切断された素線を異なる
位置で切断することから、切断された導体素線が
押し切り刃の間に食い込むことがなく後者の押し
切り刃による切断とともに容易に落下させること
ができる。
なお、本装置における取り付け及び取り外しは
先ず割り型軸受の割り型リング部材に対する着脱
によつて行われ、なおまた、割り型リング部材の
撚線導体からの取り外しによつて全ての取り外し
作業が完了する。
〔実施例〕
以下、本考案装置の一実施例を示す添付図面に
基づいて具体的に説明する。
本実施例では、OFケーブル用撚線導体Cに対
する切断装置1としている。
切断装置1は、二つ割りにして外周に凹溝2a
を有した対の割り型リング部材21,22と、この
割り型リング部材21,22の凹溝2aに摺動自在
に嵌合された二つ割りの割り型軸受3を介して当
該撚線導体Cを軸として回動自在に支承された支
持フレーム4と、この支持フレーム4のガイド部
5にスライド自在に係合させそれによつて撚線導
体Cの軸方向とは直角の方向に移動可能にされた
操作手段6を付備する可動フレーム7と、この可
動フレーム7に枢支された二枚の円板状押し切り
刃8,9とを備えたものである。
割り型リング部材21,22は、撚線導体Cの切
断位置の前後部に各々が装着され、ボルト締め付
け等により撚線導体Cに把持固定している。
割り型軸受3は、二つ割り部片のうち一方の部
片を支持フレーム4のフレーム部分4aに溶接等
により一体に連結し、そして上記のようにして撚
線導体Cに固定された割り型リング部材21,22
の凹溝2aに摺動自在に嵌合した後に分割部をボ
ルト締付等により連結することにより当該割り型
リング部材21,22から外れないようにしてい
る。従つて割り型軸受3の分解により支持枠4の
割り型リング部材21,22に対する取り外しを可
能にしている。
支持フレーム4は、上記の如く割り型軸受3,
3の各々に一体化された左右のフレーム部分4
a,4aをガイド部5で橋絡することにより枠組
みして両割り型リング部材21,22の連絡が図ら
れる。ガイド部材5は、側面に係合用溝5aを有
し、この溝5aが撚線導体Cの軸方向とは直角の
方向に延びるように取り付けられている。
可動フレーム7は、その一方側でL字型に屈折
した操作基部71を有し、その側面に係合用突起
7aを有するとともに屈折端部側に雌螺子穴7b
を穿設しており、該穴7bに操作手段6における
螺軸部6aを螺挿している。従つてかかる係合用
突起7aをガイド部材5の係合用溝5aにスライ
ド可能に係合させることにより、撚線導体Cの軸
方向とは直角の方向のみへの移動を可能にしてい
る。また、操作手段における当該螺軸部6aの先
端をガイド部材5に当接した状態でこれを回転さ
せることにより、かかる可動フレーム7の移動操
作を行うようにしている。なお、螺軸部6aの先
端には周溝6bを有し、この溝6bに、ガイド部
材5に螺着された押しねじ5bを嵌入させること
により、螺軸部6aのガイド部材5に対する当接
を正しい姿勢で行えるようにし且つ抜け止めをも
行つている。なおまた、螺軸部6aの後端側には
特に図示はしないが操作用把手が設けられる。
かかる可動フレーム7には、操作基部71から
略C字状にして撚線導体Cの周り約半周を取り巻
いてその先端に押し切り刃8,9を枢支するため
のアーム部分72を有せしめ、その先端側に枢軸
10を有せしめ、該枢軸10に当該二枚の押し切
り刃8,9を共通に枢支させてなるものである。
二枚の押し切り刃8,9は、各々が有するボス
8a,9aにかかる枢軸10を一連に挿通するこ
とで軸を一致した状態で並列に枢支され、そして
ボス8a,9aの外周に刃部8b,9bを形成し
ている。しかしてそれらの刃部8b,9bはその
半径う撚線導体Cの素線径分だけ互いに異ならし
めてなるものである。因に、導体外径が68乃至70
mmで素線外径が1.5mmの場合には、それら刃部8
b,9bの半径の差は、1〜2mmの範囲から選ば
れた例えば1.5mmとされ、そして一方の刃部8b
の外径を120mmとし、他方の刃部9bは117mmとさ
れる。
なお、それら押し切り刃8,9の刃先形状は、
片刃とし、それぞれの回転軸に対して垂直の片面
側が導体切断面を通るように反対向きに対向配置
することにより、導体の軸方向に対して直角な切
断面を得るようにしている。
如上の如く構成された切断装置によれば、先ず
撚線導体Cの切断位置の前後部に二つ割りの割り
型リング部材21,22を装着して該位置での撚線
導体部に把持固定し、そしてそれら割りリング型
部材21,22に支持フレーム4側の割り型軸受3
を摺動可能に嵌合することで当該支持フレーム4
を撚線導体Cの軸周りに回動可能に支承せしるこ
とにより、撚線導体Cにセツトされる。セツト
後、操作手段6の螺軸部6aの回転によつて、可
動フレーム7を撚線導体Cの軸方向とは直角の方
向に移動させることで、半径大なる押し切り刃8
を撚線導体の最外層素線部に当接させ、その後当
該刃8がその内側層の素線部表面まで到達するま
で押し続けて素線切断状態とし、その状態で操作
手段6をもつて可動フレーム7及び支持フレーム
4を撚線導体Cの周りを一回転させることによ
り、一方の切断位置で最外層の全素線を切断し、
それが済んだのに続いて、操作手段6における螺
軸部6aへの回転装置による可動フレーム7の移
動操作により、未だ切断に供していない半径小な
る押し切り刃9を最外槽の素線部を切断するまで
押し付け、その状態で前記同様の装置1回転を行
わせることにより、前記素線全周切断位置と所定
距離隔てられた他方の切断位置で最外層の全素線
の切断が成就される。このようにして最外層の全
素線の所定長さ部分の切断が完了したら、上記の
ような回転操作を順次進めることにより、第二、
第三の層の全素線切断を行えばよい。
〔考案の効果〕
以上説明して来て明らかなように、本考案にか
かる撚線導体切断装置によれば、二枚の押し切り
刃にて撚線導体の所定長さ分を切断加工するもの
において、それら押し切り刃の半径を撚線導体に
おける素線径に相応して互いに異ならしめている
ことから、切断して除去する所定長さ分の撚線導
体部の素線が刃の対向部間に挟み込んで取れなく
なるという問題がなく、切断とともに自然に落下
させることができ、従つて切断作業に手間と時間
を要することなくスピーデイに行えるものであ
る。
また、導体に対する装置回転時の直接接触回転
部が唯一押し切り刃のみとなるため、装置の回転
時に受ける回転抵抗が小さくて済み、省力化に寄
与するものとなる。
さらに、装置の回転の軸受の支えを割り型リン
グ部材としてこれを撚線導体の切断位置の前後に
装着して把持固定しているため、撚線導体切断時
にその切断端に起こり易い素線のばらけが防止さ
れ、しかもその部品は装置回転上必須の部材とし
ているため、従来の如くバインド線等による付加
的作業を要せず一連の作業工数を少なくすること
ができる。
等々、所期の目的は、十二分に達成され、実益
は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本考案にかかる撚線導体
用切断装置の一実施例を示す、正面的説明図及び
側面的説明図である。 C……撚線導体、1……切断装置、21,22
…割り型リング部材、3……割り型軸受、4……
支持フレーム、5……ガイド部、6……操作手
段、7……可動フレーム、8,9……押し切り
刃。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 撚線導体の切断位置の前後に把持固定する対の
    割り型リング部材21,22と、これら割り型リン
    グ部材21,22各々に割り型軸受3を介して回動
    自在に支承された支持フレーム4と、この支持フ
    レーム4に設けられたガイド部5にスライド可能
    に係合されそれによつて撚線導体の軸方向とは直
    角の方向に移動可能にした操作手段6付の可動フ
    レーム7と、この可動フレーム7に軸を一致させ
    て並列状態で枢支され且つ撚線導体の素線径に相
    応して互いに半径を異ならしめた二枚の円板状押
    し切り刃8,9とを備えていることを特徴とする
    撚線導体の切断装置。
JP16275687U 1987-10-23 1987-10-23 Expired JPH0441690Y2 (ja)

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JP16275687U JPH0441690Y2 (ja) 1987-10-23 1987-10-23

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JPH0169305U JPH0169305U (ja) 1989-05-09
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