JP3018776B2 - 光ファイバ心線の被覆除去方法及び装置 - Google Patents

光ファイバ心線の被覆除去方法及び装置

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JP3018776B2
JP3018776B2 JP4254380A JP25438092A JP3018776B2 JP 3018776 B2 JP3018776 B2 JP 3018776B2 JP 4254380 A JP4254380 A JP 4254380A JP 25438092 A JP25438092 A JP 25438092A JP 3018776 B2 JP3018776 B2 JP 3018776B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバ心線の被覆を
除去する方法及びその装置に関する。
【0002】
【従釆の技術】2本の光ファイバの中間部分を融着して
カプラを製作したり、又は多心ファイバを用いてフィル
タを製作する等光ファイバ心線のプラスチック被覆を除
去する場合が多い。従来、光ファイバ心線の被覆をその
中間部分で取除く方法としては、図4の工程図に示す通
り、先ず光ファイバ心線1の被覆1−2の除去範囲の両
端を第1の刃物4によって一定の深さで全周に切込みを
入れる(同図(a))。次にこの心線1を光ファイバ支持
プーリ19の上にのせて圧接ローラ9によって保持し、
接線方向から第2の刃物7をガラスファイバ1−1の近
傍まで切込み(同図(b))、プーリ19を回動して(同
図(c))、上部の被覆を除去する(同図(d))、次い
で、心線1をプーリ19からはずし、下側の被覆を取除
くこと(同図(e))によって中間部分の被覆全体を削除
する方法である(特開平2−30450号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような方法は、光
ファイバ心線の被覆除去範囲の両端を第1の刃物によっ
て全周に切込みを入れるので、細いガラスファイバに傷
がつき、折れる場合がある。又、この心線をプーリ19
に固定し、第2の刃物でガラスファイバ1−1の近傍ま
で切込みを入れ、プーリ19を回動して上部の被覆を除
去するが、第2刃物をガラスファイバ1−1近傍に切込
む操作がむずかしいかった。さらに、この方法は光ファ
イバ心線の全周に切込みを入れるため多心ファイバに適
用することができないという問題もあった。そこで本発
明は、かかる問題点を解決した光ファイバ心線の被覆を
除去する方法及び装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、光ファイバ心
線の中間部分の被覆を除去する方法であって、基板の外
周の一部が所定の半径を有する第1円弧で形成され、該
円弧の両端には第1刃物が放射状にほぼ被覆厚さ分突出
して立設された支持板を準備し、第1円弧に沿って光フ
ァイバ心線を押付けてこの心線の被覆を第1刃物に喰込
ませ、一端に第2刃物が設けられ、他端が第1円弧の中
心と共軸に設けられた腕板を第1円弧と相対的に回動し
て除去区間の外側へ被覆を除去せしめ、しかる後、残さ
れた内側の被覆を取除く光ファイバ心線の被覆除去方法
である。
【0005】ここで、前記第1刃物の両側外周は前記第
1円弧の半径より被覆厚さ分差引いた長さより短い半径
を有する第2円弧で形成され、前記光ファイバ心線を第
1円弧及び第2円弧に沿って押付けて支持する光ファイ
バ心線の被覆除去方法である。
【0006】また、本発明は、光ファイバ心線の中間部
分の被覆を除去する装置であって、基板の外周の一部
が所定の半径を有する第1円弧で形成され、該円弧の両
端には第1刃物が放射状にほぼ被覆厚さ分突出して立設
された支持板と、一端に第2刃物が設けられ、他端に
回転中心を有する腕板とを具備し、前記第1円弧の長さ
は被覆除去区間に対応する長さに設定され、前記腕板は
その回転中心と前記第1円弧の中心とが共軸に、かつ、
相対的に回動自在に取付けられた光ファイバ心線の被覆
除去装置である。
【0007】ここで、前記第1刃物の両側外周は前記第
1円弧の半径より被覆厚さ分差引いた長さより短い半径
を有する第2円弧で形成され、前記光ファイバが第1円
弧及び第2円弧に沿って支持される光ファイバ心線の被
覆除去装置である。
【0008】
【作用】上記の方法によれば、本発明は半径R1の第1
円弧の外周面上に保持された光ファイバを腕板に取付け
られた第2刃物を回転移動することによって被覆を除去
するところに特徴がある。その詳細については実施例で
説明する。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一
符号を付し、重複する説明を省略する。
【0010】図1から図3に基づいて本発明に係る実施
例を説明する。図1は本実施例の除去方法の説明図であ
り、本実施例は半円状の基板3の周面上に放射状に第1
の刃物4,4が取付けられた支持板2の上に光ファイバ
心線1を押付けて固定し、腕板6の一端に取付けた第2
の刃物7を軌跡8に沿って回転移動することによって被
覆1−2の外側を切削除去し、その後、内側の被覆を除
去する方法である。
【0011】光ファイバ心線1はガラスファイバ1−1
の上に設けられたプラスチック被覆1−2で形成され
る。基板3は所定の曲率半径R1を有する第1円弧を外
周に持つ半円状の平板である。第1円弧の両端にはこの
円弧の外周面から放射状にほぼ被覆厚さ分突出して第1
刃物4,4が立設され、第1円弧の長さは被覆除去区間
に対応して設定される。このように形成された支持板2
の上に光ファイバ心線1を押付け、これを圧接ローラ
9,9によって保持する。このとき第1刃物4,4によ
って心線1の被覆の内側に切込みが入る。腕板6は前記
第1円弧の半径R1に被覆1−2の厚さとガラスファイ
バ1−1の直径を加えた長さの半径R0を有し、第1円
弧の中心と同じくして支持板2と相対的に回転可能に取
付けられ、腕板の一端に取付けられた第2刃物7の回転
軌跡8は半径R0の円周上にある。
【0012】次に本実施例の被覆除去工程を図2に基づ
いて説明する。同図(a)に示す心線1を同図(b)の如く支
持板2の外周面に押付け、圧接ローラ9によって保持す
る。このとき、第1刃物4,4によって心線除去区間の
内側両端に切込みがはいる。この切込みは最後に容易に
内側の被覆を取除くことができるようにするためであ
る。第2刃物7を半径R0の円弧に沿って回動すると外
側の被覆が切削され(同図(c))、さらに進めると上部
の被覆は除去される(同図(d))。
【0013】ここで、第1刃物4,4の両側外周は第1
円弧の半径より少なくとも被覆厚さ分以上短い半径R2
の円弧で形成される。第1と第2円弧の上に押付けられ
た光ファイバ1は第2円弧の部分ではその曲率半径が小
さいため第2刃物7を回動しても被覆を切ることはでき
ないが、第1円弧部分では外側の被覆を切削する。最後
に心線1を支持板2からはずし、被覆1−2の内側を取
除く(同図(e))。内部被覆の両端には第1刃物4,4
によって切込みが入り、また上部被覆が除去されている
ので容易にこれを除くことができる。
【0014】図3は本実施例の構成を示す側面図であ
り、支持板2は腕板と軸10について相対的に回動可能
に取付けられる。第2刃物7は腕板6と直角に刃物の軸
の周りに回動可能に取付けられ、ねじによって固定して
いる。刃の方向が被覆を切削するための最も適している
方向に調節可能にするためである。軸10はモータ12
によってプーリ11,18及びベルト17を介して回転
される。モータ12,軸10,腕板6は移動台13に取
付けられ、移動台13はベース16の上に取付けられ、
モータ15によってねじ14を介して矢印の方向に水平
移動となっている。この移動によって第2刃物と心線が
接する位置を変えることができ、刃を有効に利用できる
ようにしている。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、光ファイバ心線を支持板に押付け、腕板を回転移
動させるだけで外側の被覆を削除することができ、この
心線を支持板からはずして、残りの内側の被覆を取除く
という簡単な操作で除去することができる。また、本発
明は、単心の光ファイバ心線だけでなく、多心のテープ
ファイバについても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の被覆除去方法に係わる説明図であ
る。
【図2】本実施例の被覆除去工程図である。
【図3】本実施例の構成を示す側面図である。
【図4】従来例の被覆除去工程図である。
【符号の説明】
1:光ファイバ心線 1−1:ガラスファイバ 1−2:プラスチック被覆 2:支持板 3:基板 4:第1刃物 5:中心 6:腕板 7:第2刃物 8:軌跡 9:圧接ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 G02B 6/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ心線の中間部分の被覆を除去
    する方法であって、基板の外周の一部が所定の半径を有
    する第1円弧で形成され、該円弧の両端には第1刃物が
    放射状にほぼ被覆厚さ分突出して立設された支持板を準
    備し、第1円弧に沿って光ファイバ心線を押付けてこの
    心線の被覆を第1刃物に喰込ませ、一端に第2刃物が設
    けられ、他端が第1円弧の中心と共軸に設けられた腕板
    を第1円弧と相対的に回動して除去区間の外側の被覆を
    除去せしめ、しかる後、残された内側の被覆を取除くこ
    とを特徴とする光ファイバ心線の被覆除去方法。
  2. 【請求項2】 前記第1刃物の両端外周は前記第1円弧
    の半径より被覆厚さ分差引いた長さより短い半径を有す
    る第2円弧で形成され、前記光ファイバ心線を第1円弧
    及び第2円弧に沿って押付けて支持することを特徴とす
    る請求項1記載の光ファイバ心線の被覆除去方法。
  3. 【請求項3】 光ファイバ心線の中間部分の被覆を除去
    する装置であって、基板の外周の一部が所定の半径を
    有する第1円弧で形成され、該円弧の両端には第1刃物
    が放射状にほぼ被覆厚さ分突出して立設された支持板
    と、一端に第2刃物が設けられ、他端に回転中心を有
    する腕板とを具備し、前記第1円弧の長さは被覆除去区
    間に対応する長さに設定され、前記腕板はその回転中心
    と前記第1円弧の中心とが共軸に、かつ、相対的に回動
    自在に取付けられたことを特徴とする光ファイバ心線の
    被覆除去装置。
  4. 【請求項4】 前記第1刃物の両側外周は前記第1円弧
    の半径より被覆厚さ分差引いた長さより短い半径を有す
    る第2円弧で形成され、前記光ファイバが第1円弧及び
    第2円弧に沿って支持されることを特徴とする請求項第
    3記載の光ファイバ心線の被覆除去装置。
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