JPS60164703A - 光フアイバユニツト用シ−スカツタ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、電線、ケーブル（台架空地線）内に封入され
る金属シース光フアイバユニットの接続作業等において
、シースのみを剥がすためシースの外周に切り溝を入れ
るためのシースカッターに関するものである。

（背景技術） 従来、発送電系統の情報伝達は別個に布設した通信ケー
ブルに頼って来たが、近年電波障害を受けず、多重回線
がとれる光フアイバケーブルが開発され、実用化される
ようになった。この光フアイバケーブルによると、別個
にケーブルを布設する必要がなく、電線、ケーブル内に
光ケーブルユニット（以下、光ユニットと称す）の形で
封入して光フアイバ複合電線とすることが可能である。

例えば架空地線では、第１図に例示するような光ファイ
バ複合架空地線が用いられる。図において、２は４本の
溝３を有する溝付き線条体で、、溝３にはそれぞれ光フ
ァイバ線１が収納され、その周りを金属シース４（例、
アルミシース）が被覆されて光ユニット５が構成されて
いる。

光ユニット５の周りには複数本の金属もしくは合金線又
は複合線（例、ＡＪｌ被覆鋼線、ＡｆもしくはＡ１合金
線、鋼線等）　２０が撚り合わされて光ファイバ複合架
空地線が構成される。

本説明において、光ファイバ線とは、１本もしくは複数
本の光通信用ファイバより成る線芯、又はこれらに合成
樹脂等を被覆した線を意味する。

又光フアイバユニットとは、光ファイバ線を保護するた
め、その周りに金属シースを被覆したユニットを意味し
、第１図に示す構造に限定されるものではない。

このような光フアイバ複合電線の接続作業においては、
光ユニット５の外被である金属シース４を剥がす必要が
あり、このためには金属シース４の外周表面にらせん状
の切り溝を入れることが行なわれる。

この切り溝を入れるため、従来、例えば第２図に示すよ
うなシースカーターが用いられていた。

（イ）図は側面図、（ロ）図は正面図である。図におい
て、６はフの字型メインフレームで、その開口部には、
固定上ロール７と、その下方に下方軸９の」一端に取付
けられた回転刃８が設けられ、その間に光ユニットの金
属シース４をはさんで、シースカッターをその周りに回
転させることにより、シース４の外周表面にらせん状の
切り溝を入れるようになっている。この場合、回転刃８
はシース４の長さ方向に直角な面方向でなく、斜めの方
向に当てられる。

固定」上ロール７と回転刃８の距離を金属シース４の外
径に応し所定の距離に調節するため、回転刃８を取付け
た下方軸９は一１ユ下移動可能に構成され、下方軸９と
一体となった柄１０の回転により微動」二下動するよう
になっている。１１は下方軸９を所定の位置で固定する
蝶ねしである。

このようなシースカッターにより金属シース４の外周表
面に切り溝を入れる場合、切り溝が深過ぎるとシース４
の取外しは容易であるが、中の光ファイバを傷つける恐
れがあり、又浅過ぎるとシース４の取外しが容易でない
が、従来は切り溝の深さは経験によっていたため、適度
な深さの切り溝を得ることが困難で、上述のような支障
を生していた。

（発明の開示） 本発明は、」二連の問題点を解決するため成されたもの
で、金属シースの外周表面に適度の深さの切り溝を容易
に入れることができ、作業能率を向」二し得る光フアイ
バユニット用シースカッターを提供せんとするものであ
る。

本発明は、金属シースを被覆した光フアイバユニ、トの
前記シースの外周に切り溝を入れるシースカッターにお
いて、コの字型メインフレームの開口部に、固定」二ロ
ールと、上下動する下方軸の」１端に取付けられた回転
刃を具備し、前記メインヤ フレームに前記回転刃の」二手移動に対するストッパー
を設けると共に、前記下方軸の移動位置を示す目盛を設
けたことを特徴とする光ファイバユ、ニット用シースカ
ッターである。

以下、本発明を図面を用いて実施例により説明する。第
３図は本発明の実施例を示す側面図である。図において
第１図と同一の符号はそれぞれ同一の部分を示す。第３
図において、コの字型メインフレーム６の開口部には、
第２図と同様な、固定」−ロール７と、その下方で」−
下動する下方軸９の上端に取付けられた回転刃８が設け
られている。

回転刃８の支持台１２には突起１３が設けられ、又メイ
ンフレーム６にはこの突起１３に当るストッパー１４が
設けられ、回転刃８を取付けた下方軸９を」１昇した際
、突起１３がストッパー１４に当り、下方軸９を所定の
位置（固定」上ロール７と回転刃８の距離が所定の距離
となる位置）で止まるようになっている。ストッパー１
４は位置調整が可能で、任意の位置に固定可能である。

又下方軸９は第２図と同様に柄１５の回転により微動上
下動されるが、その」１下移動の位置を示すため、柄１
５の上縁部には円周方向の目盛１Ｂが、コの字型メイン
フレーム６の下軸１８には軸方向の目盛１７が設けられ
、下方軸９と一体となった柄１５の上下動による位置を
目盛１８．１７によりマイクロメータ一式に読むことに
より、定量的に示し得るようになっている。

このような本発明によるシースカッターを用いて光フア
イバユニットの金属／−スの外周表面に適度の深さの切
り溝を入れるには、切り溝が適当な深さになった時の固
定上ロール７と回転刃８の距離を予め設定し、その距離
になるまで柄１５を回転して下方軸９を」１方移動させ
た後、その点での目盛ＩＧ、　１７を読み、又ストッパ
ー１４の位置を調整して支持台１２の突起１３に当たる
ようにする。

このようにして各種サイズの光フアイバユニットに対す
る目盛ＩＧ、　１７を読んで決めておき、以後、各光フ
アイバユニットに応する目盛位置に下方軸９の」ユ下移
動およびストッパー１４の位置の調整を行なって、固定
」上ロール７と回転刃８の距離を適度な距離にした後、
これらの間に金属シースをはさみ、シースカッターをそ
の周りに回転させることにより、シースの外周表面に適
度の深さのらせん状の切り溝を入れることができる。こ
の場合、回転刃８の位置を目盛により定量化したため、
切り溝の深さを適度の深さに容易にできるので、作業が
容易で、作業能率を向」ニすることができる。

（発明の効果） 上述のように構成された本発明の光フアイバユニット用
シースカッターは次のような効果がある。

金属シースの外周に切り溝を入れるシースカッターにお
いて、コの字型メインフレームの開口部に、固定上ロー
ルと、」二下動する下方軸の上端に取付けられた回転刃
を具備し、前記メインフレームに前記回転刃の」１方移
動に対するストッパーを設けたため、回転刃が所定の位
置に簡単に固定され、又前記下方軸の移動位置を示す目
盛を設けたため、前記シースをはさむ固定上ロールと回
転刃の距離を目盛により定量的に示すことにより、切り
溝の深さが適度の深さになるように回転刃の位置を容易
に設定できるので、作業が容易であり、作業能率が向」
ニすると共に、中の光ファイバを損傷することなく、容
易に金属シースを剥がすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は光ファイバ複合架空地線の例を示す横断面図で
ある。 第２図（イ）、（ロ）は従来のシースカッターの例を示
す図で、（イ）図は側面図、（０）図は正面図である。 第３図は本発明の実施例を示す側面図である。 １・・・光ファイバ線、２・・・溝付き線条体、３・・
・溝、４・・・金属シース、５・・・光フアイバユニッ
ト、６…コの字型メインフレーム、７・・・固定上ロー
ル、８・・・回転刃、９・・・下方軸、　１０．１５・
・・柄、１１・・・蝶ねじ、＋２・・・支持台、１３・
・・突起、１４・・・ストッパー、１８．１７・・・目
盛、■訃・・下軸、２０・・・金属もしくは合金線又は
複合線。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）金属シースを被覆した光フアイバユニットの前記
   シースの外周に切り溝を入れるシースカッターにおいて
   、コの字型メインフレームの開口部に、固定上ロールと
   、上下動する下方軸の上端に取付けられた回転刃を具備
   し、前記メインフレームに前記回転刃の上方移動に対す
   るストッパーを設けると共に、前記下方軸の移動位置を
   示す目盛を設けたことを特徴とする光フアイバユニット
   用シースカッター。