JPH01209909A - ケーブルの多層被覆の選択的切断装置と方法 - Google Patents

ケーブルの多層被覆の選択的切断装置と方法

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JPH01209909A
JPH01209909A JP63320744A JP32074488A JPH01209909A JP H01209909 A JPH01209909 A JP H01209909A JP 63320744 A JP63320744 A JP 63320744A JP 32074488 A JP32074488 A JP 32074488A JP H01209909 A JPH01209909 A JP H01209909A
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cutting
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Jiri Stepan
イリ シユテパン
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    • G02B6/56Processes for repairing optical cables
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G1/00Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines
    • H02G1/12Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for removing insulation or armouring from cables, e.g. from the end thereof
    • H02G1/1202Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for removing insulation or armouring from cables, e.g. from the end thereof by cutting and withdrawing insulation
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、少なくとも1個の固定刃物と、該固定刃物に
添えて回転自在に支持した少なくとも1個の回転刃物と
を備え、該固定刃物と該回転刃物との切れ刃が挟み合う
ように形成された、ケーブルの多層被覆の選択的切断装
置に関する。
(背景技術の問題点〕 電線の絶縁被覆の除去は、電気・電子工学の柴明期から
既に技術的に重要であったが、最近その全工程の自動化
の試みと関連して新たな問題に直面した。
一方では、電線の心線、或いは残そうとする絶縁層、被
覆層が傷つかないようにする必要があり、他方ては除去
しようとする被覆層を確実に切断除去しなければならな
い、その際、多数の異なる材料が存在するので、切断加
工用の工具に対する要求は橿めて厳しい、最近の光フア
イバー技術では多くの強靭な新材料を使用しているので
、この課題は更に困難になった。
本出願人のヨーロッパ特許比@ No、0195932
には機械的絶縁被覆除去装置の記載があり、これは従来
の最も高い要求を満たし得る装置で、軟質の被覆層だけ
でなく、鋼製編組遮へい層のような硬い被覆層も容易に
切断することが出来る。
しかし、この公知の絶縁被覆除去装置では、切断しよう
とする眉の下側の被覆層が切断すべき層よりも硬い時に
、最高の切断効果が得られるが、切断しようとする層の
方が1かに硬いか強靭な場合には問題であり、切断しよ
うとする層が完全に切り離されないか、或いはその下の
軟らかい層が傷つけられたりすることが起こり易い0例
えば最近の光ファイバーのケーブルでは、比較的軟らか
い誘電体と、ケルバー(Kelvar)等の特に強靭な
繊維の編組とを用いているので、この欠点が認められた
。(この場合ケーブルに加わる引張応力を吸収する為に
、光を伝えるグラスファイバーと引張特性が極めて類領
した材料が必要であり、その目的にケルバー等の繊維が
使用される。)実際の絶縁被覆の除去作業では、このよ
うなケーブルの場合鋏を用いて手作業で行うことが多い
光ファイバーの被覆の切断用工具としては、他に西独特
許公開公報3529141に記載があり、この工具で比
較的軟らかい被覆層は確かに、容易に切断出来るが、冒
頭に述べたような、下地が軟らかく七の上の切断すべき
層が強靭な場合には、例えばケルバーで認められたよう
な問題が起こり易い。
この種の繊維は非常に強靭で硬いので、よく研いだ刃物
でも場合によっては、特に被覆の下の層が軟らかくて刃
物にあまり大きな圧力が掛けられない場合には、完全に
切り離すことが出来ない。
従うて、上記の西独特許公開公報による工具を使用して
も、切り離されなかった繊維を更に鋏を用いて切ること
がよく必要になり、それだけ後処理に多くの手間が掛か
る。
更に、鋏自体が非常に精度のよいものが必要であり、さ
もないと強靭な繊維が鋏の刃の間で折れ曲がるだけか、
鋏が動かなくなるかして、切り離すところではなくなる
この問題は、例えば米国特許3280420の第6図、
第7図に示された一種の鋏と第13図乃至第17図に示
された切断用小輪とを用いても解決出来ない。
この特許では、このような配置で誘電体の保護被覆を除
去しようとしているが、ある種のケーブル、例えば硬い
ケル°バー繊維層のケーブルではうまく除去出来なかっ
た0本発明者はこの問題について多くの実験を重ねた結
果、この装置の欠陥の原因が切断用小輪と固定刃物との
相対的配置にあることを見出した。
米国特許3965570にも同様な回転刃物と静止の刃
物との組合せが開示されているが、この場合の静止刃物
は皮むきのように作用するだけで、硬い層を切断する際
の助けにはなっていない。
〔発明の目的〕
従って本発明の目的は、ケーブルの被覆の1層又は複数
の層を、その下にある層が軟らかくともこれを傷つける
ことなく、手動で又は機械的に確実に切断出来るような
、ケーブルの多層被覆の選択的切断装置を提供すること
にある。同時に、切断又は絶縁被覆除去に要する時間を
最短にすることにある。
〔発明の構成〕
この発明の目的は、少なくとも1個の固定刃物と、該固
定刃物に添えて回転自在に支持した少なくとも1個の回
転刃物とを備え、該固定刃物と該回転刃物との切れ刃が
挟み合うように形成されたケーブルの多層被覆の選択的
切断装置に於いて、前記回転刃物が前記固定刃物の切れ
刃の平面内に配置され、前記固定刃物は前記回転刃物の
範囲に於いて尖った形状をなし、且つ前記回転刃物がケ
ーブルの除去しようとする被覆に対して固定刃物の刃先
の上方に設けられた構成により、初めて完全に達成され
た。
ここで固定刃物は、普通の鋏の下側の刃のように、切断
しようとする1層又は複数の層を保持し、一方回転刃物
は −始めは単独に従来の丸のこのように −層に切り
込んで行き、 −次に−これが固定刃物と鋏のように配
置されているので、従来の鋏の場合のように固定刃物と
同時に−層を切断する。こうして、被覆の最も細い繊維
状の部分でさえも、硬い合成樹脂や金属の層と同様に問
題な(切断される。
本発明のその他の構成は特許請求の範囲第2項以降に記
載してあり、次にこれらの特徴から生ずる利点に就いて
説明する。
特許請求の範囲第2項記載の特徴により、切断装置の被
覆への切込みが容易になる0回転刃物は必ずしも原動機
で駆動しなくともよい、切断運動自体により、又はケー
ブルを切断装置に対して移動することにより回転刃物が
ひとりでに回転するので、特に手動の工具の場合は駆動
装置なしで構成することが出来る。特許請求の範囲第3
項記載の特徴により、被覆の最外層への最初の切込みが
容昌となり、同時に回転刃物の円周に均等に負荷が掛か
ること或いは一様に摩耗することが保証される。こうし
て、一方では工具の寿命が伸び、他方では長期に渡って
優れた切断品質が確保される。
特許請求の範囲第4項による固定刃物と回転刃物との配
置は、絶縁被覆の機械的除去に通しており、除去工程の
完全自動化を特徴とする特許請求の範囲第5項による配
置は、技術的に見て実質的に逆の配置であって、短いケ
ーブル又は非常に長いケーブルで、回転又はその為に生
ずる換れが問題にならない場合に有効に使用出来る。
特許請求の範囲第6項記載の構成は、特に強靭な材料に
対して切断品質と切断力を高めるのに有効であり、切断
速度を上げることも出来る。歯を通した形状に形成すれ
ば、被覆の切断すべき層の材料全体が確実に保持され、
更に回転刃物と固定刃物との間の鋏効果が向上する。こ
こで、歯面の傾斜とは、歯面と歯の頂点を結ぶ線への垂
線 −又は回転刃物ではその半径 −との間の角を意味
する。
その場合、特許請求の範囲第7項に記載のように、回転
刃物の歯と固定刃物の切れ刃との間の挟む位置で、その
間の接触が固定刃物の刃先から連続的に後方に移動する
ように、上記の角度を選定するのが最適である。普通の
鋏では刃の切断範囲での接触が後ろから前に移動するの
で、本発明の切断範囲の構成は実質的に普通の鋏の構成
と鏡面対称をなす、従って本発明の構成によれば、被覆
層の最も細い部分でも切断範囲に押し付けられてそこで
切断され、普通の市販の鋏のように、切断しようとする
材料が前方に逃げることは全く起こらない。
特許請求の範囲第8項記載の構成によれば、残しておく
軟らかい下層を一時的に僅か変形して、切断しようとす
る層に固定刃物の切れ刃がその下から食い込めるように
するので、非常に細かい構成要素でも更に確実に保持す
ることが出来る。
特許請求の範囲第9項記載の特徴により、一方では切断
しようとする層が全体として確実に完全に保持され、他
方では切断に最適であると選定した位置への制御が可能
になる。
勿論連続してスパイラル状に切断することも出来るが、
特許請求の範囲第9項記載の特徴の前半の部分による配
置の方が好ましい。
特許請求の範囲第1O項には好ましい切断方法を記載し
たが、この方法は多種多様の試験が示したように、最も
困難な被覆層でも問題なく確実に切断する全ての場合に
使用することが出来る。
〔実施例〕
以下図面により本発明を更に詳細に説明する。
ここで、 第1図乃至第3図はケーブルの切断位置に於ける固定刃
物、回転刃物の正面図、側面図、平面図、第4図、第5
図は切断範囲の詳細を示した側面断面図と平面断面図、 第6図、第7図は切断位置に於ける本発明の切断装置を
備えた機械駆動の装置の側面断面図と平面断面図である
これらの図面は本発明の重要な構成部品の概略を示すに
止まり、通常の専門家にとって周知の詳細は省略した。
又細部は本発明の範囲で変更することが出来る。
同一の部品には同じ符号を付した。これらの図面は重複
して示しである。
本発明の主要部分は回転刃物lと固定刃物2とから成り
、これらの刃物はその切れ刃10又は5に沿ってお互い
に挟むように働き、ケーブル3乃至その被覆に切り込ん
で、これに対して相対的な回転運動をする。
図示した全ての実施例fは回転刃物lの切れ刃10には
歯が切っである。この図示した実施例の歯面ば、回転刃
物1の切れ刃10に引いた接線15に対して両方の方向
で約401傾斜している。
固定刃物2の切れ刃5には歯が切うていないが、本発明
の範囲内でこれに歯又は波型の刃文を設けてもよい、固
定刃物2の先端は刃先17となっている。この切れ刃5
は回転刃物1に平行な平面に設けであるので、回転刃物
lと挟み合う。
第1図に於いて、回転刃物l又は固定刃物2に対するケ
ーブル3の相対的回転運動を矢印Cで示しである。この
回転方向(矢印C)は固定刃物2に向かっているので、
刃先17はケーブル3の切断しようとする層をすくい上
げるように働く。
回転刃物1は自由に回転し得るように支持されているか
、又は第6図、第7図に示すように原動機11で駆動さ
れる。何れ、の場合にも、ケーブル3の被覆に切り込む
際、回転刃物1は矢印dの方向(第1図)に回転する。
原動機駆動では、一種の丸のこのように被覆に切り込ん
でいくが、駆動さていない回転刃物では、固定刃物2の
送りとそれに伴う回転刃物1の切れ刃10の被覆への切
り込みによって、回転刃物が回転するようになり、同時
にその切れ刃10と固定刃物2の切れ刃5との間で被覆
の該当する部分が挟み切られる。
第1図には詳しく示していないが、座標a及びbに相当
してケーブル3を移動する移動装置が設けてあり、ここ
で方向aの移動によりケーブル3を切断装置に供給し、
方向すの移動距離が切込みの深さを決める。
第1図に示すような、動かないように支持又は固定した
切断装置の場合には、ケーブル3の回転(矢印C)を別
の装置で行う、これは通・常の専門家には周知のように
、例えばジョーチャックを駆動するか、又はヨーロッパ
特許出IN No、 0195932に記載したような
センタチャックに似た装置を使用する。
その場合回転は正確にケーブル3の軸19を中心にして
行う必要がある。ケーブル3の被覆の複数の層、又は例
えばケルバーの層4を連続的に切断する為には、回転刃
物lの回転輪18とケーブル3の軸19とを通る平面の
範囲に固定刃物2の刃先17を!くのが最も適した切断
位置である。この位置か、らケーブル3が切断装置の方
に、或いは切断装置がケーブル3の方に回転すると、l
工程で切断しようとする層が確実に切断される。
歯14の歯面ば、固定刃物2の切れ刃5の切断範囲に切
断空間6が形成されるようにその傾斜を決める。この切
断空間6は、第5図に示すように、非常に尖った角を有
する三角形の断面の形状として、固定刃物2に面した歯
14の辺が固定刃物2と挟むように動き始めた時に常に
生ずる。この時点で、歯14の先端は先ず固定刃物2の
刃先17に触れ、次に回転刃物lが更に回転するにつれ
て、この接触点が固定刃物2の切れ刃5に沿ってその刃
先17から離れてゆく、こうして、そこにある細い繊維
でも切断範囲から抜は出すことがなく、この挟み作用に
よって確実に切断される。
切れ刃5の反対側にある固定刃物2の辺16の先端部分
は加圧面7をなし、第5図に示すようにこの面が中高に
丸めである。但し勿論単に斜面を設けるだけでもよい、
この加圧面7は、切断しようとするケルバーの層4の下
の非常に軟らかい弾性体の層を僅かケーブル3の軸19
の方向に押して、固定刃物2の切れ刃5が層4の下側に
食い込めるようにする為にある。これにより、層4の繊
維全体が確実に保持され、切断される。
ケーブル3の同心的構成は通常の専門家には周知であり
、詳細の説明は省略する。
切断装置の制御は −第5図に示すように−層25に引
いた接線24乃至はこの接線24と直交する平面23を
目標にして行われる。切断の際、先ず固定刃物2の刃先
17と同時に回転刃物lとが−ケーブルから離れた位置
から −接線24に近づき、次にこの線に沿って、接線
24と直交しケーブル3の軸19を通る平面23迄移動
する。その際被覆の最外層8J続いて層4に切り込みが
入る。
遅くとも第5図に示した位置に到達した後で、層8と層
4とを所定通り切断する為に、切断装置とケーブル3と
の間で相対的な回転を行う必要がある。勿論この相対的
回転運動は切断装置を接線24に沿って移動している間
に行うことも出来る。こうしてスパイラル状の切断線が
得られる。この場合ある瞬間に実際に切断される被覆層
は比較的薄いので、高速で切断することが出来る。
第6図、第7図に概念的に示した実施例は、本発明によ
る機械駆動の切断装置で、これには支持台21があって
、これがドラム26を回転自在に支持する、切断装置は
軸受台12に固定又は支持されており、ドラム26は電
動機27に連結しであるので、電動機27が歯形ベルト
駆動装置28等によりドラム26を回すと、切断装置が
ケーブルに対して相対的に回転する。
ドラム26及び軸受台12は移動装置20とも連結して
おり、この移動装置には詳しく図示していないが変速機
と移動用電動機(Mot、1とMot、2)とが設けで
ある。この種の駆動装置としては従来の装置、例えば工
作機械に使用されているような駆動装置で勿論差し支え
ない、支持台21には、その他詳しく図示していないが
ケーブル固定用のクランプ22がある。ドラムの中心に
は、パイプの形状の保持装置13を同心的に配置し、こ
れにケーブル3を挿入する。保持装置13は、その固定
刃物に面した側には開口部があるが、反対側は閉じてい
て、ケーブル3を回転刃物1及び固定刃物2に対して支
えているので、回転刃物1又は固定刃物2で押されても
ケーブルが下方に逃げるようなことはない。
この装置により、特許請求の範囲第10項記載の方法に
従ってケーブル3の絶縁被覆を除去することが出来る。
本発明は上記の図面に限定するものではなく、特に固定
刃物2の切れ刃5に歯切りをしてもよい。
又、回転刃物1の切れ刃10は平滑又はぎざぎざに形成
することも出来、或いは例えば宝石、超硬材料を取り付
けてもよい、更に又、本発明の範囲に於いて、固定刃物
2を回転刃物1に対して斜めに配置することも可能であ
る。但しこの場合には切れ刃5又は10が更にベベル角
度を備えている必要がある。
本開示の範噴に入るものとして、本出願人のヨーロッパ
特許出II No、 0195932  及び未公開の
スイス特許出@ No、 2494/87がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はケーブルの切断位置に於ける固定刃
物、回転刃物の正面図、側面図、平面図、第4図、第5
図は切断範囲の詳細を示した側面断面図と平面断面図、 第6図、第7図は切断位置に於ける本発明の切断装置を
備えた機械駆動の装置の側面断面図と平面断面図である
。 10.1回転刃物、200.固定刃物、383.ケーブ
ル、419.ケプラー層、500.切れ刃、611.切
断空間、760.加圧面、801.被覆の最外層、90
1.窪み、10、、、回転刃物の切れ刃、 11、、、回転刃物の駆動装置、12.、、軸受台、1
3、、、中央の保持装置、14.、、歯、15、、、第
2の接線、16.、、辺、17.、、刃先、18、、、
回転軸、19.、、軸、20.、、移動装置、21、、
、支持台、22.、、クランプ、23.、、平面、24
、、、接線、25.、、層、26.、、ドラム、27、
、、を動機。 特許出願人    イリ シュテパン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)少なくとも1個の固定刃物(2)と、該固定刃物
    (2)に添えて回転自在に支持した少なくとも1個の回
    転刃物(1)とを備え、該固定刃物(2)と該回転刃物
    (1)との切れ刃(5、10)が挟み合うように形成さ
    れた、ケーブル(3)の多層被覆の選択的切断装置に於
    いて、前記回転刃物(1)が前記固定刃物(2)の切れ
    刃(5)の平面内に配置され、前記固定刃物(2)は前
    記回転刃物(1)の範囲に於いて尖った形状をなし、且
    つ前記回転刃物(1)がケーブル(3)の除去しようと
    する被覆に対して固定刃物(2)の刃先の上方に設けら
    れていることを特徴とする、前記切断装置。 (2)前記回転刃物(1)が薄板状に形成されているこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の切断装置
    。 (3)前記回転刃物(1)を−好ましくは原動機使用の
    −駆動装置(11)により駆動することを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項又は第2項記載の切断装置(第6
    図、第7図)。 (4)前記回転刃物(1)と前記固定刃物(2)とが1
    個の軸受台(12)に固定又は支持され、該軸受台(1
    2)がケーブル(3)を中心に回転自在に、及び/又は
    ケーブル(3)の軸方向に移動自在に支持されているこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項乃至第3項のい
    ずれかに記載の切断装置(第6図、第7図)。 (5)前記回転刃物(1)と前記固定刃物(2)とは動
    かないように固定又は支持され、且つケーブルに対して
    これを回転及び/又はその半径方向に移動する装置を設
    けたことを特徴とする、特許請求の範囲第1項乃至第3
    項のいずれかに記載の切断装置(第1図)。(6)前記
    固定刃物(2)及び/又は前記回転刃物(1)に歯が切
    ってあり、その歯(14)の歯面の傾斜が好ましくは2
    0乃至80°、特に30乃至50°の範囲にあることを
    特徴とする、特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれ
    かに記載の切断装置。 (7)両方の切れ刃(5、10)の刃先が触れ合った時
    、これらの間に後方に向かって開くある一つの角度が形
    成されることを特徴とする、特許請求の範囲第6項記載
    の切断装置(第1図)。 (8)前記固定刃物(2)の切れ刃(5)の反対側の辺
    (16)が加圧面(7)として形成され、好ましくはそ
    の先端から後方に向かって丸み又は斜面が設けられてい
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1項乃至第7項
    のいずれかに記載の切断装置(第5図)。 (9)少なくともケーブル(3)の被覆の1層を切断す
    る間、前記固定刃物(2)の刃先(17)が、前記回転
    刃物(1)の回転軸(18)とケーブル(3)の軸(1
    9)とを通る平面の範囲にあるか、又は好ましくは前記
    刃先をこの平面よりいくらか突き出るようにするか、及
    び/又は前記軸受台(12)乃至は固定刃物(2)と回
    転刃物(1)とを調節・移動する為の、場合によっては
    原動機を備えた移動装置(20)を前記位置にもたらす
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第1項乃至第8項の
    いずれかに記載の切断装置(第1図、第7図)。 (10)特許請求の範囲第1項乃至第9項の少なくとも
    いずれか1項に記載の装置を用いた、次の工程を特徴と
    する、ケーブル(3)の多層被覆の選択的切断方法。 −ケーブル(3)を−その中心がケーブル(3)の軸(
    19)と一致する−保持装置(13)に挿入して、−必
    要に応じてクランプ(22)を使用して−その位置に固
    定する(第6図)。 −固定刃物(2)の刃先(17)が、ケーブルから離れ
    た位置で、被覆の切断せずに残しておく層(25)に引
    いた接線(24)上に、又は−ケーブル(3)の軸(1
    9)に対して−この接線(24)よりごく僅か低い位置
    に来るように、軸受台(12)を動かす。 −次に固定刃物(2)の刃先(17)が、接線(24)
    に垂直で前記の軸(19)を通る平面(23)に達する
    か、又はこれより僅か突き出る切断位置迄、軸受台(1
    2)を接線(24)に沿って移動する(第5図)。 −それから、軸受台(12)をケーブル(3)の軸(1
    9)を中心に円形の軌道に沿って回転する(第6図、第
    7図)。 −好ましくは、回転刃物(1)を、遅くとも切断位置に
    達した後に、その駆動装置(11)により−好ましくは
    軸受台(12)と同じ回転方向に−回転する(第6図、
    第7図)。
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