JP3182055B2 - ケーブル外導剥取装置 - Google Patents

ケーブル外導剥取装置

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JP3182055B2
JP3182055B2 JP02843895A JP2843895A JP3182055B2 JP 3182055 B2 JP3182055 B2 JP 3182055B2 JP 02843895 A JP02843895 A JP 02843895A JP 2843895 A JP2843895 A JP 2843895A JP 3182055 B2 JP3182055 B2 JP 3182055B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力ケーブルの外部半導
電層を容易に剥ぎ取ることができるケーブル外導剥取装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3はCVケーブル(架橋ポリエチレン
絶縁電力ケーブル)の一例を示す模式図である。このC
Vケーブルにおいて、中心導体1は複数本の導体が撚り
合わされて構成されており、この中心導体1の周囲には
内部半導電層2が設けられている。内部半導電層2の周
囲には架橋ポリエチレンからなる絶縁体層3が設けられ
ており、この絶縁体層3の周囲には外部半導電層4が設
けられている。外部半導電層4の周囲には半導電性布テ
ープ5が巻回されており、この半導電性布テープ5の周
囲には、例えば銅テープ等を巻回してなる金属遮蔽層6
が設けられている。金属遮蔽層6の周囲には布テープ7
が巻回されており、この布テープ7はビニルシース8に
より被覆されている。
【0003】ところで、CVケーブルの接続等において
は、外部半導電層を剥ぎ取って絶縁体層を露出させるこ
とが必要である。従来、外部半導電層を剥ぎ取る際に
は、作業者が例えばガラスの角等で外部半導電層を削り
取るようにして行っている。この場合に、通常、作業者
は外部半導電層の周方向の一部をケーブル長手方向に剥
ぎ取り、絶縁体層が露出したらその部分の剥ぎ取りを停
止して、その絶縁体層が露出した部分の周方向に隣接す
る部分の外部半導電層の剥ぎ取りを開始する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
電力ケーブルの外部半導電層の剥ぎ取りは作業者の手作
業により行っているため、熟練を要すると共に煩雑であ
り、剥ぎ取り厚さのばらつきも大きいという問題点があ
る。また、外部半導電層を剥ぎ取る際に絶縁体層に深い
疵を付けたり、又は絶縁体層を余分に削り取ってしなう
虞れがあるという問題点もある。更に、手作業であるた
め、外部半導電層を剥ぎ取った後の絶縁体層が角張った
形状になってしまうこともある。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、外部半導電層を簡単に且つ均一に剥ぎ取る
ことができるケーブル外導剥取装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るケーブル外
導剥取装置は、電力ケーブルの外部半導電層を剥ぎ取る
ケーブル外導剥取装置であって、前記電力ケーブルに嵌
合可能のケーブル把持部と、このケーブル把持部に支持
され前記ケーブル把持部の中心軸に沿う方向に延びるア
ームと、このアームに固定され前記外部半導電層に食い
込む切削刃と、前記アームに固定されたローラ支持部に
支持され前記外部半導電層に転動して前記アームと前記
外部半導電層との間隔を一定に維持するローラと、を有
し、前記アームを前記外部半導電層に向けて付勢しつつ
前記アームを前記外部半導電層の周方向に移動させるこ
とにより、前記ローラが前記外部半導電層の周面を転動
前記切削刃が前記外部半導電層に食い込む深さが一定
に維持されることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明においては、ケーブル把持部を外部半導
電層が露出した電力ケーブルに嵌合させた後、例えば電
力ケーブルの周面に対し前記ケーブル把持部を摺動させ
て、アームを前記外部半導電層の周方向に移動させる。
そうすると、アームに支持された切削刃もケーブルの周
方向に移動するので、外部半導電層が刃の先端部により
切削される。本発明においては、上述の如く、切削刃を
ケーブルの周方向に移動させることにより外部半導電層
を剥ぎ取るので、極めて容易であり熟練が不要であると
共に、絶縁体層に疵を付ける等の不都合を防止でき、更
に絶縁体層の周面が滑らかに仕上がる。
【0008】更に、本発明においては、前記アームに、
アームと外部半導電層との間隔を一定に維持するローラ
が取り付けられているので、切削刃による外部半導電層
切削深さが確実に一定に維持され、確実に均一の厚さ
且つ外部半導電層内部の絶縁体層を疵付けることなく
外部半導電層を剥ぎ取ることができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について、添付の図面
を参照して説明する。図1は本発明の実施例に係るケー
ブル外導剥取装置を示す模式正面図、図2は同じくその
模式的側面図である。本実施例に係るケーブル外導剥取
装置は、リング状のケーブル把持部11と、このケーブ
ル把持部11の外周面からケーブル把持部11の半径方
向の突出するロッド12と、このロッド12に支持され
ケーブル把持部11の軸方向に延びるアーム13と、こ
のアーム13の先端部に固定されケーブル周面に向けて
突出する切削刃14と、アーム13の切削刃14よりも
若干ロッド12側に固定されたローラ支持部15と、こ
のローラ支持部15に回転軸をケーブル把持部11の中
心軸と平行にして配設されたローラ16とにより構成さ
れている。また、図2に示すように、切削刃14の先端
は、ローラ16よりも若干ケーブル中心側に突出し、こ
の突出長(以下、出代という)xは調整可能になってい
る。
【0010】以下、本実施例に係るケーブル外導剥取装
置を使用した外部導電層剥ぎ取り方法について説明す
る。先ず、従来と同様にして、電力ケーブル端部のシー
ス及び遮蔽層等を剥ぎ取り、外部半導電層4を露出させ
る。そして、この外部半導電層4が露出した部分にケー
ブル把持部11を嵌合させる。この場合に、ケーブル把
持部11の内径は外部半導電層4の外径よりも若干大き
く設定されており、ケーブル把持部11はケーブルに対
しその長手方向及び周方向に摺動可能になっている。
【0011】また、ケーブル把持部11を電力ケーブル
の外部半導電層4の周面に嵌合させると、ローラ16が
外部半導電層4に添接するようになっている。更に、外
部半導電層4の厚さに応じて、出代xを調整する。
【0012】このようにしてケーブル端部に本実施例に
係るケーブル外導剥取装置を取り付けた後、アーム13
をケーブル中心方向に付勢しつつケーブル把持部11を
外部半導電層4の周方向に摺動させて、切断刃14をケ
ーブルの周方向に移動させる。これにより、切断刃14
により外部半導電層4が剥ぎ取られる。この場合に、剥
ぎ取り厚さは出代xにより決定されるので、外部半導電
層4を一定の厚さで剥ぎ取ることができる。また、刃1
4をケーブルの周方向に移動させつつケーブル把持部1
1をケーブルの長手方向に移動させることにより、外部
半導電層をケーブル長手方向に所定の長さだけ剥ぎ取る
ことができる。
【0013】本実施例においては、ケーブル把持部をケ
ーブル端部に嵌合させた後、切削刃14をケーブルの周
方向に移動させることにより、外部半導電層4を容易に
且つ均一に剥ぎ取ることができるので、熟練が不要であ
り、絶縁体層3に疵を付ける虞れがない。また、切削刃
14の出代xを調整することにより、剥ぎ取り厚さを所
望の厚さにすることができる。更に、本実施例において
は、外部半導電層を均一の厚さに剥ぎ取ることができ、
絶縁体層3の周面が滑らかに仕上がるという効果もあ
る。
【0014】なお、本実施例においては、ケーブル把持
部が外部半導電層の周面に摺動する場合について説明し
たが、ケーブル把持部がケーブルに固定可能であり、こ
のケーブル把持部の外周面にはレールが設けられてい
て、ロッドが前記レールに沿ってケーブル把持部の周方
向に移動するようになっていてもよい。この場合も、上
述の実施例と同様の効果を得ることができる。また、前
記アームを電動により移動させるようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るケーブ
ル外導剥取装置は、ケーブル把持部と、このケーブル把
持部に支持され前記ケーブル把持部の中心軸に沿う方向
に延びるアームと、このアームに支持され前記外部半導
電層に食い込む切削刃と、前記アームに支持され前記外
部半導電層に転動して前記アームと前記外部半導電層と
の間隔を一定に維持するローラとを有するから、例えば
前記ケーブル把持部を電力ケーブルの周面に摺動させて
前記切削刃を電力ケーブルの周方向に移動することによ
り、外部半導電層を均一の厚さに剥ぎ取ることができ
て、絶縁体層に疵を付ける虞がなく、更に絶縁体層の表
滑らかに仕上がるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るケーブル外導剥取装置を
示す模式的正面図である。
【図2】同じくその模式的側面図である。
【図3】CVケーブルの一例を示す模式図である。
【符号の説明】
1;中心導体 2;内部半導電層 3;絶縁体層 4;外部半導電層 5;半導電性布テープ 6;金属遮蔽層 7;布テープ 8;シース 11;ケーブル把持部 12;ロッド 13;アーム 14;切削刃 15;ローラ支持部 16;ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近江屋 忠男 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式 会社フジクラ内 (56)参考文献 実開 昭59−95720(JP,U) 実開 昭59−95722(JP,U) 実公 昭52−3653(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力ケーブルの外部半導電層を剥ぎ取る
    ケーブル外導剥取装置であって、前記電力ケーブルに嵌
    合可能のケーブル把持部と、このケーブル把持部に支持
    され前記ケーブル把持部の中心軸に沿う方向に延びるア
    ームと、このアームに固定され前記外部半導電層に食い
    込む切削刃と、前記アームに固定されたローラ支持部に
    支持され前記外部半導電層に転動して前記アームと前記
    外部半導電層との間隔を一定に維持するローラと、を有
    し、前記アームを前記外部半導電層に向けて付勢しつつ
    前記アームを前記外部半導電層の周方向に移動させるこ
    とにより、前記ローラが前記外部半導電層の周面を転動
    前記切削刃が前記外部半導電層に食い込む深さが一定
    に維持されることを特徴とするケーブル外導剥取装置。
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