JPH0570118U - 剥取り工具 - Google Patents

剥取り工具

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Publication number
JPH0570118U
JPH0570118U JP927292U JP927292U JPH0570118U JP H0570118 U JPH0570118 U JP H0570118U JP 927292 U JP927292 U JP 927292U JP 927292 U JP927292 U JP 927292U JP H0570118 U JPH0570118 U JP H0570118U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductive layer
cylindrical body
peripheral surface
stripping
outer peripheral
Prior art date
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Pending
Application number
JP927292U
Other languages
English (en)
Inventor
正樹 南
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 昭和電線電纜株式会社 filed Critical 昭和電線電纜株式会社
Priority to JP927292U priority Critical patent/JPH0570118U/ja
Publication of JPH0570118U publication Critical patent/JPH0570118U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高圧ゴム・プラスチック絶縁ケーブルの外部
半導電層端部などを、剥取り境界部の捲れや下層表面を
傷付けることなく容易に剥取ることができる剥取り工具
を提供する。 【構成】 剥取るべき高圧ゴム・プラスチック絶縁ケー
ブル7の外部半導電層8上に被嵌される、外部半導電層
8の外径と同径もしくはやや大きい内径の円筒体を軸方
向に複数に分割してなる分割円筒体9と、分割円筒体9
の外周を緊縛する固定治具11とからなり、この分割円
筒体9の一端には、分割円筒体9を外部半導電層8上に
被嵌した際に外部半導電層8内に食い込む円形刃部10
が内方に向けて突設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高圧ゴム・プラスチック絶縁ケーブルの、いわゆるフリーストリッ ピング型の外部半導電層の剥取り用などとして有用な剥取り工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ケーブル接続時の段剥ぎ作業を容易にし、かつ平滑なケーブル絶縁 体露出面を得るために、外部半導電層を離型性の良い材料で形成した、いわゆる フリーストリッピング型と呼ばれる外部半導電層を設けた高圧ゴム・プラスチッ ク絶縁ケーブルが知られている。
【0003】 そして、このようなケーブルにおける外部半導電層の剥取りは、従来、図3に 示すように、ケーブル1端部の外部半導電層2上を軟銅線3などで縛った後、端 末側の外部半導電層2の端を手でつまみ、軟銅線3に沿って当てがったナイフ4 で切断するようにして剥取る方法が用いられていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の方法では、図4に拡大して示すように、ケー ブル絶縁体5上に残った外部半導電層2の端部が僅かではあるが捲れ上がった状 態となり、ケーブル絶縁体5との間に隙間を生じるとい問題があった。すなわち 、このような隙間は部分放電の要因となり、電気的に安定した接続部が得られな くなるおそれがある。また、ナイフ4の当て方によっては切断できなかったり、 あるいは逆にケーブル絶縁体5を傷付けたりすることがあった。
【0005】 本考案はこのような問題を解決するためになされたもので、たとえば高圧ゴム ・プラスチック絶縁ケーブルの外部半導電層端部を、剥取り境界部の捲れや下層 の絶縁体表面を傷付けることなく容易に剥取ることができ、電気的に安定した接 続部を得ることができる剥取り工具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の剥取り工具は、筒状の被剥取物の外径と同径もしくはやや大きい内径 の円筒体を軸方向に複数に分割してなる分割円筒体と、この分割円筒体の外周を 緊縛する固定治具とからなり、前記分割円筒体の一端には、それ自身が前記被剥 取物内に食い込む円形刃部が内方に向けて突設されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案の剥取り工具においては、分割円筒体を筒状の被剥取物上の所要位置に 被嵌し、その外周を固定治具で緊縛することにより、分割円筒体は円形刃部が被 剥取物内に食い込んだ状態で固定される。したがって、この状態で、被剥取物を 分割円筒体の円形刃部突設側端部に沿って持ち上げるように剥がしていけば、剥 取り境界部に捲れを生じさせることなく、また、下層表面を傷付けることなく容 易に剥取ることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】 図1および図2は、それぞれ本考案の一実施例のケーブル外部半導電層剥取り 工具を、CVケーブルなどの高圧ゴム・プラスチック絶縁ケーブルの、いわゆる フリーストリッピング型外部半導電層上に装着した状態を示す斜視図および縦断 面図である。
【0010】 これらの図に示すように、この実施例の剥取り工具6は、剥取るべき高圧ゴム ・プラスチック絶縁ケーブル7の外部半導電層8上に被嵌される分割円筒体9と 、この分割円筒体9の一端に内方に向けて突設された円形刃部10と、分割円筒 体9の外周を緊縛する固定バンドのような固定治具11とから構成されている。
【0011】 分割円筒体9は、外部半導電層8の外径と同径もしくはやや大きい内径の円筒 体、たとえば金属製の円筒体を軸方向に複数、たとえば二つに分割した構造を有 する。また、円形刃部10は、分割円筒体9を外部半導電層8に被嵌した際に、 その外部半導電層8内に食い込み、少なくともその先端が外部半導電層8よりケ ーブル絶縁体12内へ突出しないように、外部半導電層8の厚みより短く突設さ れている。なお、この食い込みの深さとしては、先端が外部半導電層8より突出 しない限りできるだけ深く外部半導電層8内に食い込むようにすることが望まし い。
【0012】 このように構成された剥取り工具6は、次のように使用される。
【0013】 分割円筒体9を、常法により外側の被覆を剥取って露出させた高圧ゴム・プラ スチック絶縁ケーブル7のいわゆるフリーストリッピング型外部半導電層8端部 上の所定の位置に、円形刃部10側端部を端末側に向け、円形刃部10を外部半 導電層8内に食い込ませつつ、分割面を合わせるようにして被嵌する。次いで、 分割円筒体9の外周を固定治具11で緊縛し、分割面を完全に合わせて固定する 。 この後、端末側の外部半導電層8に軸方向の切れ目を入れた後、その端を手 で摘んで、図1に示すように、分割円筒体9の円形刃部10突設側端部に沿って 持ち上げるようにして剥ぎ取ってゆく。このようにして端末側の外部半導電層8 端部が完全に剥取られたところで、装着時と逆の順序で剥取り工具6を取り外す 。 このような方法によれば、下層のケーブル絶縁体12を傷付けることなく、 外部半導電層8のみを容易に剥ぎ取ることができるうえ、外部半導電層8の剥取 り境界部は円形刃部10が食い込んだ状態で上から押えられているので、捲れて 下層のケーブル絶縁体12との間に隙間を生ずることもない。したがって、外部 半導電層と絶縁体との界面間に部分放電などが発生することのない、電気的に安 定した接続部を形成することができる。
【0014】 なお、上記実施例は、本考案をケーブル外部半導電層の剥取用に適用した例で てあるが、本考案はこのような実施例に限定されるものではなく、シースなどの ケーブル被覆の剥取りをはじめ、様々な筒状の被剥取物の剥取り工具として有用 である。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の剥取り工具によれば、高圧ゴム・プラスチック 絶縁ケーブルの外部半導電層のような筒状の被剥取物を、剥取り境界部に捲れを 生じさせることなく、また、下層表面を傷付けることなく容易に剥取ることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のケーブル外部半導電層剥取
り工具をケーブル外部半導電層上に装着した状態を示す
斜視図。
【図2】図1の要部を拡大して示す縦断面図。
【図3】従来のいわゆるフリーストリッピング型の外部
半導電層の剥取り方法を示す斜視図。
【図4】従来の方法による剥取り境界部の状態を示す縦
断面図。
【符号の説明】
6………ケーブル外部半導電層剥取り工具 7………高圧ゴム・プラスチック絶縁ケーブル 8………外部半導電層 9………分割円筒体 10………円形刃部 11………固定治具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の被剥取物の外径と同径もしくはや
    や大きい内径の円筒体を軸方向に複数に分割してなる分
    割円筒体と、この分割円筒体の外周を緊縛する固定治具
    とからなり、前記分割円筒体の一端には、それ自身が前
    記被剥取物内に食い込む円形刃部が内方に向けて突設さ
    れていることを特徴とする剥取り工具。
JP927292U 1992-02-27 1992-02-27 剥取り工具 Pending JPH0570118U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP927292U JPH0570118U (ja) 1992-02-27 1992-02-27 剥取り工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP927292U JPH0570118U (ja) 1992-02-27 1992-02-27 剥取り工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0570118U true JPH0570118U (ja) 1993-09-21

Family

ID=11715825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP927292U Pending JPH0570118U (ja) 1992-02-27 1992-02-27 剥取り工具

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JP (1) JPH0570118U (ja)

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