JPH06165330A - ケーブル端末処理工具 - Google Patents

ケーブル端末処理工具

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Publication number
JPH06165330A
JPH06165330A JP43A JP30890692A JPH06165330A JP H06165330 A JPH06165330 A JP H06165330A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 30890692 A JP30890692 A JP 30890692A JP H06165330 A JPH06165330 A JP H06165330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
semiconductive layer
main body
insulating layer
outer semiconductive
Prior art date
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Pending
Application number
JP43A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kitajima
浩一 北島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
Priority to JP43A priority Critical patent/JPH06165330A/ja
Publication of JPH06165330A publication Critical patent/JPH06165330A/ja
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  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブル絶縁層の周囲に設けられた外部半導
電層の段剥端面をテーパ状に切削する。 【構成】 本体部11をケーブル外周に巻き付け、把持
部12を掴んでケーブルの外周に沿って回転させるよう
に使用する。切削刃13はケーブルの外部半導電層1の
段剥断面に斜めに押し当てられ、その部分をテーパ状に
切削する。テーパの角度は本体部11と切削刃13との
角度によって決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブルの接続部や終
端部を形成する際にケーブルに端末処理を施すためのケ
ーブル端末処理工具に関する。
【0002】
【従来の技術】ケーブルの接続部や終端部を形成する際
には、ケーブル終端のシースや遮蔽体を剥離し、導体接
続や電気的保護のための端末処理を施す。図4に、この
ような場合のCVケーブルの端末処理手順説明図を示
す。図の(a)〜(d)はその端末処理工程におけるケ
ーブル端部斜視図である。図において、(a)に示すケ
ーブルは、既にシースや遮蔽層を剥離して外部半導電層
1を露出させたものである。このケーブルは、切断端面
から見て、導体2の外周に内部半導電層3を被覆し、そ
の外側に絶縁層4及び外部半導電層1を被覆した構成と
なっている。
【0003】このようなケーブルの端末処理を施す際に
は、外部半導電層1を所定長剥離する必要がある。この
場合、図の(b)に示すように、外部半導電層1の外側
に図示しないナイフ等を当てがって、絶縁層4の表面か
ら外部半導電層1を削り取る。図の(c)に示すのが、
その剥離処理を終了した際の外観である。なお、例えば
CVケーブルの場合、絶縁層4と外部半導電層1は何れ
も架橋ポリエチレンから構成される。これらは3層同時
押出し法により製造され、ボンディングタイプでは絶縁
層4と外部半導電層1とは密着一体化している。従っ
て、絶縁層4を傷つけずに外部半導電層1を剥離する作
業には大変な熟練を要する。
【0004】そこで、33kVクラス以下のCVケーブ
ルについては、絶縁層4と外部半導電層1との間の接着
力を弱めたフリーストリッピングタイプの構造が採用さ
れている。このようなケーブルについては、図4(d)
に示すように、予め外部半導電層1の所定部分に円周方
向に切れ目を入れれば、図に示すような要領で容易に絶
縁層4の外周面から外部半導電層1をはぎ取ることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なフリーストリッピングタイプは電気特性上の問題か
ら、従来33kV程度以下の低圧ケーブルに専ら使用さ
れてきたが、製造技術の向上によって66/77kV程
度の高圧ケーブルにも採用されるに至っている。しかし
ながら、高圧ケーブルにおいては、この端末処理の際に
次のような問題が生じていた。図5に、端末処理の際の
問題点を示すケーブルの主要部断面図を示す。図5
(a)に示すように、絶縁層4の外周から外部半導電層
1の端末部をはぎ取ると、次に示すようにそのはぎ取っ
た部分に段差ができる。また、こうしてはぎ取られた外
部半導電層1にはその後ストレスコーン等が被せられ、
その遮蔽層との電気接続のために図に示すような半導電
テープ5が巻回される。
【0006】しかしながら、このような半導電テープ5
と外部半導電層1の端部の隙間に、図に示すような三角
形ボイド6が生じてしまうことがある。このような三角
形ボイド6が生じると、この内部でコロナ放電が発生し
事故の原因となる。そこで、(b)に示すように、外部
半導電層1の端部はテーパ状に加工される。このテーパ
加工は、熟練者がナイフ等を用いて外部半導電層1を削
り取ることによって行われる。
【0007】しかしながら、上記のようなフリーストリ
ッピングタイプにおいては、図4(d)に示すように、
外部半導電層1の一部のはぎ取り作業の際、外部半導電
層1の端部が浮き上がり隙間7が生じてしまうという問
題がある。このような状態ではテーパ加工が良好に行わ
れず、またこの隙間7も図5(a)に示すような三角形
ボイド6と同様の電気的な弱点となる恐れもある。本発
明は以上の点に着目してなされたもので、ケーブル絶縁
層の周囲に設けられた外部半導電層の段剥端面を容易に
テーパ状に切削することができるケーブル端末処理工具
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブル端末処
理工具は、ケーブル絶縁層の周囲を包囲する本体部と、
この本体部の両端部分に設けられた把持部と、前記本体
部の中間部分側縁に設けられ、前記ケーブル絶縁層外周
に形成された外部半導電層の段剥端面をテーパ状に切削
する切削刃とから成ることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】この工具は、本体部をケーブル外周に巻き付
け、把持部を掴んでケーブルの外周に沿って回転させる
ように使用する。切削刃はケーブルの外部半導電層の段
剥断面に斜めに押し当てられ、その部分をテーパ状に切
削する。テーパの角度は本体部と切削刃との角度によっ
て決定される。これにより外部半導電層の段剥端面を容
易にテーパ加工できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1に本発明のケーブル端末処理工具実施例を
示す。(a)は本発明のケーブル端末処理工具の斜視
図、(b)はその使用状態におけるケーブル横断面図で
ある。図において、本発明の工具は、帯状の本体部11
と、その両端部分に設けられた把持部12と、本体部1
1の中間部分側縁に設けられた切削刃13とから構成さ
れる。これらの本体部11、把持部12及び切削刃13
は、一枚の板を打ち抜いた物により構成され一体化され
ている。本体部11は、加工の対象となるケーブルの外
周長よりやや長い程度の帯状に構成され、把持部12は
手で掴んで操作するために適当な長さに選定される。
【0011】図2にこの工具の具体的な制作図面を示
す。(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図
である。図に示すように、本体部11の両端に設けられ
た把持部12は、本体部11に対し適当な角度を持って
折曲げられている。これは図1(a)、(b)に示すよ
うに、工具をケーブルの外周に巻き付けた時、把持部1
2が作業しやすい適当な角度になるようにするためであ
る。また図2(c)に示すように、本体部11と切削刃
13との角度は、丁度ケーブルの外部半導電層に形成す
るテーパ面の角度に対応するように選定されている。
【0012】図1(b)に示すように、本発明のケーブ
ル端末処理工具は、ケーブルの外周に本体部11を巻き
付けて使用される。この図に示すように、ケーブルの外
部半導電層1に対し、この工具の切削刃13が食い込む
ようにして、両端の把持部12を掴んで矢印14方向に
この工具を回転させると、外部半導電層1の段剥端面に
テーパ状の加工が施される。
【0013】図3には、このような工具の使用状態にお
けるケーブルの主要部縦断面図を示す。図に示すよう
に、外部半導電層1の段剥端面1−1には本発明の工具
の切削刃13が食い込んで、その端を削り取りテーパ加
工できるようになっている。なお、このような加工を施
す場合、図1(b)に示すように、本体部11をケーブ
ルに巻き付けて把持部12を両手で持って処理する必要
がある。この作業を容易にするために、例えば図2
(d)に示すように、両把持部12の間に、スプリング
15を取り付ける。このスプリング15によって把持部
12を適当な間隔で保持して作業を容易にすることがで
きる。なお、スプリング15は取り外し可能にしてもよ
い。また、上記切削刃13は、例えば図2(e)に示す
ように、三角形でなく半円形の切削刀16としてもよ
い。
【0014】本発明は以上の実施例に限定されない。上
記実施例においては何れも本体部11と把持部12と切
削刃13とを一体化した構成としたが、それぞれ別体の
物を組み合わせるようにしても差し支えない。例えば、
把持部12は作業の際、掴みやすいような材料と形状に
選定してよいし、本体部11はケーブル絶縁層に傷をつ
けないような柔らかい材料に選定してもよい。また、切
削刃13は先に説明したように三角形でも半円形でもま
たその他の適当な形状であってもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明した本発明のケーブル端末処理
工具は、ケーブル絶縁層の周囲を包囲する本体部と、本
体部の両端部分に設けられた把持部と、その中間部分側
縁に設けられた切削刃から構成したので、ケーブルの外
部半導電層の段剥端面を容易にテーパ状に切削すること
ができる。これによって、ケーブルの端末処理作業を簡
略化し、作業性改善とコストの低下に役立てることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル端末処理工具実施例を示し、
(a)はケーブル端末処理工具の斜視図、(b)は工具
の使用状態におけるケーブル横断面図である。
【図2】本発明のケーブル端末処理工具製作図面を示
し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面
図、(d)は変形例の使用状態における正面図、(e)
は更に別の変形例の部分平面図である。
【図3】本発明の工具の使用状態におけるケーブル主要
部縦断面図である。
【図4】従来のケーブル端末処理方法を示し、(a)〜
(d)はその処理工程におけるケーブル端末斜視図であ
る。
【図5】従来の問題点を説明するためのケーブル端末主
要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 外部半導電層 4 絶縁層 11 本体部 12 把持部 13 切削刃

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル絶縁層の周囲を包囲する本体部
    と、 この本体部の両端部分に設けられた把持部と、 前記本体部の中間部分側縁に設けられ、前記ケーブル絶
    縁層外周に形成された外部半導電層の段剥端面をテーパ
    状に切削する切削刃とから成ることを特徴とするケーブ
    ル端末処理工具。
JP43A 1992-11-18 1992-11-18 ケーブル端末処理工具 Pending JPH06165330A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP43A JPH06165330A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 ケーブル端末処理工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP43A JPH06165330A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 ケーブル端末処理工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06165330A true JPH06165330A (ja) 1994-06-10

Family

ID=17986702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP43A Pending JPH06165330A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 ケーブル端末処理工具

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JP (1) JPH06165330A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210006027A1 (en) * 2018-03-07 2021-01-07 Relibond Aps Power cable end treatment device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210006027A1 (en) * 2018-03-07 2021-01-07 Relibond Aps Power cable end treatment device
JP2021516028A (ja) * 2018-03-07 2021-06-24 リライボンド アーペーエスRelibond Aps 電力ケーブル端部処理装置
US11909161B2 (en) * 2018-03-07 2024-02-20 Relibond Aps Power cable end treatment device

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