JPH0441545A - 高透過高拡散板 - Google Patents

高透過高拡散板

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Publication number
JPH0441545A
JPH0441545A JP2148488A JP14848890A JPH0441545A JP H0441545 A JPH0441545 A JP H0441545A JP 2148488 A JP2148488 A JP 2148488A JP 14848890 A JP14848890 A JP 14848890A JP H0441545 A JPH0441545 A JP H0441545A
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JP
Japan
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weight
component
mixture
elastomer
acid
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Application number
JP2148488A
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Inventor
Kiyoshi Shimamura
島村 喜代司
Masamichi Kaneko
正道 金子
Tsutomu Teraoka
勉 寺岡
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、照明カバー等の成形素材として好適に改良さ
れ、特に永久的な耐はこり付着性を有する光拡散板に関
する。
〔従来の技術及び解決課題〕
アクリル系の光拡散性樹脂は、優雅な感覚を与えるさま
ざまな成形品の成形素材として賞月され、特に照明カバ
ー用素材として重用されている。これは、アクリル系樹
脂が高い光線透過率を保持しつつ、高い光拡散性を保有
するためである。
しかし、これらの用途に成形品が使用されている時に、
静電気が生じて帯電し、空気中のほこりが付着して、成
形品の持つ高透過、高拡散性や優雅な外観を損ねてしま
うという問題点があった。
一方、その課題を補うために界面活性剤などを光拡散板
の表面に塗布するという方法があるが、これは−時的に
は効果があるものの、容易に除去されるため永続性がな
(、そのため効果を維持することが煩雑であるという問
題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、光拡散板のほこり付着性の改良について
鋭意研究し、その樹脂組成が特定の場合に、はぼ永久的
にほこり付着性が防止できることを見出し、本発明を完
成するに至った。
すなわち、本発明は、 (A)アクリル系樹脂、及び (B) (a)  カプロラクタム、 (b)  少なくとも1個のイミド環を形成しうる三価
又は四価芳香族ポリカルボン酸又はこれらの酸無水物、 (C)  有機ジイソシアネート化合物、及び(d) 
 数平均分子量500〜4000のポリオキシエチレン
グリコールを少なくとも50重重量含有するポリオキシ
アルキレングリコール を、(b)成分の量が(C)成分と(d)成分との合計
量と実質上等モルの割合で重合させてなる、温度30℃
におけるメタクレゾール中の相対粘度が1,5以上で、
かつ、ポリアミドイミドセグメントの含有量が15〜6
5重量%の透明ポリアミドイミドエラストマーを (A)成分と(B)成分との、重量比が70:30ない
し99:工の割合で含有してなる樹脂組成物、 あるいは前記組成物に更に (C)有機電解質及び無機電解質の中から選はれた少な
くとも1種を(A)成分と(B)成分との合計量100
重量部当り、10重量部以下の割合で含有してなる樹脂
組成物、 いずれか100重量部に対して (D)前記樹脂組成物と屈折率が0.01〜0.2異な
り、かつ平均粒子径が0.3〜300 μmである粒子
を少なくとも1種0.05〜30重量部配合した、熱可
塑性樹脂組成物からなる光拡散板を提供するものである
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において(A)成分のアクリル系樹脂としては、
例えばポリメタクリル酸メチル、ゴム強化ポリメタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸メチルブタジェン−スチレン
共重合体、メタクリル酸メチル−アクリロニトリル−ブ
タジェン−スチレン共重合体、およびメタクリル酸メチ
ル60重量%以上と他の共重合性ビニルモノマー40重
量%以下とを共重合させてなる重合体などが挙げられ、
これらは1種用いてもよいし、2種以上を組合せて用い
てもよい。
また、前記共重合性ビニルモノマーとしては、例えばメ
タクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸
ノクロヘキンル、メタクリ1し酸2エチルヘキンル、ア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル
、アクリル酸2−エチルヘキノル、スチレン、α−メチ
ルスチレン、アクリロニトリル、アクリル酸、メタクリ
ル酸、フマル酸、マレイン酸、イクコン酸なとがある。
本発明組成物において、(B)成分として用いられるポ
リアミドイミドエラストマーは、(a)カプロラクタム
、(t))少なくとも1個のイミド環を形成しうる三価
又は四価芳香族ポリカルボン酸あるいはこれらの酸無水
物、(C)有機ジイソシアネート化合物及び(d)数平
均分子量500〜4000のポリオキンエチレングリコ
ールを少なくとも50重量%含有するポリオキシアルキ
レングリコールを反応させることにより得られ、かつ、
(a)成分と(b)成分と(C)成分とから得られるハ
ードセグメントとなるポリアミドイミドと、ソフトセグ
メントとなる(d)成分のグリコールとをエステル結合
で連結されたマルチブロック型の共重合体である。
前記(b)成分として用いられる三価芳香族ポリカルボ
ン酸、すなわち、芳香族トリカルボン酸としては、具体
的には、12.4− )リメリノト酸、125−ナフタ
レントリカルボン酸、2,6.7−ナフタレントリカル
ボン酸、3.3’、4−ジフェニルトリカルボン酸、ベ
ンゾフェノン−3,3’、 4−トリカルボン酸、ジフ
ェニルスルホン−3,3’、 4− トリカルボン酸、
ジフェニルエーテル−3,3’、4トリカルボン酸など
が挙げられる。
また、四価芳香族ポリカルボン酸、すなわち芳香族テト
ラカルボン酸としては、具体的には、ピロメリット酸、
ジフェニル−2,2’、 3.3’−テトラカルボン酸
、ペンヅフエノン−2,2’、 3.3’−テトラカル
ボン酸、ジフェニルスルホン−2,2’、 3.3’テ
トラカルボン酸、ジフェニルエーテル−2,2′33′
−テトラカルボン酸などが挙げられる。
この(b)成分の芳香族ポリカルボン酸やその酸無水物
は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いて
もよく、また(C)成分の有機ジイソシアフート化合物
と(d)成分のグリコールとの合計量に対して、実質上
等モル、すなわち、0.9〜1.1倍モルの範囲で用い
られる。
前記(C)成分として用いられる有機ジイソシアネト化
合物としては、例えばヘキサメチレンジイソシアネート
、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネ
ート、イソホロンジイソシア名−ト、ジフェニルメタン
ジイソシアネートなどが挙げられる。これらのジイソシ
アネート化合物は1種用いてもよいし、2種以上を組み
合わせて用いてもよい。
これらの有機ジイソシアネート化合物を用いることによ
り、ハードセグメント内に異種構造が導入され、該ハー
ドセグメントの低融点化や結晶化温度の低下が可能とな
り、アクリル系樹脂との混練時における微分散をしやす
くしたり、成形時の流動性をコントロールすることがで
きるようになる。また、イミド環の導入で、熱分解温度
が高くなり、混練時の熱安定性が向上する。
3f (C) 成分の有機ジイソシア2−ト化合物の使
用量は、(d)成分のグリコールに対し、等モル以下で
あることが望ましく、これよりも多く用いると、組成に
もよるが、融点が低くなりすぎて、組成物の機械的特性
が低下するようになるので好ましくη−い。
/・、−1セグメントであるポリアミドイミドは、エラ
ストーマーの耐熱性、強度、硬度、熱可塑性樹脂の相(
容性に関与するものであり、このエラストマー中のポリ
アミドイミド含有量は、15〜65重量%の範囲にある
ことが必要である。この含有量が15重量%未満では、
エラストマーの強度が低くなり、アクリル系樹脂に混練
したとき、衝撃強度が低くなるので好ましくないし、6
5重量%を超えるとアクリル系樹脂との相溶性が悪くな
ったり、帯電防止効果が低くなったりするので好ましく
ない。
このハードセグメントの含量の影響は大きく、アクリル
系樹脂例えばMMA樹脂と混練して透明性を維持するた
めには、ハードセグメントの含有量は40重量%以下で
あるのが好ましい。
また、該ポリアミドイミ)・の数平均分子量は、好まし
くは500〜3000、より好ましくは500〜200
0の範囲にあるのが望ましい。この数平均分子量か50
0未満ては融点が低くて耐熱性が不十分であるおそれが
あるし、3000を超えるとエラストマはアクリル系樹
脂との相溶性が低ドする傾向かみられ、好ましくない。
本発明組成物Qこおいでは、該ポリアミドイミドエラス
トマーにおける(d)成分とし5て、ポリオキシエチレ
ングリコールを50重量%以上含有するポリオキ、アル
キレングリコールが用いられるが、帯電防止性の点から
、ポリオキシエチレングリコールの単独使用が好ましい
使用するポリオキンエチレングリコールの数平均分子量
は、500〜4000の範囲にあることが必要である。
500より小さいと、エラストマーの組成にもよるが、
融点が低くなったりして耐熱性が不足してくることがあ
るので好ましくない。また、4000を超えると、強靭
なエラストマーを形成しにくくなり、アクリル系樹脂に
混練した時に、衝撃強度の低下や剛性の低下などが生し
ることがあるので好ましくない。
ポリオキシエチレングリコールと併用することのできる
ポリオキシアルキレングリコールとしては、グリコール
成分の50重量%未満で、数平均分子量が500〜40
00のポリオキシテトラメチレングリコール、変性ポリ
オキシテトラメチレングリコール、ポリオキシプロピレ
ングリコールなどを用いることができる。
変性ポリオキシテトラメチレングリコールとしては、通
常のポリオキシテトラメチレングリコールの−(CH2
)4 0−の一部を−R−〇−で置き換えたものが挙げ
られる。ここで、Rは炭素数2〜10のアルキレン基で
あり、例えばエチレン基、1.2−プロピレン基、1,
3−プロピレン基、2メチル−1,3−プロピレン基、
2,2−ジメチル1゜3−プロピレン基、ペンタメチレ
ン基、ヘキサメチレン基などが挙げられる。変性量につ
いては特に制限はないが、通常3〜50重量%の範囲で
選ばれる。また、この変性量や前記アルキレン基の種類
は、光拡散板に要求される特性に応じて適宜選ばれる。
この変性ポリオキシテトラメチレングリコールは、例え
ばヘテロポリ酸を触媒とするテトラヒドロフランとジオ
ールとの共重合や、ジオール又はジオールの縮合物であ
る環状エーテルとブタンジオールとの共重合などによっ
て製造することができる。
本発明の(B)成分のポリアミドイミドエラストマーの
製造法に関しては、均質なアミドイミドエラストマーが
製造できる方法であれば特に制限はない。その製造の際
にエステル化触媒を重合促進剤として利用できる。また
、ポリアミドイミドエラストマーの熱安定性を高めるた
めに、耐熱老化防止剤および酸化防止剤などの安定剤を
添加してもよい。これらは重合中あるいは重合後などい
ずれの段階で添加してもよい。
本発明組成物に用いるポリアミドイミドエラストマーの
重合度を、必要に応じて任意に変えることができるが、
メタクレゾール中0.5%(重量/容量)で30°Cで
測定した相対粘度が1.5以上になるように調節するこ
とが必要である。1,5より低いと、N械的物性を十分
に発現することができないし、アクリル系樹脂に混練し
た場合にも、機械的物性か不足することかある。好まし
い相対粘度は1,6以上である。
本発明において(A)成分のアクリル系樹脂と(B)成
分のポリアミドイミドエラストマーの配合割合について
は、(A)成分の配合量か70〜99重量%で、(B)
成分の配合量が30〜1重量%になるようにしなければ
ならない。(B)成分の配合量が1重量%未満では十分
な帯電防止効果が得られないし、30重四%を超えると
剛性が低下してしまう。
本発明組成物においては、帯電防止性は表面抵抗率が1
×1O13Ω以下が好ましい。帯電防止性をより優れた
ものとするために、場合により(C)成分としてを機雷
解質や無機電解質を添加することができる。前記(B)
成分のポリアミドイミドエラストマーと(C)成分の電
解質を併用することにより、相乗効果によって、帯電防
止性のより優れた組成物が得られる。
このような効果を示す有機電解質としては、酸性基を有
する有機化合物若しくはその金属塩又は有機アンモニウ
ム塩若しくは有機ホスホニウム塩などが挙げられる。こ
の酸性基を有する有機化合物若しくはその金属塩として
は、例えばFデシルヘンゼンスルホン酸、P−1−ルエ
ンスルポン酸、トデノルジフェニルエーテルジスルホン
酸、ナフタリンスルホン酸、ナフタリンスルホン酸とホ
ルマリンの縮合物、ポリスチレンスルホン酸などの芳香
族スルホン酸、ウラリルスルホン酸などのアルキルスル
ホン酸、ステアリン酸、ウラリン酸、ポリアクリル酸な
どの有機カルボン酸、亜リン酸ジフェニル、リン酸ジフ
ェニルなどの有機リン酸やそれらのアルカリ金属塩、ア
ルカリ土類金属塩が挙げられる。
遊離酸の形でも効果を発現するが、好ましくはアルカリ
金属又はアルカリ土類金属の塩の形て用いた方がよく、
例えばナトリウム、リチウム、カリウム、マグネシウム
、カルシウムの塩なとが好ましい。
有機アンモニウム塩としては、例えばトリメチルオクチ
ルアンモニウムプロミド、トリメチルオクチルアンモニ
ウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムプロミド
、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、トリオクチ
ルメチルアンモニウムプロミドなどの四級アンモニウム
塩が挙げられ、有機ホスホニウム塩としては、例えばア
ミルトリフェニルホスホニウムプロミド、テトラブチル
ホスホニウムプロミドなどの四級ホスホニウム塩が挙げ
られる。
一方、無機電解質としては、周期表1a、Ib11a、
ITb、■a、■族金属の硝酸塩、水酸化物、ハロゲン
化物、ロダン塩、硫酸塩、リン酸塩、炭酸塩などが挙げ
られ、具体的にはAg1lo、、 Ca (NO3) 
zKBr KNC5KNO3,LiNOs、LiCl、
NaBr、NazCO:+、NaHzPO4Cu (N
O3) z、 ZnSO4,Zn (NO3) Z+ 
MgCl 2+ Mg (NO3) 2. MnCl2
N1(N(h)zなどが挙げられる。
これらの電解質は1種用いてもよいし、2種以上を組み
合わせて用いてもよいが、ポリアミドイミドエラストマ
ーの組成、使用目的などに応じて適宜選ばれる。特に透
明性か要求されるポリアクリル系樹脂組成物には、有機
スルホン酸塩が好適である。
本発明組成物においては、場合により用いられる前記(
C)成分の電解質の添加量は、(A)成分と(B)成分
との合計量100重量部に対し、10重量部以下、好ま
しくは0.01〜10重量部、より好ましくは0.1〜
5重量部の範囲で選ばれる。この量が0.01重量部未
満では添加物の効果が十分に発揮されないし、10重量
部を超えると衝撃強度の低下や、金型の腐食モールドデ
ポジットの発現、外観の低下などの原因となり好ましく
ない。また、これらの電解質の中で、金型腐食性や外観
の点から有i電解質の方が無機電解質より好ましい。
本発明において光拡散性を付与するための(D)成分と
して、(A)成分と(B)成分の樹脂混合物と屈折率が
0.O1〜0.2異なり、かつ、平均粒径が0.3〜3
00μmである粒子を少なくとも一種、該樹脂混合物1
00重量部乙こ対して、0.05〜30重量部配合させ
る。
光拡散板の用途や要求性能に応して(D)成分の種類、
平均粒径、量的範囲は上記の範囲内で適宜選択できる。
例えば、無機系としては、炭酸力ルソウム、硫酸バリウ
ム、酸化チタン、二酸化珪素、フッ化カル5/ウム、ク
ルク、ガラスピーズ等があり、有機系とと7では、スチ
レン系樹脂、メチルメタクリルレート/アクリル酸エス
テル/芳香族ビニルモノ゛7−を主成分とする架橋ポリ
マー等があり、いずれも単独もしくは2種以上の組合せ
で利用できる。
本発明の光拡散板の製造法については、特に制限はない
が、(A)成分と(B)成分をそれぞれに重合し、その
後(D)成分を配合し、押出機などで板状化する方法が
ある。
また、本発明の光拡散板には、その物性を損なわない範
囲において、他の成分、例えば顔料、染料、熱安定剤、
酸化防止剤、離型剤、改質用樹脂又はゴムなどを任意の
過程において含有させることができる。
また、本発明の光拡散板は、照明器具、機器銘版、家電
製品、OA機器などの各種部品における静電気帯電を防
止しうる材料上して、好適に使用できるものである。
〔実施例〕
次に、実施例により本発明をさらに詳細ろこ説明するが
、本発明はこれらの例によってなんら限定されるもので
はない。
なお、組成物及びエラストマーの各物性は次に示す方法
乙こ従って求めた。
())引張強度及び引張伸度! AST?I D638に準して178インチ厚みのダン
ヘル片を用い、23゛C355%RHで測定した。
ただし、エラストマーは11W+厚みのダンヘル片を用
い、吸湿しやすいので、引張強度及び引張伸度を絶乾状
態で測定した。
(2)エラストマーの相対粘度: メタフレソール中30°C10,5wt/vo1%の条
件で測定した。
(3)エラストマーの熱分解温度: 重量減少温度は示差熱天秤を用い、昇温速度10”C/
分で測定した。
(4)エラストマーのヘイズ数: 肉厚1画のシートを用い、ASTM D1003−61
 ニ準拠して、ヘイズメーターを用いて測定した。
(1)ポリアミドイミドエラストマーの製造=1)ポリ
アミドイミドエラストマー(B−1)の製造かきまぜ機
、窒素導入口及び留去管を取り付けた500−セパラブ
ルフラスコに、数平均分子量1980のポリオキシエチ
レングリコール150g、カプロラクタム56.3g 
、無水ピロメリット酸13.2g及びヘキサメチレンジ
イソシアネート1.7gをポリ(2,2,4−)リフチ
ル−1,2−ジヒドロキノリン)(商品名)クラック2
24;酸化防止剤) 0.3gとともに仕込み、窒素を
50 m/minで流しながら250°Cで4時間反応
した。次いで260 ”Cで減圧にして未反応カプロラ
クタムを留去し、窒素で常圧にもどしてから、テトラブ
トキシジルコニウム0.3gを加え、再び減圧として2
60°C11トールで4時間重合し、ポリオキシアルキ
レングリコールセグメント72重量%を含有する淡黄色
のエラストマーを得た(ヘイズ数27%)。このエラス
トマーは、相対粘度1.96、融点175°C1熱分解
開始温度323°C1強度270 kg/cni、伸度
600%のものであった。
2)ポリアミドイミドエラストマー(B−2)の製造か
きまぜ機、窒素導入口及び留去管を取り付けた5 00
 mflセパラブルフラスコに数平均分子量1980の
ポリオキシエチレングリコール125g、カプロラクタ
ム、45g1ジフエニルメタンジイソシアネート1.3
g及び無水トリメリソ]・酸10.7gをポリ(2,2
,,1−1−リフチル−1,2−ジヒドロキノリン)(
商品名ツクランク224;酸化防止剤) 0.3 gと
ともに仕込み、窒素を50mR/ m i nで流しな
がら250°Cで4時間反応した。
その間、反応系中の水分は0.8〜0.3重量%であっ
た。次いで260°Cで減圧にして未反応カプロラクタ
ムを留去し、窒素で常圧にもとしてから、テトラブトキ
シジルコニウム0.3gを加え、再び減圧として260
°C11トールで4時間重合し、淡黄色透明(ヘイズ数
30%)のエラストマーを得た。このエラストマーはポ
リオキシエチレングリコールセグメント71tiL%を
含有し、相対粘度2.1、熱分解開始温度325゛C1
融点172 ”Cで、強度280kg/cIIN、伸度
700%であった。
3)ポリアミドイミドエラストマー(B−3)の製造数
平均分子量3500のポリオキシテトラメチレングリコ
ールを用いて製造例1と同様にしてポリアミドイミドエ
ラストマー(B−3)  と得た。
(2)光拡散剤(有機架橋ポリマー粒子)の製造:撹拌
器、還流冷却器、窒素ガス導入口などのついた反応容器
に次の化合物を仕込んだ。
■メタクリル酸メチル     42重量部■メタクリ
ル酸ブチル     33重量部■スチレン     
     25重量部■メタクリル酸アリル     
1.5重量部■L−トデンルメルカブタン  0.3重
量1部■アゾビスイソブチロニトリル 0.5重量1部
■ボリヒニルアルコール    3.0重量部■水  
          200重量部容器内を十分に窒素
カスで置換した後、上記化合物の混合物を十分に撹拌し
ながら70℃まで加熱し、窒素カス中で重合を進めた。
4時間後に90°Cまで昇温し、90℃に1時間保持し
て重合を完了さゼた。重合終了後、脱水、水洗、乾燥し
て粒状ピースを得た。得られたビーズを篩別し、平均粒
径35μの有機架橋ポリマー粒子を得た。平均粒径の測
定はレーザー式平均粒径測定器、(コルターカウンター
:日化機■製)で測定した値を用いた。
(3)光拡散板の製造 第1表に示すようにアクリル樹脂(旭化成工業’Aデル
ベット8ON)、エラストマー、光拡散剤を所定の割合
で押出機で加熱混練後(樹脂温度250°C)、ダイス
から出た溶融樹脂をロール間に通し、冷却して850X
650X3mmの光拡散板を得た。
更に、電解質としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウムを添加したものも同様にして作成した。
(4)光拡散板の評価 1)光線透過率及び曇り度: ASTM−1003に準して測定した。測定には、日本
重色工業■製NDI(−1001DPヘイズメータを用
いた。
2)表面抵抗率 ASTM D 257に準して測定した。
3)はこり付着性試験: (3)で製造された光拡散板を温度23°C1相対湿度
50%の雰囲気中に3か月間放置し、その後に、コンド
−科学■製ダートチェムハ(200型)に入れ、ブロア
ー1012 /min、温度23°C1相対湿度50%
の条件で10分間試験し、はこりの付着の有無を目視で
観察した。
(5)結 果 実施例1〜6はタバコの灰の付着が全く見られず、永久
的に良好な耐はこり性を有する、高透過高拡散の光拡散
板となった。
〔発明の効果〕
本発明においては、アクリル系重合体に特定のポリアミ
ドイミドエラストマーと有機又は無機系拡散剤と特定の
界面活性剤とを含む特定組成としたので、永久的な耐は
こり付着性を有する高透過、高拡散の光拡散板が得られ
る効果がある。
特許出願人  旭化成工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)アクリル系樹脂、及び (B)(a)カプロラクタム、 (b)少なくとも1個のイミド環を形成しうる三価又は
    四価芳香族ポリカルボン酸又は これらの酸無水物、 (c)有機ジイソシアネート化合物、及び (d)数平均分子量500〜4000のポリオキシエチ
    レングリコール少なくとも50重量%を含有するポリオ
    キシアルキレングリコールを、(b)成分の量が(c)
    成分と(d)成分との合計量と実質上等モルの割合で重
    合させてなる、 温度30℃におけるメタクレゾール中の相対粘度が1.
    5以上で、かつ、ポリアミドイミドセグメントの含有量
    が15〜65重量%の透明ポリアミドイミドエラストマ
    ーを、 (A)成分と(B)成分との、重量比が70:30ない
    し99:1の割合で含有してなる樹脂組成物、 あるいは前記組成物に更に (C)有機電解質及び無機電解質の中から選ばれた少な
    くとも1種を(A)成分と(B)成分との合計量100
    重量部当り、10重量部以下の割合で含有してなる樹脂
    組成物、 いずれか100重量部に対して (D)前記樹脂組成物と屈折率が0.01〜0.2異な
    り、かつ、平均粒子径が0.3〜300μmである粒子
    を少なくとも1種0.05〜30重量部配合した、熱可
    塑性樹脂組成物からなる光拡散板。
JP2148488A 1990-06-08 1990-06-08 高透過高拡散板 Pending JPH0441545A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007327039A (ja) * 2006-05-08 2007-12-20 Mitsubishi Rayon Co Ltd アクリル樹脂組成物、該アクリル樹脂組成物からなるアクリル樹脂フィルムおよび光拡散板、バックライトユニットおよび液晶表示装置

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