JPH0441037Y2 - - Google Patents

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JPH0441037Y2
JPH0441037Y2 JP1984049002U JP4900284U JPH0441037Y2 JP H0441037 Y2 JPH0441037 Y2 JP H0441037Y2 JP 1984049002 U JP1984049002 U JP 1984049002U JP 4900284 U JP4900284 U JP 4900284U JP H0441037 Y2 JPH0441037 Y2 JP H0441037Y2
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JP
Japan
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engine
air intake
engine cover
intake port
outboard motor
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JP1984049002U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は船外機に関し、詳しくは、エンジンカ
バーの上面後部に主空気取入口を有するととも
に、前面に副空気取入口を備えた船外機に関す
る。
〔従来技術〕 第1図は、この種、従来の船外機の一部を示す
ものであり、この船外機ではエンジンカバー1の
後方上部に、該エンジンカバー1の本体1aと別
体に成形されたチルトアツプハンドル2が設置さ
れている。
このチルトアツプハンドル2には、その嵌合端
に複数個の溝が形成されており、これにより、チ
ルトアツプハンドル2とエンジンカバー本体1a
との間に空気取入口2a,2bが構成されてい
る。
また、このチルトアツプハンドル2には、突起
2cがその内面に形成されており、この突起2c
は、チルトアツプハンドル2がエンジンカバー本
体1aに嵌合された際に、エンジンカバー本体1
aの突起1bと対向して配置されて、この突起1
bとの間にラビリンス部を構成している。
そして、空気取入口2a,2bより取り入れら
れる外気は、矢印Aに示す如く、まずラビリンス
部の折曲した通路を経て、エンジンルーム3内に
導かれる。したがつて、波あるいは天候の影響に
よつて外気とともに海水あるいは雨水等が進入し
た場合、その海水、雨水等の多くはラビリンス部
によつて塞き止められる。
しかしながら、前記ラビリンス部を構成する突
起2c,1bは設置スペース等の問題で十分高く
形成することはできず、海水等の侵入を完全に阻
止することはできない。
エンジンルーム3の空気取入口2a,2bの下
方には、シリンダヘツド4およびスパークプラグ
5が設置されており、前記空気取入口2a,2b
から侵入した海水を浴びた場合、シリンダヘツド
4では塩付きが生じ、スパークプラグ5では点火
不良が生じる不都合があつた。
前記空気取入口2a,2bからの海水等の侵入
を可及的に防止するには、該空気取入口2a,2
bを小さく形成することが考えられるが、このよ
うな構成を採用した場合、エンジンルーム3内へ
の空気の取入れ量が減少し、エンジンへの十分な
吸気がなされず、出力低下等を招く不都合があつ
た。
〔考案の目的〕
本考案は、前記実状に鑑みて、空気取入口から
侵入した海水等に起因する塩付き等のトラブルを
招くことなく、多量の吸気をエンジンに供給する
ことのできる船外機を提供することを目的とす
る。
〔考案の構成〕
本考案では、クランク軸を垂直に配置しシリン
ダヘツドを後方に向けて配置したエンジンをエン
ジンカバーで覆い、エンジンカバーの上面後部に
主空気取入口を設け、エンジンカバーの前面に副
空気取入口を設けた船外機において、シリンダヘ
ツドに取着されたスパークプラグとエンジンカバ
ー後面との間にスパークプラグの下方位置まで至
る隔壁板を垂設し、この隔壁板とエンジンカバー
後面とで吸気通路を形成するとともに、該吸気通
路の上方を主空気取入口に連結し、前記吸気通路
の下方をエンジンルーム内に開口する一方、エン
ジンカバーの前面の副空気取入口の開口部前方を
ガイド板で覆うとともに、副空気取入口の開口後
部に隔壁板を垂設し、さらにエンジンカバーの底
壁に排水ドレンを設けることによつて前記目的を
達成している。
〔実施例〕
以下、図面に示した一実施例を参照しながら本
考案を説明する。
第2図は本考案に係る船外機の要部を示したも
のである。
図からも明らかなように、この船外機は、クラ
ンク軸を垂直に配置し、かつシリンダヘツドを後
方に向けた態様でエンジンを搭載しており、該エ
ンジンはエンジンカバー11によつて覆われてい
る。
また、この船外機では、多量の空気をエンジン
ルーム10内に取り入れるため、エンジンカバー
11の上面後部に主空気取入口15a,15bが
設けられているとともに、エンジンカバー11の
前面には副空気取入口17が設けられている。な
お、前記主空気取入口15a,15bは、第1図
に示した従来の船外機における空気取入口2a,
2bと同様、エンジンカバーとチルトアツプハン
ドルとにより画成されている。
前記エンジンルーム10内には、エンジンカバ
ー11の後部側壁11aに沿つた隔壁板12が、
前記エンジンの側方、詳しくはシリンダヘツドに
取着された全てのスパークプラグ16を覆う態様
で、エンジンカバー11の上部側壁11bから下
方に向けて垂設され、該隔壁板12とエンジンカ
バー11の後部側壁11aとの間には、上下に延
びる吸気通路20が形成されている。
図示する如く、前記吸気通路20の上方は主空
気取入口15a,15bと連通しており、一方、
前記隔壁板12の下部、言い換えれば隔壁板12
とエンジンカバーの底壁11eとの間には、エン
ジンの下方域に望む空気流入用の開口13が形成
され、これにより吸気通路20の下方がエンジン
ルーム10に連通している。
また、吸気通路20の下方に位置するエンジン
カバー11の底壁11eには、排水ドレン14が
設置されている。
一方、前記副空気取入口17は、エンジンカバ
ー11の前部側壁11cに形成された開口部11
dの前方をガイド板18で覆うとともに、前記開
口部11dの後部に隔壁板19を垂設することに
より構成されている。
上述した如き構成の船外機では、前記主空気取
入口15a,15bから取り入れられた空気は、
隔壁板12と後部側壁11aとの間に形成された
吸気通路20に導かれ、開口13を経て、矢印B
で示した如くエンジン各部へ供給される。この
際、主空気取入口15a,15bから取り入れら
れた空気に海水等が混入されていても、その海水
等は、隔壁板12および側壁11aとに規制され
てスパークプラグ16等へ振り掛かることなく、
下方の排水ドレン14を介して機外へ排出され
る。
一方、前記副空気取入口17では、空気は前部
側壁11cの開口部11dを囲うよう配設された
ガイド板18によつて前記開口部11dまで導か
れ、次いでエンジンルーム10内において前部側
壁11cに沿つて配設された隔壁板19により、
矢印Cで示す如く下方に案内された後、エンジン
各部へ供給される。
前記空気取入口17は、図示しない船体内に配
置されるので、波等の影響を直接受けることは極
めて少ないが、万一、空気取入口17に海水等が
侵入した場合でも、その海水等は、隔壁板19お
よび前部側壁11cとに規制されてキヤブレタ2
1等に振り掛かることなく、前記排水ドレン1
4、あるいは図示していない水抜孔等から機外へ
排出される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に関わる船外機に
よれば、主空気取入口および副空気取入口から海
水等が侵入した場合でも、隔壁板の働きによつて
海水等がエンジンに直接振り掛かることを未然に
防止することができる。
また、上述の如く、主空気取入口および副空気
取入口から海水等が侵入しても、エンジンへの悪
影響が防止されるので、前記主空気取入口および
副空気取入口を可及的に大きく形成することがで
きる。
かくして、本考案に関わる船外機によれば、空
気取入口から侵入した海水等を原因とする、塩付
き等のトラブルの発生を未然に防止することがで
きるとともに、多量の空気をエンジンルームに取
入れ、エンジンへ十分な吸気を供給することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の船外機を一部断面で示した側面
図、第2図は本考案に係る船外機の一実施例を示
した要部断面側面図である。 10……エンジンルーム、11……エンジンカ
バー、11a……後部側壁、11b……上部側
壁、11c……前部側壁、11d……開口部、1
1e……底壁、12……隔壁板、13……開口、
14……排水ドレン、15……チルトアツプハン
ドル、15a,15b……主空気取入口、17…
…副空気取入口、18……ガイド板、19……隔
壁板、20……吸気通路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 クランク軸を垂直に配置し、かつシリンダヘツ
    ドを後方に向けて配置したエンジンをエンジンカ
    バーで覆い、該エンジンカバーの上面後部に主空
    気取入口を設けるとともに、前記エンジンカバー
    の前面に副空気取入口を設けた船外機において、 前記シリンダヘツドに取着されたスパークプラ
    グとエンジンカバー後面との間に、前記スパーク
    プラグの下方位置まで至る隔壁板を垂設して、該
    隔壁板と前記エンジンカバー後面とで吸気通路を
    形成し、該吸気通路の上方を前記主空気取入口に
    連結し、前記吸気通路の下方をエンジンルーム内
    に開口するとともに、 前記エンジンカバーの前面の副空気取入口の開
    口部前方をガイド板で覆い、かつ前記開口後部に
    隔壁板を垂設し、 前記エンジンカバーの底壁に排水ドレンを設け
    たことを特徴とする船外機。
JP4900284U 1984-04-03 1984-04-03 船外機 Granted JPS60160299U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4900284U JPS60160299U (ja) 1984-04-03 1984-04-03 船外機

Applications Claiming Priority (1)

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JP4900284U JPS60160299U (ja) 1984-04-03 1984-04-03 船外機

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Publication Number Publication Date
JPS60160299U JPS60160299U (ja) 1985-10-24
JPH0441037Y2 true JPH0441037Y2 (ja) 1992-09-25

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ID=30565789

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JP4900284U Granted JPS60160299U (ja) 1984-04-03 1984-04-03 船外機

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JPS5227506Y2 (ja) * 1972-09-05 1977-06-22

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JPS60160299U (ja) 1985-10-24

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