JPH0440825Y2 - - Google Patents
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- JPH0440825Y2 JPH0440825Y2 JP1986147630U JP14763086U JPH0440825Y2 JP H0440825 Y2 JPH0440825 Y2 JP H0440825Y2 JP 1986147630 U JP1986147630 U JP 1986147630U JP 14763086 U JP14763086 U JP 14763086U JP H0440825 Y2 JPH0440825 Y2 JP H0440825Y2
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- wire
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 45
- 238000003754 machining Methods 0.000 claims description 12
- 238000009763 wire-cut EDM Methods 0.000 claims description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 6
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 3
- 238000009760 electrical discharge machining Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、被加工物と、この被加工物を貫通す
るワイヤ電極とに高周波パルス電流を流して所定
の輪郭形状に加工するワイヤカツト放電加工装置
に係り、より詳しくは、ワイヤ電極のテーパ制御
機構を制御して被加工物をテーパ状に加工するこ
とができるいわゆる4軸制御のワイヤカツト放電
加工装置におけるワイヤ電極の垂直出し装置に関
するものである。
るワイヤ電極とに高周波パルス電流を流して所定
の輪郭形状に加工するワイヤカツト放電加工装置
に係り、より詳しくは、ワイヤ電極のテーパ制御
機構を制御して被加工物をテーパ状に加工するこ
とができるいわゆる4軸制御のワイヤカツト放電
加工装置におけるワイヤ電極の垂直出し装置に関
するものである。
第3図及び第4図は従来の4軸制御のワイヤカ
ツト放電加工装置におけるワイヤ電極垂直出し装
置を示す回路図及び動作説明図である。第3図に
おいて、1はワイヤ電極、2は直流電源、12
1,122はワイヤ電極1の長手方向に所定間隔
をあけて配設され、ワイヤ電極1に接触および離
反する一対の上部と下部の接触片、15はワイヤ
電極1の角度を制御する角度制御装置、141,
142は角度制御装置15に設けられ、両上下部
接触片121,122にそれぞれ接続されたリレ
ー131,132の接点である。なお、図示はし
ていないが、この種4軸制御のワイヤカツト放電
加工装置は、周知のように被加工物をテーパ状に
加工することができるように、ワイヤ電極1を被
加工物の上下で案内するガイドの一方を水平面内
で移動させるための角度制御装置を備えている。
ツト放電加工装置におけるワイヤ電極垂直出し装
置を示す回路図及び動作説明図である。第3図に
おいて、1はワイヤ電極、2は直流電源、12
1,122はワイヤ電極1の長手方向に所定間隔
をあけて配設され、ワイヤ電極1に接触および離
反する一対の上部と下部の接触片、15はワイヤ
電極1の角度を制御する角度制御装置、141,
142は角度制御装置15に設けられ、両上下部
接触片121,122にそれぞれ接続されたリレ
ー131,132の接点である。なお、図示はし
ていないが、この種4軸制御のワイヤカツト放電
加工装置は、周知のように被加工物をテーパ状に
加工することができるように、ワイヤ電極1を被
加工物の上下で案内するガイドの一方を水平面内
で移動させるための角度制御装置を備えている。
従来のワイヤカツト放電加工装置におけるワイ
ヤ電極垂直出し装置は、上記のように構成されて
いるので、第3図において、いまワイヤ電極1が
「A」の位置にあるとき、ワイヤ電極1を矢印X
の方向に移動させると、ワイヤ電極1は上部の接
触片121に接触してリレー131を作動させ、
これによつて接点141が「ON」し、角度制御
装置15に上部接触信号を入力するため、角度制
御装置15はこの上部接触信号によりワイヤ電極
1の垂直角度を矢印θ1の方向に向つて傾斜させる
とともに、ワイヤ電極1を矢印Yの方向に移動さ
せる。
ヤ電極垂直出し装置は、上記のように構成されて
いるので、第3図において、いまワイヤ電極1が
「A」の位置にあるとき、ワイヤ電極1を矢印X
の方向に移動させると、ワイヤ電極1は上部の接
触片121に接触してリレー131を作動させ、
これによつて接点141が「ON」し、角度制御
装置15に上部接触信号を入力するため、角度制
御装置15はこの上部接触信号によりワイヤ電極
1の垂直角度を矢印θ1の方向に向つて傾斜させる
とともに、ワイヤ電極1を矢印Yの方向に移動さ
せる。
次に、ワイヤ電極1が第3図において「B」の
位置にあるとき、ワイヤ電極1を矢印Xの方向に
移動させると、ワイヤ電極1は下部の接触片12
2に接触してリレー132を作動させ、これによ
つて接点142が「ON」し、角度制御装置15
に下部接触信号を入力するため、角度制御装置1
5はこの下部接触信号によりワイヤ電極1の垂直
角度を矢印θ2の方向に向つて傾斜させるととも
に、ワイヤ電極1を矢印Yの方向に移動させる。
位置にあるとき、ワイヤ電極1を矢印Xの方向に
移動させると、ワイヤ電極1は下部の接触片12
2に接触してリレー132を作動させ、これによ
つて接点142が「ON」し、角度制御装置15
に下部接触信号を入力するため、角度制御装置1
5はこの下部接触信号によりワイヤ電極1の垂直
角度を矢印θ2の方向に向つて傾斜させるととも
に、ワイヤ電極1を矢印Yの方向に移動させる。
以上述べた要領によつてワイヤ電極1の垂直角
度の傾斜および移動制御動作、すなわち垂直出し
の一連の動作を繰り返して行なうのであるが、ワ
イヤ電極1が正常な垂直状態であれば、ワイヤ電
極1は上部と下部の接触片121,122に同時
に接触して上部接触信号と下部接触信号とを角度
制御装置15に入力するため、角度制御装置15
はワイヤ電極1の垂直角度を傾斜させることなく
そのままの状態を維持し、ワイヤ電極の垂直出し
操作を完了する。
度の傾斜および移動制御動作、すなわち垂直出し
の一連の動作を繰り返して行なうのであるが、ワ
イヤ電極1が正常な垂直状態であれば、ワイヤ電
極1は上部と下部の接触片121,122に同時
に接触して上部接触信号と下部接触信号とを角度
制御装置15に入力するため、角度制御装置15
はワイヤ電極1の垂直角度を傾斜させることなく
そのままの状態を維持し、ワイヤ電極の垂直出し
操作を完了する。
上述した従来のワイヤカツト放電加工装置のワ
イヤ電極垂直出し装置は、ワイヤ電極1と複数の
接触片121,122との直接接触によつてワイ
ヤ電極1の垂直出し操作を行なうようにしている
ため、ワイヤ電極1と各接触片121,122と
の接触不良、またはワイヤ電極1の振動等による
誤動作が発生し易いばかりでなく、第4図に示す
ように矢印Zの方向へのワイヤ電極1の送り量過
剰によるワイヤ電極1と上下部の接触片121,
122との見掛けの同時接触によつて誤動作が発
生し易いという問題もあつた。
イヤ電極垂直出し装置は、ワイヤ電極1と複数の
接触片121,122との直接接触によつてワイ
ヤ電極1の垂直出し操作を行なうようにしている
ため、ワイヤ電極1と各接触片121,122と
の接触不良、またはワイヤ電極1の振動等による
誤動作が発生し易いばかりでなく、第4図に示す
ように矢印Zの方向へのワイヤ電極1の送り量過
剰によるワイヤ電極1と上下部の接触片121,
122との見掛けの同時接触によつて誤動作が発
生し易いという問題もあつた。
本考案はかかる点に着目してなされたもので、
ワイヤ電極垂直出し装置として、ワイヤ電極に直
接接触しないセンサによつて角度制御装置による
垂直出し操作を行なうようにしたワイヤカツト放
電加工装置のワイヤ電極垂直出し装置を提供しよ
うとするものである。
ワイヤ電極垂直出し装置として、ワイヤ電極に直
接接触しないセンサによつて角度制御装置による
垂直出し操作を行なうようにしたワイヤカツト放
電加工装置のワイヤ電極垂直出し装置を提供しよ
うとするものである。
本考案に係るワイヤカツト放電加工装置のワイ
ヤ電極垂直出し装置は、ワイヤ電極垂直出し信号
の入力があると、ワイヤ電極の角度制御装置を制
御して垂直出し操作を行うものにおいて、ワイヤ
電極と対向させて垂直方向の上部側と下部側に配
置された複数の放電検出片を有し、これら放電検
出片と上記ワイヤ電極との間に印加された電圧に
よる放電を該ワイヤ電極と非接触で検出する複数
の放電検出手段と、これら各放電検出手段に対応
して設置され、上部側放電検出手段が検出した放
電回数と、下部側放電検出手段が検出した放電回
数を、それぞれ計数する複数の計数手段と、これ
ら計数手段がそれぞれ計数した上部放電回数NA
と下部放電回数NBを比較し、その比較結果から
上記垂直方向に複数配置された放電検出片に対す
る上記ワイヤ電極の傾きの方向を判定してNA=
NBの状態になるまで該ワイヤ電極を移動させる
垂直出し操作を行なわせる信号を出力するワイヤ
電極制御装置とを備えたものである。
ヤ電極垂直出し装置は、ワイヤ電極垂直出し信号
の入力があると、ワイヤ電極の角度制御装置を制
御して垂直出し操作を行うものにおいて、ワイヤ
電極と対向させて垂直方向の上部側と下部側に配
置された複数の放電検出片を有し、これら放電検
出片と上記ワイヤ電極との間に印加された電圧に
よる放電を該ワイヤ電極と非接触で検出する複数
の放電検出手段と、これら各放電検出手段に対応
して設置され、上部側放電検出手段が検出した放
電回数と、下部側放電検出手段が検出した放電回
数を、それぞれ計数する複数の計数手段と、これ
ら計数手段がそれぞれ計数した上部放電回数NA
と下部放電回数NBを比較し、その比較結果から
上記垂直方向に複数配置された放電検出片に対す
る上記ワイヤ電極の傾きの方向を判定してNA=
NBの状態になるまで該ワイヤ電極を移動させる
垂直出し操作を行なわせる信号を出力するワイヤ
電極制御装置とを備えたものである。
本考案においては、ワイヤ電極とこれに対向さ
せて垂直方向の上部側と下部側に配置された各放
電検出片との間に電圧が印加され、ワイヤ電極が
各放電検出片との絶縁が破壊される距離まで近接
すると、ワイヤ電極と各放電検出片との間に放電
現象が生じ、これを各放電検出手段が検出する。
各計数手段はこれら上部側放電検出手段が検出し
た放電回数と、下部側放電検出手段が検出した放
電回数を、それぞれ計数し、その結果をワイヤ電
極制御装置に知らせる。ワイヤ電極制御装置は各
計数手段がそれぞれ計数した上部放電回数NAと
下部放電回数NBを比較することにより、垂直方
向に複数配置された放電検出片に対するワイヤ電
極の傾きの方向を判定してNA=NBの状態になる
までワイヤ電極を移動させる垂直出し操作を行な
わせる。
せて垂直方向の上部側と下部側に配置された各放
電検出片との間に電圧が印加され、ワイヤ電極が
各放電検出片との絶縁が破壊される距離まで近接
すると、ワイヤ電極と各放電検出片との間に放電
現象が生じ、これを各放電検出手段が検出する。
各計数手段はこれら上部側放電検出手段が検出し
た放電回数と、下部側放電検出手段が検出した放
電回数を、それぞれ計数し、その結果をワイヤ電
極制御装置に知らせる。ワイヤ電極制御装置は各
計数手段がそれぞれ計数した上部放電回数NAと
下部放電回数NBを比較することにより、垂直方
向に複数配置された放電検出片に対するワイヤ電
極の傾きの方向を判定してNA=NBの状態になる
までワイヤ電極を移動させる垂直出し操作を行な
わせる。
以下、図示実施例により本考案を説明する。
第1図は本考案の一実施例に係るワイヤカツト
放電加工装置のワイヤ電極垂直出し装置を示す回
路図である。図において、1はワイヤ電極、2は
直流電源などの放電加工用の電源、3はスイツチ
ング素子、41〜46はワイヤ電極1と所定間隔
あけて対向配置され、かつそれぞれが垂直方向に
互いに所定間隔あけて配設された複数の放電検出
片で、各放電検出片41〜46とスイツチング素
子3との間には互いに直列接続された複数の絶縁
アンプ51〜56と、複数の抵抗61〜66とが
それぞれ並列に接続されており、これら各放電検
出片41〜46と各絶縁アンプ51〜56と各抵
抗61〜66とによつて複数の放電検出手段が構
成されている。71〜76は一対の加算器9,1
0のそれぞれの複数のカウンタ81〜86と、各
絶縁アンプ51〜56との間に接続された複数の
コンパレータ、11はカウンタ81〜86と加算
器9,10とで構成される複数の計数手段の加算
器9,10に接続されたワイヤ電極制御装置であ
り、各計数手段がそれぞれ計数した上記各放電検
出手段からの放電回数を比較し、その比較結果か
らワイヤ電極1の傾きの方向を判定してワイヤ電
極1の垂直出し操作を行なわせる信号を出力する
とともに、スイツチング素子3等を制御する。
放電加工装置のワイヤ電極垂直出し装置を示す回
路図である。図において、1はワイヤ電極、2は
直流電源などの放電加工用の電源、3はスイツチ
ング素子、41〜46はワイヤ電極1と所定間隔
あけて対向配置され、かつそれぞれが垂直方向に
互いに所定間隔あけて配設された複数の放電検出
片で、各放電検出片41〜46とスイツチング素
子3との間には互いに直列接続された複数の絶縁
アンプ51〜56と、複数の抵抗61〜66とが
それぞれ並列に接続されており、これら各放電検
出片41〜46と各絶縁アンプ51〜56と各抵
抗61〜66とによつて複数の放電検出手段が構
成されている。71〜76は一対の加算器9,1
0のそれぞれの複数のカウンタ81〜86と、各
絶縁アンプ51〜56との間に接続された複数の
コンパレータ、11はカウンタ81〜86と加算
器9,10とで構成される複数の計数手段の加算
器9,10に接続されたワイヤ電極制御装置であ
り、各計数手段がそれぞれ計数した上記各放電検
出手段からの放電回数を比較し、その比較結果か
らワイヤ電極1の傾きの方向を判定してワイヤ電
極1の垂直出し操作を行なわせる信号を出力する
とともに、スイツチング素子3等を制御する。
本実施例のワイヤカツト放電加工装置のワイヤ
電極垂直出し装置は、上述のように構成されてい
るので、いまワイヤ電極1を移動させながらスイ
ツチング素子3を繰返し「ON」,「OFF」させる
とともに、ワイヤ電極1と、放電検出片41〜4
6との間に電源2から所定値のパルス電圧を供給
している状態において、ワイヤ電極1が放電検出
片41〜46との絶縁が破壊される距離まで近設
すると、必然的にワイヤ電極1と放電検出片41
〜46との間に放電現象が生じ、絶縁アンプ51
〜56およびコンパレータ71〜76を介してカ
ウンタ81〜86が各放電検出片41〜46ごと
の放電回数をカウントし、或る回数放電を行なわ
せるが、このとき、上半部のカウンタ81〜83
までのカウントを上部放電回数「NA」として一
方の加算器9により加算し、また下半分のカウン
タ84〜86までのカウントを下部放電回数
「NB」として他方の加算器10により加算するよ
うになされている。
電極垂直出し装置は、上述のように構成されてい
るので、いまワイヤ電極1を移動させながらスイ
ツチング素子3を繰返し「ON」,「OFF」させる
とともに、ワイヤ電極1と、放電検出片41〜4
6との間に電源2から所定値のパルス電圧を供給
している状態において、ワイヤ電極1が放電検出
片41〜46との絶縁が破壊される距離まで近設
すると、必然的にワイヤ電極1と放電検出片41
〜46との間に放電現象が生じ、絶縁アンプ51
〜56およびコンパレータ71〜76を介してカ
ウンタ81〜86が各放電検出片41〜46ごと
の放電回数をカウントし、或る回数放電を行なわ
せるが、このとき、上半部のカウンタ81〜83
までのカウントを上部放電回数「NA」として一
方の加算器9により加算し、また下半分のカウン
タ84〜86までのカウントを下部放電回数
「NB」として他方の加算器10により加算するよ
うになされている。
次に、ワイヤ電極制御装置11は、上部放電回
数「NA」と、下部放電回数「NB」とを計数比較
し、その結果がNA>NBの場合は、ワイヤ電極1
が第1図に示す「A」の位置にあると判断して、
ワイヤ電極1の垂直角度を矢印θ1の方向に向つて
傾斜させ、また計数比較した結果がNA<NBの場
合は、ワイヤ電極1が第1図に示す「B」の位置
にあると判断して、ワイヤ電極1の垂直角度を矢
印θ2の方向に向つて傾斜させる。
数「NA」と、下部放電回数「NB」とを計数比較
し、その結果がNA>NBの場合は、ワイヤ電極1
が第1図に示す「A」の位置にあると判断して、
ワイヤ電極1の垂直角度を矢印θ1の方向に向つて
傾斜させ、また計数比較した結果がNA<NBの場
合は、ワイヤ電極1が第1図に示す「B」の位置
にあると判断して、ワイヤ電極1の垂直角度を矢
印θ2の方向に向つて傾斜させる。
以上述べた要領によつてワイヤ電極1の垂直出
しの一連の動作を繰り返すことにより、ワイヤ電
極1が垂直状態、すなわちNA=NBの状態になれ
ば、ワイヤ電極1の垂直出し操作を完了したこと
になる。
しの一連の動作を繰り返すことにより、ワイヤ電
極1が垂直状態、すなわちNA=NBの状態になれ
ば、ワイヤ電極1の垂直出し操作を完了したこと
になる。
なお、上述の実施例ではワイヤ電極垂直出し装
置の電源2として直流電源を用いた場合について
述べたが、これを例えば第2図に示すように電源
16として交流電源を用いても良く、このような
場合でも上述実施例同様の効果が得られる。
置の電源2として直流電源を用いた場合について
述べたが、これを例えば第2図に示すように電源
16として交流電源を用いても良く、このような
場合でも上述実施例同様の効果が得られる。
以上述べたように、本考案によれば、ワイヤ電
極垂直出し信号の入力があると、ワイヤ電極の角
度制御装置を制御して垂直出し操作を行う4軸制
御のワイヤカツト放電加工装置のワイヤ電極垂直
出し装置において、ワイヤ電極と対向させて垂直
方向の上部側と下部側に配置された複数の放電検
出片を有し、これら放電検出片と上記ワイヤ電極
との間に印加された電圧による放電を該ワイヤ電
極と非接触で検出する複数の放電検出手段と、こ
れら各放電検出手段に対応して設置され、上部側
放電検出手段が検出した放電回数と、下部側放電
検出手段が検出した放電回数を、それぞれ計数す
る複数の計数手段と、これら計数手段がそれぞれ
計数した上部放電回数NAと下部放電回数NBを比
較し、その比較結果から上記垂直方向に複数配置
された放電検出片に対する上記ワイヤ電極の傾き
の方向を判定してNA=NBの状態になるまで該ワ
イヤ電極を移動させる垂直出し操作を行なわせる
信号を出力するワイヤ電極制御装置とを備えたこ
とにより、従来のもののようにワイヤ電極と接触
片との接触不良、あるいはワイヤ電極の振動等に
よる誤動作が発生するようなことがなく、またワ
イヤ電極の送り量過剰による見掛けの垂直出し動
作を防止することができるばかりでなく、放電加
工中と同じ条件下でワイヤ電極の垂直出し操作が
できるなど、極めて精度の高いワイヤ電極垂直出
し装置を実現することができる優れた実用的効果
を奏する。
極垂直出し信号の入力があると、ワイヤ電極の角
度制御装置を制御して垂直出し操作を行う4軸制
御のワイヤカツト放電加工装置のワイヤ電極垂直
出し装置において、ワイヤ電極と対向させて垂直
方向の上部側と下部側に配置された複数の放電検
出片を有し、これら放電検出片と上記ワイヤ電極
との間に印加された電圧による放電を該ワイヤ電
極と非接触で検出する複数の放電検出手段と、こ
れら各放電検出手段に対応して設置され、上部側
放電検出手段が検出した放電回数と、下部側放電
検出手段が検出した放電回数を、それぞれ計数す
る複数の計数手段と、これら計数手段がそれぞれ
計数した上部放電回数NAと下部放電回数NBを比
較し、その比較結果から上記垂直方向に複数配置
された放電検出片に対する上記ワイヤ電極の傾き
の方向を判定してNA=NBの状態になるまで該ワ
イヤ電極を移動させる垂直出し操作を行なわせる
信号を出力するワイヤ電極制御装置とを備えたこ
とにより、従来のもののようにワイヤ電極と接触
片との接触不良、あるいはワイヤ電極の振動等に
よる誤動作が発生するようなことがなく、またワ
イヤ電極の送り量過剰による見掛けの垂直出し動
作を防止することができるばかりでなく、放電加
工中と同じ条件下でワイヤ電極の垂直出し操作が
できるなど、極めて精度の高いワイヤ電極垂直出
し装置を実現することができる優れた実用的効果
を奏する。
第1図は本考案に係るワイヤカツト放電加工装
置のワイヤ電極垂直出し装置の一実施例を示す回
路図、第2図は本考案に係るワイヤカツト放電加
工装置のワイヤ電極垂直出し装置の他の実施例を
示す回路図、第3図は従来のワイヤカツト放電加
工装置のワイヤ電極垂直出し装置を示す回路図、
第4図はその動作説明図である。 図において、1はワイヤ電極、2,16は直流
または交流などの電源、3はスイツチング素子、
9,10は加算器(計数手段)、11はワイヤ電
極制御装置、41〜46は放電検出片(放電検出
手段)、51〜56は絶縁アンプ(放電検出手
段)、61〜66は抵抗(放電検出手段)、81〜
86はカウンタ(計数手段)である。なお、各図
中、同一符号は同一または相当部分を示す。
置のワイヤ電極垂直出し装置の一実施例を示す回
路図、第2図は本考案に係るワイヤカツト放電加
工装置のワイヤ電極垂直出し装置の他の実施例を
示す回路図、第3図は従来のワイヤカツト放電加
工装置のワイヤ電極垂直出し装置を示す回路図、
第4図はその動作説明図である。 図において、1はワイヤ電極、2,16は直流
または交流などの電源、3はスイツチング素子、
9,10は加算器(計数手段)、11はワイヤ電
極制御装置、41〜46は放電検出片(放電検出
手段)、51〜56は絶縁アンプ(放電検出手
段)、61〜66は抵抗(放電検出手段)、81〜
86はカウンタ(計数手段)である。なお、各図
中、同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ワイヤ電極垂直出し信号の入力があると、ワ
イヤ電極の角度制御装置を制御して垂直出し操
作を行う4軸制御のワイヤカツト放電加工装置
のワイヤ電極垂直出し装置において、 ワイヤ電極と対向させて垂直方向の上部側と
下部側に配置された複数の放電検出片を有し、
これら放電検出片と上記ワイヤ電極との間に印
加された電圧による放電を該ワイヤ電極と非接
触で検出する複数の放電検出手段と、 これら各放電検出手段に対応して設置され、
上部側放電検出手段が検出した放電回数と、下
部側放電検出手段が検出した放電回数を、それ
ぞれ計数する複数の計数手段と、 これら計数手段がそれぞれ計数した上部放電
回数NAと下部放電回数NBを比較し、その比較
結果から上記垂直方向に複数配置された放電検
出片に対する上記ワイヤ電極の傾きの方向を判
定してNA=NBの状態になるまで該ワイヤ電極
を移動させる垂直出し操作を行なわせる信号を
出力するワイヤ電極制御装置とを備えることを
特徴とするワイヤカツト放電加工装置のワイヤ
電極垂直出し装置。 (2) ワイヤ電極と各放電検出片との間に印加され
る電源は直流または交流であることを特徴とす
る実用新案登録請求の範囲第(1)項記載のワイヤ
カツト放電加工装置のワイヤ電極垂直出し装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986147630U JPH0440825Y2 (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986147630U JPH0440825Y2 (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6353623U JPS6353623U (ja) | 1988-04-11 |
JPH0440825Y2 true JPH0440825Y2 (ja) | 1992-09-25 |
Family
ID=31061164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986147630U Expired JPH0440825Y2 (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0440825Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5689433A (en) * | 1979-12-18 | 1981-07-20 | Inoue Japax Res Inc | Method of correcting tilt of electrode for electric machining and device for the same |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59188125U (ja) * | 1983-05-27 | 1984-12-13 | 日立精工株式会社 | ワイヤカツト放電加工機におけるワイヤ垂直出し装置 |
-
1986
- 1986-09-29 JP JP1986147630U patent/JPH0440825Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5689433A (en) * | 1979-12-18 | 1981-07-20 | Inoue Japax Res Inc | Method of correcting tilt of electrode for electric machining and device for the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6353623U (ja) | 1988-04-11 |
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