JP2784618B2 - 抵抗溶接制御装置及び抵抗溶接測定装置 - Google Patents

抵抗溶接制御装置及び抵抗溶接測定装置

Info

Publication number
JP2784618B2
JP2784618B2 JP4280823A JP28082392A JP2784618B2 JP 2784618 B2 JP2784618 B2 JP 2784618B2 JP 4280823 A JP4280823 A JP 4280823A JP 28082392 A JP28082392 A JP 28082392A JP 2784618 B2 JP2784618 B2 JP 2784618B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angle
zero
power factor
resistance welding
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4280823A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06106360A (ja
Inventor
栄 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MYACHI TEKUNOSU KK
Original Assignee
MYACHI TEKUNOSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MYACHI TEKUNOSU KK filed Critical MYACHI TEKUNOSU KK
Priority to JP4280823A priority Critical patent/JP2784618B2/ja
Publication of JPH06106360A publication Critical patent/JPH06106360A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2784618B2 publication Critical patent/JP2784618B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Generation Of Surge Voltage And Current (AREA)
  • Resistance Welding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流式抵抗溶接機にお
いて被溶接物の有無を検出する機能を備えた抵抗溶接制
御又は測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】抵抗溶接は、複数の被溶接物(金属材)
を重ね合わせ、溶接電極でそれらの被溶接物に加圧をか
けながら電圧を印加して電流を流し、溶接部をジュール
熱によって加熱して溶融せしめ、それらの被溶接物を冶
金的に接合する技術である。このような抵抗溶接を実行
するために、一般の抵抗溶接機は、被溶接物を挟む一対
の溶接電極と、溶接電極を介して被溶接物を加圧する加
圧手段と、溶接電極を介して被溶接物に溶接電流を流す
溶接電源回路とを備えている。最近は、溶接ラインの省
力化や生産性の向上をはかるため、ロボットが可搬型の
抵抗溶接機を搭載して被溶接物の位置まで運んだり、所
定の溶接位置に被溶接物を搬入・搬出するフィーダ、ハ
ンドラ等が定置型抵抗溶接機の近くに設けられ、作業員
が付いていなくても自動的に溶接作業が行われるように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、自動式の溶
接ラインでは、何らかの原因で被溶接物が溶接位置にセ
ットされない場合に、抵抗溶接機の方は通常どおりに、
つまり被溶接物が在る場合と同様に動作し、結果的に溶
接不良の製品がラインを流れてしまうという問題があっ
た。
【0004】たとえば、図6および図7に示すようなナ
ット溶接において、金属片100上の溶接位置つまりボ
ルト通し穴100aの位置にナット102が正しくセッ
トされれば、図7の(A) に示すように上部溶接電極10
4がナット102の上に被さり、正常に抵抗溶接が行わ
れる。しかし、ナット・フィーダ(図示せず)の故障や
詰まり等によってナット102が溶接位置に供給されな
かったときは、図7の(B) に示すようにナット102が
無い状態で金属片100だけが上部溶接電極104と下
部溶接電極106との間に挟まれて通電される。交流式
の抵抗溶接機で一般に用いられている定電流制御方式で
は、溶接電流を設定値に一致させるようにフィードバッ
クをかけるため、被溶接物の状態・有無に関係なく一定
の溶接電流が流れる。したがって、図7の(B) に示すよ
うに溶接電極104,106間にナット102が無い場
合でも、所定の溶接電流が流れるため、抵抗溶接が正常
に行われたものと判断されていた。その結果、金属片1
00にナット102が溶接されないまま、不良品がライ
ンを流れるという不具合が生じていた。このため、従来
は、そのような不良品を発見するための監視員をライン
に配置しなければならなかった。
【0005】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
もので、特別なセンサやセンス線等を用いることなく溶
接電極間における複数の被溶接物の一部または全部の一
有無を適確に検出するようにした抵抗溶接制御装置およ
び抵抗溶接測定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の抵抗溶接制御装置は、交流式抵抗溶接機
の一次回路または二次回路に印加される交流電圧の極性
が変化する時点を検出するゼロ電圧検出手段と、前記交
流式抵抗溶接機の一次回路または二次回路を流れる交流
電流の各導通終了時点を検出するゼロ電流検出手段と、
前記ゼロ電圧検出手段からのゼロ電圧検出信号と前記ゼ
ロ電流検出手段からのゼロ電流検出信号とに基づいて各
半サイクルまたは各1サイクル毎に点弧角を規定する点
弧角制御信号を発生する点弧角制御手段と、前記ゼロ電
圧検出手段からのゼロ電圧検出信号と前記ゼロ電流検出
手段からのゼロ電流検出信号とに基づいて力率角を割り
出す力率負割出手段と、前記力率角割出手段より得られ
る力率角の値に基づいて溶接電極間における複数の被溶
接物の一部または全部の有無を判定する判定手段とを具
備する構成とした。
【0007】本発明の抵抗溶接測定装置は、交流式抵抗
溶接機の一次回路または二次回路に印加される交流電圧
の極性が変化する時点を検出するゼロ電圧検出手段と、
前記交流式抵抗溶接機の一次回路または二次回路を流れ
る交流電流の各導通終了時点を検出するゼロ電流検出手
段と、前記ゼロ電圧検出手段からのゼロ電圧検出信号と
前記ゼロ電流検出手段からのゼロ電流検出信号とに基づ
いて各半サイクルまたは各1サイクル毎に点弧角を検出
する点弧角検出手段と、前記ゼロ電圧検出手段からのゼ
ロ電圧検出信号と前記ゼロ電流検出手段からのゼロ電流
検出信号とに基づいて力率角を割り出す力率角割出手段
と、前記力率角割出手段より得られる力率角の値に基づ
いて溶接電極間における複数の被溶接物の一部または全
部の有無を判定する判定手段とを具備する構成とした。
【0008】
【作用】交流式抵抗溶接機において、電圧の極性が変化
する時点(電圧ゼロクロス点)とその直後の点弧時点と
の間の位相差は点弧角であり、各点弧時点からほぼ半サ
イクル経過後において電圧ゼロクロス点と電流の導通終
了時点との間の位相差は遅れ角である。点弧角と遅れ角
とが与えられると、所定の演算式またはメモリから、力
率角を割り出すことができる。 本発明では、各半サイク
ルまたは各1サイクル毎に、ゼロ電圧検出手段が電圧ゼ
ロクロス点を検出するとともに、ゼロ電流検出手段が電
流の導通終了時点を検出し、力率角割出手段がゼロ電圧
検出手段からのゼロ電圧検出信号とゼロ電流検出手段か
ら点弧角、遅れ角を割り出し、それら点弧角、遅れ角か
ら力率角を割り出す。
【0009】ところで、抵抗溶接機においては、通電中
に溶接電極間に被溶接物が無い場合には、それが在る場
合と比較して力率角の値が大きくなる。したがって、力
率角検出手段より得られる力率角の値が、抵抗溶接機の
固有値や被溶接物の材質・大きさ等に応じて予め設定さ
れたしきい値を超えたときは、判定手段は、複数の被溶
接物の一部または全部が無い状態で通電が行われたもの
と判定する。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例による抵抗溶接制
御装置を適用した単相交流式抵抗溶接機の回路構成を示
す。この抵抗溶接機において、入力端子10,12に入
力された商用周波数の交流電源電圧Eは、一対のサイリ
スタ14,16からなるコンタクタを介して溶接トラン
ス18の一次コイルに供給される。溶接トランス18の
二次コイルに発生した交流の誘導起電力(二次電圧)は
二次導体および一対の溶接電極20,22を介して被溶
接物24,26に印加され、二次回路に溶接電流i2 が
流れる。
【0011】溶接電流i2 の大きさ(実効値)は、通電
角によって決まるが、点弧角と通電角との間にほぼ一定
の関係があるので、点弧角によって決まるともいえる。
しかして、マイクロプロセッサ28が点弧回路30を介
してサイリスタ14,16の点弧タイミングを制御する
ことによって、溶接電流i2 の実効値を制御する。ま
た、マイクロプロセッサ28は、溶接電流i2 を設定値
に一致させるように点弧タイミングを制御する。この定
電流制御を行うため、一次導体には、電流センサとし
て、たとえばカレント・トランス32が設けられ、この
カレント・トランス32の出力信号から溶接電流検出回
路34が一次電流i1 の実効値と溶接トランス18の巻
数比とから溶接電流i2 の実効値を測定し、その電流測
定値がマイクロプロセッサ28に与えられる。
【0012】二次回路で溶接電流i2 が流れている間、
一次回路ではi2 と同相の小さな電流(一次電流)i1
が流れる。本実施例では、ゼロ電流検出回路36が一次
回路に設けられる。このゼロ電流検出回路36は、サイ
リスタ間の電圧を検知し、電流が流れると電圧が下が
り、電流が止まると電圧が上がることで、各半サイクル
毎に一次電流i1 の導通終了時点を検出し、その導通終
了時点のタイミングを表すゼロ電流検出信号をマイクロ
プロセッサ28に与える。
【0013】また、ゼロ電圧検出回路38も一次回路に
設けられる。このゼロ電圧検出回路38は、各半サイク
ル毎に電源電圧Eの極性が変わる時点(ゼロクロス点)
を検出し、そのゼロクロス点のタイミングを表すゼロ電
圧検出信号をマイクロプロセッサ28に与える。
【0014】マイクロプロセッサ28は、ゼロ電圧検出
回路38からのゼロ電圧検出信号とゼロ電流検出回路3
6からのゼロ電流検出信号とから力率角を算出する。図
2〜図4を参照して、以下に本実施例による力率角の算
出方法を説明する。
【0015】図2は、交流式抵抗溶接機の等価回路を示
す。この回路において、インダクタンスLは主として溶
接トランス(18)の漏れリアクタンスであり、抵抗R
は一次および二次導体の抵抗、および被溶接物(24,
26)の抵抗等を含む合成抵抗である。スイッチSWは
サイリスタ・コンタクタ(14,16)に対応し、交流
電源電圧eは入力電圧Eに対応する。
【0016】かかるLR回路において、ある時刻[0]
にスイッチSWを閉成すると、図3に示すような波形の
電流iが流れる。図3において、is は定常電流、it
は過渡電流で、これらの電流is 、it を合成したもの
が、実際に流れる電流iである。また、時刻[0]と直
前の電圧ゼロクロス点TZ 間の位相角φは初期点弧角で
あり、定常電流is が時刻[0]前に流れた場合の直前
の仮想電流ゼロクロス点TP と電圧ゼロクロス点TZ 間
の位相角ψは力率角である。そうすると、電流iは次式
のように表される。 i=is +it =sin(ωt+φ−ψ)−sin(φ−ψ)・exp(−R/L)t …… (1) ω、(−R/L)は定数で、φはマイクロプロセッサ2
8の制御下にあるから各半サイクルまたは各1サイクル
の期間中に電流iの瞬時値が零になった時間tを検出し
て、その時間tを上式(1) に代入することにより、各半
サイクルまたは各1サイクルにおける力率角ψを求める
ことができる。
【0017】本実施例では、図4に示すような電圧・電
流波形から各半サイクルまたは各1サイクルにおける力
率角ψi,ψi+1,…を求める。図4において、φi,φi+1,
…は各1サイクルにおける点弧角で、δi,δi+1,…は各
1サイクルにおける遅れ角である。各点弧角φi,φi+1,
…は、電圧eの極性が変わる各電圧ゼロクロス点からサ
イリスタ12,14が点弧されるまでの時間である。し
たがって、ゼロ電圧検出回路38が電圧ゼロクロス点を
検出した時刻を知ることで、マイクロプロセッサ28は
各点弧角φi,φi+1,…の値を管理・把握することができ
る。 また、各遅れ角δi,δi+1 …と電流iとの間に
は、位相角が(π+δi),(π+δi+1)、…の時に各半サ
イクルにおける電流iの導通時間が終了するという関係
がある。そして、各遅れ角δi,δi+1 …は、点弧タイミ
ングから半サイクル後における電圧ゼロクロス点とその
直後に電流iの瞬時値が零になる時点との間の時間とし
て測定できる。
【0018】したがって、本実施例では、ゼロ電圧検出
回路38からのゼロ電圧検出信号とゼロ電流検出回路3
6からのゼロ電流検出信号とに基づいて、各半サイクル
または各1サイクルにおける点弧角φi,φi+1,…および
遅れ角δi,δi+1 …を検出して、それらのパラメータか
ら上式(1) により各半サイクルにおける力率角ψi,ψi+
1,…を求める。
【0019】もっとも、上式(1) を演算して力率角ψi,
ψi+1,…を算出するには、相当な演算ビット数と演算時
間を要するので、マイクロプロセッサ28の負担が大き
くなる。そこで、別個の計算機により、種々の点弧角φ
および遅れ角δの値に対する力率角の値を予め演算し
て、図5に示すようなルック・アップ・テーブルをメモ
リ40に格納し、各半サイクルにおいて検出された点弧
角φi および遅れ角δiを引数として、それらに対応す
る力率角ψijをメモリ40から引き出す(読み出す)よ
うにすれば、マイクロプロセッサ28が複雑な演算処理
を行わなくとも、各半サイクル毎に力率角ψを即座に割
り出すことができる。
【0020】ところで、抵抗溶接機における力率角は変
圧器や二次導体等の構造に応じて各抵抗溶接機特有の値
をとるが、溶接電極間に被溶接物が在るか無いかに応じ
て、各抵抗溶接機のLR回路における合成抵抗Rの値が
変化し、ひいては力率角の値が変化する。一例として、
0.8mm厚のSPC(冷間圧延鋼鈑)を2枚重ねて溶
接する普通の抵抗溶接機において、溶接電極がこれらの
SPCを挟んだ状態で通電が行われると力率角は47゜
であるのに対し、溶接電極がこれらのSPCを挟まない
状態で通電が行われると力率角は59゜まで上昇するこ
とが確認されている。一般に、溶接電極間に被溶接物が
無い場合は、それが在る場合と比較して力率角の値が約
5〜15゜上昇する。
【0021】しかして、マイクロプロセッサ28は、通
電時間中に半サイクルまたは各1サイクル毎に力率角ψ
を検出して、力率角ψの平均値を求め、その平均値を所
定のしきい値または基準値と比較し、比較結果から、通
電中に溶接電極20,22間に被溶接物24,26のい
ずれか一方または双方が存在していたか否かを判定す
る。しきい値は、当該抵抗溶接機の固有値や被溶接物2
4,26の材質・サイズ等に応じて適当な値に設定され
る。
【0022】マイクロプロセッサ28は、力率角ψの平
均値がしきい値を越えたときは被溶接物無しと判定し、
表示器42等を通じて警報を出すとともに、溶接ライン
上の関連装置に異常を知らせる。これにより、当該抵抗
溶接は不良とされ、自動的に各部の点検や不良品除去等
の処置がとられることとなる。したがって、不良品をチ
ェックのための監視員は要らなくなる。
【0023】上述した実施例では、ゼロ電圧検出回路3
8およびゼロ電流検出回路36をそれぞれ一次回路に設
け、一次側の電圧、電流を監視して力率角ψを求め、力
率角ψの値に基づいて溶接電極20,22間における被
溶接物24,26の有無を検出するようにしており、溶
接電極20,22に電圧センス線を接続する必要はな
い。溶接電極20,22に電圧センス線を接続し、溶接
電極20,22間の電圧に基づいて被溶接物24,26
の有無を検出することも可能ではあるが、この方式にお
いては、ロボット(図示せず)や加圧機構44の駆動に
よって二次導体や溶接電極20,22が運動・移動する
際に、電圧センス線が断線するおそれがあり、安心して
自動化・省力化を推進できないという欠点がある。本実
施例においては、溶接電極20,22に電圧センス線を
接続する必要がないので、そのような断線事故等の問題
はなく、安心して自動化・省力化を推進できる。
【0024】なお、上述した実施例は抵抗溶接制御装置
に係るものであったが、本発明は抵抗溶接測定装置にも
適用可能である。
【0025】以上説明したように、本発明によれば、交
流式抵抗溶接機において、電圧ゼロクロス点と電流導通
終了時点とから力率角を算出し、力率角の値に基づいて
溶接電極間における複数の被溶接物の一部または全部の
有無を判定するようにしたので、特別なセンサやセンス
線等を用いることなく通電状況ないし溶接良否を適確に
自動監視することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による抵抗溶接制御装置を適
用した単相交流式抵抗溶接機の回路構成を示す回路図で
ある。
【図2】交流式抵抗溶接機の等価回路を示す回路図であ
る。
【図3】図2の等価回路における電圧および電流の波形
を示す図である。
【図4】実施例による簡易な力率角算出方法を説明する
ための電圧および電流の波形を示す図である。
【図5】各サイクル毎に検出された点弧角φおよび遅れ
角δから力率角ψを瞬時に引き出すためのルック・アッ
プ・テーブルを概念的に示す図である。
【図6】ナット溶接を説明するための斜視図である。
【図7】ナット溶接において溶接電極間にナットが在る
場合と無い場合のそれぞれの通電状況を示す略側面図で
ある。
【符号の説明】
18 溶接トランス 20,22 溶接電極 24,26 被溶接物 28 マイクロプロセッサ 30 点弧回路 36 ゼロ電流検出回路 38 ゼロ電圧検出回路 40 メモリ 42 表示器

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流式抵抗溶接機の一次回路または二次
    回路に印加される交流電圧の極性が変化する時点を検出
    するゼロ電圧検出手段と、 前記交流式抵抗溶接機の一次回路または二次回路を流れ
    る交流電流の各導通終了時点を検出するゼロ電流検出手
    段と、前記ゼロ電圧検出手段からのゼロ電圧検出信号と前記ゼ
    ロ電流検出手段からのゼロ電流検出信号とに基づいて各
    半サイクルまたは各1サイクル毎に点弧角を規定する点
    弧角制御信号を発生する点弧角制御手段と、 前記ゼロ電圧検出手段からのゼロ電圧検出信号と前記ゼ
    ロ電流検出手段からのゼロ電流検出信号とに基づいて力
    率角を割り出す力率角割出手段と、 前記力率角割出手段より得られる力率角の値に基づいて
    溶接電極間における複数の被溶接物の一部または全部の
    有無を判定する判定手段と を具備することを特徴とする
    抵抗溶接制御装置。
  2. 【請求項2】 前記力率角割出手段が、前記ゼロ電圧検
    出手段からのゼロ電圧検出信号と前記ゼロ電流検出手段
    からのゼロ電流検出信号とに基づいて各半サイクルまた
    は各1サイクル毎に遅れ角を検出する遅れ角検出手段
    と、前記点弧角制御手段より与えられる点弧角と前記遅
    れ角検出手段より得られる遅れ角とに基づいて力率角を
    求める力率角演算手段とを有することを特徴とする請求
    項1に記載の抵抗溶接制御装置。
  3. 【請求項3】 前記力率角演算手段が下記の式を用いて
    前記力率角を求めることを特徴とする請求項2に記載の
    抵抗溶接制御装置 i=sin(ωt+φ−ψ)−sin(φ−ψ)・exp(−R/L)t [iは前記交流電流、ωは交流電圧および電流の角周波
    数、φは前記点弧角、 ψは前記力率角、Lは前記交流式
    抵抗溶接機におけるインダクタンス、Rは 前記交流式抵
    抗溶接機における一次および二次導体の抵抗ならびに被
    溶接材 の抵抗を含む合成抵抗]
  4. 【請求項4】 交流式抵抗溶接機の一次回路または二次
    回路に印加される交流電圧の極性が変化する時点を検出
    するゼロ電圧検出手段と、 前記交流式抵抗溶接機の一次回路または二次回路を流れ
    る交流電流の各導通終 了時点を検出するゼロ電流検出手
    段と、 前記ゼロ電圧検出手段からのゼロ電圧検出信号と前記ゼ
    ロ電流検出手段からのゼロ電流検出信号とに基づいて各
    半サイクルまたは各1サイクル毎に点弧角を検出する点
    弧角検出手段と、 前記ゼロ電圧検出手段からのゼロ電圧検出信号と前記ゼ
    ロ電流検出手段からのゼロ電流検出信号とに基づいて力
    率角を割り出す力率角割出手段と、 前記力率角割出手段より得られる力率角の値に基づいて
    溶接電極間における複数の被溶接物の一部または全部の
    有無を判定する判定手段とを具備することを特徴とする
    抵抗溶接測定装置。
JP4280823A 1992-09-25 1992-09-25 抵抗溶接制御装置及び抵抗溶接測定装置 Expired - Lifetime JP2784618B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4280823A JP2784618B2 (ja) 1992-09-25 1992-09-25 抵抗溶接制御装置及び抵抗溶接測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4280823A JP2784618B2 (ja) 1992-09-25 1992-09-25 抵抗溶接制御装置及び抵抗溶接測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06106360A JPH06106360A (ja) 1994-04-19
JP2784618B2 true JP2784618B2 (ja) 1998-08-06

Family

ID=17630483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4280823A Expired - Lifetime JP2784618B2 (ja) 1992-09-25 1992-09-25 抵抗溶接制御装置及び抵抗溶接測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2784618B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5632912A (en) * 1995-06-16 1997-05-27 Cecil; Dimitrios G. Resistance projection welding system and method for welding a projection weld nut to a workpiece
US6278077B1 (en) 1999-12-02 2001-08-21 Dimitrios G. Cecil Weld indexing method and system
CN117879179A (zh) * 2024-03-11 2024-04-12 西安热工研究院有限公司 一种电气设备异常功率状态监测方法及系统

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4254466A (en) * 1979-01-29 1981-03-03 Square D Company Power factor monitoring and control system for resistance welding

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06106360A (ja) 1994-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950005437A (ko) 서보 용접건을 사용하는 스폿 용접 제어방법 및 장치
US5120929A (en) Dc resistance welding apparatus
JPS58500315A (ja) 抵抗溶接用の力率監視制御装置
US5196668A (en) DC resistance welding apparatus
JP2784618B2 (ja) 抵抗溶接制御装置及び抵抗溶接測定装置
US5229567A (en) Switching control system for controlling an inverter of a spot resistance welding apparatus
US5523541A (en) Method and apparatus for controlling constant current for resistance welding
JP2767328B2 (ja) 抵抗溶接制御装置及び抵抗溶接測定装置
JP4547850B2 (ja) アーク溶接の短絡判別方法
JP3669559B2 (ja) 抵抗溶接機
JP3734108B2 (ja) 抵抗溶接機及び抵抗溶接方法
JP3294142B2 (ja) 抵抗溶接制御装置
JP2510874Y2 (ja) スポット溶接機
CN103221173B (zh) 焊接机
KR101185907B1 (ko) 용접 장치
JP2850696B2 (ja) アプセット溶接装置
KR100272978B1 (ko) 점 용접에서의 소멸각 특성변화 감지 방법
KR100272979B1 (ko) 점 용접기의 동저항 특성변화 감지 방법
JP2556248Y2 (ja) 抵抗溶接機におけるスパッタ防止装置
JPH05119085A (ja) 抵抗溶接機における二次ケーブル劣化検出方法
JPH0735669Y2 (ja) 抵抗溶接制御装置
JP3291183B2 (ja) 抵抗溶接制御装置
JPH0755381B2 (ja) 抵抗溶接制御装置及び抵抗溶接監視装置
JP3852190B2 (ja) 手打ち溶接ガン給電式スポット溶接装置
JPH07136766A (ja) スタッド溶接方法