JP2556248Y2 - 抵抗溶接機におけるスパッタ防止装置 - Google Patents

抵抗溶接機におけるスパッタ防止装置

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JP2556248Y2
JP2556248Y2 JP6533892U JP6533892U JP2556248Y2 JP 2556248 Y2 JP2556248 Y2 JP 2556248Y2 JP 6533892 U JP6533892 U JP 6533892U JP 6533892 U JP6533892 U JP 6533892U JP 2556248 Y2 JP2556248 Y2 JP 2556248Y2
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敏博 西脇
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小原株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、トランスを介して二
次電流が溶接電極に供給される抵抗溶接機において、ス
パッタの発生を少なくとも1回に抑えるような抵抗溶接
機におけるスパッタ防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】抵抗溶接機におけるスパッタ防止装置と
しては図2に示すような装置がある。即ち、21は抵抗
溶接機であり、該抵抗溶接機21の電極22,23には
トランス24から二次電流がケ―ブル25により供給さ
れるようになっている。なお、26はワ―クである。
【0003】そして、前記トランス24は外部交流電源
27から制御装置28を介して付勢され、該トランス2
4の一次回路が制御される。即ち、制御装置28は変流
器29を介して一次電流を検出し、制御回路30に予め
設定した電流値と比較し、その偏差に応じてサイリスタ
31の点弧位相を制御して一次電流を制御する。
【0004】また、32は前記電極22,23の近傍に
接続されたスパッタ発生検知器であって、該検知器32
は前記制御回路30に接続され、検知器32により溶接
部にスパッタが発生したことを検知すると、その信号が
制御回路30に入り、前記サイリスタ31を制御してス
パッタの継続した発生を防止するようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術においては、スパッタ発生検知器32から
の信号でサイリスタ31を制御してもトランス24の二
次側には尚電流が残流し、これが電極22,23を通過
して仕事をすることになるので、再度のスパッタ発生の
原因となって確実なスパッタ発生防止にはならないと共
に電力の無駄となる、という問題がある。
【0006】この考案は、従来の技術の有するこのよう
な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、スパッタの発生と同時に或はスパッタの発生
の要因ができた時点で、二次側電流をバイパスさせるこ
とにより、スパッタの発生を少なくとも1回に抑え、こ
れにより溶接強度の向上が期待でき、安全な溶接作業が
可能となり、且つ工場の環境も改善され得るような抵抗
溶接機におけるスパッタ防止装置を提供しようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案の抵抗溶接機におけるスパッタ防止装置
は、トランスと溶接電極との間で二次電流の回路を短絡
するスイッチを配置し、前記両溶接電極近傍に接続され
たスパッタ発生検知器からの信号により前記スイッチを
制御するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】スパッタの発生と同時に或はスパッタの発生の
要因ができた時点でスパッタ発生検知器が信号を発し、
該信号により二次側電流をバイパスさせるスイッチが入
り、二次電流が電極に流れないことから、無駄な電流の
消費が防止されると共にスパッタ発生は少なくとも1回
に抑制される。
【0009】
【実施例】図1を参照してこの考案の実施例について説
明をする。図において、1は抵抗溶接機であり、該抵抗
溶接機1の電極2,3にはトランス4から二次電流が二
次ケ―ブル5により供給されるようになっている。な
お、6はワ―クである。
【0010】そして、前記トランス4は外部交流電源7
から制御装置8を介して付勢され、該トランス4の一次
回路が制御される。即ち、制御装置8は変流器9を介し
て一次電流を検出し、制御回路10に予め設定した電流
値と比較し、その偏差に応じてサイリスタ11の点弧位
相を制御して一次電流を制御する。
【0011】また、12は前記電極2,3の近傍に接続
されたスパッタ発生検知器であって、該検知器12は前
記二次ケ―ブル5間を短絡するサイリスタ13からなる
スイッチに接続され、検知器12により溶接部にスパッ
タが発生したことを検知すると、その信号が前記サイリ
スタ13に入り、該サイリスタ13を作動させて前記二
次ケ―ブル5間が短絡し、二次電流は該短絡線を通り、
前記電極2,3間には電流が流れないことになる。従っ
て、溶接部におけるスパッタの継続した発生は防止され
るのである。そして、前記検知器12からの信号は従来
例と同様に前記制御回路10に接続され、検知器12に
より溶接部にスパッタが発生したことを検知すると、そ
の信号が制御回路10にも送られ、前記サイリスタ11
を制御して前記トランス4の一次回路の電流の流れも停
止させるようにしている。
【0012】なお、前記スパッタ発生の検知手段として
は、スパッタ発生による、両電極間の極端な電圧変化,
電極の加速度の極端な変化,電極の歪み量,電極の加圧
力の極端な変化等のいずれかを知ることでよい。また、
アコ―スティック エミッションの場合には、スパッタ
発生の要因がかもし出されると、それにより固体が熱的
に励起されて応力波(物体のきしみ)が発生するので、
これを検知するものであり、スパッタを発生させる前に
これを知り、スパッタを発生させないようにすることが
できる。
【0013】
【考案の効果】この考案によると、スパッタの発生と同
時に或はスパッタの発生の要因ができた時点でスパッタ
発生検知器が信号を発し、該信号により二次側電流をバ
イパスさせるスイッチが入り、二次電流が電極に流れな
いことから、無駄な電流の消費が防止されると共にスパ
ッタ発生は少なくとも1回に抑制される。従って、溶接
強度の向上が期待できると共に安全な溶接作業が可能と
なり、また工場の環境も改善され得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの考案に係る抵抗溶接機におけるスパ
ッタ防止装置の回路図である。
【図2】図2は従来例の抵抗溶接機におけるスパッタ防
止装置の回路図である。
【符号の説明】
1 抵抗溶接機 2,3 電極 4 トランス 5 二次ケ―ブル 12 スパッタ発生検知器 13 スイッチ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスを介して二次電流が溶接電極に
    供給される抵抗溶接機において、トランスと溶接電極と
    の間で前記二次電流の回路を短絡するスイッチを配置
    し、前記両溶接電極近傍に接続されたスパッタ発生検知
    器からの信号により前記スイッチを制御するようにした
    ことを特徴とする抵抗溶接機におけるスパッタ防止装
    置。
  2. 【請求項2】 前記スパッタ発生検知器がアコ―スティ
    ック エミッションから構成されたことを特徴とする請
    求項1記載の抵抗溶接機におけるスパッタ防止装置。
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