JP3294142B2 - 抵抗溶接制御装置 - Google Patents

抵抗溶接制御装置

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JP3294142B2 JP02297597A JP2297597A JP3294142B2 JP 3294142 B2 JP3294142 B2 JP 3294142B2 JP 02297597 A JP02297597 A JP 02297597A JP 2297597 A JP2297597 A JP 2297597A JP 3294142 B2 JP3294142 B2 JP 3294142B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、抵抗溶接機に所
定の交流電流を供給する抵抗溶接制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】抵抗溶接機は、一対の電極間に溶接電流
を流して、両電極間に挟持されたワークの溶接を行うも
のであり、例えば次のようなものがある。抵抗溶接制御
装置から交流電流の供給を受ける一対の端子と、ワーク
を挟持する一対の電極を有し、その間にトランスが設け
られている。そして、抵抗溶接制御装置から供給される
交流電流(トランスの1次側)がトランスによって所定
の電流に変換され、その電流(トランスの2次側)によ
って、両電極間に挟持されたワークの溶接が行われる。
ワークは通常2枚の金属板であり、両ワークが溶接によ
って接合されるのである。
【0003】ところで、両ワークの接合が適切に行われ
るためには、両電極間にワークが適切に挟持されていな
ければならない。すなわち、2枚のワークの接合を行う
ためには、両電極間には2枚のワークが挟持されている
必要があり、1枚しか存在しない場合(又は1枚もない
場合)は適切な溶接を行うことができない。このような
セットミスを防止するために、従来においては、両電極
の近傍に専用のワーク検出装置が設けられている場合も
ある。しかしながら、そのように専用のワーク検出装置
を設けると、設備全体のコストが高くなってしまう。
【0004】そこで、本発明は、低コストでワークの有
無を検出することができる抵抗溶接制御装置を提供する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、トランスを有し、そのトラ
ンスの2次側における一対の電極間に流れる溶接電流に
よって当該電極間に挟持されたワークの溶接を行う抵抗
溶接機に対して、前記トランスの1次側に所定の交流電
流を供給する抵抗溶接制御装置であって、溶接の際に、
前記トランスの1次側の電流測定値と電圧測定値とから
前記トランスの2次側における抵抗値を算出し、算出し
た抵抗値が基準抵抗値よりも設定値以上低い場合には、
前記一対の電極間にワークが適切に挟持されていないと
判断することを特徴とする。また、請求項2に係る発明
は、トランスを有し、そのトランスの2次側における一
対の電極間に流れる溶接電流によって当該電極間に挟持
されたワークの溶接を行う抵抗溶接機に対して、前記ト
ランスの1次側に所定の交流電流を供給する抵抗溶接制
御装置であって、溶接の際の前記トランスの2次側にお
ける抵抗値を、適切に行われた過去の所定の回数の溶接
の際の前記トランスの2次側における抵抗値の平均値で
あって順次更新される基準抵抗値と比較し、溶接の際の
前記トランスの2次側における抵抗値が基準抵抗値より
も設定値以上低い場合には、前記一対の電極間にワーク
が適切に挟持されていないと判断することを特徴とす
る。また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載の抵
抗溶接制御装置であって、トランスの1次側の電流測定
値と電圧測定値とから前記トランスの2次側における抵
抗値を算出することを特徴とする。
【0006】請求項1に係る発明においては、トランス
の1次側の電流測定値、電圧測定値とから、トランスの
2次側における抵抗値が算出され、その算出された抵抗
値が基準抵抗値よりも設定値以上低い場合には、電極間
にワークが適切に挟持されていないと判断される。すな
わち、電極間に所定のワークが存在している場合より
も、所定のワークが存在していない場合の方が、存在し
ていないワークの抵抗値の分だけ両電極間の抵抗値が小
さくなる。このため、所定の基準抵抗値よりも抵抗値が
所定以上に低い場合には、ワークが適切には存在しない
と考えられ、ワークが存在しないと判断されるのであ
る。このように、この発明では、トランスの2次側にお
ける抵抗値を算出することに基づいてワークの有無を容
易に低コストで判断することができるのである。
【0007】また、請求項2に係る発明においては、前
記基準抵抗値が、過去の所定の回数の抵抗溶接の際の前
記トランスの2次側における抵抗値の平均値であって、
順次 更新される値であることを特徴とする。また、請求
項3に係る発明においては、請求項2に記載の抵抗溶接
制御装置であって、トランスの1次側の電流測定値と電
圧測定値とから前記トランスの2次側における抵抗値を
算出することを特徴とする。
【0008】この発明においては、請求項2または3
発明において、過去の所定の回数の抵抗溶接の際のトラ
ンスの2次側における抵抗値の平均値によって、基準抵
抗値が定められる。すなわち、適切にワークが挟持され
て溶接が行われる場合にも、ワーク間の不純物(チリ
等)によって抵抗値が異なるとともに、数多い溶接によ
って電極が摩耗してくることによっても抵抗値が異なっ
てくる。このため、過去の所定の回数の溶接における抵
抗値の平均を求めることによって、測定抵抗値の比較の
基準となる適切な基準抵抗値を求めることができるので
ある。なお、過去の抵抗溶接とは、適切に電極間にワー
クが挟持されて適切に溶接が行われたもののみを示す。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、この抵抗溶接
制御装置10は、交流電源14,制御部40,一対の接
続端子48を有している。
【0010】交流電源14と1つの接続端子48との間
には、サイリスタ20a,20bが並列的に設けられて
いる。両サイリスタ20a,20bは互いに逆方向のも
のである。各サイリスタ20a,20bは、制御部40
に接続されている。そして、両サイリスタ20a,20
bのオンオフのタイミングが制御部40によって制御さ
れることによって、両接続端子48間に印加される電圧
が制御される。
【0011】交流電源14と1つの接続端子48との間
(後述するトランス90の1次コイル91側)の電線に
対して、電流検出回路42が設けられている。電流検出
回路42は制御部40に接続されている。また、交流電
源14と並列的に電圧検出回路43が設けられている。
電圧検出回路43も制御部40に接続されている。そし
て、制御部40では、電流検出回路42によって検出さ
れた電流値と、電圧検出回路43によって検出された電
圧に基づいて、抵抗値が算出される。
【0012】また、制御部40には、設定装置44や出
力装置46が接続されている。設定装置44は、後述す
る設定値を設定するものであり、出力装置46はブザー
等である。
【0013】交流用抵抗溶接機80は、トランス90を
有している。トランス90の2次コイル92の側には、
一対の接続端子84が設けられている。各接続端子84
は、上述の接続端子48に対応している。トランス90
の2次コイル92の側には、一対の電極(第1電極8
1,第2電極82)が接続されている。
【0014】この抵抗溶接制御装置10では、次のよう
にして溶接が行われる。すなわち、制御部40によって
サイリスタ20a,20bのオンオフのタイミングは制
御されて、接続端子48間に所定の大きさの交流電圧が
印加される。これによって、トランス90の1次コイル
91に電流が流れ、それによって2次コイル92の側に
電流が流れる。これによって、両電極81,82間に所
定の大きさの交流電流が流れ、両電極81,82間に挟
持されたワークW,Wの溶接が行われる。
【0015】その抵抗溶接の際に、次のようにして、両
電極81,82間にワークW,Wが適切に存在している
かが判断される。すなわち、上記のように抵抗溶接機8
0の接続端子84間に交流電流が供給される際に、電流
検出回路42によって検出された電流値及び電圧検出回
路43によって検出された電圧に基づいて、トランス9
0の1次コイル91側の抵抗値が求められる。そして、
その値から、トランス90の2次コイル92の側の抵抗
値(測定抵抗値)が求められる(ステップS2)。トラ
ンス90の1次コイル91側の抵抗値と2次コイル92
の側の抵抗値との間には相関関係があるからである。
【0016】そして、その測定抵抗値が、所定の基準抵
抗値と比較される(ステップS4)。その差が所定の値
(設定値)以下の場合は両電極81,82間に適切にワ
ーク(2つのワーク)W,Wが存在していると考えられ
るために、正常と判断される。一方、測定抵抗値が基準
抵抗値よりもかなり低く、測定抵抗値と基準抵抗値の差
が所定の値(設定値)以上の場合には、両電極81,8
2間に適切にワーク(2つのワーク)W,Wが存在して
おらず、1つのワークWのみしか存在しない(又は1つ
も存在しない)と判断され、異常と判断される。適切に
ワーク(2つのワーク)が存在している場合よりも、存
在しないワークの分だけ両電極81,82間の抵抗値が
小さくなるからである。このため、このようにして両電
極81,82間にワークが適切には存在しないと判断さ
れた際には、出力装置46(ブザー等)からその旨の信
号(ブザー音等)が出力される。このようにして、この
抵抗溶接制御装置10では、両電極81,82間に適切
にワークが存在しているか否かが容易に判断され、適切
な溶接が担保される。
【0017】なお、適切にワークW,Wが存在して適切
に溶接が行われた際の2次コイル92の側の抵抗値は、
制御部40において順次記憶される。そして、その最近
の所定の回数の溶接の際の抵抗値の平均が順次計算され
て、その値が上記の基準抵抗値とされる(ステップS
6)。このようにして、基準抵抗値が順次更新される。
溶接を数多く繰りえすことによって電極81,82が摩
耗したりして、2次コイル92の側の抵抗値が変化して
くるからである。
【0018】また、基準抵抗値と測定抵抗値とが比較さ
れる際の上記の所定の値は、設定装置44によってユー
ザーによって入力される。すなわち、適切にワークW,
Wが両電極81,82間に存在する場合においても、そ
のワークW,Wの種類等によって測定抵抗値のバラツキ
度合いが異なるために、各々の使用状況によって、その
所定の値(設定値)が設定されるようにされているので
ある。
【0019】なお、以上はあくまで本発明の一実施形態
に過ぎず、その他、当業者の知識に基づき種々の変更を
加えた態様で本発明を実施できることはもちろんであ
る。また、本発明は、上記のように両電極間に交流電流
を流すタイプの抵抗溶接機に適用されるものに限らず、
両電極間に直流電流を流すタイプのものに適用されるも
のであってもよい。また、両タイプのものに適用される
ものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す回路図である。従来
の装置も同様である。
【図2】図1の装置における制御内容を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 抵抗溶接制御装置 80 抵抗溶接機 90 トランス 92 2次コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 博之 愛知県名古屋市中区古渡町九番二七号 株式会社ナ・デックス内 (56)参考文献 特開 平2−274385(JP,A) 特開 昭62−13277(JP,A) 特開 昭62−33077(JP,A) 特開 平6−106360(JP,A) 特開 平6−63765(JP,A) 実開 昭63−122772(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 11/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスを有し、そのトランスの2次側
    における一対の電極間に流れる溶接電流によって当該電
    極間に挟持されたワークの溶接を行う抵抗溶接機に対し
    て、前記トランスの1次側に所定の交流電流を供給する
    抵抗溶接制御装置であって、溶接の際に、前記トランスの1次側の電流測定値と電圧
    測定値とから前記 トランスの2次側における抵抗値を算
    出し、算出した抵抗値が基準抵抗値よりも設定値以上低
    い場合には、前記一対の電極間にワークが適切に挟持さ
    れていないと判断することを特徴とする抵抗溶接制御装
    置。
  2. 【請求項2】 トランスを有し、そのトランスの2次側
    における一対の電極間に流れる溶接電流によって当該電
    極間に挟持されたワークの溶接を行う抵抗溶接機に対し
    て、前記トランスの1次側に所定の交流電流を供給する
    抵抗溶接制御装置であって、 溶接の際の前記トランスの2次側における抵抗値を、適
    切に行われた過去の所定の回数の溶接の際の前記トラン
    スの2次側における抵抗値の平均値であって順次更新さ
    れる基準抵抗値と比較し、 溶接の際の前記トランスの2次側における抵抗値が基準
    抵抗値よりも設定値以上低い場合には、前記一対の電極
    間にワークが適切に挟持されていないと判断することを
    特徴とする抵抗溶接制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の抵抗溶接制御装置であ
    って、 トランスの1次側の電流測定値と電圧測定値とから前記
    トランスの2次側における抵抗値を算出することを特徴
    とする抵抗溶接制御装置。
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