JPH10216954A - 抵抗溶接制御装置 - Google Patents

抵抗溶接制御装置

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JPH10216954A
JPH10216954A JP2297597A JP2297597A JPH10216954A JP H10216954 A JPH10216954 A JP H10216954A JP 2297597 A JP2297597 A JP 2297597A JP 2297597 A JP2297597 A JP 2297597A JP H10216954 A JPH10216954 A JP H10216954A
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Yutaka Sugita
豊 杉田
Kenji Azeyanagi
憲二 畔柳
Hiroyuki Kawaguchi
博之 川口
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NA DETSUKUSU KK
Toyota Auto Body Co Ltd
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NA DETSUKUSU KK
Toyota Auto Body Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易に電極間のワークの有無を検出できるよ
うにする。 【解決手段】 トランス90の2次コイル92の側の電
極81,82間に挟持されたワークW,Wの溶接を行う
抵抗溶接機10に対して、そのトランス90の1次コイ
ル91の側に所定の交流電流を供給する抵抗溶接制御装
置10であって、トランス90の2次コイル92の側に
おける抵抗値を測定する抵抗値測定手段と、その測定抵
抗値と所定の基準抵抗値とを比較する抵抗値比較手段
と、その比較の結果、測定抵抗値が基準抵抗値よりも所
定以上に低い値である場合には、電極81,82間にワ
ークW,Wが適切に挟持されていないと判断するワーク
有無判断手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、抵抗溶接機に所
定の交流電流を供給する抵抗溶接制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】抵抗溶接機は、一対の電極間に溶接電流
を流して、両電極間に挟持されたワークの溶接を行うも
のであり、例えば次のようなものがある。抵抗溶接制御
装置から交流電流の供給を受ける一対の端子と、ワーク
を挟持する一対の電極を有し、その間にトランスが設け
られている。そして、抵抗溶接制御装置から供給される
交流電流(トランスの1次側)がトランスによって所定
の電流に変換され、その電流(トランスの2次側)によ
って、両電極間に挟持されたワークの溶接が行われる。
ワークは通常2枚の金属板であり、両ワークが溶接によ
って接合されるのである。
【0003】ところで、両ワークの接合が適切に行われ
るためには、両電極間にワークが適切に挟持されていな
ければならない。すなわち、2枚のワークの接合を行う
ためには、両電極間には2枚のワークが挟持されている
必要があり、1枚しか存在しない場合(又は1枚もない
場合)は適切な溶接を行うことができない。このような
セットミスを防止するために、従来においては、両電極
の近傍に専用のワーク検出装置が設けられている場合も
ある。しかしながら、そのように専用のワーク検出装置
を設けると、設備全体のコストが高くなってしまう。
【0004】そこで、本発明は、低コストでワークの有
無を検出することができる抵抗溶接制御装置を提供する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、トランスを有し、そのトラ
ンスの2次側における一対の電極間に流れる溶接電流に
よって当該電極間に挟持されたワークの溶接を行う抵抗
溶接機に対して、前記トランスの2次側に所定の交流電
流を供給する抵抗溶接制御装置であって、前記トランス
の2次側における抵抗値を測定する抵抗値測定手段と、
その抵抗値測定手段によって測定された測定抵抗値と所
定の基準抵抗値とを比較する抵抗値比較手段と、その抵
抗値比較手段による比較の結果、前記測定抵抗値が前記
基準抵抗値よりも所定以上に低い値である場合には、前
記一対の電極間にワークが適切に挟持されていないと判
断するワーク有無判断手段とを有することを特徴とす
る。なお、本発明では、トランスの1次側の抵抗値が求
め、その値からトランスの2次側の抵抗値を間接的に求
めるものも含まれることとする。
【0006】この発明においては、抵抗値測定手段によ
って、トランスの2次側における抵抗値を測定され、そ
の測定抵抗値と基準抵抗値とが抵抗値比較手段によって
比較される。そして、その比較の結果、測定抵抗値が基
準抵抗値よりも所定以上に低い値である場合には、ワー
ク有無判断手段によって、電極間にワークが適切に挟持
されていないと判断される。すなわち、電極間に所定の
ワークが存在している場合よりも、所定のワークが存在
していない場合の方が、存在していないワークの抵抗値
の分だけ両電極間の測定抵抗値が小さくなる。このた
め、所定の基準抵抗値よりも測定抵抗値が所定以上に低
い場合には、ワークが適切には存在しないと考えられ、
ワークが存在しないと判断されるのである。このよう
に、この発明では、トランスの2次側における抵抗値を
測定することに基づいてワークの有無を容易に低コスト
で判断することができるのである。
【0007】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明であって、前記基準抵抗値が、過去の所定の回
数の抵抗溶接の際の前記トランスの2次側における抵抗
値の平均値であることを特徴とする。
【0008】この発明においては、請求項1の発明にお
いて、過去の所定の回数の抵抗溶接の際のトランスの2
次側における抵抗値の平均値によって、基準抵抗値が定
められる。すなわち、適切にワークが挟持されて溶接が
行われる場合にも、ワーク間の不純物(チリ等)によっ
て抵抗値が異なるとともに、数多い溶接によって電極が
摩耗してくることによっても抵抗値が異なってくる。こ
のため、過去の所定の回数の溶接における抵抗値の平均
を求めることによって、測定抵抗値の比較の基準となる
適切な基準抵抗値を求めることができるのである。な
お、過去の抵抗溶接とは、適切に電極間にワークが挟持
されて適切に溶接が行われたもののみを示す。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、この抵抗溶接
制御装置10は、交流電源14,制御部40,一対の接
続端子48を有している。
【0010】交流電源14と1つの接続端子48との間
には、サイリスタ20a,20bが並列的に設けられて
いる。両サイリスタ20a,20bは互いに逆方向のも
のである。各サイリスタ20a,20bは、制御部40
に接続されている。そして、両サイリスタ20a,20
bのオンオフのタイミングが制御部40によって制御さ
れることによって、両接続端子48間に印加される電圧
が制御される。
【0011】交流電源14と1つの接続端子48との間
(後述するトランス90の1次コイル91側)の電線に
対して、電流検出回路42が設けられている。電流検出
回路42は制御部40に接続されている。また、交流電
源14と並列的に電圧検出回路43が設けられている。
電圧検出回路43も制御部40に接続されている。そし
て、制御部40では、電流検出回路42によって検出さ
れた電流値と、電圧検出回路43によって検出された電
圧に基づいて、抵抗値が算出される。
【0012】また、制御部40には、設定装置44や出
力装置46が接続されている。設定装置44は、後述す
る設定値を設定するものであり、出力装置46はブザー
等である。
【0013】交流用抵抗溶接機80は、トランス90を
有している。トランス90の1次コイル91の側には、
一対の接続端子84が設けられている。各接続端子84
は、上述の接続端子48に対応している。トランス90
の2次コイル92の側には、一対の電極(第1電極8
1,第2電極82)が接続されている。
【0014】この抵抗溶接制御装置10では、次のよう
にして溶接が行われる。すなわち、制御部40によって
サイリスタ20a,20bのオンオフのタイミングは制
御されて、接続端子48間に所定の大きさの交流電圧が
印加される。これによって、トランス90の1次コイル
91に電流が流れ、それによって2次コイル92の側に
電流が流れる。これによって、両電極81,82間に所
定の大きさの交流電流が流れ、両電極81,82間に挟
持されたワークW,Wの溶接が行われる。
【0015】その抵抗溶接の際に、次のようにして、両
電極81,82間にワークW,Wが適切に存在している
かが判断される。すなわち、上記のように抵抗溶接機8
0の接続端子84間に交流電流が供給される際に、電流
検出回路42によって検出された電流値及び電圧検出回
路43によって検出された電圧に基づいて、トランス9
0の1次コイル91側の抵抗値が求められる。そして、
その値から、トランス90の2次コイル92の側の抵抗
値(測定抵抗値)が求められる(ステップS2)。トラ
ンス90の1次コイル91側の抵抗値と2次コイル92
の側の抵抗値との間には相関関係があるからである。
【0016】そして、その測定抵抗値が、所定の基準抵
抗値と比較される(ステップS4)。その差が所定の値
(設定値)以下の場合は両電極81,82間に適切にワ
ーク(2つのワーク)W,Wが存在していると考えられ
るために、正常と判断される。一方、測定抵抗値が基準
抵抗値よりもかなり低く、測定抵抗値と基準抵抗値の差
が所定の値(設定値)以上の場合には、両電極81,8
2間に適切にワーク(2つのワーク)W,Wが存在して
おらず、1つのワークWのみしか存在しない(又は1つ
も存在しない)と判断され、異常と判断される。適切に
ワーク(2つのワーク)が存在している場合よりも、存
在しないワークの分だけ両電極81,82間の抵抗値が
小さくなるからである。このため、このようにして両電
極81,82間にワークが適切には存在しないと判断さ
れた際には、出力装置46(ブザー等)からその旨の信
号(ブザー音等)が出力される。このようにして、この
抵抗溶接制御装置10では、両電極81,82間に適切
にワークが存在しているか否かが容易に判断され、適切
な溶接が担保される。
【0017】なお、適切にワークW,Wが存在して適切
に溶接が行われた際の2次コイル92の側の抵抗値は、
制御部40において順次記憶される。そして、その最近
の所定の回数の溶接の際の抵抗値の平均が順次計算され
て、その値が上記の基準抵抗値とされる(ステップS
6)。このようにして、基準抵抗値が順次更新される。
溶接を数多く繰りえすことによって電極81,82が摩
耗したりして、2次コイル92の側の抵抗値が変化して
くるからである。
【0018】また、基準抵抗値と測定抵抗値とが比較さ
れる際の上記の所定の値は、設定装置44によってユー
ザーによって入力される。すなわち、適切にワークW,
Wが両電極81,82間に存在する場合においても、そ
のワークW,Wの種類等によって測定抵抗値のバラツキ
度合いが異なるために、各々の使用状況によって、その
所定の値(設定値)が設定されるようにされているので
ある。
【0019】なお、以上はあくまで本発明の一実施形態
に過ぎず、その他、当業者の知識に基づき種々の変更を
加えた態様で本発明を実施できることはもちろんであ
る。また、本発明は、上記のように両電極間に交流電流
を流すタイプの抵抗溶接機に適用されるものに限らず、
両電極間に直流電流を流すタイプのものに適用されるも
のであってもよい。また、両タイプのものに適用される
ものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す回路図である。従来
の装置も同様である。
【図2】図1の装置における制御内容を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 抵抗溶接制御装置 80 抵抗溶接機 90 トランス 92 2次コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 博之 愛知県名古屋市中区古渡町九番二七号 株 式会社ナ・デックス内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスを有し、そのトランスの2次側
    における一対の電極間に流れる溶接電流によって当該電
    極間に挟持されたワークの溶接を行う抵抗溶接機に対し
    て、前記トランスの2次側に所定の交流電流を供給する
    抵抗溶接制御装置であって、 前記トランスの2次側における抵抗値を測定する抵抗値
    測定手段と、 その抵抗値測定手段によって測定された測定抵抗値と所
    定の基準抵抗値とを比較する抵抗値比較手段と、 その抵抗値比較手段による比較の結果、前記測定抵抗値
    が前記基準抵抗値よりも所定以上に低い値である場合に
    は、前記一対の電極間にワークが適切に挟持されていな
    いと判断するワーク有無判断手段とを有することを特徴
    とする抵抗溶接制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の抵抗溶接制御装置であ
    って、 前記基準抵抗値が、過去の所定の回数の抵抗溶接の際の
    前記トランスの2次側における抵抗値の平均値であるこ
    とを特徴とする抵抗溶接制御装置。
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