JPH0440821B2 - - Google Patents

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JPH0440821B2
JPH0440821B2 JP60079807A JP7980785A JPH0440821B2 JP H0440821 B2 JPH0440821 B2 JP H0440821B2 JP 60079807 A JP60079807 A JP 60079807A JP 7980785 A JP7980785 A JP 7980785A JP H0440821 B2 JPH0440821 B2 JP H0440821B2
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JP60079807A
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Takashi Kitamura
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、漏電検出回路等の異常検出回路を
有する回路しや断器に関するものである。
〔背景技術〕
第22図に従来例を示す。すなわち、この従来
の回路しや断器は、ハンドル200で主回路接点
部201を開閉するとともにバイメタルで構成さ
れた過電流検出部202で主回路接点部201を
トリツプ開極する機構部203と、負荷回路の漏
電等の異常を検出して主回路接点部201をトリ
ツプ開極させる電子回路を有する異常検出回路部
204とを備え、機構部203と異常検出回路部
204とを隣接配置していた。
しかしながら、機構部203の主回路を流れる
電流により機構部203とくにバイメタルの過電
流検出部202が強く発熱するが、それらの熱に
より異常検出回路部204に使用されている電子
部品が損傷したり寿命が低下するという欠点があ
つた。
〔発明の目的〕
この発明の目的は、異常検出回路部の温度上昇
を低減することができる回路しや断器を提供する
ことである。
〔発明の開示〕
この発明は、ハンドルで主回路接点部を開閉す
るとともに過電流検出部で前記主回路接点部をト
リツプ開極する構成をもつ機構部と、この機構部
と間隔をおいて対向配置されて負荷の異常を検出
する電子回路を有する異常検出回路部と、前記機
構部と異常検出回路部との間に配置されて前記主
回路接点部のアークを消弧する消弧部とを備えた
ものである。
この発明の構成によれば、機構部と異常検出回
路部とが間隔をおいて対向するとともに消弧部が
その間に配置されているため、仕切り壁等を設け
ることなく、通常時の機構部の熱による異常検出
回路部の温度上昇を低減することができる。また
消弧部はたとえアークが発生しても短時間のため
消弧部に発生する熱の影響はほとんどない。
実施例 この発明の一実施例を第1図ないし第21図に
基づいて説明する。第1図はこの回路しや断器の
外殻1で囲まれた内部部品の配置を示し、上部に
機構部2を配置し、その下部に消弧部3を配置
し、この消弧部3を介して機構部2の下部に異常
検出回路部4を配置した構成としている。このよ
うな構成により、通常時に機構部2の主回路を流
れる電流によつて発生した熱は異常検出部4に伝
達されないため、異常検出回路部4が機構部2の
温度上昇の影響を受けず、異常検出回路部4の電
子部品の損傷や寿命の低下等を避けることができ
る。なお、この実施例は、機構部2、消弧部3お
よび異常検出回路部4を縦に配置したが横に配置
する構成でもよい。
第2図および第3図において、外殻1は器台5
およびカバー6で構成されている。器台5の両端
部に負荷端子7および電源端子8を設けている。
またカバー6の上端より機構部2のハンドル9が
突出している。10は異常検出系統のテスト釦で
ある。なお、器台5とカバー6は第9図のように
器台5に形成した孔11にボルト11aを通して
連結される。
第4図および第5図に示す内部構成は中央の極
間仕切壁23を間にして同構成の機構部2が配置
されている。機構部2はそれぞれ第6図および第
7図の部品からなり、第8図および第17図のよ
うに構成されている。すなわち、12は機構部2
の本体をなすフレームである。主回路接点部13
は可動接触子14と固定接触子15を構成要素と
し、可動接触子14は上端部が接触子支持体16
にリベツト17で一体に固着されて接触子支持体
16に形成した切欠18をフレーム12に設けた
固定軸19に軸支させ、固定軸19の下位側に可
動接触子14とフレーム12のばね受け20との
間に復帰ばね21を介在して可動接触子14を開
極付勢し、可動接触子14の下端部に可動接点2
2を設けて固定接触子15に対向している。可動
接触子14の開極状態の停止位置は第18図のよ
うにフレーム12の一部に係止した状態となる。
固定接触子15は電源端子8の端子板24と一体
に形成され、かつ固定接触子15の先端に消弧部
3のアーク走行板25を連続している。固定接触
子15に可動接点22に対向する固定接点26を
設けている。この固定接触子15は端子板24に
形成されたねじ孔27に第8図のようにビス28
をねじ込むことにより固定される。ハンドル9と
可動接触子14とは、可動接触子14の中間部に
一端が連結されたコ字形リンク29とコ字形リン
ク29の他端に連結されたハンドルリンク30と
でピン30aにより連結される。そしてハンドル
9はハンドルリンク30を連結するハンドル支持
体31がフレーム12に支持された固定軸32に
軸支され、固定軸32に支持されたばね33でオ
フ動作方向(第17図反時計方向)に付勢され、
このハンドル支持体31の突起34にハンドル9
を嵌着している。また固定軸32にトリツプリン
ク35の上端部が軸支され、その一側面36にコ
字形リンク29のハンドルリンク30の連結側端
部37を当接支持している。この端子37はフレ
ーム12の窓12aに遊嵌するとともに、トリツ
プ時に端部37を係合してハンドル9を中立位置
に支持する突起12bを窓12aの縁部に形成し
ている(第6図)。またフレーム12の固定軸3
8にラツチリンク39の中間部が軸支され、固定
軸38に支持されたばね40によりラツチ方向
(第17図反時計方向)に付勢され、このラツチ
リンク39の上端側の爪41でトリツプリンク3
5の引掛部42を係止してトリツプリンク35を
ラツチする。このトリツプリンク35がラツチさ
れた状態でハンドル9を第17図のようにオン位
置に倒すとき、トリツプリンク35の一側面36
にコ字形リンク29の端部37が支持されて可動
接触子14を復帰ばね21に抗して押し、可動接
点22が固定接点26に接触する。
過電流検出部43は、過大電流検出部44と短
絡電流検出部45からなる。過大電流検出部44
はラツチリンク39側に配置され、バイメタル4
6および作動子47を構成要素としている。バイ
メタル46は負荷端子7の端子板48に下端部が
かしめられ、また端子板48に下端部が支持され
た支柱49の上端の軸50に作動子47が軸支さ
れる。軸50にばね51を支持し、ばね51で作
動子47の係止片52をバイメタル46の上端面
に係止する。また作動子47の検出片53をラツ
チリンク39の受け部54に対向する。このよう
にしてバイメタル46が直熱により湾曲して係止
片52がバイメタル46から外れるとばね51に
より作動子47が回動し、検出片53がラツチリ
ンク39の受け部54を蹴り上げ、トリツプリン
ク35のラツチを引き外す。なお作動子47はリ
セツト突起47aを有しハンドル9をオフ操作す
ることにより復帰状態のバイメタル46の上端面
に係止する。またこれらのバイメタル46等は端
子板48のねじ孔48aでビス48c(第10図)
により器台5に固定される。48bはバイメタル
46の姿勢を制御する調整ねじである。短絡電流
検出部45は電磁石で構成され、第17図のよう
に、コイル55、ヨーク56、固定鉄心57、プ
ランジヤ58、復帰ばね59、可動棒60を構成
要素とし、可動棒60をラツチリンク39の下端
部61に対向している。すなわち、コイル55に
復帰ばね59に抗する電流が流れるとプランジヤ
58が固定鉄心57に吸引され、可動棒60を押
してラツチリンク35を引き外し動作させる。ま
たプランジヤ58の先端は強制引き外し棒62を
突出し、そのつば63のある先端を可動接触子1
4のかぎ孔64に通しており、プランジヤ58の
動作により瞬時に可動接触子14を強制開極する
ようにしている。なお、70は連動棒であり、極
間仕切壁23にまたがつて2極の各バイメタル検
出部43の軸50に両端軸穴70aが軸支され、
それぞれラツチリンク作動部71とトリツプリン
ク受け部72とを有している。100,101は
絶縁板、102は裏板である。
消弧部3は、主回路接点部13に対向する消弧
グリツド65、アークガスを主回路接点部13側
に還流するアーク側板66、アークガスが機構部
2側に流れるのを阻止するアークブリツジ67、
消弧グリツド65の後部に配置される排気板68
で構成される。またアーク走行板25に対向する
アーク走行板69がヨーク56の下側に一体形成
される。
異常検出回路部4は、変流器73、プリント基
板に実装された出力増幅電子回路部74、電磁石
75、トリツプレバー76、テスト用スイツチ8
2で構成されている。これらのうち異常検出回路
部4の本体をなす変流器73および出力増幅電子
回路部74は消弧部3の下側に配置されるが、電
磁石75、トリツプレバー76、テスト用スイツ
チ82は極間仕切壁23の上面に配置される。出
力増幅電子回路部74はそのプリント基板がタツ
ピングピン74aにより固定される(第10図)。
電磁石75は第14図および第15図のようにヨ
ーク90、コイル枠91、コイル92、復帰ばね
93、固定鉄心94、プランジヤ86で構成され
る。この電磁石75は前記仕切壁23を縦に貫通
して異常検出回路部4に連通する穴部77に、コ
イル枠91の両端に形成した一対の突出部76を
嵌合し、穴部77の側面に形成されたリブ78,
79により位置決めされ(第9図)、上面をカバ
ー6に形成した押え突起80により押さえ固定さ
れる。また突出部76の下端に端子76aを設け
端子76aにコイルリード線81を接続して出力
増幅電子回路部74に穴部77を通して接続され
る。電磁石75に並んで前記テスト釦10の下側
にマイクロスイツチを実施例とするスイツチ82
のケース82aの下端突部82bが穴部77に嵌
合するとともにリブ84および穴部77の端部8
3により位置決めされ、上面がカバー6により押
さえられる。スイツチ82のスイツチレバー96
がテスト釦10の下位に対向する。トリツプレバ
ー76は、第11図および第12図のようにスイ
ツチ82に設けられた軸85に軸支され、プラン
ジヤ86の先端つば87がトリツプレバー76の
係合部95に係合し、つば87で引くことにより
トリツプレバー76の先端部88が回動し、その
回動方向に機構部2の一方のラツチリンク39の
受け部39aが対向する(第7図、第8図)。
この回路しや断器の電路を構成するため、可動
接触子14とコイル55との間およびバイメタル
46とコイル55との間にそれぞれ可撓電線96
および被覆可撓電線97が接続される。また異常
検出回路部4は第16図のように接続され、各極
の被覆電線97を変流器73に鎖交し、その出力
端を出力増幅電子回路部74に接続し、その出力
で電磁石75を駆動する。出力増幅電子回路部7
4の電源はバイメタル46側から入力している。
またテスト動作のため、電源に接続されるリード
線98をバイメタル46側から変流器73に鎖交
し抵抗器99を介してスイツチ82に接続してい
る。なお、リード線98は穴部77を通して配線
される。
この回路しや断器の動作について説明する。オ
ン状態は、第8図、第9図、第17図、第21図
aに示している。すなわち主回路接点部13が閉
成しているため、電源端子8と負荷端子7間の電
路が閉じられ負荷電流が流れる。オフ状態は、第
18図および第21図bに示している。すなわち
ハンドル9をオン位置から反時計方向に倒すと、
トリツプリンク35がラツチリンク39にラツチ
された状態で、ハンドルリンク30が引き上げら
れるためコ字形リンク29の端部37がトリツプ
リンク35の一側面36を上方に摺動し、可動接
触子14の押圧が解かれて可動接触子14が復帰
ばね21により開極動作する。
回路に短絡電流が流れた場合、第19図および
第21図cに示している。すなわち短絡電流検出
部45のプランジヤ58が動作し、可動棒60に
よりラツチリンク39が回動してトリツプリンク
35を引き外す。トリツプリンク35が解放され
るとコ字形リンク29を支持できなくなり、可動
接触子14がトリツプ開極することとなる。この
場合、プランジヤ58の動作により強制開極棒6
2のつば63で瞬時に可動接触子14を開極動作
し、引き続き前記動作が行われる。またハンドル
9はばね33によりオフ方向に回動するがコ字形
リンク29の端部37がフレーム12の窓12a
の突起12bに係止するため、中立位置に停止し
トリツプ表示することとなる。リセツトは、短絡
電流検出部45の復帰状態で中立位置のハンドル
9をオフ方向へ倒すことにより行われ、ハンドル
支持体31でトリツプリンク35を回動して引掛
部42をラツチリンク39の爪41に係止する。
回路に過大電流が流れた場合は、第20図およ
び第21図c示している。すなわち復帰ばね59
によりプランジヤ58は動作しないが、バイメタ
ル46が直熱加熱されて湾曲し、作動子47がバ
イメタル46から外れて回動し、検出片53でラ
ツチリンク39を押す。そのためトリツプリンク
35が釈放されて前記と同じトリツプ動作が行わ
れる。なお、作動子47のリセツトはハンドル9
の前記リセツト操作時にリセツト突起47aを回
動することにより行われる。
回路に漏電が起きた場合は、第16図において
変流器73の2次コイルに不平衡電流が発生し、
この電流を出力増幅電子回路部74で増幅して電
磁石75を駆動する。電磁石75のプランジヤ8
6のつば87でトリツプレバー76を回動し、先
端部88でラツチリンク39を引き外し動作させ
る(第21図d)。そのトリツプ動作は前記と同
じである。
異常検出部のテストは、テスト釦10を押すと
スイツチ82がオンとなり、リード線98に電流
が流れるため変流器73に不平衡電流が発生し、
その電流を増幅して電磁石75が作動し、前記と
同じ動作が行われる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、機構部と異常検出回路部と
が間隔をおいて対向しその間に消弧部を配置した
ため、仕切り壁等を設けることなく、通常時の機
構部の熱による異常検出回路部の温度上昇を低減
することができる。また消弧部はたとえアークが
発生しても短時間のため消弧部に発生する熱の影
響はほとんどないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の概略断面図、第
2図はその平面図、第3図はその側面図、第4図
はカバーを外した状態の側面図、第5図はその中
央断面図、第6図は分解斜視図、第7図は機構部
の分解斜視図、第8図は一極部分における断面
図、第9図は極間仕切壁の断面図、第10図は裏
板を外した状態の底面図、第11図はスイツチの
平面図、第12図はスイツチおよび電磁石を示す
側面図、第13図は電磁石の設置過程を示す斜視
図、第14図は電磁石を示す部分断面図、第15
図はその正面図、第16図は回路図、第17図は
オン状態の機構部の断面図、第18図はオフ状態
の断面図、第19図は短絡トリツプ状態の断面
図、第20図は過大電流トリツプ状態の断面図、
第21図は動作線図、第22図は従来例の断面図
である。 2…機構部、3…消弧部、4…異常検出回路
部、9…ハンドル、13…主回路接点部、43…
過電流検出部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ハンドルで主回路接点部を開閉するとともに
    過電流検出部で前記主回路接点部をトリツプ開極
    する構成をもつ機構部と、この機構部と間隔をお
    いて対向配置されて負荷の異常を検出する電子回
    路を有する異常検出回路部と、前記機構部と異常
    検出回路部との間に配置されて前記主回路接点部
    のアークを消弧する消弧部とを備えた回路しや断
    器。
JP7980785A 1985-04-15 1985-04-15 回路しゃ断器 Granted JPS61239532A (ja)

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