JPH10223119A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH10223119A
JPH10223119A JP2693897A JP2693897A JPH10223119A JP H10223119 A JPH10223119 A JP H10223119A JP 2693897 A JP2693897 A JP 2693897A JP 2693897 A JP2693897 A JP 2693897A JP H10223119 A JPH10223119 A JP H10223119A
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link
trip
circuit breaker
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Hidetaka Fujita
英隆 藤田
Yukie Yamada
幸英 山田
Toshihiro Sekiguchi
俊広 関口
Hideaki Kashiwa
英昭 柏
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/12Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage
    • H01H1/14Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage by abutting
    • H01H1/20Bridging contacts
    • H01H1/2041Rotating bridge
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/10Operating or release mechanisms
    • H01H71/50Manual reset mechanisms which may be also used for manual release
    • H01H71/52Manual reset mechanisms which may be also used for manual release actuated by lever
    • H01H71/522Manual reset mechanisms which may be also used for manual release actuated by lever comprising a cradle-mechanism
    • H01H71/525Manual reset mechanisms which may be also used for manual release actuated by lever comprising a cradle-mechanism comprising a toggle between cradle and contact arm and mechanism spring acting between handle and toggle knee

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路遮断器において、新たな部品を用いず、
簡単に所定の位置でフックや下リンクの回転を止めるこ
とが可能であり、そして、スペースを有効に利用する。 【解決手段】 開閉引き外し機構部8のフック15は、
固定フレーム13と上リンク18の間に配置する。下リ
ンク19を固定フレーム13と上リンク18の間に配置
することにより、フック15の下のスペースを利用する
ことができる。固定フレーム13には、フック及び下リ
ンクのストッパ13A、13Bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路遮断器に関
し、フックを回転させる際、角度を適切な範囲のみ回転
動作可能とし、部品点数の少ない、安価で、組立性の良
い、信頼性の高い回路遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】回路遮断器は、送配電線や変電所母線・
機器等の短絡故障時にその回路を自動遮断するための開
閉器であるが、平常時は回路の開閉にも用いられてい
る。
【0003】従来の回路遮断器の構造図を図5に示す。
回路遮断器は、主回路と、開閉引外し機構部8´と、引
外し装置9´等とを具備している。
【0004】主回路は、電源側固定接点台1´、固定接
点2´、それに対向する可動接点3´、可動接点台4
´、負荷側固定接点台5´等を有している。
【0005】可動接点台4´は、接点軸6´に接点ばね
7´を介して保持されており、接点軸6´は、開閉引外
し機構部8´と連結し回転することにより、主回路の接
点を開閉する構造になっている。
【0006】引外し装置9´は開閉引外し機構部8´と
連動しており、引外し装置9´が動作した場合、主回路
を引外すようになっている。そして、引外し装置9´が
動作すると、その機械的出力は開閉引外し機構部8´の
ラッチを引外して開閉引外し機構部8´を動作させ、可
動接点台4´を動かし、主回路を直ちに開路させる。
【0007】主回路要素及び主回路開閉要素は、本体ケ
ース10´、本体カバー11´に収納されており、回路
遮断器を構成している。
【0008】開閉引外し機構部8´の内部構成等につい
て、図6を用いて説明する。開閉引外し機構部8´は、
固定フレーム13´、ハンドルリンク14´、フック1
5´、フックピン16´、リンク上下ピン17´、上リ
ンク18´、下リンク19´、トリップ金具20´、ト
リップ金具ピン21、トリップバネ22、トリップリン
ク23´、トリップリンク軸24´、トリップリンクピ
ン25´により構成されている。
【0009】操作ハンドル12´は、ハンドルリンク1
4´と結合されており、ハンドルリンク14´は固定フ
レーム13´の一点を中心に回転する。
【0010】下リンク19´は可動接点台4と連結さ
れ、そして、下リンク19´と上リンク18´はリンク
上下ピン17´で連結され、更に、リンク上下ピン17
´とハンドルリンク14´が駆動バネ25´により連結
されているので、このリンク上下ピン17´を介して上
リンク18´、下リンク19´、駆動バネ25´が連動
する。
【0011】フック15´は、フックピン16´により
固定フレーム13´に連結されており、このフックピン
16´を中心に回転する。
【0012】また、上リンク18´は、フック上部打出
し部27´と連結されており、このフック上部打出し部
27を中心に回転する。
【0013】トリップ金具20´は、トリップバネ22
´と共にトリップ金具ピン21´で固定フレーム13´
に連結されているので、トリップ金具20´はトリップ
金具ピン21´を中心に回転する。そして、トリップ金
具20はトリップバネ22´により負荷側に回転する力
が働く。
【0014】トリップリンク23´は、トリップリンク
ピン25´により固定フレーム13´に連結されている
ので、トリップリンクピン25´を中心に回転する。
【0015】フック15´は、上リンク18´を介して
駆動バネ25´により上に持ち上げられる力が働き、フ
ックピン16´を中心に電源側方向に回転しようとする
が、フック15´先端がトリップ金具20´と係合され
ているので、フック15´の回転は止められている。ま
た、トリップ金具20´はトリップバネ22´によりフ
ック15´との係合を外そうとするが、トリップリンク
23´により回転を止められている。
【0016】この機構において、引外し装置9´により
トリップリンク23´を回転させることにより、トリッ
プリンク23´とトリップ金具20´のラッチが外れて
トリップ金具20´が回転し、そして、トリップ金具2
0´とフック15´のラッチが外れてフック15´が回
転し、それに伴い可動接点台4´を動かし、主回路を開
路させるものであった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術は、フック15´、上リンク18´、下リンク1
9´及び固定フレーム13´の配置並びにフック15´
や下リンク19´のストッパについて、考慮されておら
ず、回転するフック15´や下リンク19´を所定の位
置で止めることは難しく、そして、新たな部品を用意す
る必要があった。本発明は、新たな部品を用いず、簡単
に所定の位置でフックや下リンクの回転を止めることが
可能であり、そして、スペースを有効に利用するもので
ある。
【0018】本発明は、フックや下リンクの回転角度を
適切にし、部品点数の少ない、安価で、組立性の良い、
信頼性の高い回路遮断器に関するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
り、達成することができる。本発明は、電源側固定接点
台、対向する接点、可動接点台、過電流リレー部、及
び、負荷側固定接点台から構成される主回路と、固定フ
レーム、フック及びフックに連結された上リンクを有
し、可動接点台を回転させることにより回路接点を開閉
引外しを行う開閉引外し機構部と、開閉引外し機構部を
動作させる引外し装置とを具備する回路遮断器におい
て、フックは、固定フレームと上リンクの間に配置され
る回路遮断器である。
【0020】そして、本発明は、固定フレームはフック
のストッパを有する回路遮断器である。
【0021】また、本発明は、下リンクを有し、そし
て、下リンクは、固定フレームと上リンクの間に配置さ
れる回路遮断器である。
【0022】更に、本発明は、固定フレームは、打出し
加工により形成された下リンクのストッパを有する回路
遮断器である。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の発明の実施の形態を説明
する。本発明の回路遮断器の一実施例を、図1〜図4に
より説明する。図1は本発明の回路遮断器の一実施例の
斜視図、図2は本発明の回路遮断器の一実施例の説明
図、図3は本実施例の回路遮断器における開閉引外し機
構部の説明図、図4は本実施例の回路遮断器における固
定フレーム等の配置例の説明図である。
【0024】本実施例の回路遮断器は3極の回路遮断器
で、各極は、電源側端子に電気的に接続された電源側固
定接点台1と負荷側端子に電気的に接続された負荷側固
定導体としての負荷側固定接点台5が、回動自在に保持
された可動導体としての可動接点台4の回転中心に対し
て実質的に点対称位置に設けられ、これらの電源側固定
接点台1、負荷側固定接点台5および可動接点台4で主
回路を形成している。
【0025】電源側固定接点台1は、電源側可動接点3
と対向する位置に電源側固定接点2を有し、負荷側固定
接点台5は負荷側可動接点3と対向する位置に負荷側固
定接点2を有している。
【0026】可動接点台4は、その回転中心に対して点
対称位置にそれぞれ電源側可動接点、負荷側可動接点3
を有し、接点軸6に接点ばね7を介して保持されてお
り、接点軸6は、開閉引外し機構部8と連結し回転する
ことにより、主回路の接点を開閉する構造になってい
る。
【0027】可動接点台4は、開閉引外し機構としての
開閉引外し機構部8に機械的に接続され、開閉引外し機
構部8がON操作されると電源側固定接点台1と負荷側
固定接点台5とを電気的に接続する位置まで回転する。
【0028】この主回路は、絶縁物により形成された主
回路ケースに収納される。主回路が主回路ケースに収納
された状態では電源側固定接点台1の電源側端子部分と
負荷側固定接点台5の負荷側端子部分とが主回路ケース
から突出するが、他の部分は主回路ケース内に位置して
外部と電気的に絶縁される。主回路ケース内で可動接点
台4を回動自在に保持する保持部材も絶縁材で形成され
る。
【0029】主回路ケース中の電源側固定接点台1、負
荷側固定接点台5および可動接点台4の接点近傍には遮
断時に発生するアークを吸引して冷却するアークシュー
ト(消弧装置)が設けられる。さらに本実施例では冷却
されたアークガスを排出するアーク排出口が主回路ケー
スに設けられている。
【0030】主回路ケースは、3極分並行して配置さ
れ、各極の可動接点台4が実質的に同時に開閉できるよ
う、保持部材が連結される。
【0031】開閉引外し機構部8は、本実施例では中央
極の主回路ケースの外側上部に載置され、保持部材の回
転軸に同軸に接続された絶縁物の回動アームに接続され
る。これにより、開閉引外し機構部8は主回路ケースの
外側に設けられて可動接点台4に絶縁物を介して接続さ
れるので、主回路に電圧が印加されていても開閉引外し
機構部8には電圧は印加されない。
【0032】開閉引外し機構部8は、操作ハンドル12
により手動で主回路のON・OFF操作が行われるとと
もに、主回路の電流が所定値を超えたときに引外し装置
9により主回路の遮断動作が行われる。
【0033】引外し装置9は、負荷側固定接点台5の近
傍に配設された固定コアと、一端が回動自在に保持され
て、固定コアと対向する位置で固定コアとともに実質的
に閉じた磁気回路を形成できるよう配置された可動コア
と、可動コアの動作を開閉引外し機構部8に伝達する伝
達レバーを有している。
【0034】主回路の電流が増大して設定された所定値
(定格電流の約10倍〜約20倍)を超えると負荷側固
定接点台5の導体の周囲に発生する磁束が増大し、可動
コアは固定コアに吸引されて移動し、伝達レバーがトリ
ップリンク軸24に当接してトリップリンク23を回転
させ、開閉引外し機構部8の引外し動作により主回路を
開路する。これにより回路は遮断されて負荷側に大きな
過電流が流れるのを防止できる。
【0035】本実施例では主回路の負荷側固定接点台5
の主回路ケースから負荷側端子に至る部分には主回路を
流れる電流を検出する変流器が設けられ、この変流器の
出力は変流器上方に設けられた過電流検出回路に供給さ
れる。
【0036】過電流検出回路は、定格電流の約1.1倍
〜約20倍の範囲で所定の限時特性に基づいて出力を発
生する。過電流検出回路の出力は、永久磁石に吸引され
た可動コアを逆励磁により釈放する磁気引外し装置(図
示せず)に供給される。このような磁気引外し装置とし
て例えば特願平8−62449号に記載されたようなも
のを用いることができる。
【0037】磁気引外し装置の可動コアは、釈放される
とトリップリンク軸24に当接してトリップリンク23
を回転させ、開閉引外し機構部8の引外し動作により主
回路を開路する。これにより回路は遮断されて負荷側に
過電流が流れるのを防止できる。
【0038】これらの主回路ケース、開閉引外し機構部
8、引外し装置9、変流器、過電流検出回路、磁気引外
し装置は本体ケース10、本体カバー11を有する筺体
内に収納され、開閉引外し機構部8に装着された操作ハ
ンドル12のつまみ部分と電源側端子と負荷側端子とが
筺体外に露出する。
【0039】また、本実施例では電源側固定接点台1、
負荷側固定接点台5および可動接点台4で主回路を形成
しているが、従来技術で用いられたような電源側固定接
点台と、負荷側に接続された可動接点台で形成された主
回路を開閉引外し機構部で開閉引外し操作するものであ
ってもよい。
【0040】開閉引外し機構部8の構造等の一例につい
て、図3を用いて説明する。開閉引外し機構部8は、折
り曲げ加工により形成されたフックストッパ13Aと、
打ち出し加工により形成された下リンクストッパ13B
及び突部28を設けた固定フレーム13、ハンドルリン
ク14、フック15、フックピン16、リンク上下ピン
17、上リンク18、下リンク19、トリップ金具2
0、トリップ金具ピン21、トリップバネ22、トリッ
プリンク23、トリップリンク軸24、トリップリンク
ピン25により構成されている。
【0041】操作ハンドル12は、ハンドルリンク14
と結合されており、ハンドルリンク14は固定フレーム
13の一点を中心に回転する。
【0042】固定フレーム13は、コ字状に形成された
部分と平板状に形成された部分とを有し、コ字状の両先
端部が平板状の部品にかしめられることにより略矩形状
の断面の枠体に形成される。
【0043】固定フレーム13の枠体内には、フック1
5、上リンク18及び下リンク19がそれぞれ装着され
る。
【0044】フック15はコ字状に形成され、コ字の両
辺の先端部がそれぞれ固定フレーム13の枠体に回動自
在に支持され、コ字の両辺を結ぶ部分がトリップ金具2
0に係合する。コ字の両辺の略中央部の内側には上リン
ク18を回動自在に係止する突起が形成される。
【0045】フック15は、突部28により固定フレー
ム13に回転自在に連結されており、そして、突部28
はフック回転の中心になる。
【0046】上リンク18は、フック上部打出し部27
に回転自在に連結されており、このフック上部打出し部
27を中心に回転する。
【0047】下リンク19は可動接点台4と連結され、
そして、下リンク19と上リンク18はリンク上下ピン
17で連結され、更に、リンク上下ピン17とハンドル
リンク14が駆動バネ25により連結されているので、
このリンク上下ピン17を介して上リンク18、下リン
ク19、駆動バネ25が連動する。
【0048】上リンク18及び下リンク19はそれぞれ
略U字状に形成され、U字の底辺部近傍が略90度折り
曲げられてコ字状断面を有するよう形成されている。
【0049】上リンク18と下リンク19はU字の底辺
部近傍で折り曲げ部分が互いに逆方向を向くようにして
回転自在に連結される。本実施例の上リンク18と下リ
ンク19は特願平8−246170号に記載されたプレ
ス工程中で上リンク18と下リンク19を組み合わせる
方法により製造されてもよい。
【0050】上リンク18と下リンク19は上リンク1
8が内側で下リンク19が外側となるよう組み合わさ
れ、上リンク18のU字の両辺はフック15の内側でフ
ック15に形成された突起に回動自在に係合する。
【0051】下リンク19のU字の両辺は主回路の可動
接点台の保持部材に接続された絶縁物の回動アームに回
動自在に係止される。これにより、上リンク18と下リ
ンク19とフック15の固定フレーム13に対する位置
関係は、上リンク18が最内側で、その外側に下リンク
19とフック15が位置し、固定フレーム13が最外側
となる。
【0052】トリップ金具20は、トリップバネ22と
共にトリップ金具ピン21で固定フレーム13に連結さ
れているので、トリップ金具20はトリップ金具ピン2
1を中心に回転する。そして、トリップ金具20にはト
リップバネ22により負荷側に回転する力が働く。
【0053】トリップリンク23は、トリップリンクピ
ン25により固定フレーム13に回動自在に連結されて
いるので、トリップリンクピン25を中心に回転する。
【0054】フック15は、上リンク18を介して駆動
バネ25により上に持ち上げられる力が働き、突部28
を中心に電源側方向に回転しようとするが、フック15
先端がトリップ金具20と係合されており、フック15
の回転を止めている。また、トリップ金具20は、トリ
ップバネ22によりフック15との係合を外そうとする
が、トリップリンク23により回転を止められている。
【0055】引外し装置9によりトリップリンク23を
回転させることにより、トリップリンク23とトリップ
金具20のラッチが外れてトリップ金具20が回転し、
そして、トリップ金具20とフック15のラッチが外れ
てフック15が回転し、それに伴い可動接点台4を動か
し、主回路を開路させる。
【0056】固定フレーム13は、枠体の内側に、折り
曲げ加工により形成されたフックストッパ13Aと、打
ち出し加工により形成された下リンクストッパ13Bお
よびフック15の回転中心となる突部28を有してい
る。フックストッパ13Aと下リンクストッパ13Bは
突部28に関して反対側にあり、フックストッパ13A
の枠体内への突出寸法は下リンクストッパ13Bの枠体
内への突出寸法より大なるように形成される。
【0057】本実施例の回路遮断器における、固定フレ
ーム13、フック15、上リンク18及び下リンク19
の配置の一例について、図4a及び図4bを用いて説明
する。
【0058】フック15は、固定フレーム13と上リン
ク18の間に配置され、連結されている。フック15の
下には隙間が生じているので、そこに下リンク19を配
置する。
【0059】フック15を固定フレーム13と上リンク
18との間に配置しているので、固定フレーム13に折
り曲げ部を形成するとフックストッパ13Aとして使用
することが可能となり、またフック15の下の隙間に下
リンク19を配置することができるので、スペースの有
効利用になる。そして、打ち出し加工を利用すると簡単
に固定フレーム13に突起を形成することができ、その
突起を下リンク19のストッパ13Bとして使用するこ
とが可能となり、別な部品を用意する必要がなく、フッ
ク15や下リンク19を所定の位置で停止させることが
できる。
【0060】また、フック15のストッパ13Aは折り
曲げにより形成されるのでフック15当接時に力を受け
る方向の厚さの設定が容易にでき、フック15のストッ
パとして充分な強度を得られる。
【0061】フック15および下リンク19は、固定フ
レーム13に隣接してフレーム13から近い距離に設け
られるので、フック15および下リンク19のストッパ
13A、13Bを片持ち梁として見たとき、当接位置が
支点から近い位置になるので当接時の変形量(たわみ
量)が少なくて済み、金属疲労が減少して長寿命化を図
れる。
【0062】このように、本実施例は、部品点数の削
減、コスト減、組立性の向上、信頼性の向上となる。
【0063】なお、突起の形成方法は本実施例では打ち
出し加工であったが、これに限ることはなく、突起とな
る部材を別に形成して、かしめ等の塑性変形、ネジまた
はリベット止め、抵抗溶接等の溶接、接着、あるいはこ
れらの組合せにより固定フレームに固着したものであっ
てもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
新たな部品を用いなくとも、回転するフックや下リンク
を所定の位置で止め、それ以上の角度に回転することを
防止することができ、スペースの有効利用にもなり、安
価で、組立性の良い、信頼性の高い回路遮断器とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回路遮断器の一実施例の斜視図。
【図2】本発明の回路遮断器の一実施例の説明図。
【図3】本発明の回路遮断器における開閉引外し機構部
の一例の説明図。
【図4】本発明の回路遮断器における固定フレーム等の
配置の一例の説明図。
【図5】従来技術の回路遮断器の説明図。
【図6】従来技術の回路遮断器における開閉引外し機構
部の説明図。
【符号の説明】
1 電源側固定接点台 2 固定接点 3 可動接点 4 可動接点台 5 負荷側固定接点台 6 接点軸 7 接点ばね 8 開閉引外し機構部 9 引外し装置 10 本体ケース 11 本体カバー 12 操作ハンドル 13 固定フレーム 13A フックストッパ 13B 下リンクストッパ 14 ハンドルリンク 15 フック 16 フックピン 17 リンク上下ピン 18 上リンク 19 下リンク 20 トリップ金具 21 トリップ金具ピン 22 トリップバネ 23 トリップリンク 24 トリップリンク軸 25 トリップリンクピン 26 駆動バネ 27 フック上部打ち出し部 28 突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柏 英昭 新潟県北蒲原郡中条町大字富岡46番地1 株式会社日立製作所産業機器事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源側固定接点台、対向する接点、可動
    接点台及び負荷側固定接点を有する主回路と、固定フレ
    ーム、フック及びフックに連結された上リンクを有し、
    可動接点台を回転させることにより回路接点の開閉引外
    しを行う開閉引外し機構部と、開閉引外し機構部を動作
    させる引外し装置とを具備する回路遮断器において、 フックは、固定フレームと上リンクの間に配置されるこ
    とを特徴とする回路遮断器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回路遮断器において、 固定フレームは、フックのストッパを有することを特徴
    とする回路遮断器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の回路遮断器におい
    て、 下リンクを有し、そして、下リンクは、固定フレームと
    上リンクの間に配置されることを特徴とする回路遮断
    器。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の回路遮断器において、 固定フレームは、打出し加工により形成された下リンク
    のストッパを有することを特徴とする回路遮断器。
JP02693897A 1997-02-10 1997-02-10 回路遮断器 Expired - Lifetime JP3552867B2 (ja)

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