JPH0440616Y2 - - Google Patents

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JPH0440616Y2
JPH0440616Y2 JP11935788U JP11935788U JPH0440616Y2 JP H0440616 Y2 JPH0440616 Y2 JP H0440616Y2 JP 11935788 U JP11935788 U JP 11935788U JP 11935788 U JP11935788 U JP 11935788U JP H0440616 Y2 JPH0440616 Y2 JP H0440616Y2
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JP
Japan
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oil
nonwoven fabric
laminated sheet
aluminum foil
present
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は天ぷら、フライのような揚げ物を作
つたときに揚げ物用鍋から取り出した揚げ物をの
せる油切りに係わるものである。
(従来の技術) 従来、天ぷら、フライ等、揚げ物の油切りは、
イ揚げ物をする鍋の上縁の一部に半月形の金網か
らなる油切りをひつかけておき、その金網の上に
のせて油切りを行つたり、又はロ金属製あるいは
ほうろう引き製の角型の調理用バツトの中に、そ
の底面から間隔をもたせるための足をもつた金網
をのせておき、揚げ物をその金網の上にのせ油切
りを行なつている。また、ハ普通の皿の上に紙を
敷き、その紙の上に揚げ物をのせて油切りをする
ことも行なわれている。
(考案が解決しようとする課題) 上記イの揚げ物用鍋の上縁の一部に金網をのせ
る方法は、揚げ物から流れ出た余剰の油が鍋の中
に滴下し、什器を汚す不利はないが、揚げ物鍋の
上を部分的に覆つており、揚げ物を作る作業性を
悪くし、また、誤つて金網が鍋の中に落ちること
もある。
上記ロやハのような専用のバツトの上に金属製
の網を置いたり、皿の上に紙を敷いて油切りする
方法は、上述のような作業性を悪くすることはな
いが作業後、油を洗い落とす洗浄作業を必要と
し、またバツトや皿にしたたり落ちた油は再使用
するほどの量ではなく、洗剤で洗い落として排水
口に流してしまうが、このため排水径路を汚し、
更に排水径路をつまらせる原因ともなつている。
(課題を解決するための手段) 本考案者は上述のような問題点を解消する目的
をもつて検討を重ねた結果、油を遮断する性能の
強いアルミニウム箔に、親油性に富む繊維からな
る不織布を貼合した積層シートでもつて油切りを
構成することによつて上記目的を達成することに
成功した。
以下、添付図面によつて本考案を説明する。
第1図は本考案の油切りを構成する積層シート
の断面略図であり、図中、1はアルミニウム箔、
2は親油性不織布であり、両者は例えば適宜の接
着剤によつて貼合される。本考案のアルミニウム
箔とはアルミニウムだけからなるもののほか、ア
ルミニウム合金からなるものをも包含する。そし
て箔の厚さは通常7〜80μの範囲内のものがよ
い。
親油性不織布としては、親油性の繊維、例えば
ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン等の繊
維からなるものが用いられる。即ちこの親油性に
より吸油性も良好であり、多量の油を吸収保有す
る効果を奏する。本考案者は紙、布、又は親油性
の繊維からなる不織布についても試験したが、親
油性繊維からなる不織布が優れていることを知つ
た。
本考案の油切りは、上記構成からなる積層シー
トを、そのシートの不織布の面を上側にして、平
坦状のまヽ油切りとして使用してもよいが、例え
ば第2図に示すように四辺を折り曲げて、油がシ
ート周縁から流れ出さないようにして用いてもよ
い。即ち、四角形の積層シートの周囲の四辺3,
3…を例えば1cm又は2cm位の幅でもつて折り曲
げる。四方の角にできる余剰の部分は図中4で示
すように折り曲げると四角な皿状のものとなる。
この場合、積層シートの不織布2の面が皿の凹側
(内側)にくるようにする。本考案の積層シート
ではアルミニウム箔が一構成層となつており、指
先で容易に折り曲げることができ、しかも折り曲
げるときはその状態を保持する、所謂保形性を有
するので一般家庭でも簡単にこのような使用形態
を採ることができる。
その他、本考案の積層シートを、プレス機を用
いて皿状、その他の容器状にプレス成形して油切
りとしてもよい。
更に上記のアルミニウム箔と不織布とからなる
積層シートを、エキスパンデツドメタル状の成形
加工したものも油切りとして使用できる。エキス
パンデツドメタルは薄い鋼板に多数の平行な切目
を付し、この切目を開く方向に展伸し、ひし形と
か亀甲形の網目を形成させたものである。その製
法の一例を第5図で説明すると、薄板10に1
1,11′,11″のように、途中で一定の長さを
有し、しかも切目を途切れさせた箇所を有する切
目を直線状に付し、これと平行して12,12′
…のような切目を付ける。12,12′…は11,
11′…と横方向にみて同じ位置とする。このよ
うにして、13、…、14、…と同様な平行する
切目を付ける。更に、11,11′…の切目と1
2,12′、…の切目の間に、これらに平行する
切目を付けるが、その切目の位置は、11と1
1′との切目の間の切目のない位置に相当する位
置に21、更に21′というように切目を付ける。
同様に22,22′…、23,23′…というよう
な切目を付ける。このような関係位置にある切目
を付し、矢印C,C方向に引伸すると切目部分が
開かれ亀甲形の開口部が生ずる。なお、第5図
は、エキスパンデツドメタル形状のものの製造法
を説明するための説明図であり、切目の長さ、切
目の途切れている区間の長さ、平行する切目の間
隔等は正比例するものでない。
本考案の積層シートはアルミニウム箔を構成層
としており、そのアルミニウムの保形性により、
エキスパンデツドメタルと同様の成形加工ができ
る。この成形加工に用いる積層シートを構成する
アルミニウム箔の厚さは30〜80μのものが好まし
い。第3図はこのようにして得られた本考案油切
りの一例の(一部分の)平面略図であり、第4図
は第3図、A−A線断面における断面部のみを示
す断面図である。即ち第3図中、5で示す部分は
第4図に示すように傾斜しており、この5の傾斜
部分の長さは、エキスパンデツドメタル形状物を
作るときの平行する切目の間隔を大きくすれば長
くなる。このようにしてエキスパンデツドメタル
状に成形加工するとき、積層シートは扁平状でな
く、高さをもつたもの(第4図中、Bで示す距離
の高さ)となる。そしてこの5の部分の長さ、傾
斜角度は随意変えることができる。
このような本考案積層シートをエキスパンデツ
ドメタル形状にしたものを用い、かつ不織布2の
層を第4図に示すように上面として油切りに使用
することができる。そして、第4図で示すBの距
離が3mm以上としたものが好ましい。
本考案の積層シートをエキスパンデツドメタル
状にした油切りは、この上に揚げ物をのせると
き、吸油能力の高い不織布によつて揚げ物に付着
している余分の油が吸収され、吸収された油の量
が増えると、アルミニウム箔の面に沿つて流下す
る。この流下した油は亀甲形の開口部から流れ出
すので、この油切りを使用するときは、その下に
油受けのバツトを置く必要がある。しかしなが
ら、この本考案油切りにおいては、鍋から移され
た揚げ物は不織布2に接して吸油され、吸油され
た油は逐次、アルミニウム箔の表面に沿つて流下
するので、揚げ物に接する不織布の部分は吸油さ
れた油で飽和状態になることはないから、揚げ物
に対する吸油能力は低下せず、多量の揚げ物に対
して油切り能力を発揮する。この能力を維持する
ため、上述のように第4図に示すBの距離を3mm
以上にすることが好ましい。即ち、このエキスパ
ンデツド形状の油切りを、バツトのような受け皿
にのせていて、このバツトの上に若干の油がたま
っても、上記Bの距離が3mm以上あると、揚げ物
の油切れを悪くすることはない。
(考案の効果) (1) 本考案の油切りによれば、その上に揚げたて
の天ぷら、フライ等の揚げ物を置くとき、吸油
能の優れた親油性の不織布が余分の油をよく吸
い取り、しかも不織布に積層されたアルミニウ
ム箔が油を遮断するので平坦な積層シート単独
で油切りとして使用できる。
(2) アルミニウム箔は保形性があるので、本考案
積層シートを適宜の大きさに裁断し、その周囲
の縁部を立ち上るように折り曲げるときは、皿
状になり、不織布で吸収され、アルミニウム箔
上にたまった油も、外部に流出するようなこと
はない。また本考案の積層シートは、プレス機
で、皿状、その他の容器状に成形加工すること
が容易である。そしてこのような皿状、容器状
に成形した本考案油切りを用いて揚げ物をのせ
油切りしたものは、持ち運びも安全かつ容易に
行なえる。
(3) 本考案の積層シートをエキスパンデツドメタ
ル状に成形加工し、不織布面を上にして油切り
とするときは、これの上に揚げたての揚げ物を
のせるとき、エキスパンデツドメタル状体の開
口隙間を通つて滴下する油もあるが、その他に
揚げ物に接触する不織布によつて余分の油は吸
い取られる。この吸い取られた油はエキスパン
デツドメタル状体の傾斜部分のアルミニウム箔
の面に沿つて下方に流れ、揚げ物と接する不織
布部分は、常に油に対して不飽和の状態にある
から油吸収能力が優れた状態に保持される。例
えば従来、皿の上に紙をのせ、この紙で揚げ物
の余分の油を吸収させようとする方法がある
が、この紙は少量の油を吸い取るだけで飽和状
態になり、吸油能力を消滅する。上記本考案の
油切りではかヽる問題もない。
また従来の金網の上に揚げ物をのせる方法で
は、余分の油はしづく状になつて滴下する。こ
のためしづくは或る大きさ以上になつて、その
重力が揚げ物と油滴との吸着力に打ち勝つよう
にならなければならないので油切りが次第に悪
くなる。しかしながら、上記エキスパンデツド
メタル状の本考案油切りでは、揚げ物に不織布
が接触し、この不織布が余分の油を吸収するの
で、良好な油切りが保持される。
(4) 本考案の油切りは安価に製造できるので使い
棄てが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案油切りの積層シートの縦断面略
図、第2図は、皿状に成形された本考案油切りの
斜視略図、第3図は本考案の積層シートがエキス
パンデツドメタル状に成形加工されたものの一例
の平面略図、第4図は第3図のA−A線断面にお
ける断面部のみを示す説明図、第5図は本考案の
積層シートをエキスパンデツドメタル状に成形加
工する方法を説明するための説明図である。 図中、1はアルミニウム箔、2は不織布であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) アルミニウム箔の一面に親油性不織布を貼合
    した積層シートからなる揚げ物用油切り。 (2) アルミニウム箔の一面に親油性不織布を貼合
    した積層シートを、この積層シートの不織布の
    面を凹側として皿状又は容器状に成形してなる
    揚げ物用油切り。 (3) アルミニウム箔の一面に親油性不織布を貼合
    した積層シートをエキスパンデツドメタル状に
    成形加工してなる揚げ物用油切り。
JP11935788U 1988-09-13 1988-09-13 Expired JPH0440616Y2 (ja)

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JP11935788U JPH0440616Y2 (ja) 1988-09-13 1988-09-13

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JPH0240353U JPH0240353U (ja) 1990-03-19
JPH0440616Y2 true JPH0440616Y2 (ja) 1992-09-24

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