JPH11156980A - キッチン用シート及びその製造方法 - Google Patents

キッチン用シート及びその製造方法

Info

Publication number
JPH11156980A
JPH11156980A JP32906897A JP32906897A JPH11156980A JP H11156980 A JPH11156980 A JP H11156980A JP 32906897 A JP32906897 A JP 32906897A JP 32906897 A JP32906897 A JP 32906897A JP H11156980 A JPH11156980 A JP H11156980A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
kitchen
fiber
food
nonwoven fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP32906897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3953166B2 (ja
Inventor
Shinya Sato
信也 佐藤
Haruo Sakahashi
春夫 坂橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP32906897A priority Critical patent/JP3953166B2/ja
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to AU10545/99A priority patent/AU741890B2/en
Priority to DE69831751T priority patent/DE69831751T2/de
Priority to CNB988112434A priority patent/CN1163644C/zh
Priority to PCT/JP1998/005167 priority patent/WO1999028545A1/ja
Priority to EP98953078A priority patent/EP1035244B1/en
Priority to TW087119123A priority patent/TW367298B/zh
Publication of JPH11156980A publication Critical patent/JPH11156980A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3953166B2 publication Critical patent/JP3953166B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子レンジによる食品の調理、解凍、冷蔵庫
にて保存する際の野菜などの食品の包装、冷凍庫にて
肉、魚などを保存する際の包装、蒸籠などによる食品の
蒸し料理、煮物の際に食材から出るアクや油の類を吸着
させるシート、油コシ、油切り、食器洗い、軽い研磨効
果が期待されるシンク及びガスレンジの拭き掃除、食器
などを保管する際の破損防止、換気扇のフィルター材な
どの多岐の用途に渡り使用できるキッチン用シート及び
その製造方法を提供すること。 【解決手段】 本発明のキッチン用シートは、JIS
L1092に準じて測定した耐水圧が100mmH2 O以
上500mmH2 O未満で且つJIS L1096Aに準
じて測定した通気度が5cc/cm2/sec以上である繊維集合
体からなる基材シートに、見かけ厚さが1.0mm以上と
なるように凹凸形状を付形してなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多岐の用途に渡り
使用できるキッチン用シート、詳しくは、電子レンジに
よる食品の調理、解凍、冷蔵庫にて保存する際の野菜な
どの食品の包装、冷凍庫にて肉、魚などを保存する際の
包装、蒸籠などによる食品の蒸し料理、煮物の際に食材
から出るアクや油の類を吸着させるのに用いるシート、
油コシ、油切り、食器洗い、軽い研磨効果が期待される
シンク及びガスレンジの拭き掃除、食器などを保管する
際の破損防止、換気扇のフィルター材などの多岐の用途
に渡り使用できるキッチン用シート及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
調理済みの食品を電子レンジで温め直したり、冷凍食品
などの調理済み保存食を加熱調理する際に、食品を直接
皿などの容器に載せて調理すると、食品から出る水蒸気
が皿の上で結露して生ずる水分により食品がふやけて食
感に悪影響を及ぼすという問題があった。これを避ける
ために、キッチンペーパーなどを食品と容器の間に敷く
ことにより、キッチンペーパーが結露水を吸収し、食品
がふやけるのを防いでいる。
【0003】また、食品の蒸し料理に関し、例えば、特
開平4−154573号公報において、所定の耐水圧及
び通気度を有する食品用包体が提案されており、該包体
によれば、簡便にあんまん等が温められることが記載さ
れている。しかしながら、温める食品によりそれぞれ大
きさと数が限定され、あらかじめ決まった食品に関して
は都合がよいが、不多数の食品形態に対応することが困
難である。
【0004】また、野菜を冷蔵庫で保存する場合には、
樹脂製フィルムでラップしたりあるいは樹脂製の袋に入
れて保存したりするが、これらの材料は通気性に乏し
く、フィルムや袋の表面に結露水を生じ、やがてこれら
の水滴が凝集することにとより野菜を腐らせるという問
題を有している。何れのものにせよ、これまでのものは
単機能的に優れていても種々の使用に対応できるシート
がないというのが現状であった。
【0005】従って、本発明の目的は、電子レンジによ
る食品の調理、解凍、冷蔵庫にて保存する際の野菜など
の食品の包装、冷凍庫にて肉、魚などを保存する際の包
装、蒸籠などによる食品の蒸し料理、食材の水切り、煮
物の際に食材から出るアクや油の類を吸着させるシー
ト、油コシ、油切り、食器洗い、軽い研磨効果が期待さ
れるシンク及びガスレンジの拭き掃除、食器などを保管
する際の破損防止、生ゴミ等の水分を取り廃棄する際に
用いる水切りシート、換気扇のフィルター材などの多岐
の用途に渡り使用できるキッチン用シートを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意研究
した結果、特定の耐水圧及び通気度を有する繊維集合体
からなる基材シートに、特定の見かけ厚さを有するよう
に凹凸形状を付形してなるシートが、上記目的を達成し
得ることを知見した。
【0007】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
で、JIS L1092に準じて測定した耐水圧が10
0mmH2 O以上500mmH2 O未満で且つJIS L1
096Aに準じて測定した通気度が5cc/cm2/sec以上で
ある繊維集合体からなる基材シートに、見かけ厚さが
1.0mm以上となるように凹凸形状を付形してなること
を特徴とするキッチン用シートを提供するものである。
【0008】また、本発明は、疎水性極細繊維不織布か
らなるシートの少なくとも片面に熱可塑性樹脂からなる
不織布を積層して、JIS L1092に準じて測定し
た耐水圧が100mmH2 O以上500mmH2 O未満で且
つJIS L1096Aに準じて測定した通気度が5cc
/cm2/sec以上である基材シートを得、該基材シートに、
見かけ厚さが1.0mm以上となるようにエンボス加工に
より凹凸形状を付形することを特徴とするキッチン用シ
ートの製造方法を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のキッチン用シート
について詳細に説明する。本発明のキッチン用シート
は、JIS L1092に準じて測定した耐水圧(以
下、単に「耐水圧」という)が100mmH2 O以上50
0mmH2 O未満で且つJIS L1096Aに準じて測
定した通気度(以下、単に「通気度」という)が5cc/c
m2/sec以上である繊維集合体からなる基材シートに、見
かけ厚さが1.0mm以上となるように凹凸形状を付形し
てなるものである。
【0010】本発明のキッチン用シートを構成する上記
繊維集合体からなる基材シートは、その耐水圧が100
mmH2 O以上500mmH2 O未満である。該基材シート
の耐水圧が100mmH2 O以上500mmH2 O未満であ
るため、例えば、電子レンジで種々の調理をする場合、
電子レンジで食材を温め直す際に、得られるキッチン用
シートを食材の下に敷いたり、あるいはキッチン用シー
トで食材を包むことにより食器の結露水が該キッチン用
シートを通過できず、食材をからっと温め直すことがで
きる。また、電子レンジを用いて下ごしらえをする際
に、食材といっしょに存在する水分を逃がさないため容
易に食材を蒸し上げることができる。尚、上記耐水圧が
100mmH2 O未満であると、電子レンジ加熱の際にタ
ーンテーブル上の結露水で食品がふやける。特に、凹凸
形状の高さを小さくしたりして電子レンジ加熱等に用い
る際には、食品をふやけさせない点で、上記基材シート
の耐水圧は、200〜500mmH2Oであることが好ま
しい。
【0011】また、上記基材シートは、その通気度が5
cc/cm2/sec以上である。該基材シートの通気度が5cc/c
m2/sec以上であるため、例えば、得られるキッチン用シ
ートを食品の調理や包装に用いる場合、食品から発する
水蒸気を発散させることができる。これに対し、上記基
材シートの通気度が5cc/cm2/sec未満であると、キッチ
ン用シートに結露水が溜まり易くなる。尚、上記基材シ
ートの通気度は、高ければ高い程、換気扇のフィルター
材、蒸籠を用いた蒸し料理、電子レンジでの温め直し等
の用途には適しているが、種々の用途に適用することを
考慮すると、5〜400cc/cm2/secであることが好まし
く、30〜200cc/cm2/secであることが更に好まし
い。また、電子レンジで食材をキッチン用シートに包ん
で下ごしらえをする際あるいは野菜を包んで保存する際
にはそれらの水分を飛ばしすぎる問題を有するため、こ
のような電子レンジで下ごしらえする用途や野菜を包ん
で保存する用途に用いる場合には、上記基材シートの通
気度は、5〜50cc/cm2/secであることが好ましい。
【0012】上記基材シートは、繊維集合体からなり、
該繊維集合体の繊維材料は、疎水性繊維であることが好
ましい。特に、該繊維集合体が後述する積層体からなる
場合、該積層体を構成する表面層の繊維材料が疎水性繊
維であることが好ましい。上記繊維材料が疎水性繊維で
あれば、得られるキッチン用シート自体が吸水しないた
め、調理用途、特に電子レンジで食材を温める際に食材
から出る水蒸気等によりぬれることがなく、食材の底部
をドライにすることができ有利である。また、煮物の際
に食材から出るアクや油の類を吸着させるのに好まし
い。上記疎水性繊維の具体例としては、例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
等のポリエステル樹脂あるいはこれらのコポリマー等が
挙げられる。これらの中でも、得られるキッチン用シー
トを電子レンジで調理する際の耐熱性及び表面張力を高
める点、またシートの耐水圧、通気度を高める点及び親
油性が高い点で、ポリオレフィン樹脂、特にポリプロピ
レンが好ましい。また、上記繊維材料として、レーヨ
ン、コットン等の親水性繊維や、パルプ等の紙の繊維材
料を用いることもできる。特に、上記繊維集合体が後述
する積層体からなる場合、該積層体を構成する内部層と
して、吸水・吸油性の繊維を用いることにより、食品か
ら出る油分、水分のトラップが可能となる。これらの繊
維材料は、1種単独で又は2種以上を混合して用いるこ
とができる。
【0013】また、上記繊維材料の平均繊維径は、0.
1〜100μm、特に1〜30μmであることが好まし
い。なお、上記
【0014】上記繊維集合体としては、上記疎水性繊維
のうち、特に平均繊維径が小さい範囲にある疎水性繊維
(疎水性極細繊維)からなる不織布(以下、「疎水性極
細繊維不織布」という)を好ましく用いることができ
る。上記疎水性極細繊維不織布を構成する疎水性繊維の
平均繊維径は、0.1〜10μm、特に0.1〜5μm
であることが好ましい。この疎水性極細繊維不織布を用
いることにより、上記基材シートの耐水圧及び通気度
を、所定の範囲内に容易にコントロールすることができ
る。さらに、不織布の繊維材料全体の表面積が増大する
ために、吸油量を大きくすることができ、ある程度の吸
油量が必要とされる油切り、油・アクとり、揚げ物の電
子レンジ加熱等の用途に特に有用である。
【0015】上記疎水性極細繊維不織布の製法として
は、メルトブローあるいはフラッシュ紡糸等の製法が採
用できる。
【0016】上記繊維集合体の形態は、同一若しくは異
なる2種以上の繊維からなる単一層形態又は同一若しく
は異なる2層以上の積層体形態であり、例えば、上述の
疎水性極細繊維不織布からなる単一のシート(一定の製
法で得られた均一のシート)のような単一層形態でもよ
いし、或いは、製法の異なる不織布が2層以上積層され
たような積層体形態であってもよい。
【0017】また、本発明のキッチン用シートを多目的
に用いるには、上記基材シートとして、上述の疎水性極
細繊維不織布からなるシートの少なくとも片面に、熱可
塑性樹脂からなる不織布(以下、「熱可塑性樹脂不織
布」ともいう)を積層した積層体を用いることが好まし
い。また、用途に応じて、疎水性繊維不織布(A)、レ
ーヨン、パルプ、コットン等の吸水・吸油不織布
(B)、及び疎水性極細繊維不織布(C)を組み合わせ
た積層体、例えば、A/B/Cや、A/B/C/B/A
等の積層体を用いてもよい。
【0018】上記熱可塑性樹脂不織布に用いられる繊維
材料は、以下に示すように、(1) 得られるキッチン用シ
ートに表裏ができても良い場合及び(2) 得られるキッチ
ン用シートを表裏の無いシートにする場合により異な
る。
【0019】(1) 得られるキッチン用シートに表裏がで
きても良い場合には、一方の面が疎水性繊維のときに、
他方の面に親水性繊維を用いても差し支えないため、上
記熱可塑性樹脂不織布に利用できる繊維材料の選択範囲
は広いものとなる。この場合、上記熱可塑性樹脂不織布
の繊維材料としては、例えば、レーヨン、コットン等の
親水性繊維;ナイロン等のポリアミド、ポリエチレン、
ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリ
エステル樹脂あるいはこれらのコポリマー等の疎水性繊
維等を用いることができる。一方、(2) 得られるキッチ
ン用シートを表裏の無いシートにする場合には、上記熱
可塑性樹脂不織布としては、繊維材料として疎水性繊維
を用いた不織布(以下、「疎水性不織布」という)を用
いることが好ましい。ここで用いられる上記疎水性繊維
としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の
ポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂あるい
はこれらのコポリマー等が挙げられる。この場合、該疎
水性不織布は、前記疎水性極細繊維不織布の両面に積層
される。
【0020】上記熱可塑性樹脂不織布の繊維材料の平均
繊維径は、食器洗い性や軽い研磨効果が期待される拭き
掃除性を考えるなら、8〜100μm、特に50〜10
0μmであることが好ましい。該繊維径が8μm未満で
は、食器洗い性や軽い研磨効果が期待される拭き掃除性
が得られにくく、一方、100μmを超えると、ある程
度の繊維密度を与える材料が多く必要となり、コスト高
となることがあるため好ましくない。
【0021】上記熱可塑性樹脂不織布の製法としては、
スパンボンド、スパンレース等の製法が採用できる。ま
た、エアスルー、ヒートロールによるサーマルボンド
や、ニードルパンチ等の製法も採用できるが、これらの
製法を採用する場合には、繊維潤剤として食品添加用途
のものから選択して使用する等の工夫を要する。
【0022】上記積層体に用いられる上記疎水性極細繊
維不織布は、上記熱可塑性樹脂不織布に担持させること
により、積層体全体として必要な凹凸形状の付形性や形
態保持性を確保できるため、該疎水性極細繊維不織布の
凹凸形状の付形性や形態保持性は特に必要とされず、上
述した基材シートの耐水圧及び通気度を所定の範囲内に
コントロールし得るものであればよい。
【0023】また、本発明のキッチン用シートをより多
目的に用いるには、上記基材シートとして、疎水性不織
布からなるシートの両面に、前述の疎水性極細繊維不織
布を積層した積層体を用いることもできる。この積層体
を用いることにより、エンボス加工による凹凸形状の付
形性及び得られるキッチン用シートの形状保持力を向上
させることができ、また食器の洗浄効果や軽い研磨効果
が期待される拭き掃除性をコントロールすることができ
るため、一層の効果が期待できる。また、この積層体に
用いられる上記疎水性不織布の繊維材料の例、平均繊維
径及び製法等は、上述の熱可塑性樹脂不織布に用いられ
る疎水性不織布の場合と同様である。
【0024】上述した種々の積層体を得る際の積層一体
化の方法としては、特に制限されず如何なる方法でもよ
いが、例えば、(a)予め各層を形成するための不織布
の繊維材料を用意し、これに直接メルトブローなどの製
法により、積層一体化しても良いし、(b)それぞれの
層を形成するための不織布を予め別々に成形した後各不
織布を貼り合わせて積層一体化する、あるいはスパンボ
ンドによる不織布とメルトブローによる不織布とを同時
に製造した後これらの不織布を貼り合わせて積層一体化
しても良い。上記(b)の不織布の貼り合わせ(接合)
は、それぞれの層を形成する不織布を熱的に接合一体化
する熱融着による接着か又は接着剤を用いる接着かの何
れでもよく自在に選定できるが、一般には、熱融着によ
る接着の方が作業性の点で好ましい。特に、熱融着によ
る接着をする場合、前記疎水性極細繊維不織布の繊維材
料として好ましいポリプロピレンを用いるときには、ポ
リプロピレンからなる疎水性不織布を用いて積層一体化
すると熱融着しやすいため好ましい。
【0025】上記積層体の具体例としては、スパンボン
ドの製法により得られたポリプロピレン不織布(以下
「PPスパンボンド」と略す、以下同様)〔疎水性不織
布〕と、PPメルトブロー〔疎水性極細繊維不織布〕と
を組み合わせた積層体、更に具体的には、以下に示す種
々の組み合わせからなる積層体が好ましく用いられ、用
途により適宜選択・設計して使用される。 ・PPスパンボンド/PPメルトブロー/PPスパンボ
ンド ・PPスパンボンド/PPメルトブロー/PPメルトブ
ロー/PPスパンボンド ・PPスパンボンド/PPメルトブロー ・PPメルトブロー/PPスパンボンド/PPメルトブ
ロー これらのうち、各種の用途に適用できる点で、PPスパ
ンボンド/PPメルトブロー/PPスパンボンドを特に
好ましく用いることができる。
【0026】上記繊維集合体からなる基材シートの目付
は、7〜100g/m2、特に15〜75g/m2、とりわ
け特に25〜60g/m2であることが好ましい。該基材
シートの目付が10g/m2未満では、凹凸形状の付形性
に乏しく、食品の重みにより凹凸形状が潰され、食品か
ら発生する水蒸気のパスが狭められ食品のふやけを生じ
たり、解凍の際に出る水が直接食材に触れたり、野菜の
保存の際に凹凸形状が潰され液滴が野菜に接触するなど
の問題を生ずることがある。一方、該基材シートの目付
が100g/m2を超えると、コスト高になることがあ
る。特に、上記基材シートとして前述の積層体を用いる
場合、該積層体における前記疎水性極細繊維不織布の目
付は、1〜20g/m2、特に1〜10g/m2、とりわけ
1〜5g/m2であることが好ましく、また、前記熱可塑
性樹脂不織布の目付は、3〜30g/m2、特に3〜15
g/m2であることが好ましい。また、上記積層体(全
体)の目付(平均値)は、7〜100g/m2、特に7〜
50g/m2、とりわけ7〜20g/m2であることが好ま
しい。
【0027】また、上記基材シートの厚さは、食材を包
むための柔軟性を考慮すると、0.1〜1.0mmである
ことが好ましく、0.1〜0.5mmであることが更に好
ましい。
【0028】本発明のキッチン用シートは、上述した繊
維集合体からなる基材シートに、見かけ厚さが1.0mm
以上となるように凹凸形状を付形してなり、凹凸形状を
有しているため、食品が該シートに接する面積を少なく
して、該シートの表面に結露した水滴を食品に触れさせ
ないようにすることができる。ここで、上記凹凸形状の
形態は、食品から発生する水蒸気を逃がすのに必要な蒸
気の通気路を形成する連続し合う凹部(キッチン用シー
ト全体にわたって断続的且つ規則的に配置した凹部)を
有していれば特に制限されない。即ち、上記凹凸形状
は、連続し合う凹部によって通気路が形成され、食品か
ら発生する水蒸気を逃がすという重要な役割を果たして
いる。
【0029】また、上記凹凸形状は、本発明のキッチン
用シートを用いて野菜を包む際には、発生する水蒸気を
適度に解放しつつ結露した水分を凹部で蓄えるために、
野菜に水滴が接触することなく腐敗を防止することがで
きる。また、食材の解凍の際に、本発明のキッチン用シ
ートを食材の下に敷くことにより、食材から出る水分を
凹部で蓄えることができ、良好な解凍が可能となる。
【0030】また、上記凹凸形状は、本発明のキッチン
用シートを油コシシートとして用いる場合には、油が通
過する面積を増大させる役割を果たし、速やかな油濾過
が可能となる。また、油切りシートとして用いた場合に
は、揚げたてのてんぷらやフライ等の揚げ物から発する
水蒸気を連続し合う凹部からなる通気路を介して速やか
に解放するとともに、揚げ物の下部に結露する水滴に接
触させないため、からっとした食感を与えることができ
る。
【0031】また、上記凹凸形状は、本発明のキッチン
用シートを食器洗いや拭き掃除に用いる場合には、シー
トを立体的にして持ち易くし、食器あるいはシンクやガ
スレンジ等の複雑な形状にもフィットし易いため、使用
を簡便にすることができる。
【0032】上記凹凸形状の高さ(基材シートに凹凸形
状を付形してなるシートの底面と該シートの凸部の頂部
の裏面との距離)は、上記基材シートの厚さの3倍以上
であることが好ましい。上記凹凸形状の高さがこのよう
な高さであると、連続した凹部によって必要な蒸気の通
気路を形成することができるため好ましい。尚、上記凹
凸形状の高さは、蒸気の通気路を大きくしたり、食品を
結露水に接触させないようにすることを考慮すれば、上
記基材シートの厚さに対してなるべく大きいことが望ま
れるが、種々の用途を考慮に入れた場合、上記基材シー
トの厚さの3〜20倍であることが更に好ましい。
【0033】また、上記凹凸形状は、3.5mm以上のピ
ッチ(凹凸形状における隣り合う凸部の頂部間又は凹部
の谷部間の距離)をもって配置されていることが好まし
い。該凹凸形状のピッチは、調理する食品の大きさに応
じて適宜選択され、いくつの凸部が食品を支えるかによ
るが、一般的な食品の大きさから考えると、その上限は
50mmであることが現実的である。また、上記凹凸形状
のピッチは、種々の用途を考慮に入れた場合、3.5〜
25mmであることが更に好ましく、5.0〜15mmであ
ることが更に一層好ましい。
【0034】本発明のキッチン用シートの見かけ厚さ
(上記凹凸形状を含むシート全体の厚さ、詳細には後述
の実施例に記載の測定方法で測定される見かけ厚さ)
は、1.0mm以上である。該見かけ厚さが1.0mmより
薄いと、連続し合う凹部からなる蒸気の通気路が小さく
なったり、キッチン用シートに結露した水滴が食品に直
接触れてしまう。本発明のキッチン用シートの見かけ厚
さは、蒸気の通気路を大きくしたり、食品が結露水に接
触させないようにすることを考慮すれば、なるべく厚い
方が好ましいが、実際的な使用には、その上限は10mm
であることが現実的である。また、本発明のキッチン用
シートの見かけ厚さは、洗浄及び拭き等の防水紙として
の用途を含めた場合においても、1.0〜10mmである
ことが好ましく、更に、種々の用途を考慮に入れた場合
には、1.0〜5.0mmであることが一層好ましい。
【0035】また、本発明のキッチン用シートは、圧縮
回復率が30%以上となるように凹凸形状が付形されて
いることが好ましい。尚、上記圧縮回復率とは、カトー
テック(株)のKES−TB3を用い、ストロークスピ
ードを50sec/minとして、シートに荷重50g
f/cm2 をかけて圧縮したときの圧縮仕事量Wc(g
fcm/cm2 )及び圧縮回復仕事量Wc’(gfcm
/cm2 )により求めた圧縮回復率R〔R(%)=(W
c’/Wc)×100〕をいう。圧縮回復率が30%以
上となるように凹凸形状が付形されていると、例えば、
キッチン用シートを電子レンジで食品を温める際の下敷
きシートとして用いる場合、皿の上に、本発明のキッチ
ン用シートを敷き、シュウマイ、ぎょうざ、あんまん、
肉まん等の調理済みの食品を電子レンジで温め直した
り、冷凍食品などの調理済み保存食を加熱調理する際
に、食品から出る水蒸気を通すことができ、食品と水蒸
気が結露して生ずる水分による食品のふやけを防ぐこと
ができるため好ましい。これに対し、圧縮回復率が30
%未満であると、手で取り扱った際に凹凸形状が潰れて
戻らないことがあるため好ましくない。また、圧縮回復
率が高くなれば、水蒸気量の多い食品の加熱調理がで
き、ある程度水蒸気量の多い加熱調理が必要となれば圧
縮回復率を高くすることにより対応できる。そのような
用途の場合には、本発明のキッチン用シートの圧縮回復
率は45%であることが更に好ましい。
【0036】本発明のキッチン用シートは、上述したよ
うに、所定の耐水圧及び通気度を有する繊維集合体から
なる基材シートに、所定の見かけ厚さとなるように凹凸
形状を付形してなるものであるため、上述したような多
岐の用途に渡り使用することができる。
【0037】次に、本発明のキッチン用シートの製造方
法について詳細に説明する。尚、以下の本発明の製造方
法の項において、特に説明しないことについては上述し
た本発明のキッチン用シートの項で説明したことと同様
である。
【0038】本発明の製造方法は、上述した本発明のキ
ッチン用シートを製造する好ましい方法であって、疎水
性極細繊維不織布からなるシートの少なくとも片面に熱
可塑性樹脂からなる不織布を積層して、JIS L10
92に準じて測定した耐水圧が100mmH2 O以上50
0mmH2 O未満で且つJIS L1096Aに準じて測
定した通気度が5cc/cm2/sec以上である基材シートを
得、該基材シートに、見かけ厚さが1.0mm以上となる
ようにエンボス加工により凹凸形状を付形することによ
り、キッチン用シートを製造する方法である。
【0039】本発明の製造方法において、上記エンボス
加工を付与する方法としては特に制限されないが、例え
ば、スチールマッチのエンボス装置を用いる方法等が挙
げられる。また、上記エンボス装置の形状は、本発明に
係る上記凹凸形状を付与し得る形状であれば特に制限さ
れない。
【0040】上記エンボス加工を付与する際の好ましい
条件としては、次の通りである。 圧力;100〜500kPa、特に200〜300kP
a 温度;50〜180℃、特に70〜120℃
【0041】また、上記エンボス加工によるエンボスパ
ターンとしては、例えば、水玉柄、ドット、千鳥、格
子、ストライプ等が挙げられる。
【0042】本発明の製造方法によれば、上述したよう
な多岐の用途に渡り使用することができるキッチン用シ
ートを得ることができる。
【0043】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。しかしながら、本発明はこれらの実施例により
何等制限されるものではない。
【0044】先ず、以下の実施例で用いられる物性値の
定量方法及び測定方法を示す。 ・耐水圧;JIS L1092に準ずる。 ・通気度;JIS L1096Aに準ずる。 ・見かけ厚さ;DIAL THICKNESS GAU
GE(PEACOCK製)の測定部に4cm2 のアクリ
ル板を取り付け、キッチン用シート4cm2 の部位の厚
さを測定した際の厚さ。
【0045】〔実施例1〜3〕下記〔表1〕に本実施例
1〜3のキッチン用シートを示す。各実施例のキッチン
用シートの基材シートは、何れもPPメルトブローから
なる不織布の両面に、PPスパンボンドからなる不織布
を部分的な熱融着により積層した積層体(3層)であ
る。本実施例1〜3の上記キッチン用シートは、次のよ
うにして得た。上記各基材シート(厚さ;0.2mm、
耐水圧及び通気度;下記〔表1〕に記載)に、熱ロール
(スチールマッチエンボス)により、圧力200kP
a、温度120℃で凹凸形状を付形し、見かけ厚さが
1.7mmであるキッチン用シートを得た。この際、エ
ンボスパターンは、水玉柄とし、シートの長手方向及び
幅方向に連続且つ規則的に配列させた。また、凹凸形状
のピッチ(隣接する凸部の頂部間の距離)は、7.0m
mであった。
【0046】
【表1】
【0047】
【発明の効果】本発明のキッチン用シートは、電子レン
ジによる食品の調理、解凍、冷蔵庫にて保存する際の野
菜などの食品の包装、冷凍庫にて肉、魚などを保存する
際の包装、蒸籠などによる食品の蒸し料理、煮物の際に
食材から出るアクや油の類を吸着させるシート、油コ
シ、油切り、食器洗い、軽い研磨効果が期待されるシン
ク及びガスレンジの拭き掃除、食器などを保管する際の
破損防止、換気扇のフィルター材などの多岐の用途に渡
り使用できるものである。また、本発明のキッチン用シ
ートの製造方法によれば、上記の有用なキッチン用シー
トを得ることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 JIS L1092に準じて測定した耐
    水圧が100mmH2O以上500mmH2 O未満で且つJ
    IS L1096Aに準じて測定した通気度が5cc/cm2
    /sec以上である繊維集合体からなる基材シートに、見か
    け厚さが1.0mm以上となるように凹凸形状を付形して
    なることを特徴とするキッチン用シート。
  2. 【請求項2】 上記凹凸形状の高さが、上記基材シート
    の厚さの3倍以上であることを特徴とする請求項1記載
    のキッチン用シート。
  3. 【請求項3】 上記凹凸形状が、3.5mm以上のピッチ
    をもって配置されていることを特徴とする請求項1又は
    2記載のキッチン用シート。
  4. 【請求項4】 上記繊維集合体が2層以上の積層体から
    なり、該積層体を構成する表面層の繊維材料が、疎水性
    繊維であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記
    載のキッチン用シート。
  5. 【請求項5】 上記積層体を構成する内部層が、疎水性
    極細繊維不織布であることを特徴とする請求項4記載の
    キッチン用シート。
  6. 【請求項6】 疎水性極細繊維不織布からなるシートの
    少なくとも片面に熱可塑性樹脂からなる不織布を積層し
    て、JIS L1092に準じて測定した耐水圧が10
    0mmH2 O以上500mmH2 O未満で且つJIS L1
    096Aに準じて測定した通気度が5cc/cm2/sec以上で
    ある基材シートを得、該基材シートに、見かけ厚さが
    1.0mm以上となるようにエンボス加工により凹凸形状
    を付形することを特徴とするキッチン用シートの製造方
    法。
JP32906897A 1997-11-28 1997-11-28 キッチン用シート及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3953166B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32906897A JP3953166B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 キッチン用シート及びその製造方法
DE69831751T DE69831751T2 (de) 1997-11-28 1998-11-17 Küchenfolie
CNB988112434A CN1163644C (zh) 1997-11-28 1998-11-17 厨用膜材及其制备方法
PCT/JP1998/005167 WO1999028545A1 (fr) 1997-11-28 1998-11-17 Feuille de cuisine
AU10545/99A AU741890B2 (en) 1997-11-28 1998-11-17 Kitchen sheet
EP98953078A EP1035244B1 (en) 1997-11-28 1998-11-17 Kitchen sheet
TW087119123A TW367298B (en) 1997-11-28 1998-11-18 Kitchen towel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32906897A JP3953166B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 キッチン用シート及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11156980A true JPH11156980A (ja) 1999-06-15
JP3953166B2 JP3953166B2 (ja) 2007-08-08

Family

ID=18217265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32906897A Expired - Lifetime JP3953166B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 キッチン用シート及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3953166B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8893347B2 (en) 2007-02-06 2014-11-25 S.C. Johnson & Son, Inc. Cleaning or dusting pad with attachment member holder
JP2015042382A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 矢野運送有限会社 吸油シート
JP2017506954A (ja) * 2014-02-21 2017-03-16 カール・フロイデンベルク・カー・ゲー クリーニングクロス
CN112430899A (zh) * 2020-11-12 2021-03-02 重庆干城环保科技有限公司 一种高分子多孔颗粒生物过滤材料的制备方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8893347B2 (en) 2007-02-06 2014-11-25 S.C. Johnson & Son, Inc. Cleaning or dusting pad with attachment member holder
JP2015042382A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 矢野運送有限会社 吸油シート
JP2017506954A (ja) * 2014-02-21 2017-03-16 カール・フロイデンベルク・カー・ゲー クリーニングクロス
US10406565B2 (en) 2014-02-21 2019-09-10 Carl Freudenberg Kg Cleaning cloth
CN112430899A (zh) * 2020-11-12 2021-03-02 重庆干城环保科技有限公司 一种高分子多孔颗粒生物过滤材料的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3953166B2 (ja) 2007-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7128789B2 (en) Surface bonded entangled fibrous web and method of making and using
US20120208416A1 (en) Drying mat
JP4894977B2 (ja) 表面凹凸構造を有する不織布及びそれを用いた製品
US7141770B2 (en) Microwave cooking package with non-stick absorbing pad
US6986931B2 (en) Disposable cutting sheet
US20130227855A1 (en) Drying Mat
US20100143640A1 (en) Drying mat
JP2004510606A (ja) 処理基板および/または支持表面
US7063880B2 (en) Sheet material and manufacturing method and apparatus therefor
CN1956843A (zh) 用于包装热食品的多层片材或衬垫
JPH11156980A (ja) キッチン用シート及びその製造方法
EP1035244B1 (en) Kitchen sheet
JPH11156981A (ja) キッチン用シート及びその製造方法
JPH11156979A (ja) キッチン用シート
CA2515617A1 (en) Sheet material manufacturing apparatus and method of producing a sheet material
JP2000168791A (ja) 食品包装用シートおよび袋状物
US20040224134A1 (en) Processing substrate, slip resistant substrate therefor, and method of using the same
JP3383382B2 (ja) 食品加熱調理用包装体
US8540074B1 (en) Reusable multi-functional pad/filter device
JP2018172803A (ja) 立体模様を有するエアレイド不織布シート、およびその製造方法
JP3002837B2 (ja) 簡易蒸し袋とその袋を使った被調理物を蒸す調理方法
JPH11291371A (ja) 食品包装用シート
JP3153792U (ja) 耐熱性調理用シート
JPH05329967A (ja) 吸湿シート
JP2014527846A (ja) 食物下敷用二軸延伸フィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070424

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140511

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term