JP3123039U - キッチンフロアマット - Google Patents

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Abstract

【課題】キッチンで落下飛散する液体・油・調理屑などがキッチン下の床面に流出することなく捕捉して備蓄し、スリッパや足で他の部屋の床面に拡散するのを防ぎ、他の床面を清潔に保つことができ、また洗い安いキッチンフロアマットの提供。
【解決手段】底板1の上面周縁部に枠縁2a、2bを立て、底板1の上面に枠縁の高さとほぼ同じ高さの滑らかな形状の突起3を所定の間隔で設け、飛散した液体・油・調理屑を捕捉し蓄えることができる。また底板1の上面周縁部の枠縁2a、2bにより落下飛散した液体や油が床に流出することがない。さらに突起3の高さにより出来た空間4に溜まった液体・油・調理屑などがスリッパや足の裏に付着することがない。また連結具5および6で各ユニットを連結する。
【選択図】図1

Description

本考案はキッチンで落下飛散する液体・油・調理屑などをキッチンの床面に流出することなく捕捉して備蓄し、さらにスリッパや足の裏で他の床面に拡散するのを防ぎ、洗い安いキッチンフロアマットに関する。
従来、キッチンフロアマットに関連する技術としては、繊維製品のキッチンフロアマットが一般的で、液体・油・調理屑などは繊維の上に落下したものを受け止めるだけの技術で、液体・油がキッチンの床面に流出し、また液体・油・調理屑などがスリッパや足の裏に付着し、そのまま移動すると他の床面に拡散して他の床面を汚す原因になっていた。また従来のキッチンマットは長尺なので、洗う時かさばって重く簡単に洗うことができなかった。
従来、ゴム製の玄関マットのような技術もあるが、底に穴を貫通させ、また四方の枠にスリット溝を設けむしろ水などの液体を外部に排出する構造になっており、また靴底に付着した泥を落とす目的で芝生のような細かい突起形状なので、ある程度の大きさの屑は表面に浮き、底に備蓄し難い欠点があり、本考案とは思想が違っていた。又先行技術としては特開平11−285458などがあるが、これらは飛散した液体を吸収シートで吸収するのが目的で、他の部屋の床面に液体以外の汚れを拡散することを抑止する技術ではなかった。
本考案はかかる不具合を解決するためになされたもので、キッチンで飛散落下する液体・油・調理屑などをキッチンの床面に流出することなく捕捉して備蓄し、スリッパや足で他の床面に拡散するのを防ぎ、他の床面を清潔に保つことができ、洗いやすいキッチンフロアマットの提供を課題とするものである。
上記目的を達成するために、所定の大きさの底板の上面周縁部に枠縁を立て、枠縁の高さとほぼ同じ高さの滑らかな形状の突起を所定の間隔で複数もうけている。またユニット単位の場合、所定の大きさの底板の上面周縁部の枠縁は、連結自在な接続ができるから、手で持ち運びできる程度の大きさの単位のユニットで製作し、各ユニットを連結すれば自由な大きさで使用できる。
このような構成により、所定の大きさの底板の上面周縁部の枠縁と、枠縁の高さとほぼ同じ高さの滑らかな形状の突起を所定の間隔でもうけ、枠縁と突起の空間に落下飛散する液体・油・調理屑などを捕捉して蓄えることができ、突起によりスリッパや足の裏に液体・油・調理屑などが付着することがないため、他の床面に移動してもスリッパや足の裏で他の床面を汚すことがなく、室内を清潔に保つことができる。また滑らかな形状の突起を所定の間隔で設けているので洗い安い。
所定の大きさの底板の上面周縁部の枠縁は、連結自在な被覆状連結具の接続部となっているから、手で持ち運びできる程度の大きさの単位のユニットで製作し、各ユニットを被覆状連結具で連結すれば自由な大きさで使用でき、各ユニットの隙間は被覆状連結具により液体・油・調理屑が隙間に落ちることはない。また汚れたユニットだけを取り外して洗うことができるので、持ち運びの負担が少ない。
以下、図面に示す本考案を実施するための最良の形態により、本考案を詳細に説明する。なお、これらの本考案の異なる形態の説明に当たって、本考案の実施例1の形態と同一構成部分には同一の符号を付して重複する説明を省略し、効果や材料、寸法、加工法など重複する説明を省略する。
請求項1による本考案の実施例1である。図1は本考案の実施の形態にかかるキッチンフロアマットの図2のA−A断面図である。図2は本考案の実施にかかる平面図である。図3は本考案の実施の形態にかかるキッチンフロアマットの実施例の斜視図である。
図1において、キッチンフロアマットは所定の大きさの底板1の上面周縁部に立てられた枠縁2a,2bである。2bは枠縁の別の形態で枠縁に斜面を設けた例である。底板の上面に、枠縁2a,2bとほぼ同じ高さの滑らかな形状の突起3を所定の間隔で複数もうけてある。4は底板と枠縁と突起により出来た空間である。
所定の大きさの底板の上面周縁部に立てられた枠縁および底面上部に設けられた突起は一体で、高さは3〜8mm程度、各突起の間隔は6mm〜15mm、底板の大きさは縦300〜650mm、横300〜800mmの合成樹脂、発泡性合成樹脂、合成ゴム、エラストマー等の材料で構成されている。成型法としてはインジェクション成型、注型、板状からの真空成型などが適している。
本考案のキッチンフロアマットは、所定の大きさの底板1の上面周縁部に立てられた枠縁2a、2bと、当該底板1の上面に枠縁2a、2bの高さとほぼ同じ高さの滑らかな形状の突起3を所定の間隔でもうけ、枠縁2a、2bと複数の突起3により出来る空間4に落下飛散する液体・油・調理屑を捕捉し蓄えることができる。また底板1の上面周縁部に設けられた枠縁2a、2bにより液体や油が外に流出することがない。さらに突起3の高さにより出来た空間4に溜まった液体・油・調理屑などが、スリッパや足の裏に付着することがないため、他の床面に移動してもスリッパや足の裏で他の床面を汚すことがなく、室内を清潔に保つことができる。また滑らかな形状の突起3は所定の間隔で設けられているため洗い安い。
即ち、従来のキッチンフロアマットは繊維製品で、落下飛散する液体・油・調理屑などを受け止めるだけで、それらが流出し、スリッパや足の裏に付着していたが、この実施の形態のキッチンフロアマットを使用すれば、枠縁2a、2bにより流出することがなく、突起3によりスリッパや足の裏に液体・油・調理屑などが付着することがないため、他の床面に移動してもスリッパや足の裏で他の床面を汚すことがなく、室内を清潔に保つことができる効果が得られる。
請求項2による本考案の実施例である。図4は本考案の実施の形態にかかるキッチンフロアマットをユニット単位で実施した例で、ユニットを複数連結した平面図である。図5は図4のB−B断面図で、被覆状連結部品5を取り付けた断面図である。図6は本考案の形態にかかるキッチンフロアマットの実施例の被服状連結部品5を取り付ける前の斜視図である。
図5において、被覆状連結部品5はユニットを複数連結した枠縁に被せる被覆状の連結具である。被覆状連結部品は、合成樹脂、ゴム、金属等の材料で製作されるのが望ましい。
本考案のキッチンフロアマットは所定の大きさの底板1の上面周縁部に立てられた枠縁2aと、連結した隣り合う別のユニットの枠縁2aに、独立した被服状連結部品5を覆いかぶせるように設置したもので、この独立した被服状連結部品5により、複数のユニットを連結させて主として横方向に拡大させ、作業台の所定の幅に合わせることができる。また独立した被服状連結部品5は相手に覆いかぶせることにより、複数のユニットの合わせ目に発生する隙間に落下飛散する液体・油・調理屑などが進入して床面を汚すことがない効果がある。また、ユニット単位に分割することで、汚れたユニットだけを取り外して水洗いできるので使用者の負担が少なくなる効果がある。
請求項3による本考案の実施例である。図7は本考案の実施の形態にかかるキッチンフロアマットをユニット単位で実施した例で、ユニットを複数連結した平面図である。図8は枠縁2aの一方向に被覆状連結カバー6を具備したユニットの斜視図である。図9は本考案の形態にかかるキッチンフロアマットの実施例の複数のユニットを連結した状態を示す図7のC−C断面図である。
図8において、被覆状連結カバー6は枠縁2aの一方向に枠縁2aと一体で成型され、隣り合ったユニットの枠縁に被せる被覆状の連結具である。
本発明のキッチンフロアマットは、所定の大きさの底板1の上面周縁部の枠縁2aに連続して設けられた被覆状連結カバー6を、隣り合う別のユニットの枠縁2aに覆いかぶせるように設置したもので、この被覆状連結カバー6により、複数のユニットを連結させて主として横方向に拡大させ、作業台の所定の幅に合わせることができる。また被覆状連結カバー6を隣り合う別のユニットに覆いかぶせることにより、複数のユニットの合わせ目に発生する隙間に落下飛散する液体・油・調理屑などが進入して床面を汚すことがない効果がある。また、ユニット単位に分割することで、汚れたユニットだけを取り外して水洗いできるので使用者の負担が少なくなる効果がある。被覆状連結カバー6は枠縁2aと一体なので紛失する心配がない。
本考案のキッチンフロアマットは独立した状態で製作し利用することが出来るが、特にユニット単位で製作した場合、図10は基本型、図11はエンド型、図12はL字型のように3種類のユニットを製作すれば、図13の並列型キッチン、図14のL字型キッチン、図15のアイランド型キッチンなど自由に組み合わせることが出来、産業上の利用可能性は高くなる。
本考案の実施例1にかかる構成を示す断面図である。 本考案の実施例1にかかる構成を示す平面図である。 本考案の実施例1にかかるキッチンフロアマットの構成を示す斜面図である。 本考案の実施例2にかかる構成を示すユニット単位を被覆状連結部品により複数連結した平面図である。 本考案の実施例2にかかる構成を示すユニット単位を被覆状連結部品により複数連結した構成を示すユニットのB−B断面図である。 本考案の実施例2にかかる構成を示すユニット単位を被覆状連結部品により複数連結する前の斜視図である。 本考案の実施例3にかかる被覆状連結カバーを具備した構成を示し、複数のユニット単位を連結した例の平面図である。 本考案の実施例3にかかる被覆状連結カバーを具備した構成を示し、ユニットの斜視図である。 本考案の実施例3にかかる構成を示すユニット単位を被覆状連結カバーにより複数連結したC−C断面図である。 本考案のユニット単位での基本型の平面図である。 本考案のユニット単位のエンド型の平面図である。 本考案のユニット単位のL字型の平面図である。 本考案のユニット単位で利用した並列型キッチンの平面図である。 本考案のユニット単位で利用したL型キッチンの平面図である。 本考案のユニット単位で利用したアイランド型キッチンの平面図である。
符号の説明
1 底板
2a 枠縁
2b 枠縁
3 突起
4 空間
5 被覆状連結部品
6 被覆状連結カバー

Claims (3)

  1. 所定の大きさの底板の上面周縁部に枠縁を立て、底板の上面に枠縁の高さとほぼ同じ高さの滑らかな形状の突起を所定の間隔で複数もうけたことを特徴とするキッチンフロアマット。
  2. 前記所定の大きさの底板の上面周縁部の枠縁は、他の被覆状の連結部品によって、接続自在としたことを特徴とする請求項1に記載のキッチンフロアマット。
  3. 前記所定の大きさの底板の上面周縁部の枠縁は、一方向に連結自在な被覆状の連結カバーを具備することを特徴とする請求項1に記載のキッチンフロアマット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0577436U (ja) * 1991-06-28 1993-10-22 株式会社竹中工務店 導電床
JP2010057563A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Daiwa House Industry Co Ltd フロアマット
CN110123107A (zh) * 2019-05-24 2019-08-16 厦门绵羊抗疲劳垫有限公司 一种站立垫

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