JP2581656Y2 - 煮物調理用の灰汁取り材 - Google Patents

煮物調理用の灰汁取り材

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JP2581656Y2
JP2581656Y2 JP1993058023U JP5802393U JP2581656Y2 JP 2581656 Y2 JP2581656 Y2 JP 2581656Y2 JP 1993058023 U JP1993058023 U JP 1993058023U JP 5802393 U JP5802393 U JP 5802393U JP 2581656 Y2 JP2581656 Y2 JP 2581656Y2
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lye
cooking
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sheet
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元幸 江崎
龍太郎 白柳
正樹 清水
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Mitsui Chemicals Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、煮物調理の際に用いら
れ、鍋内の煮物の上に敷いて、煮物等より煮汁中に発生
する灰汁を吸着するシート状の灰汁取り材に関する。
【0002】
【従来技術】煮物調理では、煮物等より発生する灰汁は
従来、お玉や金網状の灰汁取り具で掬い取って除去して
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】煮物調理の際の灰汁取
りをお玉や灰汁取り具を用いて行う従来の方法では、頻
繁な除去作業が必要で繁雑であり、煮汁が少ない場合や
固形状の煮物が多い場合では、灰汁取り自体が困難であ
る。また調理時に落とし蓋を使用することがあるが、落
とし蓋があるまゝで灰汁取りを行うことはできない。
【0004】本考案は上記の問題を解消し、煮物調理の
際に発生する灰汁を取ることのできる灰汁取り材を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題の解決手段及び作用】本考案の灰汁取り材は、鍋
内の煮物の上に敷くポリプロピレン又はポリエチレンの
親油性繊維よりなる不織布シートであって、当該不織布
シートに1ないし複数の孔を形成したものである。本考
案の灰汁取り材によれば、ポリプロピレン又はポリエチ
レンの親油性が良好な不織布シートよりなるために、主
として油性である灰汁を吸着し易いうえ、煮汁が少ない
場合でも、煮物の上に敷いた灰汁取り材が落とし蓋とし
ての機能を果たすようになると共に、紙や親水性繊維よ
りなるものに比べ、水分の吸着量もきわめて少ないた
め、味が煮物全体に十分に行き渡るようになり、煮汁が
多い場合でも、煮汁中に丸まってしまうようなことはな
い。したがって、灰汁の吸着面積を一定に保つことがで
き、保温性も高い。
【0006】しかも煮汁灰汁と共に対流により不織布
シート上に溢れ出るが、不織布シートのフィルター効果
により灰汁のみが不織布シート上に残って吸着除去さ
れ、煮汁は不織布シートを通って戻される。
【0007】上述する繊維は、混合したものでも、単独
のものでもよく、製法も特に制限はないが、強度、密
度、生産性の点から、連続長繊維法(スパンボンド法)
によるものが望ましい。繊維径も0.5〜15デニール
程度、好ましくは吸着性と保温性のバランスのよい3〜
6デニールのものが望ましい。シートの目付けは、10
〜300g/m2 程度のものが実用性を有するが、軽過
ぎると、煮汁に吹上げられ易くなり、重過ぎると、機能
的には問題はないものゝ、経済的に不利益となることか
ら、30〜50g/m2 程度のものが望ましく、その見
掛け密度は、保温性とフィルター機能のバランスから
0.05〜0.25g/cm3 程度のものが望ましい。
【0008】シートに形成される孔は、孔の大きさに特
に制限はなく、シートの一部分に形成されていても、全
体に形成されていてもよい。また孔形状も特に制限され
ないが、円形が望ましい。
【0009】
【実施例】図1は、中央に一個の大きな円形孔1を形成
した親油性繊維の不織布シートよりなる灰汁取り材2を
示すものであり、図2は、円形孔1の周りの周縁に小孔
3を形成した灰汁取り材、図3は、周縁に小孔3を形成
した灰汁取り材、図4は全面に小孔3を形成した灰汁取
り材をそれぞれ示すものである。図5は、上記灰汁取り
材2を鍋4内の煮物の上に敷いた使用例を示すものであ
る。
【0010】
【考案の効果】本考案は以上のように構成され、次のよ
うな効果を奏する。請求項1記載の灰汁取り材によれ
ば、親油性があり、煮物調理時に発生する灰汁の吸着性
がよいこと、保温性がよく、落とし蓋としての機能を有
するようになること、紙や親水性繊維よりなるものと比
べ、水分の吸着量がきわめて少ないため、煮汁が少なく
なって味が煮物全体に行き渡りにくゝなることがないこ
と、煮汁が多い場合でも丸まってしまうことがなく、し
たがって灰汁の吸着面積を一定に保ことができると共
に、保温性を保つことができること、形状がくずれない
限り、洗浄して再使用することも可能であり、経済的で
あること、煮汁が対流により孔を通してシート上に溢
れ、シートを通して戻るとき、シートのフィルター効果
により灰汁がシート上に残って吸着除去されるようにな
り、灰汁をより有効に除去できるようになること等の効
果を有する。
【0011】請求項記載の灰汁取り材においては、強
度、密度、生産性に優れる。請求項記載の灰汁取り材
によれば、吸着性と保温性に優れ、請求項記載の灰汁
取り材においては、軽過ぎて煮汁により吹き上げられる
ようなことがないうえ経済的である。
【0012】請求項記載の灰汁取り材においては、保
温性とフィルター機能のバランスに優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る灰汁取り材の平面図。
【図2】 別の実施例の平面図。
【図3】 更に別の実施例の平面図。
【図4】 他の実施例の平面図。
【図5】 使用態様を示す断面図。
【符号の説明】
1・・・円形孔 2・・・灰汁取
り材 3・・・小孔 4・・・鍋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−59551(JP,U) 実開 平2−55851(JP,U) 実開 平4−77835(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 43/28

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鍋内の煮物の上に敷くポリプロピレン又は
    ポリエチレンの親油性繊維よりなる不織布シートであっ
    て、当該不織布シートに1ないし複数の孔を形成してな
    煮物調理用の灰汁取り材。
  2. 【請求項2】親油性繊維連続長繊維法によって得られ
    る請求項1記載の煮物調理用の灰汁取り材。
  3. 【請求項3】親油性繊維の繊維径は、3〜6デニールで
    ある請求項1記載の煮物調理用の灰汁取り材。
  4. 【請求項4】不織布シートの目付は、30〜50g/m
    2 である請求項1記載の煮物調理用の灰汁取り材。
  5. 【請求項5】不織布シートの見掛け密度は、0.1〜
    0.2g/cm3 である請求項1記載の煮物調理用の灰汁
    取り材。
  6. 【請求項6】孔は円形である請求項記載の煮物調理用
    の灰汁取り材。
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