JP5947690B2 - アク取り板並びにアク取り方法 - Google Patents

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アクの多い材料を深鍋などで煮る際に出るアクを効果的に除去可能とする技術に関する。
沖縄では、豚骨などを長時間煮ると発生するアクを除去する場合、お玉で掬い取る方法が一般的であるが、煮汁まで除去してしまうという欠点がある。このような問題を解消し、アクを効率よく付着させることができるとともに、付着したアクを楽に除去することができるアク取り具を提供する器具が特許文献1で提案されている。
その内容は、アクが容易に付着する木材で形成された、落とし蓋としても使用できるアク取り具本体と、このアク取り具本体の底面に形成したアクの付着面積を大きくする凹凸部と、前記アク取り具本体の上面に固定された取っ手とでアク取り具を構成している。
一方、特許文献2のように、電磁調理器を使用して麺を良好に茹でることができる麺茹で器を提供するべく、調理補助板を収容して容器を電磁調理器のトッププレート上に載置して麺を茹でると、調理補助板によって、容器内の上方空間の水に、ガスコンロで加熱するときに生じる対流と同様の対流が強制的に生成される結果、麺が容器の周面に向かって拡がり、麺同士がひっつき団子状態になることがない。
特開2002−223964号 特開平8−182617号
しかしながら、特許文献1のアク取り具は、アク取り具本体が木材で形成されており、しかも落とし蓋としても使用するので、上面に浮いた状態で使用することになり、深鍋の底で焦げ着くのを防ぐことはできない。
これに対し、特許文献2の技術は、一見すると本発明と似てはいるが、鍋底側に配設される調理補助板の中央部には、相対的に大きな孔が形成されており、周囲部には、相対的に小さな孔が形成されていることが必須要件なため、対流の起こる部位が強制的に規制・変更され、エネルギー効率が悪くなるため、大量の材料を効率よく、かつ均一に煮る必要のある業務用には適しない。また、適用領域が電磁調理器に限定されるのが大きな欠点である。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、熱効率を低下させる恐れがなく、大量の材料を均一にかつ効果的に煮る場合に適するアク取り技術を実現することにある。
請求項1は、鍋底との間隔保持のためのスペーサ手段を有し、少なくとも下面に凹溝と畝部が形成され、かつ少なくとも前記畝部に複数の貫通孔が分散して開けられているアク取り板を、鍋内の底寄りに水平に設けることを特徴とするアク取り方法である。
請求項2は、鍋内の底寄りに水平に配設され、かつ鍋底との間隔保持のためのスペーサ手段を有するアク取り板であって、少なくとも下面に凹溝と畝部が形成され、かつ少なくとも前記畝部に貫通孔が分散して開けられていることを特徴とするアク取り板である。
請求項3は、前記凹溝と畝部が同心円状に交互に形成され、かつ前記スペーサ手段は外周寄りに脚状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のアク取り板である。
請求項4は、ほぼ中央にもスペーサ手段を有し、しかも脚状のスペーサ手段は所定の間隔でアク取り板自体を曲げて形成されていることを特徴とする請求項3に記載のアク取り板である。
請求項1のように、アク取り板は、鍋底との間隔保持のためのスペーサ手段を有しているので、アク取り板が、鍋底と常に間隔保持されていることで、煮る材料の焦げつきが防止される。また、アク取り板の下面には凹溝と畝部が形成されているので、凹溝と直角に曲げる場合の曲げ強度が強くなり、煮る材料が重くても、或いは煮る材料を乱暴に投げ込んだりしても、アク取り板が変形したり損傷することがない。しかも、鍋底側の畝部に複数の貫通孔が分散して開けられているので、対流には支障が無く、均一に加熱され煮えるため、従来のように不均一な煮え方が防げる。特に、鍋底側の、対流の滞留し勝ちな凹溝にアクが溜まり、自動的にアク取りされるため、浮上するアクをおたまで掬い取る手間が少なくなる。
請求項2のように、アク取り板は、鍋底との間隔保持のためのスペーサ手段を有するので、材料が鍋底に接して焦げるのを防ぐことができる。また、凹溝と畝部が形成されているので、強度が増し、アク取り板の損傷を防止できる。しかも、鍋底側の、対流の滞留し勝ちな凹溝にアクが自動的に溜まってアク取りされるため、アクが大量に発生する業務用として最適である。しかも、少なくとも鍋底側の畝部に貫通孔が開けられているので、この貫通孔がアクなどで塞がれることはなく、円滑に対流し、均一に煮ることができる。
請求項3のように、前記凹溝と畝部が同心円状に交互に形成されているので、アク取り板全体としての強度が向上し、また外周寄りにスペーサ手段は形成されているので、外周と鍋底との間隔を確実に保持できる。
請求項4のように、ほぼ中央にもスペーサ手段を有しているので、煮る材料が重くても、アク取り板の中央部と鍋底との間隔を確実に保持でき、また前記外周寄りのスペーサ手段は所定の間隔で形成されているので、対流のために液体が上下動するのを妨げることはなく、かつアク取り板を曲げて形成されているので、構造が簡素となる。
本発明によるアク取り板の全容を示す平面図と中心断面図である。 図1のアク取り板の斜視図と使用状態を示す斜視図である。 別の実施形態を示す平面図と中心断面図である。 別の実施形態を示す斜視図とアクの自動取り動作を示す拡大断面図である。
次に本発明によるアク取り方法が実際上どのように具体化されるか実施形態を詳述する。図1(1)(2)は本発明によるアク取り板の全容を示す平面図と中心断面図であり、板材の少なくとも下面に凹溝1と畝部2が交互に同心円状に形成され、畝部2に対流用の貫通孔hが分散して開いている。3…はスペーサ脚であって、アク取り板P自体の外周を曲げて形成され、鍋底との間隔を保持している。しかも、窓穴4を挟んで形成されている。
図2(1)(2)は、図1のアク取り板Pの斜視図と使用状態を示す斜視図であり、凹溝1と畝部2の同心状態は図示を省いてある。Kは鍋類で、その底部がbである。従って、鍋底b側(アク取り板Pの下面)が凹溝1と畝部2になっている。実際には、0.3〜2mmの板材をプレスして形成するので、凹溝1の裏側(上側)は凸状となり、畝部2の裏側(上側)は凹溝状となる。
鍋類Kの底が深く、豚足5などを大量に業務用として煮る場合を考慮して、重量に耐えうる、丈夫な構造である必要がある。そのために、アク取り板Pの中央にもスペーサ手段6を設けてある。なお、外周のスペーサ脚3や中央のスペーサ手段6だけでは足りない場合は、これらの中間にもスペーサ手段を配設できる。
図2(2)のように、アク取り板Pを鍋類K内の底b上に水平に設置してから、豚足5などを大量に投入し、水Wをたっぷり入れて業務用としてガス炎fなどで煮る。すると、図4(2)のように、畝部2に開けた貫通孔hや窓穴4を水流が通過し、矢印のような対流となって円滑に移動する。そのため、材料5は均一に煮える。しかも、アク取り板Pのスペーサ手段6により、鍋底bとの間隔が一定に保持されるので、材料5が鍋底bに接して焦げるなどの問題は発生しない。なお、鍋底bとアク取り板Pとの間隔は10〜15mm程度が適している。
加えて、下向きの凹溝1の部位は、対流が阻害されてよどみ勝ちなため、アク7が次第に溜まっていき、自動的にアク取りされる。従って、上部に浮上するアクが発生する場合に限って、従来と同様にお玉で掬い取れば足りる。
図3は中央のスペーサ手段6に代えて、網容器8を鍋底b側から嵌め込んだ例である。この網容器8内には、浄化用の木炭を入れたり、味を良くする石やセラミョクを収納してもよい。
網容器8は、上側からは取り出し不能で、かつ煮る材料5の自重などに耐えうる材質や形状をしている。
なお、図示例では凹溝1と畝部2が同心円状に形成されているが、トタン板のように一方向に真っ直ぐに形成することも可能であり、碁盤目のように直交させることも可能である。平板に、凸状や凹状を間隔をおいて形成してもよい。前記貫通孔hは、必ずしも丸孔に限らない。
以上のように、本発明のアク取り板を鍋類に入れ、底部の上に水平に載せてから、煮る材料と水を入れて煮ると、畝部に開けた貫通孔で円滑な対流が形成されるので、熱効率を低下させることなしに、大量の材料を均一にかつ効果的に煮ることができ、しかも対流が滞留し勝ちな凹溝を利用して自動的にアクを取ることができる。
1 凹溝
2 畝部
h 貫通孔
3… スペーサ脚
P アク取り板
4 窓穴
K 鍋類
b 底部
5 豚足(煮る材料)
6 スペーサ手段
W 水
f ガス炎
7 アク
8 網容器

Claims (4)

  1. 鍋底との間隔保持のためのスペーサ手段を有し、少なくとも下面に凹溝と畝部が形成され、かつ少なくとも前記畝部に複数の貫通孔が分散して開けられているアク取り板を、鍋内の底寄りに水平に設けることを特徴とするアク取り方法。
  2. 鍋内の底寄りに水平に配設され、かつ鍋底との間隔保持のためのスペーサ手段を有するアク取り板であって、少なくとも下面に凹溝と畝部が形成され、かつ少なくとも前記畝部に貫通孔が分散して開けられていることを特徴とするアク取り板。
  3. 前記凹溝と畝部が同心円状に交互に形成され、かつ前記スペーサ手段は外周寄りに脚状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のアク取り板。
  4. ほぼ中央にもスペーサ手段を有し、しかも脚状のスペーサ手段は所定の間隔でアク取り板自体を曲げて形成されていることを特徴とする請求項3に記載のアク取り板。
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