JPH0440430Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0440430Y2
JPH0440430Y2 JP1985023024U JP2302485U JPH0440430Y2 JP H0440430 Y2 JPH0440430 Y2 JP H0440430Y2 JP 1985023024 U JP1985023024 U JP 1985023024U JP 2302485 U JP2302485 U JP 2302485U JP H0440430 Y2 JPH0440430 Y2 JP H0440430Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting blade
fixed
sliding
vibration
support plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985023024U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61139128U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985023024U priority Critical patent/JPH0440430Y2/ja
Publication of JPS61139128U publication Critical patent/JPS61139128U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0440430Y2 publication Critical patent/JPH0440430Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、コンバインの刈刃仕組の防振支持
構造に関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来、鋸歯状の固定刈刃及び摺動刈刃を重設し
て、摺動刈刃の往復摺動により穀稈を刈取るよう
に構成した刈刃仕組は、例えば、実開昭58−
55419号公報に示すものが存在する。そして、上
記従来例のものは、刈取フレームの両側上部に、
支持板を垂直状に立設すると共に、固定刃側の両
側には、下向き状に支持側板を垂設して同支持側
板を弾性体を介して支持板に連結するものであつ
た。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 ところが、固定刃側の支持側板と刈取フレーム
側の支持板とは垂直状に形成されているから、摺
動刈刃が左右方向に往復作動すると、同摺動刈刃
と固定刃の自重が下向き荷重として作用すると共
に、左右方向の振動が刈取フレーム側に作用して
刈取部が適確に支持されないために、同刈取フレ
ーム側では、異常な振動が発生し、刈刃作動に支
障を来たすという欠点があつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案では、固定刈刃の上面に摺動刈刃を左右
摺動自在に摺接させ、摺動刈刃の左右往復作動に
より穀稈を剪断すべく構成した刈刃仕組におい
て、固定刈刃の両端部を支持する刈取部フレーム
に、左右刈刃支持板を傾斜状に固着すると共に、
同固定刈刃の両外側端部には、外方に上り勾配の
傾斜状とした左右取付部を連設し、同左右取付部
を、傾斜状の左右刈刃支持板に左右防振ゴムブロ
ツクを介して取付けてなるコンバインの刈刃仕組
の防振支持構造を提供せんとするものである。
(ホ) 作用 この考案では、刈取部フレームに固着された傾
斜状の左右刈刃支持板により固定刈刃を受け止め
ることができ、特に、傾斜状の左右刈刃支持板に
は左右防振ゴムブロツクを介して固定刈刃側の傾
斜状の左右取付部を取付けることができるので、
同固定刈刃及び摺動刈刃の自重と左右振動を適確
に受け止めることができ、したがつて、刈刃仕組
部には異常な振動や騒音が発生しないものであ
る。
(ヘ) 効果 この考案によれば、固定刈刃の上面に摺動刈刃
を左右摺動自在に摺接させ、摺動刈刃の左右往復
作動により穀稈を剪断すべく構成した刈刃仕組に
おいて、固定刈刃の両端部を支持する刈取部フレ
ームに、左右刈刃支持板を傾斜状に固着すると共
に、同固定刈刃の両外側端部には、外方に上り勾
配の傾斜状とした左右取付部を連設し、同左右取
付部を、傾斜状の左右刈刃支持板に左右防振ゴム
ブロツクを介して取付けたものであるから、固定
刈刃及び摺動刈刃の重量と、固定刈刃側の左右振
動をつり合いをとりながら適確に受け止めること
ができ、したがつて、刈取部フレームの振動をや
わらげることがきて、騒音を低くすることができ
るものである。
(ト) 実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、
Aはコンバインを示し、クローラ式の走行部1の
上方に機体フレーム2を配設し、同フレーム2の
前方に連設した刈取部3で穀稈を刈取り、縦搬送
及び横搬送機構4,5を介して同フレーム2中央
左側上方に配設した脱穀部6に搬送し、脱穀部6
に内蔵した扱胴7により脱穀し、穀粒は脱穀部6
下方に設けた選別部8の揺動選別機構9及び唐箕
10からの選別風により選別して精粒となし、揚
穀コンベアにより機体フレーム2中央右側上方に
設けた精穀タンク11に貯溜すると共に、脱穀後
の排稈及び選別部8からの藁屑を後部の排出部1
2から機外に排出して、走行部1により圃場を走
行しながら、刈取から脱穀、選別の各作業を一連
して行うべく構成している。なお図中13は運転
部、14は運転部13に配設したコンバインAを
操縦するための各種レバーを示す。
刈取部3は、刈取部フレーム15に分草板1
6、引起し装置17及び刈刃仕組18を支持させ
て構成しており、刈刃仕組18は刈取部フレーム
15に前方をやや低位置とした傾斜状態に配設さ
れており、原動機(不図示)と連動連結した刈刃
駆動軸19からの動力により刈刃仕組18を作動
させるように構成している。
刈刃仕組18はそれぞれ略山形状に切刃を形成
した刈刃片20多数を横方向に連結して構成した
固定刈刃21及び摺動刈刃22よりなり、固定刈
刃21の上面に摺動刈刃22の下面を左右摺動自
在に詳説させ、摺動刈刃22の左右往復作動によ
り刈刃仕組18前方の穀稈を剪断すべく構成して
おり、摺動刈刃22の左右往復作動は、摺動刈刃
22上面に立設した略逆U字形状の回動受体23
の開口中に刈刃駆動軸19の前端に連設した刈刃
駆動クランク24のクランクピン25を挿入し、
同ピン25にベアリング26を外嵌して回動受体
23の開口部の左右内側面27,27′に同ベア
リング26の外周面に当接せしめ、刈刃駆動軸1
9の回転によるクランクピン25の円運動の回動
軌跡から回動受体23を介して左右方向成分を抽
出して回動受体23と一体の摺動刈刃22を左右
往復作動させるように構成している。なお、21
−1は摺動刈刃22の浮き上り防止用の押え板を
示す。
固定刈刃21は、刈取部3の下端左右側に配設
した刈取部フレーム15の間に横架されており、
固定刈刃21の左右端に設けた左右取付部28,
28′を水平線hから角度θで外方に上り勾配傾
斜状態に屈折せしめると共に、刈取部フレーム1
5の内側に、固定刈刃21の左右取付部28,2
8′とそれぞれ平行に略方形状の左右刈刃支持板
29,29′を連設し、左右取付部28,28′下
面と左右刈刃支持板29,29′上面との間にそ
れぞれ略直方体形状の左右防振ゴムブロツク3
0,30′を介設し、同ブロツク30,30′を介
して刈刃仕組18を刈取部フレーム15に支持さ
せている。すなわち、左右防振ゴムブロツク3
0,30′を外方に上り勾配の傾斜配設して、刈
刃仕組18の取付位置を低くすることにより、左
右防振ゴムブロツク30,30′上面の中心相互
に結ぶ水平線hに、摺動刈刃22上面に立設した
回動受体23の中心を一致させることができ、刈
刃駆動クランク24の摺動刈刃22への着力点
を、同水平線hに可及的に近接させることを可能
にして、刈刃仕組18を傾動させるモーメントの
発生を可及的に小さくしている。
なお、左右防振ゴムブロツク30,30′はい
ずれも、略直方体形状で、上下面にはそれぞれ裏
板30−1が装着されており、同裏板30−1の
中心にそれぞれ立設したボルト30−2を介し
て、左右取付部28,28′及び左右刈刃支持板
29,29′に取付固定するものである。そして、
左右刈刃支持板29,29′の外側端縁を上方に
折曲して縁取り部29−1を形成している。
従つて、刈刃仕組18を左右防振ゴムロツク3
0,30′により弾性支持しているにもかかわら
ず、刈刃駆動クランク24の回転作動による刈刃
仕組18の傾動を防止しているので、柔かい防振
ゴムブロツクを用いることができ防振効果を高め
ている。なお、刈刃駆動クランク24による摺動
刈刃22のストロークは山形状の刈刃片20の2
山分であり、その分、刈刃駆動軸19の回転数を
低くして刈刃仕組18の弾性支持と相俟つて振動
を軽減している。また、刈取部フレーム15製作
の際の熔接歪等、同フレーム15の歪みが左右防
振ゴムブロツク30,30′に吸収されて刈刃仕
組18に波及せず、刈刃仕組18の作動を円滑に
して異音発生を防止している。更に、左右防振ゴ
ムブロツク30,30′の傾斜配設により、刈刃
仕組18の位置を低くすることができ、穀稈を低
位置で刈取ることができる。
第4図に示すものは、刈刃駆動軸19にクラン
クピン25を弾性支持したもので、内輪31の外
周面に環状の緩衝ゴム32を接着し、同ゴム32
を外輪33内に圧入し、外輪33の側面にクラン
クピン25を突設しており、同ゴム32の弾性に
より、刈刃駆動系のバツクラツシユによる衝撃を
吸収して振動、騒音を低減すると共に、刈刃仕組
18に過負荷がかかつた場合、緩衝ゴム32と外
輪33がスリツプして刈刃仕組18及び同駆動系
の損傷が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本案構造の斜視展開図。第2図は、
同背面図(一部断面)。第3図は、本案構造を有
するコンバインの全体側面図。第4図は、他の実
施例。 15……刈取部フレーム、18……刈刃仕組、
21……固定刈刃、22……摺動刈刃、28……
左取付部、28′……右取付部、29……左刈刃
支持板、29′……右刈刃支持板、30……防振
ゴムブロツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定刈刃21の上面に摺動刈刃22を左右摺動
    自在に摺接させ、摺動刈刃22の左右往復作動に
    より穀稈を剪断すべく構成した刈刃仕組18にお
    いて、固定刈刃21の両端部を支持する刈取部フ
    レーム15に、左右刈刃支持板29,29′を傾
    斜状に固着すると共に、同固定刈刃21の両外側
    端部には、外方に上り勾配の傾斜状とした左右取
    付部28,28′を連設し、同左右取付部28,
    28′を、傾斜状の左右刈刃支持板29,29′に
    左右防振ゴムブロツク30,30′を介して取付
    けてなるコンバインの刈刃仕組の防振支持構造。
JP1985023024U 1985-02-19 1985-02-19 Expired JPH0440430Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985023024U JPH0440430Y2 (ja) 1985-02-19 1985-02-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985023024U JPH0440430Y2 (ja) 1985-02-19 1985-02-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61139128U JPS61139128U (ja) 1986-08-28
JPH0440430Y2 true JPH0440430Y2 (ja) 1992-09-22

Family

ID=30515874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985023024U Expired JPH0440430Y2 (ja) 1985-02-19 1985-02-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0440430Y2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5626521B2 (ja) * 1973-02-19 1981-06-19
JPS5817522B2 (ja) * 1979-02-14 1983-04-07 チッソ株式会社 α↓−オレフイン重合体を製造する方法
JPS5855419B2 (ja) * 1978-03-22 1983-12-09 三菱電機株式会社 空調機用複合タイマ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55106027U (ja) * 1979-01-22 1980-07-24
JPS6014340Y2 (ja) * 1979-08-04 1985-05-08 井関農機株式会社 刈取機における刈高さ調節装置
JPS5817522U (ja) * 1981-07-29 1983-02-03 株式会社ナブコ 液面警報装置
JPS5855419U (ja) * 1981-10-09 1983-04-15 ヤンマー農機株式会社 コンバインにおける刈刃等の取付構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5626521B2 (ja) * 1973-02-19 1981-06-19
JPS5855419B2 (ja) * 1978-03-22 1983-12-09 三菱電機株式会社 空調機用複合タイマ
JPS5817522B2 (ja) * 1979-02-14 1983-04-07 チッソ株式会社 α↓−オレフイン重合体を製造する方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61139128U (ja) 1986-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10165726B2 (en) Agricultural header with multiple knife drives
US3901003A (en) Rotary mower deck structure including a sound- and vibration-isolated blade housing section
JPH0440430Y2 (ja)
CN2819754Y (zh) 多功能脱粒机
US10537059B2 (en) Gang mower with cutting units having suspensions incorporating tuned mass dampers
JP3280255B2 (ja) コンバインの刈取部構造
RU2217900C2 (ru) Механизм очистки зерноуборочного комбайна
JP3588683B2 (ja) コンバイン
JPS6245540Y2 (ja)
JP3321543B2 (ja) コンバインの刈取部構造
JP3431974B2 (ja) 普通形コンバインの刈刃装置
CN114040673B (zh) 草皮收割机及用于草皮收割机的切割头
JPH0135651Y2 (ja)
RU2321990C2 (ru) Молотилка зерноуборочного комбайна
JPH0633784Y2 (ja) コンバインのキャビン防振構造
JPS6016277Y2 (ja) コンバインの刈刃装置
JPS6024685B2 (ja) コンバイン
JPH0737469Y2 (ja) コンバインにおける機台
JPH0628998Y2 (ja) 脱穀装置
JPH0746111Y2 (ja) コンバイン
JP2509770Y2 (ja) コンバインの刈取装置
JPS5843500Y2 (ja) コンバインのフレ−ム構造
JP3368162B2 (ja) コンバインの刈取部構造
JP2514735Y2 (ja) 収穫機の穀稈掻込み装置
JPH0221873Y2 (ja)