JPH0440244Y2 - - Google Patents

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JPH0440244Y2
JPH0440244Y2 JP1987051078U JP5107887U JPH0440244Y2 JP H0440244 Y2 JPH0440244 Y2 JP H0440244Y2 JP 1987051078 U JP1987051078 U JP 1987051078U JP 5107887 U JP5107887 U JP 5107887U JP H0440244 Y2 JPH0440244 Y2 JP H0440244Y2
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lead wire
bending
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pad
roller
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、素子の両端のリード線部の屈曲を矯
正するための、リード線の屈曲矯正装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
一般に抵抗器やダイオードのように、両端にリ
ード線のある素子は、製造の途中においてリード
線が屈曲することがあるため、完成品として出荷
するには、事前にリード線部の屈曲を矯正する必
要がある。
ところが、従来のリード線の屈曲矯正装置は、
素子のリード線部を押圧しながら回転させてリー
ド線部の屈曲を矯正する矯正ローラが円筒状で、
その矯正ローラと接する当て金の表面も平面状で
あるため、素子の両端のリード線部を円筒状の矯
正ローラと平面状の当て金とで押圧しながら円筒
状の矯正ローラを回転させても、リード線にはそ
の弾性限界を越えるストレスを加えることができ
ず、リード線部の屈曲の永久歪をなかなか除去す
ることができないという欠点があつた。特に硬い
材質のリード線の場合、その屈曲の矯正は困難で
あつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記従来の欠点に鑑みて提案されたも
ので、素子の両端のリード線部にリード線の弾性
限界を越えるストレスを加えることにより、硬い
材質のリード線であつても、その屈曲を効果的に
除去することができる実用上きわめて有効なリー
ド線の屈曲矯正装置を提供せんとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決するために、素子の
両端のリード線部を押圧しながら回転させてリー
ド線部の屈曲を矯正する矯正ローラを内側又は外
側に向つて拡径するプロフアイルを持つた異径矯
正ローラとすると共に、その異径矯正ローラと接
する当て金の表面形状を、異径矯正ローラのプロ
フアイルに対応したプロフアイルとし、異径矯正
ローラの外周及び当て金の表面に、移送される素
子本体を案内する素子案内溝と、素子の両端のリ
ード線部を各々保持して移送する爪を案内する爪
案内溝とを設けて、リード線の屈曲矯正装置を構
成したことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案のリード線の屈曲矯正装置は上記のよう
に構成されているので、素子はその両端のリード
線部を爪に保持されながら当て金上を移動する
が、素子の両端のリード線部は、当て金上で異径
矯正ローラにより押圧されながら回転され、異径
矯正ローラ及び当て金の表面のプロフアイルに沿
つて強制的に振り回され、その弾性限界を越える
ストレスが加えられるので、屈曲していたリード
線の永久歪は効果的に除去されることになる。な
お、異径矯正ローラの外周及び当て金の表面に
は、素子案内溝と爪案内溝がそれぞれ設けられて
いるので、異径矯正ローラと当て金間でリード線
の屈曲を矯正中に、素子本体やリード線部を保持
する爪が邪魔になることはない。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて具
体的に説明する。
第1図は本考案の一実施例に係わるリード線の
屈曲矯正装置を適用した矯正工程の側面図で、第
2図はその平面図である。又、第3図、第4図及
び第5図は、第1図に示す矢視A−A,B−B及
びC−C線に沿つて切断した断面図で、第6図は
第1図における矢視D部分の斜視図である。
図中1は駆動モータ2により駆動される駆動ス
プロケツトで、3は従動スプロケツト、4は案内
スプロケツトを示し、各スプロケツト1,3,4
間にはチエーン5が水平に張架されている。6は
そのチエーン5に等間隔に取付けられた爪であ
る。7は中央部の素子本体8の両端にリード線部
9を有する素子で、素子7はその両端のリード線
部9をチエーン5に取付けられた爪6に各々保持
されて、チエーン5により第1図において左から
右へ移送されるようになつている。
次には入側に配置された第1の屈曲矯正装
置、は中央部に配置された、本考案に係わる第
2の屈曲矯正装置、は出側に配置された第3の
屈曲矯正装置である。
第1の屈曲矯正装置において、10は架台を
示し、その架台10に支持された定盤11上には
スタンド12が設けられている。13は素子7の
両端のリード線部9を押圧しながら回転させて、
リード線9部の屈曲を大まかに矯正する円筒状の
粗矯正ローラで、その両端は支持枠14により支
承されており、その支持枠14は、スタンド12
のアーム15に取付けられたバネ16により、所
定圧で下向に押圧されるようになつている。又、
17は定盤11上に載置されて、粗矯正ローラ1
3と接する当て金で、その表面は平面状に形成さ
れており、入側は移送されて来る素子7をすくい
上げるように下向に傾斜せしめられている。
又、粗矯正ローラ13の外周及び当て金17の
表面には、移送される素子本体8を案内する素子
案内溝18と、素子7の両端のリード線部9を
各々保持して移送する爪6を案内する爪案内溝1
9とが各々スリツト状に設けられている。
次に、本考案に係わる第2の屈曲矯正装置に
おいて、10は同じく架台を示し、その架台10
に支持された定盤11上には、スタンド12が設
けられている。13′は素子7の両端のリード線
部9を押圧しながら回転させて、リード線部9の
屈曲を確実に矯正する外側に向つて拡径するプロ
フアイルを持つた異径矯正ローラで、その両端は
同じく支持枠14により支承されており、その支
持枠14はスタンド12のアーム15に取付けら
れたバネ16により、所定圧で下向に押圧される
ようになつている。又、17′は定盤11上に載
置されて、異径矯正ローラ13′と接する当て金
で、その表面形状は異径矯正ローラ13′のプロ
フアイルに対応したプロフアイルに形成されてお
り、入側は移送されて来る素子7をすくい上げる
ように下向に傾斜せしめられている。
又、異径矯正ローラ13′の外周及び当て金1
7′の表面には、移送される素子本体8を案内す
る素子案内溝18′と、素子7の両端のリード線
部9を各々保持して移送する爪6を案内する爪案
内溝19′とが各々スリツト状に設けられている。
次に、第3の屈曲矯正装置において、13″
は素子7の両端のリード線部9を押圧しながら回
転させてリード線部9の屈曲の矯正を仕上げる円
筒状の仕上げ矯正ローラであるが、他の構成は第
1の屈曲矯正装置と全く同じであるため、同一
部材には同一符号を付して各部の説明は省略す
る。
次に、第1、第2及び第3の屈曲矯正装置,
,の駆動について説明する。
図中20は駆動モータで、この駆動モータ20
を駆動すると、第2の屈曲矯正装置及び第3の
屈曲矯正装置の各スタンド12に取付けられた
各プーリ21,21とモータ20の出力軸に取付
けられたプーリ22間に張架されたベルト23に
よつて、各プーリ軸24が回転するようになつて
いる。
又、第2の屈曲矯正装置及び第3の屈曲矯正
装置の各プーリ軸24にはプーリ25が、又異
径矯正ローラ13′及び仕上げ矯正ローラ13″に
はプーリ26が取付けられており、プーリ25と
プーリ26間にはベルト27が張架されているの
で、駆動モータ20を駆動させると、異径矯正ロ
ーラ13′及び仕上げ矯正ローラ13″は同時に同
一方向に同一速度で回転することになる。
又、第2の屈曲矯正装置のプーリ軸24に取
付けられているプーリ28と、第1の屈曲矯正装
置のプーリ軸24に取付けられているプーリ2
8間にはベルト29が張架され、プーリ軸24に
取付けられたプーリ25と粗矯正ローラ13に取
付けられたプーリ26間にはベルト27が張架さ
れているので、駆動モータ20を駆動すると、粗
矯正ローラ13も同時に異径矯正ローラ13′及
び仕上げ矯正ローラ13″と同一方向に同一速度
で回転することになる。
上記構成よりなるリード線の矯正工程において
は、駆動モータ2及び駆動モータ20を駆動し
て、チエーン5に取付けられた爪6により、素子
7の両端のリード線部9を保持して左から右へ移
送すると、まず第1の屈曲矯正装置において、
素子7は当て金17上にすくい上げられ、円筒状
の粗矯正ローラ13により押圧されながら当て金
17上を回転し、リード線部9の屈曲が大まかに
矯正されることになる。こうして第1の屈曲矯正
装置を出た素子7は、爪6により保持されなが
ら移送されて行く。
次に、第2の屈曲矯正装置において、素子7
は当て金17′上にすくい上げられ、異径矯正ロ
ーラ13′により押圧されながら当て金17′上を
回転して、リード線部9が異径矯正ローラ13′
及び当て金17′のプロフアイルに沿つて振り回
され、リード線部9にはその弾性限界を越えるス
トレスが加えられ、屈曲したリード線部9の永久
歪は効果的に除去され、矯正されることになる。
こうして、第2の屈曲矯正装置を出た素子7
は、爪6により保持されながら移送されて行く。
次に、第3の屈曲矯正装置において、素子7
は当て金17上にすくい上げられ、再び円筒状の
仕上げ矯正ローラ13″により押圧されながら当
て金17上を回転し、リード線部9の屈曲がきれ
いに仕上げ矯正されることになる。こうして、第
3の屈曲矯正装置を出た素子7は、爪6により
保持されながら移送され、矯正行程を終えること
になる。
なお、本実施例においては、本考案を適用した
リード線の屈曲矯正装置を矯正行程の中央に1台
のみ設置したが、これを複数台にしてもよい。
又、粗矯正ローラ13と異径矯正ローラ13′と
仕上げ矯正ローラ13″の径をそれぞれ異ならし
てもよい。
又、本実施例においては、異径矯正ローラ1
3′を外側に向つて拡径するプロフアイルとした
が、逆に内側に向つて拡径するプロフアイルとし
てもよく、テーパ状だけでなく、多少クラウンを
持たせてもよい。
又、各ローラ13,13′,13″の回転速度
は、チエーン5の移動速度よりも速く回転させる
が、その相対的な速度差や、異径ロール13′及
び当て金17′のプロフアイル等は、リード線の
材質や屈曲の程度等に応じて最適に設計されるこ
とは言うまでもない。
〔考案の効果〕
以上具体的に説明したように、本考案のリード
線の屈曲矯正装置によれば、当て金上を移動する
素子の両端のリード線部は、当て金上で異径矯正
ローラにより押圧されながら回転され、異径矯正
ローラ及び当て金の表面のプロフアイルに沿つて
強制的に振り回され、弾性限界を越えるストレス
が加えられる為、例え硬い材質であつても屈曲し
ているリード線の永久歪を効果的に除去すること
ができる。又、異径矯正ローラの外周及び当て金
の表面には、素子案内溝と爪案内溝がそれぞれ設
けられているので、異径矯正ローラと当て金間で
リード線の屈曲を矯正中に、素子本体やリード線
部を保持する爪が邪魔になることもない。
又、異径矯正ローラや当て金のプロフアイル及
び異径矯正ローラの回転速度や素子の移動速度等
を変えることにより、各種材質の色々変化した屈
曲のリード線の矯正に充分に応じることができ
る。等多くの利点を有し、構造もきわめて簡単で
取扱いの容易な、実用上きわめて有効なリード線
の屈曲矯正装置を提供し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係わるリード線の
屈曲矯正装置を適用した矯正行程の側面図で、第
2図はその平面図、第3図、第4図及び第5図は
第1図に示す矢視A−A,B−B及びC−C線に
沿つて切断した断面図、第6図は第1図における
矢視D部分の斜視図である。 ……第1の屈曲矯正装置、……第2の屈曲
矯正装置、……第3の屈曲矯正装置、1……駆
動スプロケツト、2……駆動モータ、3……従動
スプロケツト、4……案内スプロケツト、5……
チエーン、6……爪、7……素子、8……素子本
体、9……リード線部、10……架台、11……
定盤、12……スタンド、13……粗矯正ロー
ラ、13′……異径矯正ローラ、13″……仕上げ
矯正ローラ、14……支持枠、15……アーム、
16……バネ、17,17′……当て金、18,
18′……素子案内溝、19,19′……爪案内
溝、20……駆動モータ、21……プーリ、22
……プーリ、23……ベルト、24……プーリ
軸、25……プーリ、26……プーリ、27……
ベルト、28……プーリ、29……ベルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 素子の両端のリード線部を押圧しながら回転さ
    せてリード線部の屈曲を矯正する矯正ローラを内
    側又は外側に向つて拡径するプロフアイルを持つ
    た異径矯正ローラとすると共に、その異径矯正ロ
    ーラと接する当て金の表面形状を異径矯正ローラ
    のプロフアイルに対応したプロフアイルとし、異
    径矯正ローラの外周及び当て金の表面に、移送さ
    れる素子本体を案内する素子案内溝と、素子の両
    端のリード線部を各々保持して移送する爪を案内
    する爪案内溝とを設けたことを特徴とするリード
    線の屈曲矯正装置。
JP1987051078U 1987-04-06 1987-04-06 Expired JPH0440244Y2 (ja)

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JP1987051078U JPH0440244Y2 (ja) 1987-04-06 1987-04-06

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JP1987051078U JPH0440244Y2 (ja) 1987-04-06 1987-04-06

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Publication Number Publication Date
JPS63187310U JPS63187310U (ja) 1988-11-30
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