JP2826170B2 - 熱交換器の伝熱管用板材の曲げ加工装置 - Google Patents

熱交換器の伝熱管用板材の曲げ加工装置

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、1枚の板材を折り返して形成される熱交換
器の伝熱管用板材の曲げ加工装置に係り、詳しくは、例
えば、ラジエータ,コンデンサ,エバポレータ等の熱交
換器に使用される伝熱管の製造装置に於ける曲げ加工装
置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の熱交換器用伝熱管としては、例えば、
実開昭54−29464号公報等に開示されるものが知られて
いる。
これを第7図に基づいて説明する。熱交換器用伝熱管
1は、1枚の板材を所定の成形手段によって内部に空間
部3が形成できるようにされると共に、その両端部2,2
が重合するように壁面の一部を境にして折り曲げ加工さ
れた後、重合する両端部2,2をロー付けすることによっ
て形成されている。
この熱交換器用伝熱管1は、通常のラジエータ,コン
デンサ,エバポレータ等の熱交換器に用いられる伝熱管
と同様に、タンク又はヘッダに設けた嵌合孔内にその端
部を嵌入し、水密構造とされるように構成されている。
斯くして構成された熱交換器用伝熱管1は、通常の丸
管や偏平管等の伝熱管に比して、その放熱面積が大きい
という利点があると共に、通常の丸管や偏平管等の伝熱
管に比して、その製造が安価であるという利点がある。
処が、この熱交換器用伝熱管1は、板材を折り曲げる
ことによって、その両端部2,2を接合するものであるか
ら、正確に折り返し部4の位置を出さないと、例えば、
第8図に示す如く、両端部2,2の接合部分が小さくな
り、その部位から冷媒が洩れる虞がある。又、タンク又
はヘッダに設けた嵌合孔に嵌入することが困難となる。
更に、若し、第8図の如き形状のものを、タンク又はヘ
ッダに嵌入させるには、嵌合孔を大きくせざるを得ず、
隙間が大きなものとなり、その部位をローによって埋め
ることが困難となる虞がある。その結果、該嵌合部から
冷媒が洩れる虞がある。
そこで、本発明者等は、先に、中央部に突条を設け、
壁面に所定の凹部を設けた成形ロールと、中央部に突条
を設け、壁面に所定の突起を設けた成形ロールとを備え
た成形機をによって、長尺の板材に複数の凹凸を形成す
ると共に該板材の長手方向中央部に下り返し部と成る突
条を形成する熱交換器用伝熱管の製造方法を出願した
(特開平1−295641号)。
この先願に係る熱交換器用伝熱管の製造方法によれ
ば、各一対の成形ロールの中央部に突条と凹条とが設け
られているので、成形された板材の中央部に折り返し部
が正確に形成され、上述した如き不具合が解消できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
処が、上記先願に係る熱交換器用伝熱管の製造方法で
は、各成形ロールを、夫々駆動軸にキー材を介して連結
されているため、全ての成形ロールの回転速度と荷重と
を一定としている。その結果、折り曲げ加工時の各段階
での荷重が異なるにも拘わらず、常に一定の荷重が成形
ロールに掛かることとなり、ワークに引張力が作用し、
ワークの伸び,反り,曲がりが発生する虞がある。
本発明は斯かる従来の問題点を解決するために為され
たもので、その目的は、ワーク及び成形ロールに所定値
以上の負荷が掛かると、成形ロールを自由回転状態とし
てワークに引張力が掛からないようにした熱交換器の伝
熱管用板材の曲げ加工装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る熱交換器の伝熱管用板材の曲げ加工装置
は、駆動軸を介して回転する複数の曲げローラを設け、
ワークを徐々に折り曲げ加工する熱交換器の伝熱管用板
材の曲げ加工装置に於て、各曲げローラと駆動軸との間
に、摩擦板とスプリングとを介在し、このスプリングに
よって、曲げローラを駆動軸に所定の荷重で押圧するよ
うに構成したものである。
〔作 用〕
本発明によれば、スプリングが摩擦板を押圧して、こ
れによって、曲げローラが駆動軸に一定荷重で押し付け
られる。従って、駆動軸が回転すると、それに伴って曲
げローラが回転し、各曲げローラ間に挿入されるワーク
を所定の角度に曲げ加工する。この際、ワーク及び曲げ
ローラに所定値以上の負荷が加わると、摩擦板がスリッ
プして、曲げローラをフリー状態とすることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る熱交換器の伝熱管用
板材の曲げ加工装置を示すもので、10は一対の曲げロー
ラを現す。
この一対の曲げローラ10は、中央部に突条11を有する
曲げローラ10Aと、中央部に凹条12を有する曲げローラ1
0Bとによって構成されている。
そして、この一対の曲げローラ10は、ワークWの折り
曲げ加工数に応じて、例えば、第2図及び第3図に示す
如く、7組設けられている。この設置数は、ワークWに
よって適宜任意に選択することができる。
又、各曲げローラ10Aと10Bに設けた突条11と凹条12と
は、第2図及び第4図に示す如く、ワークWの折り曲げ
角度に応じて順次鋭角と成るように形成されている。
更に、各曲げローラ10Aと10Bは、駆動軸20に回転自在
に取り付けられている。そして、各曲げローラ10Aと10B
は、ストッパ13,13を有し、駆動軸20に設けた段部21に
当接するようになっている。
更に又、各曲げローラ10Aと10Bに於けるストッパ13が
設けられている端面側には、スプリング受け14が設けら
れている。
各スプリング受け14には、所定の値の押圧力を有する
スプリング40が当接している。このスプリング40は、駆
動軸20の外周を覆うように配されている。
このスプリング40の他端側には、摩擦板43が設けられ
ている。この摩擦板43は、駆動軸20を覆う短管44の先端
部に設けられている。この短管44は、軸受45を介して基
台に取り付けられている。
上記駆動軸20は、モータ等の駆動源と連結するプーリ
又はスプロケット22を取り付け、基台に軸受23,24を介
して取り付けられている。そして、各駆動軸20は、チェ
ーン又はベルト等の駆動伝達体25を介して連結してい
る。
次に、斯くして構成された本実施例の作用を説明す
る。
先ず、駆動源を操作して、各駆動軸20を回転し、これ
によって、各曲げローラ10A1,10B1,10A2,10B2、・・・1
0A7,10B7が同時に回転する。この状態で、第2図に於け
る左側から、平坦でその壁面に所定の凹凸部が形成され
ているワークWが供給されて来ると、ワークWは、第2
図,第3図及び第5図に示す如く、第1ステップから
第7ステップに向かって、順次その曲げ角度を大きく
し乍ら、曲げ加工が施されて行く。
斯くして、第7ステップを経たワークWに、第5図
の如く、別の手段(例えば、人手によって両端部51,51
を当接するような力を掛ける等の手段)での角度まで
折り曲げると、第6図に示す如く、目的とする伝熱管用
素体50を得ることができる。
上記曲げ加工時に、各曲げローラ10A1,10B1,10A2,10B
2、・・・10A7,10B7の何れかに、スプリング40の押圧力
以上の荷重が掛かると、その曲げローラは、駆動軸20か
らの駆動力を受けることができなくなり、フリーロール
状態となる。従って、ワークWに設定値以上の引張力が
掛からない。
以上の如く、本実施例によれば、各曲げローラ10A1,1
0B1・・・10A7,10B7と駆動軸20との間に、摩擦板43とス
プリング40とを介在し、このスプリング40によって、曲
げローラ10A1,10B1・・・10A7,10B7を駆動軸20に所定の
荷重で押圧するように構成したので、曲げローラ10A1,1
0B1・・・10A7,10B7は、スプリング40によって、駆動軸
20に一定荷重で押圧され、ワークW及び曲げローラ10A
1,10B1・・・10A7,10B7に所定値以上の負荷が掛かる
と、摩擦板43がスリップして、駆動軸20の回転力を曲げ
ローラ10A1,10B1・・・10A7,10B7に伝達しなくなり、そ
のワークWに無理な曲げ加工を施すことがない。その結
果、ワークWには、引張力が掛からず、反り,曲がりを
生ずることがない。
本発明者の実験によれば、曲げローラとして、スリッ
プロールを用い、ワークWの材料として、ロー材をクラ
ッドしたアルミニウム材H14(4343(10%)−3003(80
%)−4343(10%))、板厚0.4tを用い、スプリングの
押圧力5kgとした場合に、得られたワークWに伸び,反
り,曲がりのないことが確認できた。
尚、上記実施例では、壁面に多数の凹凸部を設けた伝
熱管について説明したが、壁面に凹凸部を設けていない
伝熱管にも適用できるものである。
〔発明の効果〕
以上の如く、本発明は、駆動軸を介して回転する複数
の曲げローラを設け、ワークを徐々に折り曲げ加工する
熱交換器の伝熱管用板材の曲げ加工装置に於て、各曲げ
ローラと駆動軸との間に、摩擦板とスプリングとを介在
し、このスプリングによって、曲げローラを駆動軸に所
定の荷重で押圧するように構成したので、加工時にワー
クに過荷重が掛かると、摩擦板がスリップして、駆動軸
からの伝達力を曲げローラに伝達しないようになるか
ら、加工時に於けるワークの伸び,反り,曲がりが防止
でき、精度の良い製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る熱交換器の伝熱管用板
材の曲げ加工装置の主要部を示す断面図である。 第2図は第1図に於ける曲げローラの配置関係を示す側
面図である。 第3図は第2図に於ける曲げローラによって曲げ加工さ
れるワークの状態を示す説明図である。 第4図は第2図に於ける上方の曲げローラを省略して下
方の曲げローラとワークとの関係を示す平面図である。 第5図は本発明の一実施例によるワークの曲げ加工状態
を示す説明図である。 第6図は本発明の一実施例によって得られた熱交換器の
伝熱管用素体を示す断面図である。 第7図及び第8図は従来方式によってえられた熱交換器
の伝熱管用素体を示す断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 10,10A,10B……曲げローラ 11……突条 12……凹条 20……駆動軸 40……スプリング 43……摩擦板 W……ワーク 50……伝熱管用素体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸を介して回転する複数の曲げローラ
    を設け、ワークを徐々に折り曲げ加工する熱交換器の伝
    熱管用板材の曲げ加工装置に於て、各曲げローラと駆動
    軸との間に、摩擦板とスプリングとを介在し、このスプ
    リングによって、曲げローラを駆動軸に所定の荷重で押
    圧するように構成したことを特徴とする熱交換器の伝熱
    管用板材の曲げ加工装置。
JP13045790A 1990-05-21 1990-05-21 熱交換器の伝熱管用板材の曲げ加工装置 Expired - Fee Related JP2826170B2 (ja)

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